2011年8月アーカイブ


●よこやまのステージ千一夜●


先日、ニュースでも配信しましたが、
現在、池袋・あうするぽっとで上演中の舞台『ピグマリオン』の公開稽古と会見にお邪魔いたしました。
ここでは、ニュースでは書ききれなかったこぼれ話をお伝えします。

ジョージ・バーナード・ショーが描いたこの戯曲は、
ミュージカルや映画でおなじみの『マイ・フェア・レディ』の原作としても有名。
ラストや細かい違いを除けば、大筋は『マイ・フェア・レディ』と同じですが、
2作品の大きな違いは『マイ・フェア~』花売り娘のイライザが主役であるのに対し、
『ピグマリオン』はイライザの訛りを矯正する言語学者ヒギンズが主演を務めます。

pygmalion 011_hosei2.jpg
主演のヒギンズ役は、初舞台の市川知宏さん。
「第21回 ジュノンスーパーボーイ」のグランプリ受賞でデビューされ、
最近ではドラマ『美咲ナンバーワン!!』
昨年公開の映画『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』での活躍で
ご存知の方も多いと思います。


お相手のイライザ役は、高野志穂さん。
NHK連続テレビ小説『さくら』の主演を務めたことでもおなじみですね。


ほかに、ナイロン100℃のみのすけさん、浦嶋りんこさん、
D-BOYSの加治将樹さん、尾藤イサオさん。
舞台畑の手練の役者に囲まれて、初舞台の市川さんは大奮闘していました。

前回の舞台「アマデウス」でこんなセリフがあったのをみなさんは覚えていますか?

サリエーリ「(コンスタンツェに)さあ、おかけ。珍しいものをあげよう」

コンスタンツェ「何ですか?」

サリエーリ「カペツォーリ ディ ヴェーネレ、ヴィーナスの乳首。ブランデー入りの栗の砂糖づけだ。特に君のために作らせたんだ」


この後、コンスタンツェはひとつ手にとって食べると、そのあまりの美味しさにびっくりします。


物語の中に出てくる重要なアイテムの、このお菓子。
ふたりのセリフを聞いているだけでも、甘くて上品、それでいて濃厚なウィーン風の味を想像しますよね。
このセリフに出てきたお菓子をイメージして、ホテル西洋銀座のシェフがなんと本当にチョコレートケーキを作ってくださいました!

binasunotikubi.jpgケーキの中身は?

●ヒラノの演劇徒然草●

といってもお子様だけですが...。

劇団四季の人気ミュージカル『美女と野獣』の特別カーテンコールで出演者たちとともに歌い踊る、"リトルプリンセス&プリンス"を現在募集中です。
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古山憲太郎の初脚本・演出作品は暑さを飛ばして製作驀進中!!

今回無謀にも作、演出、チラシデザインまで担当させていただきました古山憲太郎です!
今までのモダンスイマーズ公演をご覧になった方には今回は何故古山作品?という方がほとんどでしょう。
いつもの蓬莱作品を楽しみにしている方も多いと思います。しかし、今回無謀にも作、演出に挑戦いたします。
今回モダンメンバーを中心に七人の俳優が一人何役も挑戦する大作?となっています。
僕も初作、演出にしてはかなり自らハードルを上げてしまっています。まあ言い訳できません...最後までなんとか諦めず、作品を作っていきます。
今回は今までのモダンスイマーズとは違う、また一風変わった作品にしたいと思います。ご来場いただくお客様も、逆に古山作品の感じを楽しんでいただければと思っております!お馬鹿で可愛い作品になることと思います。宜しかったらぜひとも劇場まで遊びに来てくださいませ!!お待ちしてます!

■公演情報
モダンスイマーズ「どん底スナイパー」
2011/9/12(月) ~ 2011/9/25(日)
SAI STUDIO 小茂根 Aスタジオ(東京)

チケット情報

●モダンスイマーズ初のスタジオ公演
「どん底スナイパー」が始動開始!!

今回の作品は、いつもと違う初めてずくしです。
まず、モダンスイマーズの中枢となる蓬莱竜太不在、それに替わって
古山憲太郎が脚本・演出を担当。
そして、いつもは稽古場としてお世話になるサイスタジオのご協力で
かねてから試してみたいと考えていたスタジオ公演がここで実現しました。

ここでは、出演者の皆さんからの生の声をお伝えする前にモダンスイマーズの
芝居づくりや、今回の公演のみどころなども写真や動画でお伝えできるようにしたいと
思います。
これから初日の9月12日まで、どうぞよろしくお願いいたします!

●集会所から始まる稽古

早速、稽古の様子と出演者の紹介をしながら「どん底スナイパー」とモダンスイマーズの
芝居づくりなんかも覗いてみます。
稽古場公演といっても、今回に限らずモダンスイマーズでははじめからサイスタジオを使う
わけではありません。たいてい、の劇団やカンパニーと同じように公共の施設を使用します。
住みなれた場所での登録があることから、この初期稽古場おさえは座長自らが担当。
この間は、時間使用で場所を転々とするわけですが、中でも使用頻度の低い某集会施設は
畳の部屋なので、他の団体はまず使用しません。
稽古場として使用できる施設には限りがあり、
公演時期によっては稽古スケジュールどおりに場所を押さえられないということがあります。
そこで、モダンスイマーズはこの施設をほぼ独占!?使用することが可能好都合なのです。
かつてここには過去に登場した俳優さんは、ほとんどどなたということは関係なくここで顔あわせや
初期の稽古をしています。

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モダンスイマーズの"奇を衒わない芝居"、それは客演の俳優さんがどんな方だからといって
必要以外に紀気を使わず、芝居創りという共同作業を基本に全員の気持がそこに向くことを重要と
考え、その価値観を共有できる客演さんと過ごす時間を大切に考えています。
そんな姿勢の現れが、この初期稽古場にも反映されているということでしょうか...
初回はその雰囲気を少しお見せして、その稽古場を垣間見つつ稽古中の出演者をご紹介します。

■見なきゃ損!話題の公演■

注目の劇団、というのはその時代時代で数多くあれど、ここ最近、演劇界の枠を飛び越えての注目度ナンバーワン、といえば東京セレソンデラックスだろう。
主宰・宅間孝行が生み出すその作品群は、笑って笑って最後にホロッときて、どこか古きよき日本の懐かしさすら感じさせる。その手腕に映像界からのラブコールは早く、手がけた脚本はドラマ『花より男子』など数多く、中でも劇団の舞台を連続ドラマ化した『歌姫』(長瀬智也主演)はギャラクシー賞マイベストTV賞グランプリを受賞した。

そんな東京セレソンデラックスと、東宝が初タッグを組んだ。その名も「東セレソンデラックス」。『JOKER』のタイトルで2001年に初演された、暗転なしノンストップシチュエーションコメディを、タイトルも新たに『わらいのまち』と冠し、片桐仁・岡田義徳・柴田理恵・田畑智子ら豪華ゲストを迎え上演する。
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■見なきゃ損!話題の公演■

9月4日(日)に東京・シアタークリエにて開幕するセレソンデラックス『わらいのまち』より、出演者の皆さんから動画が届きました!

第2弾は、柴田理恵さん。
日本人らしい面白いお笑い、とおっしゃっています。
そんな柴田さんは、旅館の仲居さんの役です。

■見なきゃ損!話題の公演■

9月4日(日)に東京・シアタークリエにて開幕するセレソンデラックス『わらいのまち』より、出演者の皆さんから動画が届きました!

第一弾は、作・演出、そして主演を務めるセレソン主宰、宅間孝行さん。
今作は、10年前に宅間さんが初めて書いたシチュエーションコメディとのことですが...
「自分で言うのもなんですが良く出来ております」
と自信を見せていらっしゃいます!
その意気込みのほどをどうぞ

8月17日(水)池袋・サンシャイン劇場にて、キャラメルボックス『降りそそぐ百万粒の雨さえも』インターンシップ企画が実施された。

インターンシップ企画はキャラメルボックスにとっても、チケットぴあにとっても、今回が初めての試み。キャラメルボックスの公演観劇とインターンシップ(劇場でのお仕事)がセットになった企画で、対象は、高校生、専門学生、大学生とこれから社会人になる学生の皆さん。当日は、開演前、開場中、終演後の劇場ロビーでのお仕事だけでなく、キャラメルボックスの脚本・演出を担当している成井豊さん、キャラメルボックスの製作総指揮の加藤昌史さん(お話をされる方は日替わり)のお話も聞ける。東京公演は、8月17日(水)14:00、19日(金)19:00、24(水)14:00の3公演、神戸公演は9月16日(金)19:00が対象。チケットはチケットぴあでのみ販売。


第一回目である8月17日(水)の11:30(開演の2時間半前)、どんなお仕事をするのかと期待と不安の表情を浮かべた10名の参加者がロビーに集合した。

まず始めに制作部から当日のお仕事の流れについての簡単な説明があり、その後、参加者全員で輪になって成井豊さんを囲み、成井さんのお話を聞いた。

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普段は接することができない人気劇団の脚本家、演出家のお話に、参加者の皆は興味津々。座付作家としてどんな考えで脚本を書いているのか、作品を創っているのかという成井さんの熱い想いに耳を傾けた。

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その後、3チームに分かれて、それぞれ開演前の準備にとりかかる。
各チーム毎にキャラメルボックスの制作スタッフがついて、仕事のやり方やどんな事に注意しながら取り組んでいるのかの話を聞き、作業を開始した。

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開場直前にはスタッフ全員が集まり、この日の確認事項の共有が行われた。キャラメルボックスの恒例の開場前ミーティング。加藤さんの言葉に、ただ一回きりである"今日という日の公演"が始まるんだと、スタッフ全員の気持ちが引き締まっていた。

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てなわけで、徐々に口コミで話題になっているコメディ映画『行け!男子高校演劇部』
私、脚本を担当させていただいた上に、出演もさせていただいているのです。
ますますこの日本映画史上もっともバカだと言われるこの映画を、もっともっと知っていただくために!
トークイベントを行います。
詳細はこちら!
 【発売中】
 ▼『行け!男子高校演劇部』トークショー付上映 (東京)
 ⇒ http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1138328
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 □8月25日(木) ヒューマントラストシネマ渋谷
  [登壇者(予定)]池田鉄洋

もうね、なんでも話しますよ。
私の初キッスの話とか、
私の初恋の話とか、
私の初失恋の話とか、
うわー! だれも興味なさげー!
てなわけで、映画の話、させていただきます!
チケット、絶賛発売中!
是非、お越しくださいませ!



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