【メリー・ポピンズ特集(4)】バート役 柿澤勇人 インタビュー

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■ミュージカル「メリー・ポピンズ」特集(4)■

2018年3月、ついに日本初演を迎えるミュージカル「メリー・ポピンズ」。日本を代表するミュージカル俳優、そして演劇にとらわれない活躍をする役者・歌手のみなさんが揃う日本初演。観劇の組み合わせに迷っている方も多いのでは?

げきぴあキャストインタビュー第四弾は、Wキャストでバート役を演じる柿澤勇人さん!。自身とバートの違いや、オーディション期間中のある演出家の方からのアドバイス、そして柿澤さんの思う『メリー・ポピンズ』日本初演への意気込みをお伺いしました。

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"ミュージカル『メリー・ポピンズ』製作発表より"

子供と同じ目線でいることがバートを演じる上での第一歩に

――『メリー・ポピンズ』との出合いは?

「22歳の時、劇団四季を辞めてすぐにニューヨークへ行ったんです。で、その時最初に観たのが『メリー・ポピンズ』。向こうの友達には、『着いたその日に舞台を観ても絶対に寝ちゃうからやめた方がいいよ』とは言われていました。でもマンハッタンに降り立った以上、どうしてもミュージカルが観たくて。とりあえずよさそうだなと選んだ作品でしたが、これが本当に面白くて、もちろん最後まで寝ることもなく。時差ボケにも負けないほどの魅力が『メリー・ポピンズ』にはあると思います(笑)」

――そんな作品にご自身が出演することになるとは、不思議な縁ですね。

「はい。もちろん当時は自分がバートをやるなんて思っていませんでしたし、オーディションが始まった時も僕はバートじゃないと思っていたんです。というのも劇団四季を退団してから、闇のある人間ばかりを演じてきたので(笑)。また自分自身、そういう役を得意としてきたと思いますし。でも親しい演出家の福田雄一さんにオーディションの話をしたら、『やんちゃなところとかチャーミングなところがカッキー(=柿澤)にぴったりだと思うし、絶対にバートはやった方がいい』と言ってくださって。自分がチャーミングだとは思いませんが(笑)、この役を通して新たな自分を発見出来るかもしれないなと思ったんです」

――オーディションにはどんな思いで臨んでいたのですか?

「『ラディアント・ベイビー』(16年)という舞台でアキレス腱を切ってしまい、今回のオーディションでも踊れない時期が結構あったんです。正直これはダメだなという思いもあったんですが、逆にいいこともあって。アキレス腱切断という役者人生最大の絶望を味わったせいか、それ以降あまり緊張することがなくなったんです。ちょっとくらい失敗しても、なるようになるかって思えるようになって。今回のオーディションでもまったく緊張しませんでしたし、楽しむことすら出来た。それが結果的にいい方向に働いたと思いますし、アキレス腱のことがなかったらバート役との向き合い方も違っていたと思います」

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"ミュージカル『メリー・ポピンズ』より 柿澤バート&平原メリー"

――バートを演じる上で足がかりになりそうなこととは?

「いわゆる二枚目でもないし三枚目でもない、何とも言えない役どころですよね。でもやっぱりチャーミングなところが魅力なのかなと。こんなに闇のない役を演じるのは初めてですが(笑)、オーディションの時に感じたのは、子供たちとの交流を大事にしていきたいなということ。きっとバートが小さい時はこういう子供だっただろうし、常に子供と同じ目線でいることが、バートを演じる上での第一歩になるのではないかと思います」

――バートのシーンやナンバーで楽しみにしているのは?

「僕が一番楽しみであり、恐れてもいるのが(笑)、逆さまに吊られながら天井でタップを踏むという大ナンバー『ステップ・イン・タイム』。高いところは別に大丈夫なんですが、これまで逆さまに吊られてタップを踏むって経験がないですからね(笑)。ただバートの一番の見どころですし、ショーストップ出来るほどのナンバーでもあると思うので、ぜひ成功させたいなと思います」

――日本初演の『メリー・ポピンズ』がいかなる舞台になるのか、期待は高まります。

「歌あり、ダンスあり、芝居ありっていう、ミュージカルのすべての要素がフル稼働して成り立つ作品です。その分、ロンドンやニューヨーク公演のクオリティに達するまでには、みんなが本当に努力しないといけなくて。ただやるからには必ずその水準まで引き上げてみせますし、日本ならではの『メリー・ポピンズ』をぜひ楽しみにしていただけたらと思います!」

取材・文:野上瑠美子

撮影:イシイノブミ

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