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■ミュージカル『CHESS』■


ABBAの魅惑の音楽を堪能!『CHESS』ミュージカル版開幕

ABBAのベニー・アンダーソンとビョルン・ウルヴァースが作曲を手掛けたミュージカル『CHESS』が9月27日、東京芸術劇場 プレイハウスで開幕した。過去2度にわたりコンサート形式で上演を重ね、日本でもじわじわと人気を獲得してきた作品のミュージカル版が、ついに本邦初登場。コンサート版にも出演していた安蘭けい、石井一孝、中川晃教に加え新たに田代万里生が初参加、歌唱力の高い実力派が揃い、充実の舞台を展開した。
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舞台は米ソ冷戦の時代に行われたチェスの選手権大会。チャンピオンの座を争うのは、アメリカ代表フレディ(中川)とソ連代表アナトリー(石井)。だがその戦いの裏では、国家の威信をかけ、KGB、CIAが暗躍し火花を散らしていた。そのさなか、フレディのセコンドであり恋人でもあるハンガリー出身のフローレンス(安蘭)は、次第にアナトリーと惹かれあい、アナトリーは亡命を決意するが......。

楽曲が何といってもキャッチー。ロックからクラシックまで多彩でまばゆい音楽の洪水が、日本ミュージカル界を代表する歌唱力を持つ俳優たちの歌声に乗り耳に押し寄せる幸福は、多くのファンを掴んだコンサート版と同様だ。メロディが複雑なのに麻薬のように耳に残るのは、さすが稀代のヒットメイカー、ABBAのなせる技。だが1曲ごとに熱狂の拍手が続いたコンサート版とは違い、今回のミュージカル版は、拍手を挟むのが憚られるほどどんどん物語に引き込まれていく。天才ゆえの奔放さと孤独を抱えるフレディ役の中川、国と自身の大切なものの間で苦悩するアナトリー役の石井が好対照の魅力。安蘭扮するフローレンスは、ハンガリー動乱で両親を亡くした過去がしっかりと描かれ、人物に厚みが増した。三角関係を織り成すこの男女のそれぞれの思いが、哀切でやりきれない。そして初参加の田代はチェスの競技を支配する審判・アービター役。ぶれない正しさを持つ厳しさを、うまくロックナンバーに乗せて聴かせる。クラシック出身の田代の今までにない表情も新鮮だ。

初日に先駆け26日には安蘭、石井、中川、田代による会見も。「チェスやABBAを好きな方にとても期待されている作品だと思います。プレッシャーを感じながらお稽古をしていましたが、素晴らしいものが出来たと自負していますので、期待して観に来てください」(安蘭)、「今回は戦争下の物語だということがコンサート版よりクローズアップされています。そういう状況下だと普段生まれない感情も生まれるのだと思う。観る方も、一緒に戦争下で時代に抗っているかのような思いを受け取ってもらえたら」(石井)、「ただ単純に甘い、ドラマチックなラブストーリーではない。お互い牽制し合っている国同士の人間が恋に落ち、葛藤が生まれ、アイデンティティを強く認識し、新しい未来を切り拓こうとする原動力が生まれる。言葉の表面だけではない美しさが新たに見えてきました」(中川)、「ミュージカル界にとっても、すごく斬新な位置にある作品。『CHESS』みたいなミュージカルは他に思いつきません」(田代)と、それぞれ思いを語った。

10月12日(月・祝)まで同劇場にて。その後10月19日(月)から25日(日)まで梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演される。



以上、チケットぴあニュースでもお知らせした内容ですが、げきぴあではもう少し詳しくレポートをお届けします!


 囲み取材レポート 


初日前日の9月26日には、ゲネプロが公開されるとともに、安蘭けい、石井一孝、中川晃教、田代万里生の4名が意気込みを語りました。
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――開幕を目前にした、現在の心境は。

安蘭「早く幕が開かないかなと、そればかりです。稽古中も、早く舞台に立って(全編)通したいと思っていました。お客様の反応を頂いて、そこから得るものがすごく多いので。私はハンガリー動乱で両親を亡くしたフローレンスを演じます。アメリカのチェスチャンピオンのセコンドという役どころなんですが、その後ソビエトのチャンピオンに出会って恋に落ちてしまう。今回ミュージカルではしっかり、アメリカの彼からソビエトの彼に心が移っていくさまが描かれています。自分でも日によって全然違う感情で心が動きますし、一番最後にフローレンスが「自分たちの生きている人生というのは所詮ゲームだ、私たちはチェスの駒でしかないんだ」ということを訴えるんですが、そこに至るまでのフローレンスの気持ちの動きが、日によって本当に全然違うんですよ。すごく愛に溢れていたり、怒りに溢れていたり。もしかしたら本番があいても色々な気持ちで動いてしまうかもしれないですが、自分に正直に、その時に生まれてくるフローレンスの感情を大切にしながらフローレンスを全うしたいです」

石井「(2度のコンサートバージョンを経て)3度目で、2012年の初演から3年。感無量で、やっとここまできたのかという感じです。最初から一緒にやっているとうこちゃん(安蘭)とアッキー(中川)と僕と、そして新しく素晴らしい才能、(田代)万里生君を迎えて、稽古場が燃えているんです。この燃えているさまを早く皆さんにお届けしたい。
演出の荻田浩一さんが、"ここはこうならなければいけない"、"ここでこういう気持ちにスイッチしなければいけない"ではなく、自分の沸いてくる感情を大事に、と言ってくれていて、泳がせてくれている。日によってもしかしたら変わるかもしれないところを、自由に感じてやろうかなと思っています。2012年から3度目ですが、今回一番クローズアップされているなと感じるのは、戦争下の話なんだなという部分。時代も動いている時ですから、普段なら生まれないかもしれないけれど、こういう時にこういう気持ちは生まれるんじゃないかなということをインスパイアされています。お客さんも一緒にチェスを戦ってるかのような、一緒に戦争下で時代に抗っているかのような思いで受け取ってくださったら嬉しいです」

中川「オケが入り、私たちが実際のセットの中で動きながら今、舞台で稽古して3日目。セットも照明も、コスチュームも、音楽までもが斬新なんですよ。この作品は1980年代に作られ、その当時はアメリカとソ連の冷戦時代であり、まさにその時代がモチーフになって生まれているこの作品を、今のこの2015年に上演するということにすごく意味を感じながら、舞台稽古をやらせてもらいました。きっと観に来るお客さんも何かを感じると思います。国家とか、自分の国とか、心の中にある存在とか、そういうものをこの作品の中で感じ、そして初日の幕が開いた瞬間にそれが手ごたえとなって返ってくることを今とても楽しみにしています。
ミュージカル版ならではの印象は、石井さんとまったく同じ気持ちです。あとこれはラブストーリーでもあるとも感じています。でもただ単純に甘い、ドラマチックなラブストーリーではない。冷戦時代の話ですが、お互い牽制し合っている国同士の人間が恋に落ちたら、その国の人間に例えば自分の大切な人が殺されてしまったら、殺した相手の国の人間を本当にどこまで愛せるのかという葛藤が生まれてきますし、それを乗り越えるエネルギーも生まれるし、アイデンティティを強く認識し、またて新しい未来を切り拓こうとする原動力が生まれる。感動的な、けして言葉の表面だけではない美しさが、コンサート版を経てミュージカル版として新たに見えてきたビジョンなのかなと感じています。そのひとつの駒になったり、フローレンスというひとりの女性を求めるひとりの男になったり...チェスのゲームと人間模様が上手く重なっていくところが、このミュージカルの最大の見所かな」

田代「稽古場での会見で「『CHESS』みたいなミュージカルが思いつかない」とお話したのですが、稽古を重ねるにつれ、ますますその思いが強くなりました。ミュージカル界にとっても、すごくこの作品は、斬新な位置にあると思います。それぞれの役どころや音楽的にも変わったものが多く、それぞれがそれぞれの仕事をしっかり全うする、スペシャリストが集まって、この作品が成り立っていくのかなと毎日稽古で思っていました。これを劇場でお客さんに観ていただいて、どんな風に受け取っていただけるのか、すごく楽しみにしています。演じるアービターは僕が今まで演じた役とはまったく正反対の役。数々の個性際立ったキャラクターに立ち向かっていくので、毎日必死です(笑)」

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梅田芸術劇場の10周年を祝い、宝塚の歴史を彩った歴代スターたちが集結!
『SUPER GIFT! ~from Takarazuka stars~』がまもなく開幕します。

9月12日(土)の開幕を目前に控えた11日、公開稽古が行われるとともに、出演する剣幸杜けあき安寿ミラ姿月あさと湖月わたる、演出の三木章雄が取材に応じ、見どころなどをアピールしました。
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元月組トップスター、剣幸さん
「私にとっては宝物のような宝塚での、思い出の作品を再現させていただけることを嬉しく思います。この(5人の)中で、私が一番宝塚を辞めてから違うことをさせていただいている時間が長いので、(男役に)戻るのに時間と労力がいるなぁと思いつつ、でもやっぱり、宝塚の素晴らしさを改めて感じながら、三木先生の楽しいショーをみんなと一緒に作っています。ぜひ、楽しみにしてください」とご挨拶。
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見どころは「見てのお楽しみ、ですが...下級生の皆さんも、すごく色々なダンスを踊り、歌も歌ってくれています。いま我々5人がここ(取材の場)にいますが、やっぱり宝塚って総合的なもの。全員がキラキラ光っているのが見どころです」と話しました。
剣さんは、トップコンビを組んでいた、こだま愛さんとの共演も見どころですね。
SuperGift04_11_8027.JPGSuperGift04_12_8024.JPG剣さんの言葉どおり、全員がキラキラしてます!
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早霧せいな率いる宝塚歌劇団雪組の東京公演『星逢一夜(ほしあいひとよ)』『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』が9月4日、東京宝塚劇場で開幕した。

このところ宝塚では月組の『1789』、宙組の『王家に捧ぐ歌』、そして雪組の次に上演される星組の『ガイズ&ドールズ』と1本モノが続く中、芝居とショーの2本立てという、宝塚王道の上演体系だ。前半の芝居『星逢一夜』は気鋭の演出家・上田久美子の大劇場デビュー作。しっかりとした作劇に定評のあるこの演出家が、期待に応えて繊細かつドラマチックな名作を生み出した。舞台は江戸時代の九州、三日月藩。藩主の子息・天野晴興は、身分なき娘・泉や源太たちと自然の中で友情を育み、星探しに明け暮れ育つ。だが遠い江戸で将軍吉宗に伺候することになり、そこで才覚をあらわしていった晴興の働きは、はからずも三日月の領民らの生活を圧迫していく...。晴興、泉、源太ら、それぞれが互いを思いやりながらも、どうしようもなく大きな流れに飲み込まれていくやるせなさ、切なさを、早霧せいな、咲妃みゆ、望海風斗ら雪組スターが情感豊かに演じ、悲しくも美しい物語を作り上げた。
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一方、後半のショー『La Esmeralda』は、息つく暇もないほどに激しく熱くスピーディなラテン・ショー。芝居とは一転し色合いも鮮やかに、雪組スターのはじける魅力が堪能できる。早霧&咲妃のトップコンビはもちろん、下級生にいたるまで見せ場があり、雪組の層の厚さも感じられた。静と動、バランスの良い2本立てで、宝塚の多面的な素晴らしさを味わうことができる雪組公演、必見だ。
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初日にさきがけ9月4日には、雪組トップスター早霧せいな、トップ娘役・咲妃みゆが取材に応じ、意気込みを語りました。

早霧せいな&咲妃みゆ 囲み取材

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宝塚歌劇星組の新トップコンビ、北翔海莉(ほくしょう・かいり)、妃海風(ひなみ・ふう)の大劇場お披露目公演、ブロードウェイ・ミュージカル『ガイズ&ドールズ』が8月21日、兵庫・宝塚大劇場で幕を開けた。本作は、宝塚歌劇では1984年に初演されたコメディ作品で、今回が3度目の上演となる。

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舞台は1948年頃のニューヨーク。プレイボーイを自認するギャンブラーのスカイは、仲間のネイサンから「指名した女を一晩で口説き落とせるか」という賭けを持ちかけられ、余裕たっぷりに賭けに乗る。しかしネイサンが指名したのはお堅いことで有名な救世軍の娘サラだった。スカイは教会へと出向き、言葉巧みにサラを口説きはじめるが...。

北翔は18年目でトップ就任を果たした確かなキャリアの持ち主。演技力、歌唱力、ダンス力、そのすべてにおいて安定感がある。本作で演じるスカイは、色気ある大人の男。芝居心にあふれ、どんな役も柔軟に演じきる北翔は、本作でもプレイボーイのスカイを余裕たっぷりに演じて魅せる。ギャンブラー仲間からも一目置かれる存在は、トップとして組を率いる北翔とも重なる部分がある。サラを演じる妃海は、真面目でお硬い部分と、スカイに口説かれて揺れ動く女の子らしさを緩急つけて表現。相反する立場にいるふたりが、ちょっとした"賭け"から思わぬ方向に展開していく恋愛模様が楽しい。

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また、ネイサンを演じる紅ゆずるは、チョイ悪でダンディな雰囲気の役作り。常にタバコをふかしながら、ギャンブルのことしか頭になく、礼真琴(れい・まこと)演じる婚約者でショーガールのアデレイドを14年間もほったらかしにしている。カッコつけながらもドジな一面や人情味があり、憎めない存在だ。そして男役ながら、これまでの作品でも何度か娘役を務めてきた礼は、今作のアデレイドでも存在感を発揮。持ち前の華やかさや、柔軟な表現力、歌唱力の高さが、ショーガール役に活かされている。これからの活躍がますます楽しみになってくる存在だ。さらに十輝(とき)いりすは大物のギャング、ビッグ・ジュール役。威圧感を出しながら、常にクマのぬいぐるみを持つというギャップで笑いを誘うなど、周りを固めるスターたちもそれぞれに個性を放っている。

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テンポの良い軽快な掛け合いやウィットに富んだセリフの数々で楽しませてくれる、大人のミュージカル・コメディ。北翔がトップとなり、より大人の雰囲気がプラスされた新生星組のスタートにピッタリの作品だ。

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兵庫・宝塚大劇場公演は9月28日(月)まで。また、10月16日(金) ~ 11月22日(日)まで、東京宝塚劇場にて上演される。東京公演のチケットは9月13日(日)より一般発売開始。

取材・文:黒石悦子

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成河深田恭子の主演で贈るミュージカル『100万回生きたねこ』がまもなく開幕します。

1977年の初版からロングセラーを重ねる、佐野洋子の同名絵本を原作にしたミュージカル。イスラエルの奇才、インバル・ピント&アブシャロム・ポラックが演出・振付・美術を務め2013年に上演、大好評を得た作品が、新キャストで2年半ぶりに再演されます。
深田恭子の初舞台作ということも話題。

初日を目前にした8月13日、フォトコールが行われ、作品の一部が報道陣に公開されました。
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【バックナンバー】

物語は、100万回生まれ変わり様々な飼い主に飼われながらも自分のことしか好きにならなかった"とらねこ"が、ある時彼に見向きもしない1匹の白いねこに出会い、初めて愛情を知る...というもの。

成河がとらねこを、
深田恭子が白いねこ と、女の子のふた役を演じます。
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氷点下の恐怖! 岡田将生&勝村政信が贈るホラー芝居

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岡田将生勝村政信が英国ホラー演劇の傑作に挑む話題作『ウーマン・イン・ブラック〈黒い服の女〉』が8月7日(金)に東京・PARCO劇場にて開幕する。開幕を目前に控えた6日、舞台稽古が報道陣に公開されるとともに、岡田と勝村が意気込みを語った。 
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中年の弁護士が、かつて体験した恐怖体験。それは顧客の遺産整理のために訪れた田舎町の屋敷で出会ったもの。今でもその影に悩まされる彼は、若い俳優を雇い、忌まわしき過去を"劇"の形で再現していくことで、その恐怖の呪縛から逃れようとするが......。ロンドンでは今年27年目を数えるロングランを続け、世界でも40余国で上演されている大ヒット作。劇中劇をたくみに利用した構造、照明や音響から直接肌に感じる恐怖に加え、何よりも観客の想像力によって恐怖が倍増されていく、演劇ならではのホラー作品だ。日本では1992年より上演を重ね、今回で7度目の上演。両役とも新キャストとなったが、若い俳優を演じる岡田の爽やかな素直さ、中年弁護士を演じるベテラン勝村の手練れた老獪さのコントラストが、物語の行く末を謎に満ちたものにし、ビビッドな恐怖を生み出した。 
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会見では、岡田が「今日(舞台稽古で本番用の)照明を全部当てて演じましたが、めちゃくちゃ怖かったです。(結末を)知っているのに怖い。知らなかったらもっと怖い」と語り、勝村も、客席での体感気温は「氷点下でしょうね! 地球全体が凍ってしまうという"全球凍結"に近い瞬間がある」と、そのホラーぶりをアピール。 

また舞台出演2作目で、ふたり芝居という難易度の高い作品に出演する岡田は「舞台での立ち方、しゃべり方、一から勝村さんが教えてくださった。色々なことを吸収して、この『ウーマン・イン・ブラック』で成長した姿を勝村さんに見てもらいたい。先輩の足をひっぱらないよう一生懸命くらいつきたい」と意気込み。その岡田を勝村は「将生君は過剰なことをせず、シンプルに色々な表現ができる人。僕ら年配者はどうしてもちょっとずつエンターテインメント寄りに作ってしまったりするので、僕としても勉強になった。...ご覧になってわかるように、身長も顔も、基本的に何も、言うことはないですよね...」と、高く評価している模様。そんな息のあったふたりが生み出す恐怖の物語で、この猛暑を少しひんやりさせてみては。 

公演は8月7日(金)から30日(日)まで同劇場にて。その後愛知、新潟、大阪でも上演される。チケットは発売中。


初日直前 囲み取材レポート


ひと足先に<チケットぴあニュース>にてお伝えした、『ウーマン・イン・ブラック〈黒い服の女〉』の開幕ニュースですが、げきぴあでは初日前日にあたる8月6日に行われた、岡田将生さんと勝村政信さんの囲み取材のレポートをもう少し詳しくお届けします!


――明日初日を迎えるにあたっての意気込みを。

岡田「先輩の足をひっぱらないよう一生懸命くらいついて、本番のこの一ヶ月を乗り越えたいなと思います。ふたり芝居で掛け合いも面白いですし、そこから来る恐怖もあるので、ぜひ劇場にきていただけたら嬉しいです」

勝村「この作品はロンドンでもいまだにロングランされていますし、日本でも長い期間上演されてきているもの。先輩たちの作り上げた素晴らしいものに、泥を塗らないようにしていきたい。ふたりでずっと夏を味わうことなく頑張ってきましたので、ぜひ劇場に足を運んでいただければと思います」
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宝塚歌劇雪組の新作『星逢一夜(ほしあいひとよ)』『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』が、7月17日、兵庫・宝塚大劇場にて開幕した。『星逢一夜』は、脚本・演出を手掛ける上田久美子の宝塚大劇場デビュー作。涙流さずには観られない、心の奥底に響く秀作に仕上がっている。

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時は江戸の中期、徳川吉宗の治世を背景に、身分の違う3人の生きる道を、それぞれの心情に寄り添いながら、繊細に描いた人間ドラマだ。男役トップスター・早霧せいな演じる九州の三日月藩藩主の次男・天野紀之介は、夜ごと城を抜け出しては星の観測に夢中になる奔放な少年。ある星逢(七夕)の夜、トップ娘役・咲妃みゆ演じる泉(せん)や、望海風斗演じる源太ら蛍村の子どもたちと出会い、身分を超えて友情を深めていく。

身分など気にせず、毎日一緒に星を見て目を輝かせていた子ども時代。しかし、名前を晴興(はるおき)と改め、江戸で徳川吉宗に仕えることになった紀之介は、泉への想いや故郷を思う気持ちを押し殺しながら生きるようになる。そして、厳しい年貢の取り立てに苦しめられる泉や源太ら、村の者たちとの溝は深まるばかり...。

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決して派手ではない落ち着いた舞台。だからこそ、しっかりとそれぞれの"心"を捉えた演出、そして、早霧、咲妃、望海らスターたちの演技で魅せる。早霧は、前作の『ルパン三世』で演じた弾けたキャラクターとは正反対の抑えた演技で、感情を隠しながらも、晴興の孤独や哀しみを表情や佇まいで表現する。また、晴興を想い続けながらも、源太と生きていくことを選ぶ泉の複雑な感情を、咲妃が情感豊かに表現して涙を誘う。さらに、望海演じる源太の優しさも、観客の心を揺さぶる。3人が心を苦しめながら選ぶ道に、客席からはすすり泣きの声。日本人の美しい心を繊細に表現できる面々がそろう、今の雪組だからこそ見せられる作品だろう。晴興と泉はその後どんな人生を送ったのか、観劇後にも余韻を残す物語となっている。

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第二幕のショーは、"エメラルド"をイメージしたラテン・ショーで、一幕とは一転して、夏らしい、とびきり熱いステージを展開。エメラルドグリーンの煌びやかなステージで、プロローグからアップテンポでスターたちが歌い継いでいく。他にも、ナイトクラブをイメージしたシーンや火祭りをモチーフにしたシーンなどが、ノンストップで繰り広げられる。雰囲気の異なる両作を通して、雪組の魅力をたっぷりと堪能してほしい。

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兵庫公演は8月17日(月)まで。また、9月4日(金)から10月11日(日)まで、東京宝塚劇場にて上演される。東京公演のチケットは8月2日(日)より一般発売開始。なお、チケットぴあでは一般発売に先駆けて、インターネット先行抽選(プレリザーブ)を7月28日(火)11時まで受付中。

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ミュージカル『SONG WRITERS』が7月20日、東京 シアタークリエにて開幕した。森雪之丞が脚本・作詞・音楽プロデュースをし、岸谷五朗が演出を手がける作品。「世界に通用する本格派・日本オリジナルのミュージカルを作りたい」という熱い思いでふたりが作り上げた本作は2013年に初演、大きな話題になった。この作品が屋良朝幸、中川晃教、島袋寛子、武田真治ら、初演と同じキャストにて待望の再演となる。

物語は、世界が驚愕するミュージカルを創ろうという夢を見る自信過剰な作詞家エディ(屋良)と、気弱な作曲家ピーター(中川)が主人公。その夢が実現へと近づく中、エディは現実と物語の境界線を越えてしまい、虚構の物語はいつしか現実の世界で巨大な犯罪組織への招待状へ...。


初日を目前にしたキャストが意気込みを語ったその様子をご紹介します!
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屋良朝幸(作詞家エディ・レイク役)
「前回よりさらにエネルギーが詰まった作品になりました。演じたり歌ったりする中で僕も感じるのですが、観にきてくれた皆さまも、何か時空を超えられる感覚があると思います。僕ら演者とお客さまとの境目がなくなる瞬間があるので、それを楽しみに来て欲しいです」

中川晃教(作曲家ピーターフォックス役)
「この舞台には夢を持った人たちがたくさん出てくるんです。きっと進路に悩んだり、何を目指せばいいんだろうと思ってる人たちも、日常の生活の中で、きらびやかな世界に触れたいと思っている人も、歌やダンスが好きな人も、エンターテインメントというものの生まれる瞬間にこの作品は立ち会える。そこが『SONG WRITERS』の一番の魅力なのかなと思います。お客さまも出演者なんです。そんな素敵な作品なのでぜひ劇場へ、足を運んでください」

島袋寛子(聴く者すべてを魅了する歌声の持ち主 マリー・ローレンス役)
「毎日、楽しいことだけじゃなく、悲しいこと、つらいこと、色々あると思うのですが、森雪之丞さん書かれた「この世に100の悲しみがあっても101個めの幸せを書き足せばいい」、このメッセージがたくさん詰まっています。何かしら受け取れるものがあると思うので、ぜひたくさんの皆さんに観ていただけたら嬉しいです」

武田真治(音楽出版社のディレクター ニック・クロフォード役)
この作品はエンターテインメントのすべてが凝縮されていると思います。笑いあり、涙あり、お色気あり、アクションあり、これぞミュージカルというダンスナンバーも入っているので絶対楽しめる。たくさんの方に足を運んでいただけたら」

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水夏希、凛々しくも切ない義経を熱演!

迫力のアクションで魅せ、"笑って、泣けて、考えさせられて、かっこいい"演劇を作り出している30-DELUXの最新作、『新版 義経千本桜』が7月16日、東京・サンシャイン劇場で開幕した。主演は元宝塚雪組トップスターの水夏希。
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源平合戦の時代を背景に、勝利大将でありながら兄頼朝に謀反を疑われ都落ちしていく源義経を軸に、壇ノ浦から逃れた平家の大将たちの姿、そして武士たちの戦いに巻き込まれた庶民たちの悲劇...と、歴史の「if」が描かれていく『義経千本桜』。その歌舞伎の三大狂言として知られる本作を、30-DELUX流に大胆にアレンジ。渡海屋銀平、いがみの権太、狐忠信といった人気のキャラクターたちのエピソードもしっかり描き、原作の要素を活かしながらも、オリジナリティもたっぷり加えた、切なく、面白く、そして熱い時代劇が誕生した。

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■音楽劇『ライムライト』vol.4■


石丸幹二が主演する音楽劇『ライムライト』が7月5日、東京・シアタークリエで開幕した。喜劇王・チャップリンの晩年の傑作映画を、世界で初めて舞台化する注目の作品だ。
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物語は落ちぶれた老芸人・カルヴェロと、若きバレリーナ・テリーの純愛を描くもの。もとが映画作品であることを意識してか、フィルムの回転する音で始まるこの舞台はしかし、"チャップリンの映画"という印象に縛られることなく、物語の本質を掘り下げることで、新たな『ライムライト』の世界を再構築した。たとえば、石丸扮するカルヴェロには、ちょび髭といったいかにもチャップリンなアイコンはない。だが逆に、その純化した物語の中にこそ、チャップリンの精神が浮き彫りになるようだ。それは人生の悲哀を見つめながらも、日々をけなげに生きる人間に深い愛情を注ぐ、優しいまなざしだ。登場人物たちが時に自分に言い聞かせ、時に相手を励ます言葉は美しくシンプルで、心を打たれる瞬間が何度も訪れる。
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音楽も美しい。何度もリフレインされる名曲『エターナリー』は、その都度、甘さや切なさを運んでくる。また、カルヴェロが最後の舞台で歌うナンバー『You are the Song』はとりわけ祈りのような崇高さで響く。もともとチャップリンの未発表作『The freak』のためのこの曲が効果的に活きた。さらにこれらチャップリンが作った音楽に加え、荻野清子が書き下ろしたナンバーが美しく溶け合い、作品世界を色づける。"音楽劇"という手法が物語に見事にマッチした。

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