■『エリザベート』への道 2012 第21回■
『エリザベート』開幕がいよいよ近づいてきました。
本日は、開幕を控え、現在最終舞台稽古真っ最中のキャストの方々が囲み取材に応じてくれました。
登壇者は春野寿美礼さん、石丸幹二さん、高嶋政宏さん、岡田浩暉さん、平方元基さん、加藤清史郎さん。
5月9日の初日に出演されるキャスト6名です。
『エリザベート』開幕がいよいよ近づいてきました。
本日は、開幕を控え、現在最終舞台稽古真っ最中のキャストの方々が囲み取材に応じてくれました。
登壇者は春野寿美礼さん、石丸幹二さん、高嶋政宏さん、岡田浩暉さん、平方元基さん、加藤清史郎さん。
5月9日の初日に出演されるキャスト6名です。
エリザベート役初挑戦の春野寿美礼さんは
「初日にむかって突き進む覚悟です。気持ちよく初日を迎えたいと思っております」とまずはご挨拶。
トート役の石丸幹二さんは前回2010年公演に引き続いての出演。
「舞台稽古もいい調子できていますので、この勢いで初日に向かって走っていけたら」と自信をチラリ。
宝塚時代にトート役を演じていた春野さん、石丸さんのトートについて訊かれ「やはり宝塚は男役で、様式美をお見せする部分が必要で、生々しい香りがあまりないんですが、(石丸さんのトートは)そういう香りも漂ってくる感じで、ついつい引き寄せられてしまいます。本当に身を委ねてしまおうかな、って気になってしまいます(笑)。でもエリザベートは自分で自由を捜し求めていて、まだそちらにはいけないので...それとの戦いですね」と笑顔で話していました。
対する石丸さんは、かつてトートを演じた春野さんが側にいることについては「今はもう"エリザベートさん"として接していますので、演じている時は何とも思いませんが、稽古場で彼女も瀬奈さんも、すごく素敵なんですよ。普段の居方っていうんですか、そういうものから、トートはこうでなくてはならない、とかこっそり学んでました(笑)」とカミングアウト!?
エリザベート皇后暗殺犯ルキーニ役は、おなじみのこの方、高嶋政宏さん。東宝版初演からシングルキャストで演じ、すでに903回、ルキーニを演じています。
「(公演回数が)900回を超えているんですが、まだ発見がある。奥深い舞台だなと改めて感動しています。ホントに最初はもう大変で大変で、帝劇にくるのがイヤでしょうがなかったんですが(苦笑)。今じゃ(ルキーニ役が)もっともしっくりくる感じになっちゃって、恐ろしいですね」とこの日も軽妙な語り口で場を盛り上げていました。
岡田浩暉さんは、皇帝フランツ・ヨーゼフ役で初参加。
「僕も春野さんと同じで、初日に向かって突き進んでいるかんじですが、気持ちいい初日を迎えたいと思います」と爽やかにご挨拶。
皇太子ルドルフ役はトリプルキャストの3名全員がニューフェイス。初日は平方元基さんです。
平方さんは「初日を迎えるこの緊張感を忘れずに、千秋楽まで走り抜けたいと思います」と、言葉どおりちょっと緊張の面持ちで。
そのルドルフの少年期に、加藤清史郎君が参加するのも話題です。
「僕も初日が明後日で緊張しているのですが、とにかく楽しめたらいいなと思っています」。
清史郎君、「歌の稽古は今もしています」と話し、その点数は?との問いには「80...70点...。うーん頑張ります」と控えめながら、石丸さんからは「上手いですよー!」、高嶋さんからは「100点超えちゃってるから!」と絶賛を受けていました。
ちなみに広報の方によりますと、
青年ルドルフの大野拓朗さん、平方元基さん、古川雄大さんは、チラシビジュアルなどからもわかるように、髪の色がそれぞれ茶色、濃い茶色、金色と異なっているのですが、青年期を誰が演じるかによって、少年期のルドルフ君たちのカツラの色も変わるそうです。
細かい!
そのほか会見では、地方公演での楽しみを訊かれた高嶋さんが「僕ももう46歳ですからね、全精力をこの役に傾けないと5か月は乗り切れないんじゃないかと...。ずっとひとりでやっているんですけど、ずっとひとりでやってるから何が大変なのかよくわからなくなっちゃった」なんていうストイックな話や、
今回の公演期間中で1000回を迎えることについて「数じゃないですよね。たとえば東京公演だったら、東京以外の人がホテル代とか交通費とかかけて観に来てくれている。毎回毎回(が大切)です」というような真面目なお話も。
最後に春野さんが「わたし自身は初めてのエリザベート役で、毎日緊張感を持って一生懸命とりくむ、それで精一杯だったのですが、まわりの方が色々なことをアドバイスしてくださったり優しい言葉をかけてくださったりと、支えてくださいました。新しい方もオリジナルで最初からやってらっしゃる方も一緒になって作品を作り上げているという雰囲気が本当に素晴らしい稽古場でした。それぞれみなさん自分が演じる役に責任感を持ってやってらっしゃって、みんながこの作品のために、この役のためにという感じで、(カンパニーが)ひとつになってるような気がします」とカンパニーの魅力を語り、「今回もまた、様々な組み合わせがありまして、5か月間、『エリザベート』公演をさせていただきます。皆さまぜひ観にいらしてください」とアピールをしていました。
開幕まで、あと2日です!
おまけ:記者たちが待つ場所へキャスト一同が来る際、春野さんのドレスの裾を清史郎君が持ってあげていました。可愛い!
「初日にむかって突き進む覚悟です。気持ちよく初日を迎えたいと思っております」とまずはご挨拶。
トート役の石丸幹二さんは前回2010年公演に引き続いての出演。
「舞台稽古もいい調子できていますので、この勢いで初日に向かって走っていけたら」と自信をチラリ。
宝塚時代にトート役を演じていた春野さん、石丸さんのトートについて訊かれ「やはり宝塚は男役で、様式美をお見せする部分が必要で、生々しい香りがあまりないんですが、(石丸さんのトートは)そういう香りも漂ってくる感じで、ついつい引き寄せられてしまいます。本当に身を委ねてしまおうかな、って気になってしまいます(笑)。でもエリザベートは自分で自由を捜し求めていて、まだそちらにはいけないので...それとの戦いですね」と笑顔で話していました。
対する石丸さんは、かつてトートを演じた春野さんが側にいることについては「今はもう"エリザベートさん"として接していますので、演じている時は何とも思いませんが、稽古場で彼女も瀬奈さんも、すごく素敵なんですよ。普段の居方っていうんですか、そういうものから、トートはこうでなくてはならない、とかこっそり学んでました(笑)」とカミングアウト!?
エリザベート皇后暗殺犯ルキーニ役は、おなじみのこの方、高嶋政宏さん。東宝版初演からシングルキャストで演じ、すでに903回、ルキーニを演じています。
「(公演回数が)900回を超えているんですが、まだ発見がある。奥深い舞台だなと改めて感動しています。ホントに最初はもう大変で大変で、帝劇にくるのがイヤでしょうがなかったんですが(苦笑)。今じゃ(ルキーニ役が)もっともしっくりくる感じになっちゃって、恐ろしいですね」とこの日も軽妙な語り口で場を盛り上げていました。
岡田浩暉さんは、皇帝フランツ・ヨーゼフ役で初参加。
「僕も春野さんと同じで、初日に向かって突き進んでいるかんじですが、気持ちいい初日を迎えたいと思います」と爽やかにご挨拶。
皇太子ルドルフ役はトリプルキャストの3名全員がニューフェイス。初日は平方元基さんです。
平方さんは「初日を迎えるこの緊張感を忘れずに、千秋楽まで走り抜けたいと思います」と、言葉どおりちょっと緊張の面持ちで。
そのルドルフの少年期に、加藤清史郎君が参加するのも話題です。
「僕も初日が明後日で緊張しているのですが、とにかく楽しめたらいいなと思っています」。
清史郎君、「歌の稽古は今もしています」と話し、その点数は?との問いには「80...70点...。うーん頑張ります」と控えめながら、石丸さんからは「上手いですよー!」、高嶋さんからは「100点超えちゃってるから!」と絶賛を受けていました。
ちなみに広報の方によりますと、
青年ルドルフの大野拓朗さん、平方元基さん、古川雄大さんは、チラシビジュアルなどからもわかるように、髪の色がそれぞれ茶色、濃い茶色、金色と異なっているのですが、青年期を誰が演じるかによって、少年期のルドルフ君たちのカツラの色も変わるそうです。
細かい!
そのほか会見では、地方公演での楽しみを訊かれた高嶋さんが「僕ももう46歳ですからね、全精力をこの役に傾けないと5か月は乗り切れないんじゃないかと...。ずっとひとりでやっているんですけど、ずっとひとりでやってるから何が大変なのかよくわからなくなっちゃった」なんていうストイックな話や、
今回の公演期間中で1000回を迎えることについて「数じゃないですよね。たとえば東京公演だったら、東京以外の人がホテル代とか交通費とかかけて観に来てくれている。毎回毎回(が大切)です」というような真面目なお話も。
最後に春野さんが「わたし自身は初めてのエリザベート役で、毎日緊張感を持って一生懸命とりくむ、それで精一杯だったのですが、まわりの方が色々なことをアドバイスしてくださったり優しい言葉をかけてくださったりと、支えてくださいました。新しい方もオリジナルで最初からやってらっしゃる方も一緒になって作品を作り上げているという雰囲気が本当に素晴らしい稽古場でした。それぞれみなさん自分が演じる役に責任感を持ってやってらっしゃって、みんながこの作品のために、この役のためにという感じで、(カンパニーが)ひとつになってるような気がします」とカンパニーの魅力を語り、「今回もまた、様々な組み合わせがありまして、5か月間、『エリザベート』公演をさせていただきます。皆さまぜひ観にいらしてください」とアピールをしていました。
開幕まで、あと2日です!
おまけ:記者たちが待つ場所へキャスト一同が来る際、春野さんのドレスの裾を清史郎君が持ってあげていました。可愛い!