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少年社中の「モマの火星探検記」がいよいよ来月8月に迫った。宇宙飛行士の毛利衛さんによる児童文学作品に、少年社中が過去に実施した作品「ハイレゾ」をミックスして2012年に上演した少年社中の代表作のひとつ。今回は新キャストにて、東京と大阪にわたり会場規模も大きくスケールアップして上演される。宇宙飛行士「モマ」を演じる矢崎広さん、「ガーシュウィン」を演じる松田岳さん、そして脚色・演出を手がける少年社中主宰の毛利亘宏さんに話を伺った。

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「二人の土方歳三」が共演

――矢崎さんと松田さんといえば、毛利さんが演出・脚本・作詞をする「ミュージカル薄桜鬼」のシリーズで最初に土方歳三を演じられた矢崎さん、そして現在土方を演じられているのが松田岳さんという"土方繋がり"がありますね。そんな関係もあり、松田さんは先輩である矢崎さんをリスペクトされているとお聞きしています。今回奇しくも同じ舞台に立つということになりましたが、改めて先輩である矢崎さんとの共演する気持ちをお聞かせいただけますか?

松田:「はい、是非。自分が最初に「ミュージカル『薄桜鬼』」に出演することが決まったとき、勉強のために初回からの映像を観たのですが、その時に矢崎さんの演技に雷に打たれたような衝撃を受けました。どストライクでした。こんなことは人生にそうそうあることでないのですが、夢中になり何度も何度も観ました。

今回、矢崎さんと共演が決まったことが奇跡のようだし、そんなチャンスが早く来て驚いていますし、自分は恵まれているなと思います。でも、矢崎さんにガッカリされたらどうしよう...なんて怖さもあるので、それを乗り越えて頑張ろうと思っています。」

矢崎:「(照れながら)単純に嬉しいです。僕が作った土方というキャラクターをそんな風に表現していただいてとても嬉しい限りです。今回共演ということになりますけど、お互いあまり肩の力を入れずに、お互いが今持っている力をぶつけ合えれば、更に素敵な作品になって行くと思うし、松田くんが感じているようなことを今度は別の役者さんが感じていくことでこの作品もどんどん拡がって行くのではないかと思います。

僕も、ここ数年間に好きな役者の方、好きな作品に出会うことで成長が出来たと思うし、今も"自分もこうなりたいな..."と思っている先にまだいるつもりなので、松田くんの言葉が嬉しいのと同時に、追い抜かれないように(笑)もっともっと頑張って行きたいなと思いますね。他の役者さんの存在はとても刺激になりますし、特に今回モマは初めて共演する同世代の役者さんたちが沢山いますから。そんな意味でも稽古がとても楽しみです。」

少年社中で芝居をするということ

――少年社中という劇団の中で芝居をすることの面白み、期待、他では味わえないもの、とは何でしょうか?

矢崎:「僕にとって少年社中とはどんな場所かと言うと、芝居をしていてすごく楽しいという自分の思いをそのままお客さんに楽しんでいただければ良いんだ...って気づかせてくれる場所であり、自分を充電させてくれる場所なんです。皆さんと芝居をしている時はものすごく楽しくて、毛利さんから課せられる課題はデカイんですけれど、それでも少年社中という劇団の中にいると乗り越えていけると思わせてくれる。辛さもありますが、それを凌駕するほどの楽しさがあって、僕はそれが少年社中という劇団の持つ魅力なんじゃないかと思います。

なにより少年社中の劇団員の皆さんがお芝居に対しての愛情を持って作品を作っていて、その愛情で自分たちにもぶつかって来てくださることがありがたいです。自分は劇団員ではないけれど劇団員のように思わせてくれる場所。色んな意味で少年社中にいることで演劇というものに対する気持ちが強くなるんです。それをお客さんにも感じてもらいたい。本当に社中は"社風"が素晴らしいと思います。」

松田:「色々と少年社中の作品を観させていただいて、どの作品も世界観は異質なものなのに、すぐにその世界観に入り込ませてくれるな...とずっと思っています。衣装やセット含めて細部までその世界観を作り上げていると思います。それは少年社中という劇団が演劇というものに対して無垢な心で接しているからできるんだろうな...ということが、同じお芝居をしている一人として、とても嬉しくも感じています。毛利さん含めて、少年社中の皆さんが本当にお芝居に純粋なんです。それで稽古場に居てもすごく居心地が良いし、その世界観に入り込んで作り込むことに没頭ができるんですよね。それは、きっとお客さんも同じなのかなとも思います。」

矢崎:「役に入り込み、作っていくうちに、自分自身がわからなくなっていくタイミングがあるんですが、そこで自分の魅力を更に引き出してくれる。多分毛利さんの力なのだと思うのですが、ここで良いんだなって場所に一度戻させてくれるというか。それだけじゃダメなんでしょうけど。こっちの矢崎の魅力もあるよね、って気付かせてくれる、そして、一つの作品を色々な人の魅力で作っていく、そういう場所だと思っています。だから、また少年社中に戻って来たいという気持ちになるのだと思います。」

――そういったことは、毛利さんの稽古中の言葉から思わせられることなのですか?

矢崎:「稽古中もそうですが、脚本にも出てきます。今回のモマは再演ですが、役者にあわせて台本を書き加えたり引いたりされているんですね。そして、それがそれぞれの役者の肌に合っている。例えば、自分のセリフのところがスラスラ読めてしまうんですよ。それって、毛利さんが役者のことを考えてくれて、矢崎だったらこうだろう、こういう矢崎がみたい...って考えて脚本を書いてくださっている。これはスゴイことだと思います。作品愛と同時に役者愛もすごく感じますね。だから、その愛に応えたいって想いがものすごくありますね。」

――毛利さん、それは意図されてのことなのですね?

毛利:「そうですね。2.5次元の作品などはどちらかというとちょっと濃い目に味付けをしなくてはいけない、キャラクターを立たせなくてはいけないことが多いのですが、自分のホームである少年社中でやる時は出来るだけ最小限の味付けで役者自身が持っている魅力をそのまま出したいな、という想いがあります。僕は出演した役者の魅力を出来るだけお客さんに提示したい、基本的には役者から立ち上がっていくものをベースに芝居を作っていきたいと思っています。今回は今回集まったメンバーにあわせて調整というか、修正を加えましたので、味付けをできるだけ最小限にして"素材の美味しさ"を出せたらと思います。和食のような(笑)」

矢崎:「お腹空いてきたな(笑)」

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――今回はこのお二人という「素材」をキャスティングされました。

毛利:「モマに関してはこの作品をやると決まった時点で矢崎くんに当たろうと思っていました。もちろん、彼は初演を観に来てくれてもいますが、すごく空気感が合うだろうと。初演のモマをやった役者(森大さん)とはまったく別のベクトルの役者ですが、モマは矢崎くんに合うという確信がすごくあって、まず一番に当たってみようと思ったのが矢崎くんでした。もう、ドラフトに勝った気分です(笑)」

――モマを全く違う個性の役者さんが演じても良いのだということですよね。

毛利:「ええ。そういう意味では今回は、劇団員も、初演の時と同じ役をやる役者は一人もいないんです。初演時のゲストも一人もいなくて、本当に一からもう一度作ろうというか、大きく変えるわけではありませんが、できるだけ初演をなぞらずに、この作品の良いところ、大事なところに全員でアクセスしたいな、っていう気持ちがあります。

岳くんの演じるガーシュウィンも、初演と全然イメージが違ってくると思っています。でも、すんなりと松田岳くんをガーシュウィンにしようって決めました。彼にしてもなんだかとても合うだろうと思い浮かんだのです。真っ直ぐに、情熱的に宇宙というものにぶつかっていくようなまっすぐさが合うな...と。また、さきほどの話にあったように彼は矢崎くんのことを尊敬しているということもありますから、できればこの二人を絡ませたい、舞台上で二人の土方歳三を戦わせたいな、と思っています(笑)。色んな意味で面白いものが観られるんじゃないかなって期待しています。」

――出演者も新たに、会場もより大きくなり、初演とはまったく違うものが観られるんですね。

毛利:「はい。だた、精神だけは引き継いで、今やりたいことはこれなんだ...というものを作りたいと思っています。5年前から比べて、この作品の持つテーマの大切さは増していると思っています。今の日本にとって、とても大事なテーマの一つだと思っています。」

――矢崎さんと松田さん、お二人にお聞きしますが、毛利さんはお話をお聞きしているととてもソフトで、明快で...という印象を持つのですが、稽古の時にはどんな風にその場を作り、芝居を作っていかれる方なのでしょうか?演出家さんともなれば稽古の時はガラッと表情が変わるなんてこともあるのではないかなと...

矢崎:「毛利さんはこのままの方ですね(笑)爽やかで、役者に対しても明確に伝えてくれます。役者の方それぞれの付き合い方は違うのではないかと思いますが、僕は割りと毛利さんの考えていることが解ってしまうと勝手に思っているので、話し合いはしますが、会話は少ない方かもしれません。そういう付き合い方ができる演出家の方は正直、少ないので、だからこそちゃんと応えてモマを作って行きたいなと思います。

そういえば、今は仏の毛利らしいですけど、昔はどうやら鬼の毛利だったって噂も...」

――え!?松田さん、「鬼の毛利」をご存知ですか?

松田:「いやいや、初耳ですよ!そんな、スラムダンクの安西先生みたいな...」

毛利:「遠い昔、です(笑)」

初めてご覧になるお客さんに

――初めて少年社中をご覧になるお客様や、夏休み時期の上演ということでお子さんも連れて...という方も来場されるかもしれませんが、「こういう楽しさがあるからおいでよ!」というアピールポイントを教えてください。

松田:「宇宙っていうテーマは、スケールも大きいし、未知のものという印象があるかと思います。でも、そのぶん常に自分たちの身近にあるものなんだ...と考えればとても観やすい作品だと思います。実際に僕もこの作品を映像で観た時にこの世界観にどっぷり浸れたので、演劇初めましての方も安心して観に行けると思います。

生命の連鎖というものについて年齢によって感じることは違うかと思いますが、子供もご年配の方も、どんな方でも同じように生きている中で、自分の「生」に対して何かしら響くものがあるはずだと思います。夏休みですし、ご家族ご一緒に、いろんな方々に観に来ていただいたら、こんなに嬉しいことはないと思っています。」

矢崎:「この作品は子供から大人まで、男も女も、セリフだったり、作品を通してだったりに、何か心に刺さる言葉、刺さる場面、たくさん溢れている作品だと思いますので、必ずなにかを感じ取って帰ってもらえるんじゃないかなと思ってます。

僕は、この作品の中で、宇宙に対しての答えがひとつ出ていると思っているんです。
なので、この作品を見て劇場を出たら、宇宙のことに対して以前より興味を持ってもらえたり、宇宙のことを身近に感じて好きになっているんじゃないかと思います。宇宙のことを何も知らない人でも調べてみようか、とか。そして、更には自分の周りのことや、世界のことがまたひとつ好きになってもらえるような作品になるんじゃないかと思っています。そう感じ取ってもらえるように頑張ります。」

毛利:「宇宙というものを題材にして、すごくグローバルなものを描いているのですが、実はこれって日本人にしか描けない宇宙観だと思うんですよね。身の回りのもの八百万(やおよろず)の神様 ― 全てのものに神様が宿っていて、だからこそ人は繋がり会えるという感覚 ―っていうことを毛利衛さんが仰っていたのですが、そういう感覚をもつ日本人から発信する宇宙観というものはとても価値のあることではないかと思っています。

私としては、本作の原型となる作品である「ハイレゾ」を16年前に作っていますが、本作は、普遍的な作品になると思っています。今回この規模でやらせていただくことでその作品がさらに面白くなると思うんですね。たぶん、そこからもっと先も見える作品になってくるんじゃないかなと期待しています。これが本当の始まりになって、いずれ海外でも上演できたりする作品になっていくのではないかとも思っています。伝統芸能が日本の文化を伝えるように、海外の方々に現代の日本を伝えるのにも意外にいい作品なんじゃないか、とも思うんですよ。」

moma04.jpg矢崎広さん、松田岳さん、毛利亘宏さん、どうもありがとうございました!

少年社中・東映プロデュース「モマの火星探検記」は、8/9(水)から13(日)まで東京・銀河劇場にて、8/19(土)・20(日)の二日間、大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。

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韓国で8年ものロングランを果たし、"ロマンチック・コメディ・ミュージカル"のジャンルを確立した傑作ミュージカル『キム・ジョンウク探し(邦題:あなたの初恋探します)』。

日本でも2010年の映画版の公開、韓国カンパニーの来日公演と親しまれてきた本作ですが、昨年・2016年にはミュージカル『キム・ジョンウク探し~あなたの初恋探します~』として日本版を初上演。

心あたたまるキュートな物語にキャッチーな音楽、そして日本版ならではの丁寧な演出で好評を博しました。

この可愛らしいミュージカル、出演するキャストはわずか3名

"初恋の人"キム・ジョンウクと"初恋を探してあげる男"ミニョクの2役を演じる主演男優
"初恋を忘れられない女"アン・リタを演じる主演女優、
そして、お父さんやお母さんやインド人、会社の上司やタクシー運転手から、さらには若い女性まで、その数24役にも及ぶその他の登場人物を一手に引き受けるのは、マルチマンと呼ばれる男優
男女の恋の行方を描くストーリーに加え、マルチマンの奮闘っぷりも、作品の見どころのひとつです。

その作品が、今年はキャストも一新、ミュージカル『Finding Mr.DESTINY』とタイトルも新たに早くも再登場!

新たな「初恋探し」に挑むのは、高田翔、玉置成実、坂元健児

"初恋を忘れられない女性"アン・リタに扮する玉置成実と、早替えに次ぐ早替えで、計24役を演じる"マルチマン"坂元健児のふたりに、作品について伺ってきました!

★ 玉置成実&坂元健児 INTERVIEW ★

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●まずは、お互いの印象から...


―― おふたりは初共演でしょうか?

坂元「コンサートでは、ご一緒したことがあるのですが、お芝居では...」

玉置「初めてです。ですので、じっくりお話するのも、今日が初めてなんです」


―― ではまず、お互いの印象からお伺いできれば。

坂元「いやもう、有名な方ですから...」

玉置「何を言うんですか、やめてください(笑)。私は坂元さんの声がすごく好きで、舞台を観ていてももちろんなんですが...お話される声も、めちゃめちゃ良い声ですね? 聞いていて、耳が幸せな感じがしています(笑)」


―― 色々共通項がありそうで、ちゃんとした共演は初めてというのが意外です。...おふたりとも、正統派な作品から、かなりベタなコメディもできる貴重な俳優さんという印象です。

坂元「おっ。そういうところを、この作品でどんどん出していこうかなって!」

玉置「(笑)。そうですよね、この作品、出せますね!」


―― 昨年の日本初演を、坂元さんはご覧になっていると伺いました。

坂元「はい、観ました。面白かった。終演後に楽屋に挨拶に行ったのですが、行くなり「やりたい、やりたい!」って言ってました。言いまくったら、本当に話が来たという(笑)」

玉置「すばらしい~」

坂元「ですよね。とにかく3人しか俳優が出てこない。その3人が色々な役をやっていく。主人公の男性も2役やるし、マルチマンの場合は24役です。飽きなかったですね。ずーっと、面白くて。しかも、メインストーリーの部分、ミニョクとアン・リタのシーンはキュンキュンくるし。こういう作品、やってみたいなー! って思いました」

玉置「ほお~...。私は拝見できていなくて。資料映像も頂いたのですが、私、すぐ影響されちゃうので、あえて観ないでいようかと思っています。ですので、台本を読んだ感想なのですが、自分の私生活にはない感覚だな、と(笑)。"初恋の人が忘れられない"って、思ったことないなぁ、って」

坂元「(笑)」

玉置「(初恋の人に)会ってみたい、とかもないんですよ。自分とは全然タイプの違う女性なので...私、引きこもってゲームばかりしているんで(笑)。ロマンチックな面があまりないので、どういう風に魅せていけるかな、と考えています。でも観ていただく方には、ぜひキュンキュンしていただきたいので、自分にないそういう部分をしっかり作っていきたいなと思っています。...坂元さん、ご覧になって「やりたい」と思ったのは、マルチマンなんですか?」

坂元「いや、やれれば(ミニョク/キム・ジョンウク役でも)どっちでも良かったのですが、年齢的にはマルチマンかな、と」FMD01_05_7455.JPG

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kazedokuro_01.jpg 劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season風 製作発表

劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season風の製作発表が行われ、松山ケンイチをはじめ出演者が登壇し、意気込みを語った。

《花》・《鳥》・《風》・《月》とキャストや演出を変えてロングラン上演されることが発表されている劇団☆新感線「髑髏城の七人」。 現在は阿部サダヲらの出演で《Season鳥》が上演されているが、この次に上演される《Season風》の製作発表が行われた。 演出を務めるいのうえひでのり、作の中島かずき、出演の松山ケンイチ、向井理、田中麗奈、橋本じゅん、山内圭哉、岸井ゆきの、生瀬勝久が登壇し、本作にかける意気込みを語った。【動画8分】
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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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東京・サンシャイン劇場で上演中のキャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』に急遽追加公演が決定!!

辻村深月さんの同名小説を舞台化した本作は、7月5日に開幕すると同時にネットで口コミが広がり、土日の前売り券は早々に完売。

劇場では当日券を販売していますが、こちらにも大勢のお客様が列を作る盛況ぶりで、いよいよチケットの確保が難しくなることが予想されることから、予定には無かったステージを1ステージ追加で上演が決定しました。

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★7月16日(日) 18:30 追加公演決定!!★
チケットぴあにて7月12日(水)18:00より発売開始!

※16日(日)14時の「千秋楽」のステージの後に上演しますが、「千秋楽イベント」は14時のステージのみで、この追加公演は通常ステージと同等の内容で行います。

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■料金(税込み)
一般 7,000円

ユース(24歳以下) 4,000円
小中高生シート 1,000円
OVER60割引 4,000円

■チケットのご予約・お求め方法

【ご予約】

チケットぴあ
Web・スマホ 
◆電話
・一般チケット:0570-02-9999(Pコード:457-920)
・ユースチケット/小中高生シート/OVER60割引(Pコード:457-921)

【店頭販売】
・チケットぴあ 店舗検索 

・セブンイレブン

・サークルKサンクス

【当日券】

開演の30分前からサンシャイン劇場前の受付で販売いたします。

※当日券の準備状況は、当日の朝に劇団公式Twitterアカウントでご案内します。

【ハーフプライスチケット(当日半額券)】
下記のチケットぴあで当日朝までの時点で余ったお席を3,500円でお求めいただけます。
【池袋】チケットポート池袋店(池袋パルコ店6階)
【渋谷】チケットポート渋谷店(渋谷109 2F)
【銀座】チケットポート銀座店(銀座ファイブ 1F

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このチャンスをお見逃しなく!!

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matoyakyoku_06.jpg音楽劇「魔都夜曲」藤木直人、マイコ、小西遼生

藤木直人、マイコらが華やかに競演! 命を掛けて生きる人々の思惑が渦巻く音楽劇『魔都夜曲』観劇レビュー

開演時間になると、クラブ「ル・パシフィーク」のバンドメンバーが楽しげにリズムを奏で始め、歌姫やオーナーが歌でお出迎えをしてくれる音楽劇『魔都夜曲』。"魔都"という言葉に馴染みがなければ、"オシャレな大人の芝居"として気楽に観劇がスタートすることでしょう。
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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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田中圭さんが主演を務める舞台「僕だってヒーローになりたかった」が、7月6日(木)から東京・俳優座劇場で上演中。

公演をもう観劇した方も、これから観劇される方も、チケットが取れなかった方も...
ちょっとだけ、舞台の空気感じてください!

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作・演出の鈴木おさむさんと田中さんが、「芸人交換日記」以来、6年ぶりにタッグを組むことでも注目されている本作。主人公の小中正義を田中さん、その妻を真野恵里菜さん、ヒーロー・坂田龍馬を松下優也、官房長官役を手塚とおるさんが演じます。

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物語は、2021年の日本が舞台。東京オリンピックが大成功に終わったものの、オリンピックに向けて全国民が走ってきた日本は次の目標をなくしていた。その頃、倒産したIT企業の社長・小中正義のもとに国防省の官房長官が訪れて――。

謎の多い本作ですが、果たしてどんな舞台になるのか......稽古場におじゃまして、田中圭さんと松下優也さんにお話をうかがってきました!

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――稽古の調子はどうですか?

田中:絶好調ですよ!

松下:いやもう絶好調です。

田中:もう9割9分完成したと言っても過言ではない......うそです。大変です(笑)。

――(笑)。どの辺が大変ですか?

田中:台詞が多いので、(芝居として)成立させるのがまず大変ですね。自分の気持ちいいテンポで言うわけにもいかないし、掛け合いもあるし、一人語りもあるし。でも稽古は楽しいです。

――楽しいというのは?

田中:(鈴木)おさむさんワールドですね。6年ぶりにまた"ベラ喋り"させられてる感じで。みんなが絡んできたときがすごく楽しいです。あと、みんなが喋ってるのを見てるのも超楽しい。ずっと俺、笑ってる(笑)。だから本番、4人で楽しめたらいいなっていうのはすごく思ってます。

――松下さんはどうですか?

松下:圭さんはビビるぐらい台詞入ってるので、そこにまず焦りを感じます。

田中:あはは!

松下:顔合わせのあと、僕、2日休んじゃって。それで稽古場に行ったら、(田中に台詞が)ほぼ入ってるので「あれ!?」って。だいぶ焦りました。だから今はひたすら......今日ここまで来る間もずっと台詞言ってますし! なので僕自身はまだ「楽しむ」ってところまではいけてないですね。ただ僕も芝居を見てるのは楽しいです。台本を読んでるときって、人の役でもなんとなく"こういう感じかな"ってイメージしたりするんですけど、(稽古場で実際に芝居を見ると)全然そうじゃなかったりするので。固く言うと勉強になるんですけど、でも純粋に楽しいです。12.JPG

●「初めて"いじられキャラ"って言われました」(松下)

――おふたりは初共演だそうですね。

田中:まだ向き合ってお芝居をそんなにしてないんですけど、見てるとお芝居がすごいツボなんですよ。もうね、なんかすっごい面白い。

――それは役柄あってのことなんですか?

田中:役柄じゃないですね。

――松下さんの中からにじみ出てるなにか?

田中:はい、にじみ出てる。

松下:さっき言われたんですよ、「松下くんって不器用?」って(笑)。「九州男児っぽさを感じる」「いじられキャラ?」って。全部、初めて言われたので。いじられキャラでもないし、九州男児でもないし、自分で不器用だと思うけど周りにはあんまり思われたこともないし。

田中:ははは!

――そうかもしれないって思いますか?

松下:でも不器用っちゃあ不器用だし、多分いじろうと思えばいくらでもいじられる部分があるんですよ(笑)。

――じゃあ今作で今までにない松下さんが見られるかもしれない?

松下:この作品って笑える所がいっぱいあって。でも僕は人を笑わすことをたくさんやってきたわけじゃないので、テクニックはあまりない。だから「笑わしにいく」というより「笑ってもらう」ほうでいたいなとは思ってるんですけど。ただきっと(田中が言っているのは)そういうことじゃない(笑)。

田中:いやすごくね、幅があるんだろうなって思う。お芝居見ても思ったし、話を聞いても思ったんですけど。僕の勝手なイメージで、こういう芝居するのかなっていうのを全部ぶち壊してきたから。

松下:へえ!

田中:すごい楽しくて。だからさっきも(松下が、芝居を)180度変えてもいいのかなって思うって話をしてたから、僕は冗談だけど本気で「毎公演、変えちゃえばいいじゃん」って言った。多分それができると思うから。そうなったとき、僕もまた違う正義になるはずだし。だから稽古の後半もすごく楽しみですよね。

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●「こっちも天才になった気でやるしかない」(田中)

――おふたりとも鈴木おさむさんとは久しぶりのタッグですが、稽古に入ってどうですか?

田中:(近くにいる鈴木さんを見ながら)おさむさんのこと大好きですし、本当に天才だと思っているので......。

(鈴木:お!もっと言ってよ!)

田中:(笑)。ただ稽古場で、前回も思ったんですけど、「めっちゃ冷たい」って思うときがあるんですよ。なんか......なんか、ない?

松下:わかります!

田中:「冷たい人」っていうんじゃなくて、なんか自分たちと全然違うところ見てるから。もちろんだから演出家として信頼してるんですけど。でもたまに、おさむさんのことを考え出すと自信がなくなってくるので(笑)。基本的に考えないようにしています。

――演じるうえでの自信っていうことですか?

田中:そうです。例えば「これ、おさむさんどう思ってるのかな?」とか「これでいいのかな?」とか思うと、不安しかなくなってくるんですよ。

松下:嬉しいっす。同じようなこと思ってた。ああよかった(笑)。

田中:だからもうあんまりね、俺は「どうですか」とか聞こうとも思わなくなった。聞いたら多分「いいんじゃないですか」って言うんだろうなってわかってるので。もう、ほっとこ!って(笑)。

松下:(笑)。演出家やけども、

田中:ほっとこって。天才の考えはわからんから。こっちも天才になった気でやるしかない!

松下:代弁していただいた感じです。やっぱり気になるじゃないですか。(鈴木さんは)どういう反応かなって。でも想像とは違うと思うから。

――鈴木さんの考えてることが?

松下:考えてることはわからないですけどね、きっと違うので。いろいろやってても、すべてを見透かされてるように感じるし。

田中:そう! わかるー(笑)。

松下:だから本当に自分の中でしっかりやっとけば、きっと大丈夫なんだろうって。だってすごい笑ってるときもあれば、急にすっっごい怖い目で......。

田中:あははは!

松下:だからそうですね。気にしすぎちゃいけない。見すぎちゃいけない(笑)。

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●「コメディだけど、衝撃を受ける人もいると思う」(田中)

――脚本を読ませていただいて、ストーリーもすごく面白かったのですが、それと並行して公式サイト(リンク:http://tristone.co.jp/bokuhi/)でも鈴木さんが「手塚とおるさんは、物語のプロットを読んだ感想を「これ、ある意味ドキュメンタリーですよね」と鋭く言ってくれました。」と書かれていたように、"これは何の話だろう"と考えたくなる内容だと感じました。おふたりはどう思って演じられていますか?

田中:作品としては、コメディと言っていいと思うんです。ただ、(台詞として)言ってる内容は、メッセージ性がすごくあったりするので、観る人の中にはすごく衝撃を受ける人もいるだろうなっていう。かなり毒が入ってますよね。でも僕、そういうの好きなので。観るのも演じるのも。

――演じるときは、そういうことは考えながら演じるんですか?

田中:いや、素直に演じます。そこは別にそのメッセージを伝えたいからこの芝居をやってるわけじゃないので。伝わった人には「あ、よかった」と思う。でもそういうのは9割の人には伝わらないと思っているので、常に。

――「伝わらない」というのは、本当のメッセージが?

田中:"本当の"っていうとちょっと違うんですけど、おさむさんに限らず、脚本家も演出家も自分の想いを作品に込めるんですよ。だって自分自身とか社会とか世の中に対して不満がない人は、そもそもこんなこと(本を書いたり演出したり)しないですからね。何かメッセージとか、自分の思いの丈を作品に入れる。それは別に「毒を吐きたい」とかじゃなくてね。どこかに思想が入る。僕はそのメッセージにただただ共感して、少しでも伝わればいいですねって思いながら。別に(脚本家と)そんな話しないですよ? そんな話しないけど、やっていく。それで、伝わんねえなって思う。だって演じてる俳優でもわかってねえなって思うときもあるし、自分がわかってなかったわってときもあるし。でも基本的には作品には意味があるはずなので。

――松下さんはどうでしょうか?

松下:僕、台本をいただくまではただシンプルにコメディというか、お客さんが楽しんで笑ってというものだと思ってたんです。でも台本を読んでみると全然そんなことなかった。シリアスにしようと思えばいくらでもできるかもしれない内容で。ただ僕も、表面上はそうは見えないけど実はそうでした、みたいなのが好きなんですよ。

――メッセージを感じたんですね。

松下:今までに起きた出来事だったり、今起こってる出来事だったりに対して、すごくメッセージ性のあるものだと思います。そしてそれをストレートにそれを伝えるんじゃないところが魅力的やなって感じていますね。

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公演は、7月6日(木)から 23日(日)まで東京・俳優座劇場、7月26日(水)・ 27日(木)に兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて上演。

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■『レディ・ベス』2017年公演特別連載 vol.1■

『エリザベート』『モーツァルト!』などで知られるウィーン・ミュージカル界のクリエイター、ミヒャエル・クンツェ(作)&シルヴェスター・リーヴァイ(音楽)による新作として、日本ミュージカル界が誇る鬼才・小池修一郎演出で2014年に帝国劇場で世界初演されたミュージカル『レディ・ベス』

約45年もの長きにわたり女王として君臨し、イギリスに繁栄をもたらしたエリザベス一世。
彼女が王位に就くまでの波乱の半生――異母姉メアリーとの相克、偉大なる父王ヘンリー八世と処刑された母アン・ブーリンへの思い、そして吟遊詩人ロビンとの秘めた恋――を、リーヴァイ氏ならではの美しくも壮大な音楽で綴っていくミュージカルです。
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主人公のレディ・ベスは花總まりと平野綾、その恋の相手となるロビン・ブレイクは山崎育三郎と加藤和樹。

彼らをはじめ、メインキャストは初演時のオリジナルキャストが続投し、今年、3年半ぶりの再演が決定しました。

7月某日、花總まり平野綾山崎育三郎加藤和樹が出席した取材会が開催されました。
そのレポートをお届けします。


花總まり
「今日メイク室で、ついたての向こうから綾ちゃんの声が聞こえてきて懐かしいなー! と思い、またいよいよ『レディ・ベス』が始まるんだなと思いました。小池先生からは「20歳以上も若返るので、アンチエイジング頑張ってください」というメールが来ました(笑)。そこが私にとって小池先生からの頑張れコールのポイントなのかなと思いますが、あまり気にせずに頑張りたいと思います」LadyBess17_01_02_3133.JPG


平野綾
「3年半ぶりなんですね。3年半前は、舞台経験も全然少なくて、私はミュージカル出演は3作目くらい。皆さんの足をひっぱらないよう必死だったのですが、3年半の間に色々な経験をさせていただき、少しずつ自分に自信がついてきたので、今回の公演でまったく違うものを見せられるんじゃないかなと思っています。...でもあまり皆さんは変わらない。でも私以外の皆さんは痩せたかな!? 皆さんに見習ってダイエットしなきゃと思います(笑)。今回は初演より冷静に周りをみたりも出来ると思っていますので、とにかく落ち着いて、役に対する理解を深めていきたいと思います」LadyBess17_01_03_3150.JPG


山崎育三郎
「3年半前に比べ、まったく自分自身かわっているので、今自分が感じるロビンを作りたいと思います。こないだ小池先生からメールが来て「ロビンは60年代・70年代のフォークシンガーだからね」とだけ、書いてありました。それがどういう意味かは今はよくわかっていないのですが(笑)、60年代・70年代のフォークシンガー...男らしさ...を、出せたらと思います。あと"ターザン"があるかは気になっています(笑)
3年半で大きく変ったことといえば、以前は銀座や日比谷あたりでは「山崎さんですか」と声をかけていただいたりしたのですが、今では見ず知らずの方から(他の場所でも)「あ、育三郎だ!」と言っていただけるようになりました」
※ターザン=初演ではロビンがターザンのようにロープにぶら下がって登場するシーンがありました。LadyBess17_01_04_3137.JPG


加藤和樹
「小池先生がどういう演出をされるかによると思いますが、自分から何か新しいことをしていくというより、やっていくうちに新しいものになっていくと思います。色々なトライをディスカッションしながら作っていければと思います。3年の間に自分なりに舞台も色々経験してきましたが、『レディ・ベス』は自分にとっては初めての帝国劇場の出演作品でしたし、初心に戻って自分のできる限りのことをやりたいと思っています」LadyBess17_01_05_3158.JPG

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■『RENT』2017年 vol.7■


 

世界中で熱烈に愛される珠玉のミュージカル『RENT』。2年ぶりの公演が開幕しました!
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7月2日の初日に先駆け、1日にはキャストによる囲み取材が開催されました。 登壇者は、村井良大、堂珍嘉邦、ユナク、青野紗穂、ジェニファー、平間壮一、丘山晴己の7名。RENT2017-07_01_1398.JPGRENT2017-07_02_1455.JPG


まず座長・村井良大さん。前回に続いてマーク役を務めます。
「(シアタークリエでのRENTは5回目で)毎回マーク役は色々な方が演じられてきましたが、マークが続投するのは初ということで、すごく嬉しいです。そしてこの『RENT』をもっともっと多くの人に知ってもらうために、2015年、2017年、さらにその先の未来にも繋がるように、切磋琢磨して頑張っていきたいと思って稽古に臨みました。前回、50回くらい本番をやったのに、新キャストのパワーをもらって、毎日新鮮で、すごく新しい『RENT』が出来ているということを、稽古場で実感しました。前回も出演したメンバーも、前回に甘えていない。今回はもっといいものにするぞという気合いが本当にすごく、みんな真剣にやっていました」RENT2017-07_03_1452.JPG

 
ロジャー役も前回から引き続き、このWキャスト。

まず堂珍嘉邦さん。
「『RENT』は作品に"意味"がすごくあるし、愛に溢れている。だから自分の中でとてもかけがえのないものだったので、その世界をもう一度体感し、体現し、観に来てくださるお客さんに伝えたいです。(続投のキャストが多く)それぞれのキャラクターの生きてきたストーリーとか色々なものが、最初から自分の中に入ってきている部分がたくさんあるので、ここまできたらあとは自信をもってやるだけ。新しいキャストも含めて、きっとみんなそれぞれ、絶対に2年前より深まっているものがそれぞれあるので、色濃く演じることができたらと思います」RENT2017-07_04_1433.JPG

ユナクさん
「(前回と比べて)緊張感も違うし、雰囲気も違う。もっといい芝居を見せられる自信はあります」と力強く語りました。RENT2017-07_05_1429.JPG

『ビューティフル』公開稽古レポート

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■ミュージカル『ビューティフル』特別連載 vol.3■


 

数々の名曲を生み出しているアメリカのシンガーソングライター、キャロル・キングの半生を描いたミュージカル『ビューティフル』

2013年にブロードウェイで開幕、翌年にはトニー賞主演女優賞などを受賞した大人気ミュージカルが、水樹奈々平原綾香を主演に迎え、この夏、日本初演されます。

7月5日、この作品の稽古場が報道陣に公開されました。 その模様をレポートします。


披露されたのは5曲。
いずれも60年代アメリカの大ヒットナンバーです。
このミュージカルでは、キャロル・キングらが作った楽曲が彼らの心情を表現するとともに、実際にその楽曲が生み出された瞬間を芝居として描いていく...という、ミュージカルとしてとても面白い構造をしているのです。

『ウィル・ユー・スティル・ラブ・ミー・トゥモロー』
高城奈月子さんら女性キャストがシュレルズに扮して歌います。beautiful03_21_2881.JPG
主人公のキャロル・キングといった人々は、音楽を作り出していく「クリエイター」ですので、彼らが作った名曲の数々を歌っていく「スター」たちには、この作品ではいわゆるアンサンブルの皆さんが扮していくのです。


『ワン・ファイン・デイ』
エリアンナさんらシフォンズ役が歌うテレビ局での収録シーン。beautiful03_22_2891.JPGbeautiful03_23_2914.JPG
曲を作ったキャロル・キング(水樹奈々)、ジェリー・ゴフィン(伊礼彼方)も収録に立ち会っています。beautiful03_25_2897.JPG
満足そうなキャロルに対して、beautiful03_27_2902.JPG
ジェリーは少し不満気。beautiful03_28_2903.JPG

そんな、音楽に対する思いへの違いに加え、夫婦間のすれ違いもあらわになっていきます。
(さらっとジェリー、ひどいことを言ったような...!)
シフォンズから引継ぎ、水樹キャロルが切ない思いを歌い上げます。beautiful03_29_2933.JPG

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■『RENT』2017年 vol.6■


 

ミュージカル『RENT』がこの夏、2年ぶりに上演されます!

20世紀末のNYを舞台に、セクシャルマイノリティー、HIVポジティブ、貧困、麻薬中毒...様々な現代的な悩みを抱えながらも、夢に向かって生きている若者たちの姿を描いたこのミュージカル。
ジョナサン・ラーソンの作った楽曲も名曲揃いで、世界中で愛され続けている作品です。

熱狂的なファンが多いことでも知られ、その熱いファンのことは"RENTヘッズ"と呼ばれていますが、今回・2017年版の製作発表の場で、自らのことをRENTヘッズだと告白したのが、コリンズ役の光永泰一朗さん
曰く「好きすぎて、ちょっとウザイところもある」そうなのですが...。

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でしたら、そのRENT愛を語ってもらおう!と、お話を伺ってきました。
作品との出会いから、演じるコリンズについて、現在の心境、RENTについてマニアックな愛すべきポイントまで...ロング・ロングインタビューとなりましたが、たっぷりどうぞ!
 

◆ 光永泰一朗 INTERVIEW ◆

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●1998年の日本初演時に、アルバイトで...


―― 会見でご自分のことを「RENTヘッズ」だと仰っていましたね。

「いまだにあれは言わない方がよかったのではと思っています(苦笑)。『RENT』が好きすぎて皆さんに引かれるんじゃないかと...」


―― いやいや、ぜひそのRENT愛を語って頂きたいです。日本初演の際に『RENT』のチラシを配るアルバイトをしていたと仰っていました。その報酬として、NYに『RENT』を実際に観に行ったとも。なぜそんなバイトを?

「1998年に『Breakthrough Musical RENT』というタイトルで上演された際、当時の僕は大学生で、僕の親友が...制作会社だったか、広告代理店かもしれませんが、そこの方と友だちだったんです。で、『RENT』というミュージカルを日本に持ってくる、ついては戦略的な展開のために意見を聞きたいということで、最初に座談会のような場に行ったんです。僕も音楽をやっていましたし、きっと登場人物たちと同世代の若者のナマの意見をききたい、ってことだったと思うのですが」


―― ああ、なるほど。単なるチラシ配りのアルバイトではなくて、作品関連のお仕事の一環としてチラシも配ったんですね。

「そうです、そうです。で、意見を色々と言ったりしていくうちに、ビラ配り等々も手伝ってくれ、と。バイト代は出ないけれど、その代わりにNYまで『RENT』を観に行かせてやるから、という流れです。弾丸で3泊でNYに行き、オリジナルキャストの公演を観ました。一応、取材という名目でいったので「ライフカフェ」とかにも行って、写真を撮ってきたりもしました」RENT2017-06_02_0910.JPG

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