祝・『レ・ミゼラブル』2500回達成!

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■『レ・ミゼラブル』の魅力(1)■

現在、帝国劇場で上演中の『レ・ミゼラブル』
これまでも会見のこぼれ話など、ここ「げきぴあ」でもレポートしてきましたが、このたび連載という形で掲載することに決定しました!
題して〈『レ・ミゼラブル』の魅力〉
日本初演から24年、愛され続ける本作の魅力にさまざまな形で迫っていこうと思います。

まずは、日本初演から24年、上演回数2500回に達した4月22日に行われた特別カーテンコールのレポートをお届けします。
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この日は本編終了後、通常のカーテンコールを行ったのちにひときわ大きなオーケストラの演奏とともに「本日、2500回達成しました!」と書かれた大看板が登場。

この日ジャン・バルジャンを務めた別所哲也

「俳優を志した20代に、日本初演をここ帝国劇場で観たことを今でも鮮明に覚えています。俳優になるんだったら関わってみたい、お客さんとしてもこういう感動をわかちあえるような舞台に関わっていたい、そう思ってここまでやってきました。こうやって2500回という大きな節目をお客様とわかちあうことができて、本当に、光栄です。色々なことが世の中では起きていますし、人生には喜びも悲しみも起きるわけですが、本当にこの舞台で生きることの素晴らしさを感じています」
とご挨拶。
別所さん、目には涙が。
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そして、その別所さんから「一番派手な方」と紹介を受けてご挨拶したのが、マダム・テナルディエ役の阿知波悟美。阿知波さんは24年前の初演時もマダム・テナルディエとして舞台に立っていました。

「私がこの帝劇の舞台を踏んだのが28歳の時でした。そして今でも同じ役やってるんです...」と言ったところで客席から大きな拍手が。すると阿知波さん、
「違うの、拍手するところじゃないの!どんだけ老けてたんだって話!(笑)」
え、えーと......。(笑)
そして、「(挨拶が)長くてごめんなさいね、あたしも本当は早くしたいの。この衣裳重くて暑くて大変なの!何回も何回もカーテンコールをやるのもヤなの!」と言いながらも、客席に『レミゼ』を何回観たかを尋ね、「50回以上みた」でも拍手をする人がかなりの数(!)いたのを受け、「これだけの方が何度も足を運んでくださっている。先ほどはカーテンコールやだとか言いましたが、本当に皆様に支えられて、私たちは今日も舞台に立ててるんだなと思って感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝の言葉を述べていました。
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お次の登場は、「出世魚のようにどんどん名前を変えていった方」という阿知波さんからの紹介を受けて、マリウス役の原田優一
原田さんは1994年にガブローシュ少年、前回2009年公演ではアンジョルラスを演じていました。

「石川禅さんだと思われた方、すみません!」といいながら原田さん、センターポジションへ。
「この作品で3役もやらせていただくのは感謝してもしきれないくらい。オーディションのたびに本当にドキドキするんですが、合格と言われるたびに本当に良かったと噛みしめる思いをしています」と言う原田さんは、"いままでのハプニング特集"を披露。
舞台上で黒目が描かれているコンタクトがずれて、どこを見ているのかわからない状態になってしまった話や、アンジョルラスをやっている時に、死ぬシーンで旗を投げたら後ろの柱に刺さってしまい、そのキズがいまでも残っている話などをしてくれました。
原田さん、貴公子的なイメージがあるんですが、話すとかなりおもしろキャラです。
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最後は、プルベール、フイイ、マリウスを経て現在ジャベールを演じている石川禅
「2500回という回数を上演できたのは、この作品をこよなく愛し、劇場に足をお運びくださった皆さんのおかげです」という石川さんも舞台での失敗談を披露。

「1994年、中日劇場公演当時、ジョン・ケアードが当時の歯科技術についてアドバイスしてくれました。今でこそ虫歯になったらすぐ治せますが、当時はそんな技術はない。痛みをこらえて神経が死んで抜け落ちるのを待つ。だから肖像画はどれも口を閉じているんだよ、と。だからその当時流行ったのがお歯黒!」
......だんだん読めてきましたねえ。
「プルベール役の俳優はその前に(テナルディエの酒場で)酔っ払い役として出てきます。わたしは前歯一本だけ残してぜんぶお歯黒塗ったんです。...悲劇はその数分後おきました。その後さっそうとプルベールの衣裳を着け、ABCカフェのシーンです。当時のアンジョルラス役者の方が、"禅。大丈夫か"と。何?と思ったら"お歯黒ついてる"。...まわりを見渡すとほとんどの人は肩をふるわせ、何人かの目が怒ってました。みんな、お歯黒つけるときは気をつけてください(笑)」。

ほかにも、長い間に歌詞も改良されかわっていくのに、昔の歌詞がふと出てしまう、という話なども。
こんな話でいいですか?という石川さん、場内は爆笑&大拍手でした。
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このあと、岡幸ニ郎さんが登場し、《バリケード解説講座》も開催されました。
そちらは次回の更新で!

公演は6月12日(日)まで続きます。チケットは現在発売中です。

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