第4回:ツクルオリジナル
クロムモリブデン
「裸の女を持つ男」
開幕まであと9日!
てなわけで、
昨日からクロムはシアタートラムのスタジオでの稽古が始まりました。
舞台セットを本番さながらに立て込んでの稽古。
ああ、いよいよ公演近いんだなあという気になって来ました。
しかし、
実を言うとここ一週間私ほとんどセリフをしゃべってません。
え?
稽古で出番がない?
いえいえ、みっちりやってます。
毎日ボロぞうさんです。
なんならみんなほとんどしゃべってません。
え?
まさかの無言劇?
いえいえ、みんな沢山しゃべります。しゃべり過ぎます。
ははーん。
まさか稽古やってない?
やってますやってます!
この時期稽古ないってどんな大胆スケジュールや!
では一体...?
実はここ一週間は、セリフシーン以外のパフォーマンスシーンの稽古ばかりやってます。
クロムの芝居には毎回、
平たく言えばダンス?
いやダンスじゃない
ダンスとも言えないなんだかおかしなパフォーマンスが出て来ます。
ストーリー上に出て来るあるシーンを、
パフォーマンスで表すのですが、
これを作る作業がまあ骨が折れます。
可能性があり過ぎて。
今回で言うと、車を運転するパフォーマンスがあるのですが、
音楽に合わせて「当て振り」をするので、
シーン合計で言うととんでもない段取りが出て来ます。
何もないところから新たなパフォーマンスを作るのは
なかなかに大変ですが、
実はこの時間が一番楽しかったりします。
なんせ自分たちのオリジナルが出来る
新しい何かが生まれた瞬間の喜び!
芝居やってて良かったと思える瞬間です。
にしても、今回の「車を運転する」パフォーマンス、
なんせハンドル握って車を走らせて...というのが
どうしても幼稚に見える、
ダサく見える。
これをいかにオモシロカッコヨクするか。
これに尽きます。
ダサカッコイイという言葉もありますが、
ここにかわいさとスタイリッシュさをいかに乗せるか。
まあゴタクはよくって、
ひたすら動いてああでもないこうでもない
あの動きいいね悪いね
格好良いね悪いね
言ってるだけなんですけどね。
カタルシス感じるかどうか。
カタルシすのかカタルシさないのか。
今日の稽古が山場になりそうです。
写真は久保貫太郎。
トラムスタジオ入って俄然テンション上がってます。