Teamげきぴあのイチオシ!の最近のブログ記事

どうも、またまたこちらにお邪魔しちゃいました、池田鉄洋です。
小説を書きました。
『行け!男子高校演劇部』のノベライズを書かせていただいたのです。
これねー、すっごいしんどかったです!
約ひと月、朝までひいひい言いながら書きました。
他の事は、食べる、トイレ行く、風呂入る、寝るっつーだけの生活。
まさに自宅でカンヅメ状態です。
暑くて頭がオーバーヒートしそうだったので、
頭を冷やすグッズを巻いて、すぐに生温かくなるので、冷凍庫にごろごろ転がっている保冷剤を補充して。
それでも汗が、冷や汗が、脂汗が、だだ溢れてくるという生活!
カンヅメはカンヅメでも、なんかオイリーなカンヅメの出来上がりでした。

ToyCamera.jpg
『行け!男子高校演劇部』で一度ストーリーを書いたというのに、なぜそんなにしんどかったかといいますと、
そうですねえ......
例えば脚本では、
☆☆☆かねこのぶろぐ☆☆☆

先日、ハイバイの岩井秀人さんが脚本を書いたテレビドラマ「生むと生まれるそれからのこと」の試写と会見に行ってきました。

このドラマはNHKのディレクター渡辺氏がハイバイの舞台を見て感動し、2008年ごろ岩井さんにテレビドラマの脚本を依頼してから3年越しで実現に至ったそうです。

物語は、フィギュアの造形師・佐藤たけし(柄本佑)と商業カメラマンの森聡美(関めぐみ)がひょんな事から知り合い、お互い相手の「深入りしない」、相手を「尊重する」という"境界線"のある考えに共感して付き合うことになる。が、ある日聡美の妊娠がわかった。親になるということにとまどうふたり...。
「結婚」についての考え方や、「両親学級」への参加、「嫁の両親」への挨拶といった様々な事柄に直面し、試行錯誤や衝突を繰り返しながらゆっくりと親になっていく若い男女の恋愛ドラマ。

umutoumareru01.jpg       会見に出席した柄本佑さん(左)と関めぐみさん(右)

「すごいバカ!」
「くだらなくて最高!」「ひど過ぎ、もう一回見たい!」
......私が脚本を担当した映画『行け!男子高校演劇部』に寄せられる言葉の数々は、だいたいこんなニュアンスです。

あ、ご挨拶もせずに失礼いたしました。
わたくし「変な顔俳優」の池田鉄洋と申します。
俳優でありながら脚本なんかも書いておりまして、舞台を中心にですが、ヘンテコなコメディを作っております。


そんなわたくし、この度、映画の脚本を書かせていただきました。
バカ映画が大好きな英勉監督(ハンサムスーツ/高校デビュー)と、バカ映画が大好きな私がタッグを組んでバカな脚本を作り、そんなバカな脚本を読んだ中村蒼君が出演を快諾してくださり、「俺も!」とバカが好きな俳優陣が出演してくださった結果! 
近年稀に見るバカムービーが出来上がりました!
試写会ではいつも厳しい顔で見ているライターさんや、評論家先生も声を出して大笑い。

一般試写会でのアンケートでは「こんなバカな映画が見たことない!」「バカしか残らない!」などの高?評価。
公開後も、「笑い過ぎて泣いた」「腹筋が痛い」「感動なんか全くない!」と、大評判?なのです。

danshi1.jpg

★★★かねこのぶろぐ★★★

 

「わが星」は、2009年に三鷹で初演された柴幸男主宰の"ままごと"旗揚げ公演。この作品が2010年の岸田國士戯曲賞を受賞し、大変な話題となったのは記憶に新しいところ。

 

さて、今回待望の再演が決定し、東京公演は大盛況のうちに終わりましたが、この後、三重、名古屋、北九州、伊丹と全国を回ります!

観た人たちを次々と魅了する「わが星」はいったいどのように作られたのでしょう?

作・演出の柴幸男さんと、音楽を担当している□□□(クチロロ)の三浦康嗣さんのお二人に、音楽の視点から貴重なお話を伺いました。

 

 

wagahoshi.aka01.jpg-「わが星」の楽曲は柴さんが三浦さんにお願いして実現したと聞きましたが-


柴:僕って言うより制作の宮永が三浦さんに「テーマ曲をお願いしたいんですけど」って、僕の知らないうちに。


三浦:知らないうちだったんだ!俺、いまそれ知った(笑)


柴:いつかやってもらえたらいいかもねと言う話はしてたんですけど。そしたら次の公演で□□□テーマにいけるんで、と言う話がきて。


三浦:そうだったんだ。僕は、柴くんが"toi"と言うユニットでやってた「四色の色鉛筆があれば」の短編を観たりしてたんですけど、柴くんの劇団を立ち上げる第一弾で長編の作品を作るので、それのテーマ曲を作って欲しいって言われた。


-おふたりは旧知の中だそうですが-


柴:いやいや、あれは嘘です。幼なじみみたいになってるけど、旧知ではないです。2008年の暮れくらいですね、初対面したのは。僕はもともと□□□を聞いてたんですけど。招待状をキッカケに知り合ったので、たかだか3年か4年くらいなんで、旧知ではないです。


三浦:まぁでもモノは言いようかなと。


柴:確かにこの企画でセッティングされた人ではないんで、もともと知っていたと言えば旧知なんですけど。


三:僕は演劇人脈とか、柴くんは音楽人脈とかそんな昔からなかったからね。


柴:ないです、ないです。  


-三浦さんが今回参加しようと思ったのはどんなところからですか?-


三浦:もともと友達に紹介してもらった時に柴くんから、「反復かつ連続」って作品のDVDをもらったので、見てすごい面白いなと思って。その後、2010年1月の終わりにシアタートラムでやってた「四色の色鉛筆~」を観に行って、面白かったからお疲れ会しようよ、と。ウチでご飯作って飲もうよみたいな感じで。

 

  

柴:その時系列だったんですね。


三浦:その時系列で間違ってないと思うよ。それで仲良くなって、その流れで頼まれたから。しかも柴くんの芝居って基本的に音楽を使ってないんですよ。舞台美術やセットもほとんどなくて、逆にないのがいいなと。下手にあるとダサくなっちゃう。いい感じにならなかったりするんで。はじめは、映画のエンディング曲みたいなイメージで作ってと言われたんだけど、それだとあまりオモロくないなと思って。丁度その時デモで制作中だった「00:00:00」と言う□□□の楽曲で2、3分の歌詞が入ってないインストバージョンがあって。時報があってそれにメロディとかビートとかそういうのが被さって音楽になるって感じだから、これを分解して柴くんが自分で音楽ソフト使って作れればいいかなと。


柴:「反復かつ連続」は全部僕が自力で編集してやってたんで。楽器は使えないですけど音を編集したりはしてたんです。


三浦:(柴くんは)構造的にものを考えて劇を作る人だから、ドラムならドラムだけのパート、ギターならギター、ベースならベースと言うように音だけバラバラに渡して出来るんじゃないかなと。あとは柴くんが構築して劇を作って、本番も柴くんが演奏するんでいいかなと。結果、いま二人で演奏はやっているんですけど。

 

柴:その予想どおりの作品ができたから面白かったですね。全編音がないか、全編流しっぱのどっちかですね、きっとぼくの芝居は。今まで音響を使わない作品が多かったけれども今回はほとんどずっ鳴ってる状態で、その状態でどうするかっていう作品になったんだと思います。


三浦:逆にずっと音楽鳴ってたらウルサイじゃん。だけど時報って音楽なのかどうなのか微妙なとこだから。この作品の場合音楽に聞こえるじゃん、時報って。そこが面白いね。最初の時点でずっと時報が鳴ってるくらいがいいかもって言ってたの、覚えてる? 

 

柴:あ、でもオンオフが難しくなるなーと思ってたんで。だったら時報だけがずっと流れてたりしたら面白いかもって思ってました。


三浦:(時報が)消えるとそこにまた違う意味が生まれちゃうからね。


柴:鳴らしたら流しっぱです。


三浦:すんごーい(音を)小ちゃくしたりとかして。あと実は時報には三種類あって、本物の時報と、ピアノの時報とシンセの"ポ・ポ・ポ・ポーン"だけ抜き出した三種類。 実はみんな気づいてないと思うけど。


柴:使い分けているんですけどね。飽きがこないように。結構気づかないんでしょうね。こだわってやっているところとか。


●ヒラノの演劇徒然草 ~イチオシ!編~●

寒かったり暖かかったり暑かったり、なかなか気温が定まらず、着るものも悩んでしまう日々が続きますね。
そんな時には劇場へ行きましょう!
劇場は、ほぼ、温度一定です!
(ちょっと強引でしょうか・笑)

さて、今週の「イチオシ!」では、まだ間に合う、ゴールデンウィークのオススメ舞台をご紹介します。

●よこやまのステージ千一夜 ~イチオシ!編~

 

Teamげきぴあのヒラノさんも先日書いていましたが、
井上ひさしさんの訃報......。
テレビのテロップで速報を見たときに、ご飯を食べていたのですが、ビックリしてお箸を落としてしまいました。

軽妙な筆づかいのなかに秘められた、庶民を見つめる温かい眼差し、歴史から学ぶ社会風刺など、
井上ひさしさんの戯曲には、これからを生きる者が持つべき
生きていく知恵や、人として忘れてはならない心の温かさ、ユーモアがそこかしこに散りばめられています。

井上ひさしさんはもちろんのこと、
今日は注目の劇作家をご紹介します。

●ヒラノの演劇徒然草 ~イチオシ!編~●


東京では桜も満開です。春ですね~。
さて、そんな4月初旬、私が注目しているのは大型ミュージカル2本の開幕です!

芝居に行こう♪と思ったときは

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「最近、芝居観てないな~」
「この間の芝居、すごく面白かったから、もっといろいろ
観てみたい!」
そんな気分にせっかくなったのに、
今、演劇の公演は多種多彩。
いったいどれを観たらよいのやら・・・。

「Teamげきぴあのイチオシ!」では、
この先1~2ヶ月の間で観られる公演の中から、
Teamげきぴあのメンバーが、みなさんに
"今、観てほしい"公演をチョイスして
ご紹介していく予定です。

すでに観劇済みのものから、
まだ観ていないけど期待値大の公演まで
いろいろでてくると思います。

「今週末は、芝居に行こう♪」と
ふと思うようなことがあったら
ぜひチェックしてみてください。

ぴあの演劇担当者十数名が一丸となって、
ついに演劇ブログ「げきぴあ」をスタートさせました。

月に何十本もの舞台や芝居を見続けてきた演劇担当編集者が
日々の演劇生活を綴る「カンゲキ日記」、
今見るならコレ!と自信を持っておススメする
「Teamげきぴあのイチオシ!」などの
演劇ファンの方に楽しんでいただけるコンテンツから
毎日更新の「本日情報公開!」の公演一覧や
おトクなチケット情報、チケットニュースなどの最新情報を
最速でお伝えしていきたいと思っています。

そして、見逃せないのは
さまざまな劇団のみなさまにもこのブログに参加していただき
劇団について、最新公演について、芝居を作り上げることについてなどなど、日ごろの演劇へのアツい思いを綴っていただきます。

最初は手探りの状態ですので、
みなさまの「知りたい!」にご満足いただけるかわかりませんが
どんどんパワーアップ!していきますので
末永くご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

2010年3月16日
                        げきぴあ編集部一同

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