2011年4月アーカイブ

【演劇ニュース】

劇団四季のミュージカル『ジーザス・クライスト=スーパースター』〈エルサレム・バージョン〉が4月13日(水)の開幕に先駆けて12日、東京・自由劇場にて公開舞台稽古を行った。

本作は、『キャッツ』『オペラ座の怪人』などを手がけたアンドリュー・ロイド=ウェバーの1971年の出世作。劇団四季では1973年に初演、この作品が四季が初めて上演したロイド・ウェバー作品だった。物語はキリストが十字架に掛けられるまでの7日間を描いたもの。期待と無力さの間で苦悩するジーザス、ジーザスを愛しながらも彼を裏切るユダ、ジーザスに心酔し"神の子"と讃えるもやがては彼に石を投げつける扇動されやすい民衆たちなど、登場人物たちの生々しい内面が描かれていく。

劇団四季では本作を〈エルサレム・バージョン〉〈ジャポネスク・バージョン〉のふたつのまったく異なる演出で上演しているが、歌舞伎風メイクが印象的なビビッドな〈ジャポネスク〉に対し、〈エルサレム〉は急勾配の舞台にエルサレムの荒野を置いたリアリスティックな演出で、物語のドラマ性がダイレクトに伝わってくる。急勾配を上り下りして熱狂する民衆たちの姿の後ろには乾いた大地と土ぼこりが見えるようだし、ジーザスを十字架にかける際の釘を打つ音や、滴り落ちる鮮血などは恐ろしいまでのリアリティで心に迫る。

pc_20110413_jesus.jpg

第7回:最終稽古前ブログ

こんにちは。
本日最終稽古。
森下亮です。

昨日の通し稽古は1時間32分でした。
約90分!
とっても見やすくなってると思います。
今日の通しで90分切るぞー。
ま、短ければいいってもんじゃないですが。

120分の内容をギュギュッと90分に詰め込んでます。
つまりはミドコロだらけです。
そう!
見るべきところが多くて、
クロムはリピートしてご覧になるお客さんが多いのです。

今回もリピートしたくなっちゃう、
ヤミツキになる舞台になってます。

いや、いつも以上にかな。
気持ち良いんだか悪いんだか、
怪しくて怪しくて
でもいつのまにかハマってた...
と言わせたい。

寺島しのぶ 、小泉今日子、渡辺えり、鈴木杏、池谷のぶえ、神野三鈴、麻実れいといった日本を代表する女優たちが勢揃いした舞台「トップ・ガールズ」
物語は、ロンドンのキャリア・ウーマン、マーリーン(寺島しのぶ)が、男性たちとの熾烈な競争の末、遂に重要ポストを勝ち取った昇進祝いのパーティから始まる。ところが、ウェイトレス(池谷のぶえ)が案内する席に次々と集まって来たのは、歴史や芸術作品に名を残す古今東西のパワフルなヒロインたち・・・・。

"史上最強のガールズ・トーク"を楽しんでみませんか?


現在上演中の本作の観劇モニターを現在受付中!
対象公演は以下のとおり。

4月20日(水) 14:00 開演
4月21日(木) 14:00 開演
4月22日(金) 14:00 開演

会場:Bunkamuraシアターコクーン

「トップ・ガールズ」の作品紹介、チケット情報はコチラから



応募・詳細はコチラから

【演劇ニュース】

松尾スズキ演出版『欲望という名の電車』の公開通し稽古が、4月12日(火)の開幕を前に11日、東京・PARCO劇場にて行われた。本作はテネシー・ウィリアムズの傑作戯曲にして、これまでも数多くの名優たちによって舞台化されてきた人気作。誰もが知るこの名作を、松尾という奇才が演出するということで、演劇ファンならずとも高い注目を集める一作である。

"欲望"という名の電車に乗り、妹ステラ(鈴木砂羽)の元へやって来た姉ブランチ(秋山菜津子)。上流階級出身のブランチにとってステラの貧しい生活は衝撃であり、中でもステラの夫でポーランド系の粗野な男スタンリー(池内博之)とは、事あるごとに衝突を繰り返していた。そんな彼女の心に安らぎをもたらしたのが、スタンリーの親友ミッチ(オクイシュージ)。しかしスタンリーがブランチの過去を暴き出して......。

pa_20110412_yokubo.jpg

第6回:いよいよ感


いよいよです!
いよいよ「裸の女を持つ男」開幕まであと5日!

なんかいよいよばっか言ってない?

だってホントにいよいよなんだもの!

パフォーマンスも完成して!
小道具も完成して!
公演グッズも続々と納品されて!
稽古場にスタッフが続々と増え!
役者たちが髪を切り!(これが「あ、本番近いな」と思わされるんです)

いよいよ感たっぷりです。

美術家から「こんな舞台美術になります」という写真も送られて来ました。
和歌山から。
ええ。
クロムは美術家が和歌山にいるため、
舞台セットは和歌山で作られて、それを東京に運びます。
ちなみに美術家の名前はステファニー。
日本人です。

【演劇ニュース】

今年1月にセカンド・シーズンがスタートしたミュージカル『テニスの王子様』。その第2作である「青学(せいがく)vs聖ルドルフ・山吹」が、4月8日、 TOKYO DOME CITY HALLにて開幕した。地震の影響により一部公演中止を余儀なくされたこの作品、会場には開幕を待ち望んだ大勢のファンが駆けつけ、熱気に包まれていた。

許斐剛(このみ たけし)の同名の人気漫画を舞台化したミュージカル『テニスの王子様』は、2003年4月にファースト・シーズンを開幕し、15回の本公演と7回のライブ・ステージで累計動員100万人を突破。演劇界に"テニミュ旋風"を巻き起こした大ヒット作だ。テニスの天才少年・越前リョーマ(小越勇輝)が青春学園(通称・青学:せいがく)中等部の部活仲間と試合を通じて成長する様を描いており、セカンド・シーズンは前シーズンとは違った演出で全国大会決勝までの道のりを歩む。

今回は、都大会での準決勝・対聖ルドルフ学院戦と決勝・対山吹中戦。他校の情報分析に長けた司令塔・観月はじめ(小林豊)率いる聖ルドルフと、"ラッキー千石"の異名を取るJr.選抜・千石清純(聖也)に異端児・亜久津仁(岸本卓也)を擁した山吹中はまるで静と動といった雰囲気。初日前日の会見では小林が「今回、観られないお客さんに向けても、気持ちを伝えられるくらい全力で演じたい」、聖也が「みんなとひとつになるのがこの舞台の目標なので、楽しく元気にみんなにパワーを与えられるように頑張りたい」と力強いコメントをそれぞれ残している。

pa_20110411_tenimyu.jpg

●ヒラノの演劇徒然草●

4月8日、ミュージカル『レ・ミゼラブル』のプレビュー公演が開幕しました。
100周年の帝国劇場、やっぱり"東宝ミュージカル"の代表格のこの作品がないと! ですよね。
今回はその記念すべき年の上演というだけでなく、日本初演から続いていた"ロンドンオリジナル版演出"での上演が最後になるとのことで、ファンからの熱い視線が向けられています。

開幕に先立ち4月7日には、公開舞台稽古と出演者による会見も行われました。
会見に出席したのは、山口祐一郎、岡幸二郎、知念里奈、中山エミリ、森公美子、加藤清史郎の6名。
今回もニュース+αをげきぴあにてレポートいたします。
110407butai2.JPG

110407shugou.JPG

第5回:直前ってやつ

さあ本当にいよいよ。
いよいよ今週末16日からです。
「裸の女を持つ男」!!

稽古も佳境になってからの私の恒例行事として、
疲れが溜まって来たここぞという時にやるイベント、
一人焼肉ってやつがあります。

一人焼肉...やります?
やったことない方は一度やってみてください。
なかなか、いやかなりいいですよ。

目の前の肉が全て自分のものだという幸せ!
自分のペースで焼ける幸せ!

と言うのも、劇団で焼肉に行くと
まーわあわあうるさくしゃべってしゃべって、
食べてしゃべって食べてしゃべってで
焼肉食べたのにまー疲れたってなるんですよね。

いや、大勢で食べる楽しさも知ってるんですが、
一人で食べる良さも知ってる。

そもそも焼肉ってのは...

...あ、芝居のこと書かなきゃ(笑)。

ひたすら稽古してると
リフレッシュである食事とお風呂はどうしたって重要になって来るんですよねー。

そう!お風呂もね!だいじだいじ。
銭湯が好きでよく行くんですが、
お気に入りの銭湯の営業時間が短くなってしまって悲しいのなんの!
ちょっと飲みにでも行ったらもう間に合わな
...おい。
これただのお前の日記にするつもりか。
すみません。

芝居のことを、ね。

【演劇ニュース】

4月12日(火)に開幕する(4月8日にプレビュー公演が開幕)ミュージカル『レ・ミゼラブル』の公開稽古が、4月7日、東京・帝国劇場にて行われた。公開稽古前には会見が行われ、出演者たちが公演に対する思いを語った。

『レ・ミゼラブル』はヴィクトル・ユゴーの同名小説が原作で、日本では1987年に初演、24年もの長きにわたりコンスタントに上演され続けているミュージカルの金字塔。オリジナル演出での公演は今回で最後ということもあり、注目を集めている。作品は19世紀のフランスの動乱期を舞台に、苦しい生活を強いられる民衆や革命に燃える若者たちなどの姿を描いた群像劇。どん底の生活に耐えながらも、「夢見た明日はきっと来る」と信じて生きる人々の姿が多くの感動を呼んでいる。

会見には、マダム・テナルディエ役で出演する仙台出身の森公美子も出席。友人を今回の震災で亡くしたという彼女は、「この舞台を今やるのは重いな、と思ったのですが、(地元の)みんなが『バスが通ったから観にいくよ』と言ってくれて、やろう、と思いました。やっぱり私たちの仕事は、芝居を通してみなさんに元気を与えることなので、今この舞台で、この作品で何か力をあげられれば」と涙ながらに心のうちを語った。

    ミュージカル『レ・ミゼラブル』開幕
pb_20110408_lesmiserables.jpg

【演劇ニュース】

舞台『おもいのまま』の製作発表が4月7日、都内で行われ、主演の石田えりをはじめ、佐野史郎、音尾琢真、山中崇ら出演陣と、演出の飴屋法水が会見に出席した。作品は石田のアイデアをもとに、中島新が書き下ろした新作。演劇界、美術界と多方面で活躍する鬼才、飴屋法水が演出・美術・音楽デザインを担当する。

高級住宅街に住む、裕福な夫婦の家を訪れたふたりの雑誌記者。記者たちは、殺人事件の取材と称して家へ上がりこみ、室内を物色。夫妻のプライベートにも踏み込んで、やがて夫妻の秘密に迫っていく。夫妻役を演じるのは、今回が舞台初共演となる石田えりと佐野史郎。

「どうして自分の人生にこんなことが起こるんだろうか。そんなきつい状況の中で、残されたわずかな自由をどう受け止め、どう行動すべきなのかがテーマ」と語る石田えり。作品の企画発案者として、「脚本家も飴屋さんも佐野さんも、ひとりひとりに、ぜひお願いしたいと声をかけさせていただいた」と話しながら、才気あふれる個性派たちを前にして「一見すると、あんまり成功しないんじゃないか、という顔ぶれですけど」とジョークを飛ばす。それでも「ほんとに"この人がいい"と思った人だけでやっていくと、はたしてどうなるのかという興味があった。みなさんの力をいただいて、演劇の新たな可能性が開けるようなものができたら」と意気込みを語った。


   会見より。写真左から、山中崇、佐野史郎、飴屋法水、石田えり、音尾琢真
pc_20110408_omoi.jpg

カテゴリー

ジャンル

カレンダー

アーカイブ

劇団別ブログ記事

猫のホテル

文学座

モナカ興業

谷賢一(DULL-COLORED POP)

劇団青年座

劇団鹿殺し

 はえぎわ

柿喰う客

ONEOR8

M&Oplaysプロデュース

クロムモリブデン

演劇集団 円

劇団チャリT企画

 表現・さわやか

MONO

パラドックス定数

石原正一ショー

モダンスイマーズ

ベッド&メイキングス

ペンギンプルペイルパイルズ

動物電気

藤田記子(カムカムミニキーナ)

FUKAIPRODUCE羽衣

松居大悟

ろりえ

ハイバイ

ブルドッキングヘッドロック

山の手事情社

江本純子

庭劇団ペニノ