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是近敦之企画 舞台「幕ヲ引カセヌハ紫煙二燻ル己ノ聖痕」是近敦之・森公平

本格アクション舞台『是近敦之企画』 幕ヲ引カセヌハ紫煙二燻ル己ノ聖痕が、6月14日から神保町花月で上演される。是近敦之・森公平にインタビュー取材した。

本作・幕ヲ引カセヌハ紫煙二燻ル己ノ聖痕(読み:まくをひかせぬは しえんにくゆる おのれのせいこん)は、歌舞伎「三人吉三」を元にした任侠もの。
三人吉三さながらにテラ、オジョウ、ボンの3人が登場。華やかな大衆演劇と、その裏に隠されたものを巡って争いが起こっていくというのが大きなストーリーだ。

本格的なアクションが登場すると話題のこの舞台。本作を企画し、俳優としても出演する是近敦之と、出演の森公平にインタビュー取材した。【動画2分】

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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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goon_05.jpg 日本総合悲劇協会「業音」松尾スズキ、平岩紙

日本総合悲劇協会「業音」が15年ぶりに再演される。作・演出の松尾スズキと、主演の平岩紙にインタビュー取材した。

「業音」は、松尾スズキが作・演出をするプロデュース公演「日本総合悲劇協会」の3作目として2002年に初演。
荻野目慶子を主演女優として迎え、人間の業や執念、情念を描き、現代の日本人の生々しい感情をさらけ出した人物造形が大きな話題となった作品だ。

今回、主演女優を務めるのは大人計画の平岩紙。
なぜ、15年経った今再演するのか?
平岩紙の主役起用の理由などについて松尾スズキ、平岩紙にインタビュー取材した。【動画4分】


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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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言わずと知れた演歌界のプリンス、氷川きよしさん。2003年に初座長公演の舞台に立って以来、2011年から始まった明治座座長公演『氷川きよし特別公演』でも、「銭形平次」「め組の辰五郎」といった時代劇の名作を上演して、歌い手のみならず、役者としての才能も見せつけてきました。今年の明治座で演じるのは「ねずみ小僧」。昼は職人、夜になると義賊・ねずみ小僧に変身して江戸の町を駆け回るというあの有名な物語にどう挑むのか。氷川さんに意気込みを伺ってきました。

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──稽古が始まりました。今、どんな手応えを感じておられますか。
「次郎吉でいるときと、ねずみ小僧になったときと、今回は二役を演じなければならない感じなので、二面性を上手く表現できればと思っているんですけど、その切り替えにまだ悩んでいるところです。というのも、脚本・演出の市川正先生の書いてくださった次郎吉が、普段ぼんやりしている人で、とくにきれいなものを見るとぼーっとしてしまうっていうところがあるので、あまりやりすぎたら、子供みたいになっちゃうなと思ったりしていて(笑)。今のところは、次郎吉のときは台詞のテンポをゆっくりにして、ねずみ小僧のときはパキパキっと早口で話すのがいいかなとか考えてるんです。ねずみ小僧と言えば、颯爽と走るというイメージがありますから」

──アクションもたっぷりありますね。
「殺陣の稽古はこれからですけど、これまでやってきた時代劇の立ち回りと違って刀を使わないようなので、どんな感じになるんだろうと楽しみにしています。たぶん、今まででいちばん身体を動かすことになるので大変だとは思いますし、基本、身体を動かすのは苦手だったんですけど(笑)。30代に入ってから健康のためにジョギングや水泳はやっているので、頑張りたいなと思っています」

──「ねずみ小僧」は昔からいろんな方が演じてこられてきた演目です。どこに魅力があると感じておられますか。
「正義の味方であるっていう部分が僕は好きですね。盗みはよくないことですけど、悪い人たちのお金を困ってる人たちに配るという心意気とか、弱者にやさしいというところは、やっぱり魅力ですよね」

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──中でも"氷川版"はどんなねずみ小僧になりそうでしょうか。

「今回の脚本は市川先生のお人柄が出ていてすごく"誠実"なイメージがあるんです。だから、次郎吉もねずみ小僧も、いろんな人から慕われかわいがられている感じがするんですね。愛されキャラといいますか。僕自身、親分肌でみんなを引っ張っていくよりは、かわいがっていただくほうが好きなので(笑)、自分には合ってるのかなと思います」

──座長としてもかわいがられる存在ですか。
「そうでありたいです(笑)。やっぱり周りは僕よりもずっと長くやってらっしゃる先輩の方々ばかりですから、勉強させてもらいたいなといつも思っています。たとえば前回も今回もご一緒する曾我廼家寛太郎師匠からは、笑わせるっていうことを学ばせてもらっていますし、やるんだったら中途半端はイヤなので、今回も面白くするところは徹底的に面白く演じられたらなと思っています」

──第二部のコンサートも、明治座ならではの演出があったりするのでしょうか。
「新しいアルバムの曲を中心に歌わせてもらうんですけど、若手の役者さん方に手伝っていただこうかなとかいろいろ考えています。芝居もコンサートも、ステージと客席が一体となって、『いい舞台だったね』と言われるように、努力していきたいと思います」

取材・文:大内弓子

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元宝塚歌劇団星組トップスター北翔海莉が主演し、『グランドホテル』『タイタニック』も評判となったイギリスの鬼才 トム・サザーランドが演出する注目のミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』

物語は、7セント半の賃上げを望むパジャマ工場の労働者と雇用者の闘い、そしてその中の恋をコミカルに描くもの。
耳なじみの良いオシャレな音楽、素敵なダンスシーンも満載の楽しい作品です!

キャストも北翔さんのほか、新納慎也、大塚千弘、上口耕平、広瀬友祐、栗原英雄といった実力派が揃いました。

先日は、北翔海莉さんとトム・サザーランドさんのインタビューを掲載しましたが、今回はプレッツ役の上口耕平さん、チャーリー役の広瀬友祐さんに作品についてお話を伺ってきました!

上口耕平&広瀬友祐 ロングインタビュー

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プレッツとチャーリー、一体どんな役どころ?


―― ミュージカル界でいま勢いのあるおふたりですね! おふたりは...

上口広瀬「初共演です!」

上口「客席からはよく拝見していて、『1789-バスティーユの恋人たち-』(2016年)の時に改めてしっかりご挨拶させていただきました。フェルゼン、すごく良かったです!」

広瀬「いやいやいや...、ありがとうございます。僕もよく上口さんの舞台を観させて頂いています。先ほど、僕ら同い年ということを知ったんです」

上口「敬語からタメ語になる過程を、これから楽しもうと思っています(笑)。初共演の"あるある"ですよね」

広瀬「ぴあさんの取材の時は敬語だったね、みたいな(笑)」

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ここ数年、話題の舞台にこの男あり!

そんな言葉が決して大げさではない。注目の舞台へ次々と出演し、めざましい活躍を見せる成河

 

昨年末から今年1月にかけては『わたしは真悟』で自我に目覚めた産業用ロボット・真悟を体現したかと思えば、3月より上演中の劇団☆新感線の『髑髏城の七人』 Season花では、"悪の華"とも言える天魔王を凄まじいまでの存在感をもって熱演し、称賛を浴びています。 

 

そんな成河さんが「僕にとって、この15年ほどやってきたことの"総決算"になる」と並々ならぬ覚悟で臨むのが野村萬斎の演出による舞台『子午線の祀り』です。

 

「平家物語」を題材に、歴史に名高い源平の合戦を描いた木下順二の傑作戯曲が、萬斎さんの下で新たな物語として生まれ変わります。成河さんが演じるのは、過去に萬斎さんの父・野村万作さんや市川右近さん(現:市川右團次)ら演じてきた源義経。「いまは恐怖のどん底にいますよ」──そう苦笑しつつも、新たな挑戦を前に目を輝かせる成河さんに話を伺いました。

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『You've got a friend』、『A Natural Woman』etc...。
数々の名曲を生み出しているアメリカのシンガーソングライター、キャロル・キングの半生を描いた ミュージカル『ビューティフル』

2013年にブロードウェイで開幕、翌年にはトニー賞主演女優賞などを受賞した大人気ミュージカルが、このたび日本初演されます。

作中で、キャロル・キング(水樹奈々/平原綾香のWキャスト)の友人であり、同時代を彩ったライバルである作曲家バリー・マンを演じるのが、ミュージカル界が誇るスーパースター、 中川晃教さん!

昨年主演した『ジャージー・ボーイズ』は、第24回読売演劇大賞最優秀男優賞をはじめ、数々の賞を受賞したのも記憶に新しいですね。

中川さんに、作品について、役柄についてお伺いしてきました。

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◆ 中川晃教 INTERVIEW ◆


――『ビューティフル』は、アメリカのシンガーソングライター、キャロル・キングの半生を、彼女自身の音楽で綴っていくミュージカルです。

「〈ジュークボックス・ミュージカル〉と呼ばれるタイプですね。物語をギュっと濃密に凝縮してお客さまに見せていきながら、ヒットチャートに上り詰めた、あふれんばかりの音楽たちが鮮やかにその時代を彩っていく。それがお客さまの心に伝わることで、どこかコンサート、ミュージカル、お芝居という要素が合体する。まさしくエンタテインメント、と呼べるような、エネルギーがある作品なんだろうな...と思っています。僕が昨年やった『ジャージー・ボーイズ』にも共通するところがありますよね!」


―― スタイルはもちろんですが、どのあたりに『ジャージー・ボーイズ』との共通項を感じますか?

「近年、ブロードウェイから全米にツアーに出て、そして日本にやってくる招聘ミュージカル、『ジャージー・ボーイズ』や『ドリームガールズ』といった作品を観て思うのですが、カーテンコールではオールスタンディングになって、その音楽を楽しんで...という時間すらも演出されている。最高に楽しんで劇場を去っていく、今回もその系統じゃないかな。例えばひと昔のミュージカルって、すごく着飾って正装して劇場に足を運ぶ楽しみ方がありましたが、それとは違う、今の時代の楽しみ方ができるミュージカルだと思います」

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―― そして中川さんが演じるのが、バリー・マン。キャロルと同時期にヒット曲を多く生み出した作曲家。実在の方ですね。

「はい、まだご存命です。パートナーであるシンシア・ワイルさんもお元気だって、シンシア役のソニンちゃんから聞きました」

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ミュージカル『王家の紋章』再演が、昨年の初演を経て、現在好評上演中です。

約半年という異例のスピードでの再演にもかかわらず、大きなところから細部に至るまでブラッシュアップされた、新たな『王家の紋章』になっており、キャスト陣も日々熱演中!


5月7日に千秋楽を迎えた東京公演に続き、5月13日(土)には大阪公演が開幕します。


再演版のみどころやディープな裏話を、ともに「王族(=原作漫画のファン)」でもあるメンフィス役・浦井健治さん、キャロル役・新妻聖子さんに伺いました。

東京公演終盤の某日行われた、公演直後のアツい対談をご堪能ください!

浦井健治 & 新妻聖子
ロングインタビュー

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●再演で、どこが変わった?


―― メンフィスとキャロルのおふたりに揃ってご登場頂いて光栄です!

新妻「(浦井さんに)いやー、なんか、久しぶりだねえ!?」

浦井「いやいや、今、一緒に舞台に立ってたでしょ!」

新妻「そうなんだけど!"健ちゃん"と会うのは久しぶりな感じだよ!」

浦井「あぁ、それね。しかも、この間廊下で「メンフィス~!」って言ってたよね」

新妻「そうそう、私、自分の昼公演が終わったあと、しばらく用事があって楽屋にいたんです。それで廊下で夜公演に出ていくメンフィスと素の状態ですれ違ったら「メンフィスだー!!」って思ったんですよね」


―― ご自分がキャロルじゃない状態で。

新妻「自分がキャロルでいる時は平気なのに。「あー!メンフィスだ!」って...」

浦井「言った、言った。あなたキャロルでしょ、何を考えてるの!? って思ったよ」

新妻「もう、「ひゃあ!」ってなっちゃって。マイケル・ジャクソンに会った、みたいな感覚よ。だから冷静に見ると健ちゃん、相当メンフィスですよね」

浦井「わははは(笑)!」


―― さっそく、仲の良さが滲み出ておりますが...。現在『王家の紋章』再演を好評上演中です。昨年8月の初演を経て、半年ちょっとのはやさでの再演となりましたね。

浦井「稽古最初から全ステージングが変わっていくし、間に合わないんじゃないかと思うくらいだったんです。でも聖ちゃんと、稽古場で "メンフィス&キャロルはこうだ"というようなことを、どんどん提示していったの。これがすごく有意義な時間になって、今僕は「この人に一生ついていこう」ってくらいになってます(笑)」

新妻「あっはっは(笑)。ついてこーい!」

浦井「エジプト統一しちゃってください(笑)! ...いやもう、ほんと頼もしかった。でも愛らしいし、最高だよね」

新妻「ありがとうございます。私は今回、"芝居の稽古"の時間があったことがすごく楽しくて。初演はゼロから立ち上げる作業なので、例えるならばみんなが大工さんで、家の枠組みを全員がトンカチを持ってひとつずつ釘を打って作り上げた、って感じなんです。今回はもう、枠組みは作って頂いていたので、家のインテリア選び、内装から始められた」

浦井「そうそう」

新妻「内装というのはつまり、役の中身。心を作る作業に1ヵ月かけられた手応えがあります。それが今回の公演の充実に繋がってるんじゃないかな」


―― とはいえ、初演からこんなに変わると想像してました?

浦井「演出の荻田(浩一)さんはじめ、みんなの中に「変えたい」という思いがあったんだよね」

新妻「でも私は、むしろもっと変わると思ってました」


――本当ですか?

浦井「結構違いますよね? ...そうだよ! 全部違うじゃん!」


―― と、思います。新曲の追加やシーンのカットとかもありますが、やっぱりセットがずいぶん変わったので受ける印象が違いますし、皆さんの動線もずいぶん変わったなと。

新妻「それは荻田さんのメスの入れ方が上手いんですよね。やってる側としては実はそんなに変わった感覚がないんです。お客さまの第一印象は、セットが変わった! というのが多いみたいですね。今日も観に来てくださった方がそれを話していました。中にいると私、本当に気付いていないんですけど(笑)」

浦井「えー!? もう東京公演終わるから、そろそろわかって(笑)」

新妻「(笑)。どこが変わったの?」


―― なんというか、"石"感が出ました。古代エジプトの石の宮殿感が。高低のバリエーションもついて。

浦井「古代感ね!」

新妻「そうなんだ~!いやほんと、気付いてなくて」

浦井「この太陽のように天真爛漫な聖ちゃんが、どーんと居てくれる、それがメンフィスとしてどれだけ心強いか!...って、ことです(笑)!」
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5月8日に東京・日生劇場にてミュージカル『グレート・ギャツビー』 が開幕しました。

原作はアメリカ現代文学を代表するF・スコット・フィッツジェラルドの名作小説。

これをを1991年に宝塚歌劇団雪組でミュージカル化、その高評価が現代の活躍にも繋がっている演出家・小池修一郎が、井上芳雄を主演に据え、新作として創出する意欲作です。


★公演の模様はコチラで→ 開幕レポート


初日公演には、小池修一郎版『グレート・ギャツビー』のオリジナル版とも呼べる、1991年に宝塚歌劇団雪組公演『華麗なるギャツビー』で主演・ギャツビーを演じた杜けあきさん、デイジーを演じた鮎ゆうきさんもご来場!

井上芳雄さん曰く"レジェンド"のおふたりが、終演後、舞台裏でキャストと交流をはかりました。


▽ 左から、杜けあきさん、ギャツビー役:井上芳雄さん、デイジー役:夢咲ねねさん、鮎ゆうきさんgatsby2017_04_01_9914.JPG


杜さんと鮎さんのおふたりに2017年版『グレート・ギャツビー』の感想を伺いました。





―― 2017年版『グレート・ギャツビー』をご覧になった感想を。

「素晴らしかったです。1幕は、自分たちがやった台詞も多く、懐かしく拝見していたのですが、2幕は私たちのものより大人の世界を表現されていて、まったくの新作のようで、とても新鮮に拝見しました」

「ギャツビーの世界は独特の世界観があります。衣裳や音楽含め、媚薬のような毒気もあり、この世界に気持ちよく酔わせていただきました」gatsby2017_04_02_0572.JPG

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2.5次元舞台からシェイクスピアまで幅広く活躍中の平野 良×元宝塚の帆風成海×人気お笑いコンビ・エレキコミックの今立 進、演出は劇団「□字ック」の山田佳奈、という前代未聞な組み合わせの3人芝居が5月に上演されます。

「もっと気軽に文学と演劇に触れられるものを!」をテーマに立ち上げられた'文劇喫茶'シリーズの、記念すべき第一弾となる本作。

演目は、夏目漱石『それから』で、定職に就かず、毎月1回、本家にもらいに行く金で裕福な生活を送る長井代助(平野)が、友人・平岡常次郎(今立)の妻である三千代(帆風)とともに生きる決意をするまでを描きます。

そんな注目の本作で親友役を演じる、平野さんと今立さんに、前・後編でお話をうかがいました。

役柄の話や出演者3人の相性のよさなどを語っていただいた前編。後編ではだんだんと思わぬほうに話が進んでいき...?

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――原作のストーリー全体への感想もお聞かせください。

平野:僕はねー...あまり好きではないんです。

今立:三角関係?

平野:読んでて心が苦しくならないですか?昼ドラとかもそうですけど。俺、心が持たないんです。だからドラマは最後まで観れないですもん。

――それは登場人物の気持ちになってしまって辛い? 見ていて辛いってことでしょうか?

平野:みんなの気持ちになって観ちゃうので耐えられないです。僕は、そういうのは嫌だって逃げてきた人生なので。友達の恋人に恋しちゃったりもしないし、いいなと思っても誰かと付き合ってるとわかったら一瞬で引いちゃいます。

――それを演じるのってどうなんでしょう?

平野:だからこそ楽しくできるところはありますね。これは自分じゃない、っていう。

――今立さんはどうでしょうか?

今立:今びっくりしてる。僕もそうなんです。悲しい系の恋愛ものを全然見ないんですよ。僕も見てて辛くなるんです。悲しいし、なんでこんなことが起きちゃうのって。

――演じるのも辛いですか?

今立:でもいい感じにリアルになると思いますよ。しんどさから逃げられないわけだし。2人とも「なんでお前が」って心から思うだろうし。「お前知ってるだろ、俺の嫁だって」って。これはだから今まで辛い恋愛ドラマから逃げた仕打ちですね、僕らの!

平野:(笑)。

今立:でも僕も平岡みたいなところはあるんですよ。別れ話されてから必死に取り繕ってみたりとか。もう遅いことは俺もわかってるのに、追わずにはいられおれない。彼女が読んでる本を買って、俺も読んでみたりとか...。

平野:(笑)超かわいいっすね!

今立:そういうダメ男な一面も...。

――それ、ダメ男ですか?

今立:結局ダメなんですよ。女の人はほぼほぼ戻ってこないですから。そういうのを経験してきたので、なんか...本当に泣いてしまうかもしれません、舞台上で。

平野:あはははは!

今立:いろいろと思い出して。うん、ありがとうございます。話してて過去の自分と向き合えました!

――(笑)。

今立:......いいときって気付かないんですよね。

平野:居酒屋みたいになってきた(笑)。

今立:男ってだめなんですよ...。

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――平野さんは、代助の行動でわかるところはありますか?

平野:いや、ないですね。でも僕、人妻とか奪う役、多いんですよ。

今立:(笑)。

平野:なんでなんですかね。全然そういうとこないんですけどね。来る者は拒まないですけど、去る者も追わないし。十代の頃とか「別れよっか」って言われたら「じゃ、バイバイ」って言うので「何で止めてくれないの!」ってなってましたよ。すぐ引いちゃうんです、傷つきたくないし。

今立:でもその前はあったんでしょ? "追う良"が。

平野:ありました、高校生のとき。

今立:ほら、あるんですよ! 追う良も。男がなんでそうなったかっていうところをちゃんと考えてください!

――はい(笑)。

平野:そこで傷ついてしまったから、もう...。

今立:わかる、わかるよ! 黒霧ロックでお願いします!

全員:(笑)

平野:いやーだって飯食えなくなったよ、そのとき...(居酒屋トークは続く)

今立:でも今話した僕らの経験からの共感もそうですし、原作で描かれている時代だけのものじゃないですよね。みんなが経験してきたことだったり、これから経験するかもしれない恋愛だったり。決して古い話とは言えないと思うので、。ぜひそこら辺もふまえて観てもらいたい。あと、この記事を読んだ人は「ああ、二人とも過去に追いかけた人生があったんだな」って(笑)、そう思って観ていただくと面白いと思います。

――では最後に舞台を楽しみにしている皆さまに一言お願いします。

平野:恋愛っていつの時代もあるものだし、時代は違えどもきっと胸に刺さる作品だと思います。観ててイライラしたり、むかむかしたり、切なくなったり、キュンとしたり、いろんな感情を与えられる作品だと思うし、僕らもそうできるようにこれからがんばっていきいます。文学作品っていう敷居は杞憂に終わると思いますので、ひとつの舞台作品として気軽に観に来ていただきたいです。

今立:劇場で待ってます!

平野:(笑)。もう一声!

今立:話してて、やっぱりみんなに共通するものがいっぱいあるんだなって。ふたりで話しただけでもこれだけいろいろ出てきましたし。きっと女性側の想いもあると思います。多分僕らもやっていくうちに変わっていくものもあると思う。そうなると感じ方も変わるはずだから、ぜひ全公演観に来てください!

平野:全公演(笑)。でもこれ観終わった後の女子会は楽しいと思いますよ。女の子は「あーでもないこーでもない」がいっぱい出てくると思います。

――男性はどうですか?

平野:男性のお客さんは共感するんじゃないですか? 男は(代助と平岡)どっちの要素もあると思うし。亭主関白気取って胡坐かいてたら...

立:三行半突きつけられてね!

平野:逆に意外と一途なんですっていう、男の正当化する気持ちもあるし。男って正当化するんですよ!自分を。

今立:ああ~(と深く頷く)。

平野:だから面白いと思いますよ。

今立:それを違うジャンルから集まってきた僕らが演じるということで、そんなに重い感じにもならないと思いますし。文劇"喫茶"ですから、軽い気持ちで。アフタヌーンティー感覚で気軽に来てください。まあ、アフタヌーンティーってけっこうガッツリなのでびっくりしますけどね(笑)。

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文劇喫茶シリーズ 第一弾 舞台『それから』は5月 3日(水・祝)から14 日(日)まで、東京・俳優座劇場で上演。

文:中川實穗

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■『RENT』2017年 vol.2■

1996年オフ・ブロードウェイで初演、以降、世界中で熱烈に愛されている
ミュージカル『RENT』


20世紀末のNYを舞台に、セクシャルマイノリティー、HIVポジティブ、貧困、麻薬中毒...様々な現代的な悩みを抱えながらも、夢に向かって生きている若者たちの姿を描いたビビッドな物語、
そして『Seasons of Love』などの珠玉のナンバーの数々も、愛されるポイントです。

日本でもたびたび上演されている作品ですが、この夏、2年ぶりに『RENT』がやってきます!


2015年公演で、初の翻訳ミュージカル出演ながら、主人公・マーク役に抜擢された村井良大さん
その後、『キム・ジョンウク探し あなたの初恋探します』 『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』とミュージカル界でも着実にステップアップしている村井さんに、
2年ぶりに『RENT』の世界に挑む思いを伺ってきました。

◆ 村井良大 ロングインタビュー ◆

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『RENT』は僕のベスト・オブ・ミュージカル


―― 『RENT』2回目の挑戦ですね。初出演が2015年公演でしたが、2年前の公演を振り返るとどんな思い出ですか?

「大変でしたね。大変でしたよ!」

―― なにが大変でしたか?

「楽しすぎて大変でした(笑)」

―― なるほど(笑)。村井さんはその後、様々なミュージカルの舞台を踏んでいますが、翻訳ミュージカルとしては、2015年版『RENT』が初挑戦でしたね。

「そうです。海外ミュージカルも初めてでしたし、海外の演出家さんの作品に出演するのも、初めての経験でした。毎日すごく刺激的でしたね。共演のみんなも、俳優をメインでやっている人はもちろん、音楽活動がメインだったり、さらにやっている音楽のジャンルも違っていたり、出身国も違ったり...バラバラなフィールドから集まっていた。そのみんなが、こんなにもバラバラなんだけどひとつになっていくというのが、すごく不思議な体験でした

―― 『RENT』カンパニーって、独特ですよね。空気感が本当にファミリーのようで。

「独特ですよねー。でも僕は、本格的なミュージカル経験がここから始まったから、これが当たり前になってしまいました。もちろん、距離感の近さとかに驚きはしたんですが、特殊なところをいきなり知りすぎちゃった感じで、僕、もう『RENT』以外は(ミュージカルは)無理なんじゃないかなあ...って思ったくらいです(笑)。でも"特殊"からスタートしたというのは、僕の人生、やっぱりこういう流れなのかな(笑)」

―― 「やっぱり」なんですか(笑)?

「王道を歩まないというか(笑)」
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