2014年3月アーカイブ
今月から喇叭道中音栗毛の稽古が本格的にスタートしました。
今回、楽団鹿殺しということで、お芝居中、
私の身長と同じくらい大きいんですよ!
しかも大抵片手で持つので、
鹿殺しの稽古中は、必ず体のどこかがむくみまくってるから、
今回早くもそんな感じです。
弱音吐いたみたいになっちゃった!
いやいや、むくみになんて負けてられません!
来年、創立30周年を迎える演劇集団キャラメルボックス。
1985年の結成後から、一度も留まる事なく挑戦をしながら走り続けています。
そんな劇団が、今回史上初めて2本立てで上演するのが"アコースティックシアター ダブルフィーチャー"。
2月21日に大阪で開幕した舞台は、少しづつ練り上げられながら、いよいよツアー最終地・東京で初日の幕を開けます。
げきぴあでは、先に開幕した大阪公演の観劇レポートをお届けいたします。
★・・・・★・・・・★ 開幕レポート ★・・・・★・・・・★
派手な演出を抑え、登場人物の心情の揺れを繊細に描き出す、演劇集団キャラメルボックスの「アコースティックシアター」シリーズ。今回は初の回替わり上演で、『ヒトミ』『あなたがここにいればよかったのに』の2本立てでお届け。2月21日、大阪・サンケイホールブリーゼにてその幕を開けた。
『ヒトミ』は1995年に初演、2004年に再演されて好評を博した、劇団の代表作とも言える作品。交通事故で頸髄を損傷し、全身麻痺となったピアノ教師・ヒトミが、開発中の医療装置のモニターとなり、ふたたび動ける身体を取り戻そうとする姿が描かれる。
絶望と希望、期待と不安......。ヒトミが抱えるさまざまな想いが、胸が痛くなるほどに伝わってくる。そんな彼女が最後に踏み出す1歩、そして彼女を支える周囲の人たちの温かさに観客は涙。重いテーマでありながら、笑いを散りばめた絶妙なバランスで、テンポ良く展開していく。劇団員の熱演に加え、唐組・稲荷卓央の出演でステージにより厚みが増している。
キャラメルボックス『ヒトミ』 撮影:伊東和則
一方、『あなたがここにいればよかったのに』は、真柴あずき脚本・演出による新作で、男性が主人公。恋人のプロポーズを受けた翻訳家を目指す女性、日高まひろの前に、「未来が分かる」と言う見ず知らずの男性・天野大志が現れ、結婚をやめるように告げるという、タイムトラベルものだ。
「今日の読売朝刊にも、広告が載ってるよ~」とプロデューサーが...。
間もなく幕を開ける大阪公演を前に、光岡という看護士を演じる安倍なつみが作品の魅力を語った。