東野圭吾の大ベストセラー『容疑者Xの献身』。
天才物理学者・湯川学がその知識を活かし、一見不可思議に思える事件のからくりを解いていく"ガリレオシリーズ"の中でも、特に人気の高い作品です。
今年はこの英語版が、ミステリー界のアカデミー賞と呼ばれる米国のエドガー賞最優秀長編賞にノミネートされたのも大きな話題となりました。
映画版も大ヒットしたこの作品を、キャラメルボックスが舞台化したのは2009年のこと。
原作者・東野圭吾も「初演を目にした時には、あの物語をこんなふうに芝居にできるのか、と驚いた」というその舞台は、原作に忠実でありながら演劇的面白さが際立つものでした。
その作品が、3年ぶりに再演されます。
5月某日、その稽古場に伺ってきました。