東京・新国立劇場演劇小劇場にて、 「負傷者16人-SIXTEEN WOUNDED-」が上演中だ。
日本未上演の本作は、2004年にニューヨーク、ブロードウェイで上演され、高い評価を受けた問題作。
物語はユダヤ人のパン職人と、偶然そこで働く事となったパレスチナ人青年との心の交流と別れを描いている。
人間同士の本質的な愛情とそれをもってしても越えられない歴史や憎しみを描きながら、人種や宗教の壁を超えた人と人との繋がり、人間にとって本当に大切なこととは何かを考えさせてくれる秀作。
米国の若き劇作家、エリアム・クライエムの戯曲を常田景子が翻訳、宮田慶子が演出を担当。
出演は井上芳雄、東風万智子、粟野史浩、あめくみちこ、益岡徹。
げきぴあでは、現在上演中の舞台写真をいち早くご紹介します!
井上さん、益岡さんらの熱演の様子が伝わってきます。
オランダ、アムステルダムの街で小さな店を営むパン職人ハンスのもとに、フーリガンに暴行を受け血だらけになった青年マフムードが飛び込んで来る。ハンスは気絶したマフムードを病院に入院させ、面倒をみる。