『レ・ミゼラブル』初日前日会見こぼれ話

●ヒラノの演劇徒然草●

4月8日、ミュージカル『レ・ミゼラブル』のプレビュー公演が開幕しました。
100周年の帝国劇場、やっぱり"東宝ミュージカル"の代表格のこの作品がないと! ですよね。
今回はその記念すべき年の上演というだけでなく、日本初演から続いていた"ロンドンオリジナル版演出"での上演が最後になるとのことで、ファンからの熱い視線が向けられています。

開幕に先立ち4月7日には、公開舞台稽古と出演者による会見も行われました。
会見に出席したのは、山口祐一郎、岡幸二郎、知念里奈、中山エミリ、森公美子、加藤清史郎の6名。
今回もニュース+αをげきぴあにてレポートいたします。
110407butai2.JPG

110407shugou.JPG

第5回:直前ってやつ

さあ本当にいよいよ。
いよいよ今週末16日からです。
「裸の女を持つ男」!!

稽古も佳境になってからの私の恒例行事として、
疲れが溜まって来たここぞという時にやるイベント、
一人焼肉ってやつがあります。

一人焼肉...やります?
やったことない方は一度やってみてください。
なかなか、いやかなりいいですよ。

目の前の肉が全て自分のものだという幸せ!
自分のペースで焼ける幸せ!

と言うのも、劇団で焼肉に行くと
まーわあわあうるさくしゃべってしゃべって、
食べてしゃべって食べてしゃべってで
焼肉食べたのにまー疲れたってなるんですよね。

いや、大勢で食べる楽しさも知ってるんですが、
一人で食べる良さも知ってる。

そもそも焼肉ってのは...

...あ、芝居のこと書かなきゃ(笑)。

ひたすら稽古してると
リフレッシュである食事とお風呂はどうしたって重要になって来るんですよねー。

そう!お風呂もね!だいじだいじ。
銭湯が好きでよく行くんですが、
お気に入りの銭湯の営業時間が短くなってしまって悲しいのなんの!
ちょっと飲みにでも行ったらもう間に合わな
...おい。
これただのお前の日記にするつもりか。
すみません。

芝居のことを、ね。

【演劇ニュース】

4月12日(火)に開幕する(4月8日にプレビュー公演が開幕)ミュージカル『レ・ミゼラブル』の公開稽古が、4月7日、東京・帝国劇場にて行われた。公開稽古前には会見が行われ、出演者たちが公演に対する思いを語った。

『レ・ミゼラブル』はヴィクトル・ユゴーの同名小説が原作で、日本では1987年に初演、24年もの長きにわたりコンスタントに上演され続けているミュージカルの金字塔。オリジナル演出での公演は今回で最後ということもあり、注目を集めている。作品は19世紀のフランスの動乱期を舞台に、苦しい生活を強いられる民衆や革命に燃える若者たちなどの姿を描いた群像劇。どん底の生活に耐えながらも、「夢見た明日はきっと来る」と信じて生きる人々の姿が多くの感動を呼んでいる。

会見には、マダム・テナルディエ役で出演する仙台出身の森公美子も出席。友人を今回の震災で亡くしたという彼女は、「この舞台を今やるのは重いな、と思ったのですが、(地元の)みんなが『バスが通ったから観にいくよ』と言ってくれて、やろう、と思いました。やっぱり私たちの仕事は、芝居を通してみなさんに元気を与えることなので、今この舞台で、この作品で何か力をあげられれば」と涙ながらに心のうちを語った。

    ミュージカル『レ・ミゼラブル』開幕
pb_20110408_lesmiserables.jpg

【演劇ニュース】

舞台『おもいのまま』の製作発表が4月7日、都内で行われ、主演の石田えりをはじめ、佐野史郎、音尾琢真、山中崇ら出演陣と、演出の飴屋法水が会見に出席した。作品は石田のアイデアをもとに、中島新が書き下ろした新作。演劇界、美術界と多方面で活躍する鬼才、飴屋法水が演出・美術・音楽デザインを担当する。

高級住宅街に住む、裕福な夫婦の家を訪れたふたりの雑誌記者。記者たちは、殺人事件の取材と称して家へ上がりこみ、室内を物色。夫妻のプライベートにも踏み込んで、やがて夫妻の秘密に迫っていく。夫妻役を演じるのは、今回が舞台初共演となる石田えりと佐野史郎。

「どうして自分の人生にこんなことが起こるんだろうか。そんなきつい状況の中で、残されたわずかな自由をどう受け止め、どう行動すべきなのかがテーマ」と語る石田えり。作品の企画発案者として、「脚本家も飴屋さんも佐野さんも、ひとりひとりに、ぜひお願いしたいと声をかけさせていただいた」と話しながら、才気あふれる個性派たちを前にして「一見すると、あんまり成功しないんじゃないか、という顔ぶれですけど」とジョークを飛ばす。それでも「ほんとに"この人がいい"と思った人だけでやっていくと、はたしてどうなるのかという興味があった。みなさんの力をいただいて、演劇の新たな可能性が開けるようなものができたら」と意気込みを語った。


   会見より。写真左から、山中崇、佐野史郎、飴屋法水、石田えり、音尾琢真
pc_20110408_omoi.jpg

第4回:ツクルオリジナル

クロムモリブデン
「裸の女を持つ男」
開幕まであと9日!

てなわけで、
昨日からクロムはシアタートラムのスタジオでの稽古が始まりました。

舞台セットを本番さながらに立て込んでの稽古。
ああ、いよいよ公演近いんだなあという気になって来ました。

しかし、
実を言うとここ一週間私ほとんどセリフをしゃべってません。

え?
稽古で出番がない?

いえいえ、みっちりやってます。
毎日ボロぞうさんです。
なんならみんなほとんどしゃべってません。

え?
まさかの無言劇?

いえいえ、みんな沢山しゃべります。しゃべり過ぎます。

ははーん。
まさか稽古やってない?

やってますやってます!
この時期稽古ないってどんな大胆スケジュールや!

では一体...?

げきぴあをご覧のみなさん、はじめまして!
演劇集団円制作部の宮本です!

さて、演劇集団円は今月15日(金)からステージ円で『カシオペアの丘で』を上演します。
原作をご存知の方もいらっしゃるとことでしょう。
そう、あの重松清さんのベストセラーを原作としております!

仲良し4人組が丘に登り、その丘を「カシオペアの丘」と名付ける。
さらにそこに遊園地を作ろうと約束。
時は流れて30年後、それぞれの想いを胸に大人になった彼らが再び丘へ...

かなり簡略化しましたが、こんなお話です。
再開と贖罪のストーリーです。

初日まで残すところ一週間とわずか。
頑張ります!


ウラ話は今度ゆっくり...


           撮影:宮内勝
en01.jpg


チケット情報はコチラ
詳細情報は円公式HPへ

第3回:おいしいクロムモリブデンの作り方

私、カミングアウトします。
前回のブログラストで「いよいよ核心に迫る!」なんて書いてましたが、
ノープランでした。
全くの。

核心ってなによ。

今、パソコンの前で無になってる自分がいます。

あ。
核心じゃなくて、核なら語れるよ。

クロムの核はなんと言っても作・演出の青木秀樹(47)でしょう。
青木の作品世界を表現する集団がクロムモリブデンですから。

クロムの特徴でひとつ挙げられるのは、
新作の脚本完成がに早いこと。
1ヶ月前や本番直前、はたまたどこまでも直前に脚本完成することも少なくない小劇場界で
いつも公演の3ヶ月~2ヶ月半には完成台本が配布されます。
それが22年。
旗揚げから22年間、3~2ヶ月半には完成してるんです。
22年再演なしの新作のみでそれをやってます。
そんな劇団、ちょっとないんじゃない?

第2回:裸の女は誰なのか。裸の女を持つ男は誰なのか。

こんにちは。
春らしくなって来ましたね。
森下亮です。

さて、第2回にしてもう公演初日まであと11日!
もう作品も完成近いのでなんだって話せます。

今回の作品、
「裸の女を持つ男」はどんな内容かと言いますと...

あ、皆さん今回の公演のチラシはどこかで見てもらったことはありますか?

だいぶインパクト強めの...
ちょっと電車の中などで見るのは人目はばかる...

これです。

crome01.jpg

だいぶインパクト強めでしょう?
ちょっと電車の中などで見るのは人目はばかるでしょう?

【演劇ニュース】

井ノ原快彦、TEAM NACSの音尾琢真、芦名星、作・演出の上田誠が4月4日、上演中の舞台『芝浦ブラウザー』の会見を東京グローブ座にて行った。

舞台は再開発中の芝浦。不動産会社の社員ふたり(井ノ原&音尾)が、高層ビルの狭間に住む芦名扮する"管理人さん"らの生活を覗き見るという変わった設定だ。ステージにはドールハウスよろしく、住まいの断面を見せるセットが組まれており、井ノ原によるとバラエティ番組でモニタリングするように「(私と音尾さんは)ひとつの物件を見ながらずっと解説していく」場面が多く、共演者と目と目を合わせたコミュニケーションが少なくて大変なのだとか。その状態で芝居をし続けると「気が抜けていくだけ」と漏らす音尾は「芦名さんとね、なかなか出会わないですからね!」と、共演者の芦名と接する機会がほとんどないことを強調する。芦名は芦名で生活を延々見せる役回りで「(セリフも)何気ない会話が多いじゃないですか。喜怒哀楽が日常生活のレベルなので、本当に一瞬気を抜くと芝居が進んでいる」と、演技の難しさを痛感している様子だった。

また先日、井ノ原がジャニーズ事務所の全タレント参加による東日本大震災支援プロジェクト「Marching J」の募金活動に参加したこともあり、震災復興支援についても話題が及んだ。「劇場のほうでも募金を募っておりますので、来ていただいた際にはご協力いただけたら。この募金だけではなくて、(支援は)少なくてもいいから長く続けること。そして忘れないことが大事」とコメントした。

作・演出の上田が「ホームドラマにはならないように、物件そのものの面白さを芝居としてどういう風にやるかということに腐心した」と語る『芝浦ブラウザー』。東京公演は4月19日(火)まで同劇場にて。4月22日(金)から24(日)までは大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。チケットはいずれも発売中。

    舞台『芝浦ブラウザー』 撮影:阿部章仁
pb_20110405_shibaura1.jpg


会見の画像をみる

【演劇ニュース】

寺島しのぶ、麻実れい、小泉今日子、渡辺えりら実力派女優7人による舞台『トップ・ガールズ』が、4月1日に東京・シアターコクーンにて開幕した。英国の女流劇作家キャリル・チャーチルが1982年に描いた本作は、キャリア・ウーマンの昇進パーティに歴史上の女性がお祝いに駆け付け、女の人生について語り倒すという仰天のシーンから始まる。アクの強い女性たちに人気女優たちがそれぞれ扮し、演出の鈴木裕美も楽しんで手がけた様子が、ステージからありありと伝わってきた。

人材派遣会社で女性専務に就任したマーリーン(寺島)の祝賀パーティに集まった錚々たる面々。ヴィクトリア朝時代の旅行家イザベラ・バード(麻実)。天皇の側室で後に尼となり日本中を旅した鎌倉時代の二条(小泉)。主婦を引き連れ悪魔と戦い、ブリューゲルの絵のモチーフとなったフリート(渡辺)。女でありながらローマ法王の座についたとされるヨハンナ(神野三鈴)。チョーサーやボッカチオにより物語に記された、夫に従順なグリゼルダ(鈴木杏)。彼女たちは、「人生終わったと思った時のこと」「好きな男の話」「女の成功と幸せについて」「子供ができちゃった時の話」と、下ネタも交えた女の"ぶっちゃけ話" に興じている。女性の生き方に物申したい面々のトークはとどまるところを知らないが、やがてフリートの見た地獄の話を機に場面が転換。昇進パーティでホステス役を務めていたマーリーンに焦点を絞り、彼女の仕事、プライベートを掘り下げていく。

<< 前の10件  378  379  380  381  382  383  384  385  386  387  388   >>
アーカイブ

カテゴリー

ジャンル

カレンダー

アーカイブ

劇団別ブログ記事

猫のホテル

文学座

モナカ興業

谷賢一(DULL-COLORED POP)

劇団青年座

劇団鹿殺し

 はえぎわ

柿喰う客

ONEOR8

M&Oplaysプロデュース

クロムモリブデン

演劇集団 円

劇団チャリT企画

 表現・さわやか

MONO

パラドックス定数

石原正一ショー

モダンスイマーズ

ベッド&メイキングス

ペンギンプルペイルパイルズ

動物電気

藤田記子(カムカムミニキーナ)

FUKAIPRODUCE羽衣

松居大悟

ろりえ

ハイバイ

ブルドッキングヘッドロック

山の手事情社

江本純子

庭劇団ペニノ

劇団四季

最近のブログ記事

演劇チケットぴあ
劇場別スケジュール
ステージぴあ
劇団 石塚朱莉