安倍なつみが大ヒット舞台で熱演!

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3月6日(木)より梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(大阪)で幕を開ける舞台「Paco~パコと魔法の絵本~from『ガマ王子vsザリガニ魔人』」。本作は2004年に初演され、2008年には映画化もされ大ヒットを記録。その後も再演を重ね、今回が再々演となる。とある病院を舞台に、パコという名前のひとりの少女と大貫という偏屈な老人の心温まる交流を中心に、ふたりを取り巻く人びとの姿を描いた本作。パコのために奇跡を起こそうと一丸となる大人たちの姿が笑いと涙を誘う感動作だ。 

間もなく幕を開ける大阪公演を前に、光岡という看護士を演じる安倍なつみが作品の魅力を語った。 
「ひとりひとりのキャラクターが引き立っていて、それぞれに見せ場があります。私の演じる男勝りな性格の光岡という人物も、人に対して諦めない強さ、熱さを持っている人です。稽古期間中は、台本と役に向き合い模索しながら役作りを進めました」と自身の役柄を語る安倍。ところが、原作者の後藤ひろひとから聞いた話では、「それほど光岡という役を掘り下げて書いたわけではなかった」という意外な答えが返ってきたそうだ。「それを聞いて"うそー!"って (笑)」(安倍)。 

だが、そうして役に向き合ってきた安倍の姿を東京公演で見た後藤は、自身のブログに"光岡の台詞が自分に突き刺さるように入り、涙が止まらなかった"と書いたという。そんな後藤とのやり取りを経て、「ありがたいお言葉をいただき、自分がやってきたことは間違いじゃなかったんだなと思いましたし、ちゃんと作品と向き合うと何かつながるものがあるんだなと感じた瞬間でした」と手ごたえを感じている。 

おとぎ話を彷彿させるタイトルだが、大人の心が"浄化"されるような優しい作風だ。様々な事情を抱えて生きる人間のバックグラウンドを丁寧に描き、強いメッセージも放っている。それこそが「初演以来、ヒットを重ねている理由では?」と分析する。 

最後に「こんな素敵な作品に声をかけていただき、光岡という役を演じさせていただけて幸せだと感じながら、舞台に立っています。(登場人物の)どのキャラクターにも感情移入ができ、"生の舞台ってこんなにいいんだな"と感じてもらえると思います。劇場でお芝居を観たことがない方をはじめ、ひとりでも多くの方に観に来ていただきたいです」と意気込んだ。 

「Paco~パコと魔法の絵本~from『ガマ王子vsザリガニ魔人』」は3月6日(木)から9日(日)まで梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(大阪)にて上演。その後、広島、愛知、福岡、福島でも公演。チケット発売中。

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