2016年3月アーカイブ

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325日(金)に東京芸術劇場シアターイーストで開幕する、ニューミュージカル『Color of Life』。

日本では初めて上演されるこの作品は、2013年にオフ・オフ・ブロードウェイの国際演劇祭で最優秀ミュージカル作品賞、最優秀作詞・作曲賞、最優秀演出賞、最優秀主演女優賞の4部門を受賞した話題作でもあります。Theatre Polyphonicの主宰であり、蜷川幸雄さんの演出助手でもあった石丸さち子氏が作・演出・プロデュースを務める2人芝居のミュージカルです。


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ニューヨーク初演より。和也(左)は今作でも作曲・編曲を担当する伊藤靖浩氏が演じた

 

<ストーリー>

男(和也)は画家。大震災を機に、画題を見失ってしまった。

女(レイチェル)は女優。心から愛した同性の恋人と死に別れたばかり。

二人は、飛行機で偶然隣りあわせになり、惹かれあい、NYの彼女の部屋で一緒に暮らし始める。二重国籍で同性愛者の彼女と、絵を描くこと以外に世界とつながる方法のなかった彼は。相手に向き合い、自分と向きあっていく。パレットの上で混じりあう絵の具のように、人生が響き合い、新しい色が生まれていく。

でも。やがて観光ビザの決めた90日の猶予が近づいてきて......。

 

出演者は2人だけ。日本初演となる今作では、和也とレイチェルを、【First Cast】上口耕平さん×AKANE LIVさん、【New Cast】鈴木勝吾さん×はねゆりさんという2組のキャストで上演されます。

 

というわけで、本番まであと4日という321日、上口耕平さんとAKANE LIVさんがいらっしゃる稽古場におじゃまして、お話を伺ってきました。


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上口耕平さんとAKANE LIVさん。この写真のように、和やかな雰囲気でよく笑いながら話してくださいました

■ミュージカル『王家の紋章』#4■

連載開始から40年を迎える少女漫画の金字塔『王家の紋章』が、初のミュージカル化!

脚本・演出=荻田浩一、音楽=『エリザベート』のシルヴェスター・リーヴァイという豪華クリエイター陣が、古代エジプトを舞台にした壮大なロマンを、この夏、舞台上に描き出します。


物語は考古学を研究するアメリカ人少女・キャロルが、仲間たちとあるピラミッドを発掘したことからはじまります。そのピラミッドは古代エジプトの少年王・メンフィスの墓と判明、そしてその墓を暴いたことから、神殿の祭祀でありメンフィスを愛する姉・アイシスの呪術により、キャロルは古代エジプトにタイムスリップしてしまい......。
古代エジプトの世界で、反発しながらメンフィスに惹かれていくキャロル、そしてエジプトと対立するヒッタイト国の王子・イズミルもまた、キャロルの聡明さに惹かれていくのです。

俺様キャラの生まれながらの王・メンフィスに対し、涼しげなビジュアルに優しげな顔も持ち合わせるイズミル王子は、原作きっての人気キャラクターでもあります!
そんなイズミル王子、今回は宮野真守平方元基のダブルキャスト。

数々の代表作を持つトップ声優・宮野さんと、次々と話題作に出演するミュージカル界の若手スター・平方さんという、異ジャンルのイケメン競演も気になりますね。

今回はそのイズミル・宮野真守さんをフィーチャー!
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宮野さん、子役時代から舞台出演は豊富ですが、帝国劇場には初登場です。


◆ ビジュアル撮影レポート ◆


布のゆったりした感じが、"砂漠の世界で暮らしている人"感があり、「あぁ、『王家の紋章』の世界だ!」という印象!
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そしてイズミル王子といえば...の、銀髪ロング!
しかも宮野さん、スタイルもスラっとしていますので、本当に「少女漫画から抜け出してきたみたい」なんです。
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そんな宮野イズミルの撮影現場、こんな感じです。
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げきぴあブログをご覧のみなさま、こんにちは。

FUKAIPRODUCE羽衣です。


出演者File第2弾は、大鶴佐助さんをFUKAIPRODUCE羽衣の

日髙啓介がご紹介いたします。

大鶴佐助さんもFUKAIPRODUCE羽衣、初登場です。今回の出演者の中では最年少。作品に新鮮な魅力を振りまいてくださっています。

そして、深井とも日髙とも浅からぬご縁が・・・そちらは下記のご紹介文をご覧ください!


『イトイーランド』のチケットは絶賛発売中です。


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色白の美少年大鶴佐助くんに出会ったのは3年前の「耳のトンネル」の再演公演を観に来てくれた時だ。いや正確には、「再会した」である。佐助くんは、かの唐十郎氏のご子息。深井と僕は、その昔、唐組にお世話になっていた時期がある。その時、佐助はまだ3歳くらいだった。やんちゃ坊主だった佐助がスラッとした色白の男前になって再び会いに来てくれた。その時の感動といったら言葉に出来ないものがあった。

それから程なくして今「イトイーランド」で共に稽古している。

あー。

お芝居を続けていて良かったと心から思った。


大人佐助とはまだ短い付き合いだが、なんだかそんな気がしない。

お芝居でも、普段でもそうだが、懐に躊躇なく入ってきてくれる。まさにヒュルっと。かと言ってズカズカではない。配慮人懐っこさが同居している。

そして声が綺麗だ。混じりっ気が全然ないというか、ほんとにものすごくピュアな声。ピュアさの説得力がハンパない。これは持って生まれた才能なんだな、と思う。

持って生まれたといえば、才能の塊なんだけどね。


佐助と稽古して飲みに行って語らうのが、嬉しい。楽しい。

これからもどうぞよろしくお願いします。



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FUKAIPRODUCE羽衣第20回公演
『イトイーランド』
2016/4/14(木) ~ 4/24(日) 東京/吉祥寺シアター
2016/4/28(木)~4/29(金・祝) 伊丹/AI・HALL 
[プロデュース]深井順子  [作・演出・音楽]糸井幸之介 
[出演]深井順子 日髙啓介  鯉和鮎美 高橋義和 澤田慎司 キムユス 新部聖子 岡本陽介 浅川千絵(以上、FUKAIPRODUCE羽衣)
/ 伊藤昌子 幸田尚子 高山のえみ 大鶴佐助 岡森 諦(扉座)


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げきぴあブログをご覧のみなさま、こんにちは。

FUKAIPRODUCE羽衣です。


出演者File第1弾は、扉座の岡森諦さんをFUKAIPRODUCE羽衣の主宰、深井順子がご紹介いたします。

扉座で長くご活躍されている岡森諦さんは、FUKAIPRODUCE羽衣には初登場です。

今回の出演者の中では最年長の岡森さん、大人の格好良さチャーミングさを稽古場でたくさん見せてくださっています。


是非、その魅力を、劇場でご確認ください。

『イトイーランド』のチケットは絶賛発売中です。



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深井です。こんにちは。うれしいことに岡森諦さんの紹介ができます。

初めて岡森さんを観たのは高校の頃でした。すごいなかっこいいな、と当時の私はきっと思ってた筈です。というのはもうあまりにも前のことで朧気にしか覚えていなくて・・・。

二度目は幻冬舎の石原さんから突然のメールで「扉座のつか版忠臣蔵は素晴らしいからぜひ観たほうがいい」と言われその日が千秋楽だったのですが石原さんが勧めるのなら行ってみよう、と羽衣メンバーの高橋くんと観に行ったのでした。

もうそのときの岡森さんは色っぽく熱っぽくなんてかっこいいんだ!とそのときは本当に思いました。お芝居自体も素晴らしかった!高橋くんとすごいねすごいねと言いながら町を歩いたのを覚えています。

三度目はこれも石原さんに火鍋を食べに行きましょうと誘っていただきお店に行ったらそこになんと!岡森さんがいたのです。本来はあたしが鍋を取り分けたりしなければいけないのに、気がつくと岡森さんが春雨を入れてくれたり鶏だんごをすくってくれたりしてたのでした。それがとっても心地の良い時間で。

それからは岡森さんが羽衣出たらどうなるかなあとか考えながら日々を過ごしああやっぱり思いきって誘ってみようと連絡したところ、快諾してくれました!

今は毎日岡森さんが稽古場にいる喜びに浸っていますが、岡森さんに深井ちゃん、そのうちに僕に冷たくなるんじゃない?という見た目のかっこよさと中身の可愛らしさのギャップにやられています。

普段はすこし高い声なのに、黒い岡森さんが出るときは低くどこまでも届く声を出すのも楽しいです。

天使岡森。

小悪魔岡森。

どちらも惹かれます。

そんな岡森さんとのイトイーランド

楽しみです。


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FUKAIPRODUCE羽衣第20回公演
『イトイーランド』
2016/4/14(木) ~ 4/24(日) 東京/吉祥寺シアター
2016/4/28(木)~4/29(金・祝) 伊丹/AI・HALL 
[プロデュース]深井順子  [作・演出・音楽]糸井幸之介 
[出演]深井順子 日髙啓介  鯉和鮎美 高橋義和 澤田慎司 キムユス 新部聖子 岡本陽介 浅川千絵(以上、FUKAIPRODUCE羽衣)
/ 伊藤昌子 幸田尚子 高山のえみ 大鶴佐助 岡森 諦(扉座)


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げきぴあブログをご覧のみなさま、こんにちは。


FUKAIPRODUCE羽衣です。

FUKAIPRODUCE羽衣は、来月4月に、久しぶりの新作本公演『イトイーランド』の上演を東京と伊丹で予定しております。

劇団員9名に、5名の多彩な客演陣をお迎えしての賑やかな作品となっております。

FUKAIPRODUCE羽衣のげきぴあblogでは、恒例となっております、個性豊かな出演者を順にご紹介してまいります。

出演者が出演者を紹介する形式です。

紹介されてる方、紹介している方、双方からその魅力を感じていただければと思っております。


【最新公演情報】

FUKAIPRODUCE 羽衣第20回公演 『イトイーランド』

プロデュース 深井順子  作・演出・音楽 糸井幸之介

人生を歌って踊る!゛妙ージカル″

イトイーの7人の夫人は夫の不在に浮気中・・・

出演者深井順子 日髙啓介 鯉和鮎美 高橋義和 澤田慎司 キムユス 新部聖子 岡本陽介 浅川千絵(以上、FUKAIPRODUCE羽衣)

伊藤昌子 幸田尚子 高山のえみ 大鶴佐助 岡森 諦(扉座)


2016年4 月14 日(木)~4月24 日(日) 

東京/吉祥寺シアター

アクセス⇒JR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅、北口から徒歩5分。


2016年4月28日(木)・29日(金・祝)

伊丹/AI・HALL

アクセス⇒JR宝塚線伊丹駅下車、西側すぐ。または、阪急伊丹線伊丹駅下車、東へ徒歩約7分。


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【FUKAIPRODUCE羽衣】

2004年女優の深井順子により設立。

作・演出・音楽の糸井幸之介が生み出す唯一無二の妙―ジカルを上演するための団体。

妖艶かつ混沌とした詩的作品世界、韻を踏んだ歌詩と耳に残るメロディにて高い評価を得るオリジナル楽曲、圧倒的熱量を持って放射される演者のパフォーマンスが特徴。

08年には世田谷区芸術アワード"飛翔"を受賞し、10年1月シアタートラムネクスト・ジェネレーションVol.2にて「あのひとたちのリサイタル」を再演。12年、「耳のトンネル」にて、CoRich舞台芸術まつり!2012春にてグランプリ受賞、同年、クオータースターコンテストにて「浴槽船」(撮影:杉田協士)でグランプリ受賞。また、09年からLIVE活動を開始。本公演以外にも活動の範囲を広げている。


公式サイトはこちら

http://www.fukaiproduce-hagoromo.net/



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■『ラディアント・ベイビー』#1■


今も世界で愛され続けているポップ・アートの先駆者、キース・ヘリング
美術界に多大な影響を与え、わずか31歳で亡くなった彼の生涯を、疾走感溢れるロックミュージックで綴ったミュージカル『ラディアント・ベイビー~キース・へリングの生涯~』が、まもなく日本初上陸します!

彼の代名詞でもある〈ラディアント(光り輝く)・ベイビー〉のイラストは、あまりにも有名です。


物語は、キースと、彼を取り巻く3人の仲間をメインに進んでいきます。

キース・ヘリング(柿澤勇人)
...物語の主人公。地下鉄構内にチョークで絵を描く活動で一躍有名に。

ツェン・クワン・チー(平間壮一)
...キースの生涯の友人となる写真家。

アマンダ(知念里奈)
...キースを献身的に支えるアシスタントにして、友人。

カルロス(松下洸平)
...クラブのDJで、キースの恋人。


芸術と向き合い、生き急いだキース・ヘリングという芸術家のまばゆくも切ない人生、そしてキラキラしたサウンドが印象的な作品。
キースに扮する柿澤さんはじめ、実力派俳優の共演で贈る日本初演は一体どんな舞台になるのか、今から楽しみです。

3月某日、本作のPR用音源のレコーディングが行われると聞き、取材に行ってきました!
レコーディングに参加したのは、メインキャストのこの4名。

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△左から 知念里奈、平間壮一、柿澤勇人、松下洸平


事前に音楽監督の前嶋康明さんから説明が。
多少の歌詞の変更や、パートの確認をしています。
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■ミュージカル『王家の紋章』#3■

連載開始から40年を迎える少女漫画の金字塔『王家の紋章』が、初のミュージカル化!
累計発行部数4000万部超を誇る少女たちのバイブルを、脚本・演出=荻田浩一、音楽=『エリザベート』のシルヴェスター・リーヴァイという豪華クリエイターがどうミュージカル化するのか、期待が高まるところ。

物語のヒロインは、考古学を研究するアメリカ人少女・キャロル。
あるピラミッドを発掘したことをきっかけに古代エジプトにタイムスリップしてしまい、そこで出会うエジプト王・メンフィスをはじめ、古代エジプトの人々と愛憎のドラマを繰り広げていきます。

そのキャロルを演じるのは、新妻聖子宮澤佐江
ミュージカル界の歌姫としてその名を轟かす新妻さんと、AKB48グループでも上位の人気を誇る宮澤さん、まったく個性の違うおふたりのWキャストも、注目です。

ビジュアル撮影レポ&インタビューシリーズ、今回は新妻聖子さんに密着です!
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◆ ビジュアル撮影レポート ◆


撮影はこんな雰囲気で行われています。
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衣裳を着けて撮影現場にやってきた新妻さん、鏡に映る自分を見て「...キャロルだー! こんにちは、小学生の時から読んでます!」とご挨拶をしたところから始まり...。

身体の向きや角度などを細かく指定するカメラマンさんに「こっち?ハイ!」等々、しゃきしゃきと対応していく新妻さんには、カメラマンさんも思わず「楽しい人だなあ...」と呟いていましたよ。
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ミュージカル界の三大スター、井上芳雄浦井健治山崎育三郎によるユニット・StarSの新番組『トライベッカ』

番組放送決定から、ミュージカルファンの歓喜の声が聞こえるようですが、3月8日、その製作会見が行われました。
この日は簡単なストーリーと、新キャストも発表に!

『トライベッカ』
4/22(金)深夜0:00(全6回/月1回放送)
WOWOWプライム
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<ストーリー>
星丸建設営業3課。松下みか(渡辺麻友)が事務職で滑り込んだこの部署には、課長・佐々木清一(佐藤二朗)、係長・千崎亮介(井上芳雄)、主任・桑折真樹夫(浦井健治)、事務・市村さおり(佐藤仁美)が所属する。個性的な千崎や桑折によって、営業3課は毎日のようにトラブルを巻き起こし、そこに建設課のガウディ北村(山崎育三郎)も加わると、事態はさらに複雑なものに...。果たして営業3課は問題解決できるのか!?
ミュージカルコメディドラマ「レッツゴーっ!営業3課」や歌やコントのコーナーなど、"ミュージカル愛"あふれる濃厚なプログラムがめじろ押し!

脚本・演出/福田雄一
出演/StarS(井上芳雄・浦井健治・山崎育三郎)、佐藤二朗、渡辺麻友、佐藤仁美 ほか

公式HPはコチラ→
StarSインタビュー→

遅くなりましたが、その会見の模様をお届けします!
登壇者はこちらの5名。
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△(左から)福田雄一、浦井健治、井上芳雄、山崎育三郎、渡辺麻友


相変わらずトークスキルの高いプリンス3名のオモシロトークに会見場は爆笑の嵐でした!


――福田さんから、注目ポイントを。


福田「もともとの僕とStarSのみなさんとの関わりで言えば、実は僕ではなく、僕の妻が3人の大ファン。3人に関われと家で命令されており、そんなわけで少しずつ3人に近づき、ようやく3人揃ってとのお仕事です。僕にとっては、福田家の夢がかなった『トライベッカ』。失敗するとちょっと、家庭がエラいことになってしまいます(笑)」

3人「笑」

福田「そして、これは今、(放映は)6回限定なのですが、上手くいくともう少し続くんじゃないかという話もチラホラ出ていますので、ぜひとも宣伝をしていただいて、どんどん続けていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします!」


――今日は『トライベッカ』のセット(オフィス内のセット)での会見です。

福田「そうなんです。最初にお話をいただいた時に思い浮かんだのがクレイジーキャッツだったんです。昔の映画ってオフィスものが多いんですよ。植木等さんが会社員で、会社を出ると急に道で歌いだす...そのイメージがぽんと浮かんだ。急に歌いだすコントって最近見ないなと思って、それはもうこの(ミュージカル俳優である)3人にしか出来ない! オフィスものにして、最後に急に歌いだす展開は面白いだろうな、と考えました」
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京都を拠点に活動する劇団悪い芝居の新作『メロメロたち』に、NMB48の石塚朱莉さんの出演が決定!石塚さんは本格的な舞台初挑戦です。

作品を手掛けるのは、悪い芝居の山崎彬さん
エネルギッシュでありながらどこか歪んだ切ない世界は、若者から圧倒的な支持を得ています。
新作『メロメロたち』でも、激しいせりふの応酬と全曲オリジナルのバンドの生演奏を取り入れ、悪い芝居ならではの青春ロードムービー悲喜劇に仕立てます。

また、石塚さんのほか、俳優集団D-BOYSの大久保祥太郎さん、ギタリストのアツムさんが参加。
若い客演陣の魅力あふれる舞台が期待できそう!


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石塚朱莉


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大久保祥太郎


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アツム(ワンダフルボーイズ)


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山崎彬


『メロメロたち』

<大阪公演>
2016年7月15日(金)~7月20日(水)
会場:HEPHALL

<東京公演>
2016年7月26日(火)~7月31日(日)
会場:赤坂RED/THEATER

作:演出:山崎彬

出演
[悪い芝居]
植田順平、呉城久美、中西柚貴、渡邊りょう、北岸淳生、畑中華香、長南洸生、岡田太郎、山崎彬

[客演]
石塚朱莉(NMB48)
大久保祥太郎(D-BOYS)、アツム(ワンダフルボーイズ)

全席指定:一般3900円、U25割引2900円高校生以下2000円
チケット発売:一般発売 6月4日(土)10:00~


チケットぴあでは先行予約を実施します。

★近日情報公開!!

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■ミュージカル『グランドホテル』vol.12■


1920年代のベルリンの豪華なグランドホテルを舞台に、様々な事情を持った人たちのドラマが交錯する――。
名作ミュージカル『グランドホテル』が、英国の鬼才トム・サザーランドと、日本の才能ある俳優たちによって蘇ります。

キャストインタビューや顔合わせ取材など、様々な角度で本作を追っている当連載ですが、今回は、3月8日に行われた、公開稽古の詳細レポートをお届けします!
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先に出したニュース記事はコチラ→

物語は、1920年代の大都市ベルリンを舞台に、華やかな「グランドホテル」に集う境遇の異なる人々が織りなす人間ドラマ。
ホテルという場所で、様々な人々が出会い、別れ、時にすれ違う、群像劇です。
物語上まったくドラマが交差しない人々もいて、そこはまさに"群像劇"=〈グランドホテル方式〉の基礎を作ったと言われる作品なんです。

今回は〈GREEN〉〈RED〉の2チーム制で上演され、それぞれのチームで結末も異なる...ということが、注目されていますが、この日、その「ふたつの結末」の具体的なところも、明かされました。

〈GREEN team〉出演:中川晃教/他
...悲劇的エンディング
華やかな時代からナチス台頭の足音が忍び寄り、グランドホテルの登場人物たちもまた、死と隣り合わせの運命が待ち受けている。悲劇的結末を暗示する...

〈RED team〉出演:成河/他
...ハッピーエンディング
人生の意味を見出したオットーは、フレムシェンと共に旅立つ。再び情熱を取り戻したグルシンスカヤは嬉々として次の公演地へ。それぞれが希望ある未来に向けてホテルを後にする...


こちらが、演出のトム・サザーランドさん。
先日には、トムさんがイギリスで上演した『グランドホテル』が、英国演劇界で栄誉ある賞「2016年オフ・ウエストエンド・シアター・アワード」の最優秀ミュージカル作品賞と最優秀振付賞を受賞したばかりです!
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稽古に入る前、トムさんより解説がありました。

「原作はヴィッキー・バウムによる同名小説です。それまでの小説というものは、ひとり、ないしはふたりの主人公がいて、その主人公たちをめぐるお話を描くものでしたが、彼女は新しい小説の技法を確立しました。ストーリーの中にはとてもたくさんの登場人物がいて、キャラクターによっては作品の中で出会うことすらない、そんなキャラクターもいます。共通項は、みんな、グランドホテルにいるということ。その物語の中で、それぞれの登場人物の人生があぶりだされます。

そしてこれはヴィッキー・バウムがその頃過ごしていたベルリンという場所、時代を描いたもの。不穏な時代であり、変革を待っている時代です。変革がどの方向に行くかということは、後々歴史が語りますが、その時は誰もわからない。英語での表現ですが、「踊り狂ったその先に戦争がある」...1929年当時のドイツはそんな時代です。

そして、ひとつこのミュージカルの中で明らかにされていることは、「持てるものと持たざる者がいる」ということ。その頃のベルリンでは、持てる者たちが、力ずくで自分たちが優れているというその立場をもぎ取っていた。ヴィッキー・バウムはユダヤ系の女性で、小説を書いたその年にベルリンを離れ、アメリカに逃亡します。その後、作品は有名な映画となり、さらに1989年にはブロードウェイでトニー賞を受賞するくらい素晴らしいミュージカルが誕生しました。このミュージカルの革新性というものは、最初の小説の革新性と同じくらいのものでした。そして今回、日本でこの作品を上演しますが、皆さんが「舞台作品はこういうものだろう」と思っている、その限界をぐっと超える作品にすることを目標にしています。それは『グランドホテル』という作品が、常に成し遂げてきた道です」


また、前述の「ふたつの結末」についての説明も。

「今回はふたつのまったく異なるバージョンをお見せしたいと思っています。それは先ほど申し上げた、「持てる者と持たざる者がいる」ということがヒントになっています。同じ音楽で、同じ脚本です。その同じ脚本と音楽を、キャストの皆さんがその公演ごと、違うチームでまったく違う作品にしていきます。
片方のバージョン(RED)は楽観主義、前向きにすべてのことがうまく収まるという方向で作られます。それはそれぞれのキャラクターが何か目指しているものがある、それを達成し、ゴールに辿りつき、そして幸せを手に入れる。
もうひとつのバージョン(GREEN)は歴史が物語っている、ベルリンの1920年代終盤から30年代にかけて起こることを示唆します。人々の中にある夢や希望は剥奪され、嫉妬、嫌悪といった感情がどんどん台頭していく。そして力ずくでものが進んでいく時代です。その前までは、リベラルな社会だったはずなのに...。

また結末だけが変わるのではなく、今回、ダブルで演じられる役どころがたくさんあります。この素晴らしく描かれたキャラクターたちは、その演じ手がその人なりに解釈し、その人なりに演じ、人物像を作ることができます。まったく同じ素材を使いつつ、今も稽古場では白熱した稽古をしていて、まったく違うバージョン、違うキャラクターが生まれつつあります。自分自身でも本当にここまで違うふたつのバージョンが出来るのかと、今興奮のさなかです。この作品の持つ素材の力、キャストの皆さんの素晴らしい力をぜひ本番で感じていただければ」


◆ 公開稽古レポート ◆


さて、この日披露されたのは幕開きのビッグ・ナンバー『グランド・パレード』。
それぞれの人物像と、抱えた事情が、ホテルの喧騒の中少しずつ見えてくる、まさにドラマがここから始まる感満載のナンバーです。

静寂の中、愛と死の化身...スペシャルダンサー、湖月わたるさん登場。
湖月さんが呼び鈴を鳴らし、物語が回転しだします。
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「グランドホテル、ベルリン。いつも変わらない。誰かが来て、誰かが去っていく...」と、グランドホテルで行き交う人々を眺めるオッテンシュラッグ医師が、登場人物を、少し毒気を混ぜながらシニカルに紹介していきます。

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