ミュージカル・コメディ「パジャマゲーム」北翔海莉・新納慎也
北翔海莉、新納慎也などが出演者するミュージカル・コメディ「パジャマゲーム」が9月25日に日本青年館ホールで開幕した。
ミュージカル・コメディ「パジャマゲーム」は、リチャード・ビッセルのベストセラー小説「7セント半」を元に、7セント半の賃上げを望むパジャマ工場の労働者と雇用者の闘いと、若木工場長と組合員の恋をロマンチックに描いた作品。
1954年に初演。トニー賞最優秀作品賞などを受賞した名作であり、ボブ・フォッシーが初めて振付を手掛けた作品としても有名だ。
今回の演出は「タイタニック」や「グランドホテル」を手掛けたトム・サザーランド。
北翔海莉、新納慎也、大塚千弘、上口耕平、広瀬友祐、阿知波悟美、佐山陽規、栗原英雄など、日本ミュージカル界の実力派が出演する。
今年2月に行われた製作発表での歌唱披露の様子はこちら
稽古場公開での歌唱披露はこちら
本作の公開舞台稽古が行われ、報道向けに公開された。動画は華やかなミュージカルシーンを中心に抜粋したもの。【動画3分】
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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ)
開幕レポートの最近のブログ記事
ともだちのおとうと 舞台『宇宙船ドリーム号』勝地涼と笠原秀幸
勝地涼と笠原秀幸による新ユニット ともだちのおとうと の旗揚げ公演「宇宙船ドリーム号」が東京芸術劇場シアターウエストで開幕した。
ともだちのおとうとは、勝地涼と笠原秀幸が立ち上げた演劇ユニット。2人のかねてからの夢だった新ユニットで上演する舞台「宇宙船ドリーム号」は、彼らと同じく「夢」にたどり着こうとする男2人の物語だ。
本作の脚本・演出を手掛けるのは映画監督の石井裕也。演劇の脚本と演出を手掛けるのは今回が初めて。
本作の公開舞台稽古と、囲み取材が行われた。動画は囲み取材を中心に、一部本編映像を加えた。【動画2分】
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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ)
劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season風 捨之介を演じる松山ケンイチ
松山ケンイチ、向井理らが出演する劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season風が9月15日に開幕した。
《花》・《鳥》・《風》・《月》とキャストや演出を変えてロングラン上演されることが発表されている劇団☆新感線「髑髏城の七人」。
小栗旬主演の《花》、阿部サダヲ主演の《鳥》が終演し、9月15日から松山ケンイチ、向井理らが出演する《風》の上演が始まった。
《花》・《鳥》のバージョンでは主人公の「捨之介」と、宿敵「天魔王」は別の俳優が演じていたが、今回の《風》では松山ケンイチが「捨之介」と「天魔王」を一人二役で演じるということが発表されている。
さらに向井理、田中麗奈、橋本じゅん、山内圭哉、岸井ゆきの、生瀬勝久らが出演。これまでのバージョンとは一味違った髑髏城になるに違いない。
本作のプレスコールが行われ、報道向けに一部のシーンが公開された。動画はこれをまとめたもの。【動画1分】
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三遊亭円生を演じる大森博史と、古今亭志ん生を演じるラサール石井
こまつ座の舞台「円生と志ん生」が9月8日から新宿の紀伊国屋サザンシアターで上演される。
三遊亭円生と古今亭志ん生は、共に「昭和の名人」といわれる域まで芸を作り上げた噺家。
リズムとテンポで軽妙な芸を得意とする兄弟子の志ん生と心に沁みる人情話を得意とした円生。終戦直後・激動の満州で、命を懸けた2人の珍道を描いた、井上ひさしならではの評伝劇だ。
本作の囲み取材が行われ、演出の鵜山仁と、出演する大森博史、ラサール石井、大空ゆうひ、前田亜季、太田緑ロランス、池谷のぶえの6人が登壇した。動画は囲み取材の冒頭の挨拶を抜粋したもの。【動画4分】
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舞台「煉獄に笑う」 鈴木拡樹
鈴木拡樹・崎山つばさ・前島亜美らが出演する舞台「煉獄に笑う」がサンシャイン劇場で開幕した。
本作は大人気コミックス「煉獄に笑う」唐々煙著(マッグガーデン刊)を舞台化したもの。
脚本・演出は西田大輔。鈴木拡樹、崎山つばさ、前島亜美、中村誠治郎、浅田舞、吉野圭吾らが出演する。浅田舞はこれが女優初挑戦の舞台となる。
本作の公開舞台稽古がサンシャイン劇場で行われた。動画は冒頭の殺陣シーンを中心に抜粋したもの。全編にわたって行われるアクションシーンのほんの一部をご覧ください。【動画1分】
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舞台「幽劇」橘ケンチ(EXILE)
橘ケンチ(EXILE)と、味方良介、多和田秀弥、荒木宏文など人気若手俳優が出演する舞台「幽劇」が8月17日、日本青年館ホールで開幕した。
本作は幽霊の常識を覆す、とびきり明るくてワルなゴーストギャングたちがあの世とこの世の両方で大暴れする痛快スタイリッシュ"ゴースト"ギャングエンターテイメント。それぞれの「後悔」をテーマに、死を超えた繋がりを描く。
出演はEXILEの橘ケンチに加え、味方良介、多和田秀弥、高橋健介、伊万里 有、荒木宏文などの若手人気俳優たち。
作・演出は久米伸明(東京クリエイティブ連合)が手掛ける。
本作の公開舞台稽古が行われ、一部が公開された。
動画は激しいアクションシーンを中心に抜粋したもの。【動画1分】
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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ)
8月1日に初日の幕が上がった大竹しのぶ主演のミュージカル「にんじん」。前日にはゲネプロ、囲み取材が行なわれ、出演者が登壇した。 自身が22歳で演じた役を、60歳となる今、また演じることとなる大竹しのぶ。個性豊かな豪華出演陣がそろい、また演出は大竹しのぶが信頼を寄せる栗山民也が務める。今作は世界中で愛されているジュール・ルナールの児童文学「にんじん」を原作にしたミュージカル。フランスの片田舎を舞台に、"にんじん"と呼ばれる真っ赤な髪の少年を取り巻く家族の物語は1979年8月に日生劇場で大竹しのぶ主演で初演された。そして今年還暦を迎える大竹が、「もしこれまでに演じた役でもう一度演じるなら?」と聞かれ希望したのがこの"にんじん"だ。
■ミュージカル『ビューティフル』特別連載 vol.5■
【公演レポート】
ミュージカル『ビューティフル』が7月26日に東京・帝国劇場で開幕した。『You've Got a Friend』『A Natural Woman』といった名曲を数々送り出したアメリカのシンガー・ソングライター、キャロル・キングの半生を、彼女自身の曲を使って描きだすミュージカル。トニー賞、グラミー賞、オリヴィエ賞などを世界各国の名だたる賞を受賞した作品の、日本初演だ。主人公キャロル・キング役は、水樹奈々&平原綾香がWキャストで務める。さっそく両バージョンを観劇した。
△水樹奈々
△平原綾香
多くのスターたちに楽曲を提供し『Will You Love Me Tomorrow?』『The Locomotion』などのヒット曲を作曲、さらに自身のアルバム『つづれおり』は2500万枚の売上げを記録したキャロル・キング。本作は、60~70年代にアメリカのみならず世界でヒットした彼女の楽曲が散りばめられた、いわゆる"ジュークボックス・ミュージカル"だ。ミュージカルファンのみならず、キャロル自身のファンも、懐かしい名曲目白押しのステージを楽しめるに違いない。
......と書き出したものの、正直なところを言えば、筆者は「キャロル・キング」をほとんど知らない。かろうじて2・3曲、なんとなく聴き覚えがある程度である。なので、「あの曲がこのシーンで!」といった、ジュークボックス・ミュージカルならではの楽しみ方は残念ながら出来なかったのだが、しかし、それが何の問題があろうかと思えるほど、ミュージカルとして極上の作品だ。キャロル・キングの生き様はドラマチックでありながらも、観る者の背中をも押してくれるような優しい力強さに満ち、その物語を彩る楽曲は、世界の多くの人に愛されたという事実が納得できるキャッチーさ。ブロードウェイ仕込みのオシャレで洗練された舞台美術・演出も観ていて楽しく、何よりも、英語圏以外では初めて上演されるというこの日本版キャスト陣が、素晴らしい歌唱と演技で魅せている。
ミュージカル「にんじん」大竹しのぶ
大竹しのぶが38年ぶりに同役に挑むミュージカル「にんじん」が8月1日から開幕。
ジュール・ルナール原作の「にんじん」はフランスの片田舎を舞台に、にんじんのような真っ赤な髪、そばかすだらけの顔をした少年「にんじん」と、その家族を描いた物語。
日本では1979年に大竹しのぶ主演で舞台化された本作が、38年の時を経て新橋演舞場に帰ってくる。
主人公の『にんじん』を演じるのは初演と同じく大竹しのぶ。にんじんの兄役に中山優馬、姉役に秋元才加。さらに中山義紘、真琴つばさ、今井清隆、宇梶剛士、キムラ緑子が出演する。
本作の公開舞台稽古が行われた。動画ははこちらをダイジェストにしたもの。【動画1分】
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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ)
■ミュージカル『ビューティフル』特別連載 vol.4■
数々の名曲を生み出しているアメリカのシンガーソングライター、キャロル・キングの半生を描いたミュージカル『ビューティフル』、いよいよ本日7月26日に初日の幕を開けます!
2013年にブロードウェイで開幕、翌年にはトニー賞主演女優賞などを受賞した大人気ミュージカル。
日本初演となる今回、主人公であるキャロル・キングに扮するのは水樹奈々&平原綾香のふたり。
7月24日、そのふたりのキャロルに加え、中川晃教、伊礼彼方、ソニン、武田真治、剣 幸の7名が出席し、初日前の意気込みを語りました。
△キャロルのふたりは、キャロル・キング、カーネギーホールコンサート時の衣裳!
――初日を前にした現在の心境は。
水樹奈々(キャロル・キング役)
「ついにこの日がやってきたなと、緊張と興奮と色々な思いで、テンションが上がりまくっている状態です。私は人生初のミュージカル出演で、この初日が初舞台。初めてだからこそ出せる思い切りの良さ、勢いで、全力投球でとにかく自分を信じて頑張りたいです」
平原綾香(キャロル・キング役)
「ついに帝国劇場生活が始まります。ワクワクし、すごく興奮しています。この帝国劇場に入ったときに圧倒されて、いい意味での"何か"がいるなという感覚でした。ファントムみたいな、劇場の神様がいる感じ。まだお会いはしていないのですが(笑)、そういうパワーを感じるすごく素晴らしいステージです。そのパワーを感じながらお稽古をしています。慣れないことばかりですが、信頼のおける最高の仲間と一緒にいま頑張っていますので、この夏しっかりと、いい歌とお芝居をお届けしようと思っています。ぜひ皆さん観に来てください」
中川晃教(バリー・マン役)
「この作品の中でキャロル・キングが生み出した名曲たちをたくさん聴けるのですが、僕の演じる作曲家のバリー・マンと、未来の妻になるシンシア・ワイルのふたりが生み出していった名曲たちも、この物語の中にたくさん溢れています。音楽、音楽、音楽......、これがミュージカルのひとつの醍醐味ですが、一方でこの物語は、作詞・作曲家といったクリエイターたちの、音楽が生まれるまでの苦悩の物語も描かれています。その両面をはやくお客さまに感じていただきたいです」
伊礼彼方(ジェリー・ゴフィン役)
「僕はふたりのキャロルと対峙している時間が長く、本当にふたりがまるで全然違うキャロルで、彼女たちが抱えている興奮・高揚に僕も鼓舞されて、激しく脈打っています。......僕は帝国劇場では実働20分までしか立ったことがないので、ふたりのおかげで初めて20分以上、帝国劇場のステージに立たせていただきます(笑)。(「計ったの?ちなみに何て作品?」という武田さんの質問に答えて)えー、計ったことあります。『エリザベート』(ルドルフ役)と、『王家の紋章』(ライアン役)では、20分くらいの出番でした(笑)。ですので今回、意気込んでいます!」