Teamげきぴあのイチオシ!の最近のブログ記事
今週末いよいよ大阪シアターBRAVA!にて開催する衝撃の舞台「殺風景」。
作・演出は劇団THE SHAMPOO HATの赤堀雅秋、主演にはHey!Say!JUMPの八乙女光。
個性派俳優大倉孝二が脇を固める、注目の舞台。
気になっている方に、赤堀雅秋×八乙女光×大倉孝二の対談記事を掲載します!
衝撃の事件が炙りだす、ある家族の歴史。
撮影:細野普司
「殺せーッ! 殺せーッ!」。
喧騒(けんそう)の中、青年は何かに取り付かれたように犯行に及んだ......。
容疑者の家族4人全員が死刑判決を受けるという前代未聞の事件を題材に、まったく新しい家族の物語を紡ぎだす。
作・演出は一昨年に「一丁目ぞめき」で岸田國士戯曲賞に輝いた、劇団THE SHAMPOO HATの全ての作品の作・演出を手掛ける赤堀雅秋。
今もっとも活躍が期待される注目の劇作家だ。
「ここ数年死刑を題材にした作品をいくつか発表するなかで、毎回客席はどこか対岸の火事を見るような反応だった。
でも、凄惨(せいさん)な事件は自分たちの生活と地続きの上に現存する。"明日は我が身"という想像力をもって作品を観てもらえれば、登場人物たちの一挙手一投足に、理屈ではない何かを感じてもらえるはず」
かつて炭鉱で栄えた地方都市に生きる家族、闇のありかを探るように、物語は諦念にのみこまれた[現在]と、エネルギーに満ち溢れる[過去]を行き来しながら展開する。
主演には人気グループ、Hey!Say!JUMPの八乙女光。ストレートプレイ初挑戦となる八乙女は、本作で率先して犯行に手を染める次男と、青年時代の父親の2役に挑戦する。
「人間に興味があるので2役演じられることは楽しみですね。自分とは違う人生を歩めることにワクワクする。今まで経験し学んできたことをいったん全部忘れて、ニュートラルな状態で赤堀さんの演出に身を任せたい。
本番の舞台にどんな自分がいるのか。ファンにあれ誰?と思われるぐらい別の表情が出せたらいいな」
言葉にできない衝動を味わって過去現在ともに八乙女が演じる役に影響を与えるキーマンは、赤堀からの信頼も厚い個性派の大倉孝二だ。
「赤堀作品はエキセントリックなのに現実にもありそうだと思わせる生々しさがある。
観ている分には楽しいけど演じるのは難しい。ぶざまな姿をさらけ出して挑みたい」
やがて場当たり的で不毛な"家族の共同作業"は終焉(しゅうえん)の時を迎える。
赤堀は結末に何を描き、観客はその光景に何を思うのか。
観終わった後、無性にお酒が飲みたくなったり、実家に電話したくなったり、気づいたら涙があふれ出ていたりとか。
「単純に泣いたり笑ったりできる作品ではないけれど、言葉にできない衝動に突き動かされるような感覚を味わってもらえれば」
関西ではめったにお目にかかれない待望の赤堀作品最新作。かつてない演劇体験に期待して!
傑作小説が舞台化!多部未華子が蜷川演出に挑む
世界的なベストセラーで、2010年に映画化され話題となった、カズオ・イシグロの小説『わたしを離さないで』が、蜷川幸雄演出により舞台化される。ある運命を抱えながら寄宿学校で育った男女3人の、揺れ動く感情、関係性の変化を鋭く描いた作品。その中で、主人公・八尋を演じる多部未華子が、本作に挑む心境を語ってくれた。
本作は蜷川自身が好きな作品で、多部をはじめ、共演の三浦涼介、木村文乃の3人とも、蜷川が希望したキャスト。多部も「いつかご一緒させていただきたいと思っていた」と話す。「蜷川さんの舞台は、舞台に立っている方全員がイキイキしているように見えるし、難しい作品でも視覚的に素晴らしいので楽しくなりますよね。私もいつか、蜷川さんの舞台に立てたらいいなと思っていたので、早い段階でそれが叶ってすごく嬉しいです」。
多部は野田秀樹原作の『農業少女』、宮本亜門演出の『サロメ』、松尾スズキ演出の『ふくすけ』に続き、約1年8ヶ月ぶりの舞台出演。久しぶりの舞台に「課題がいっぱい」と苦笑い。「発声、キャラクター作り、感情の出し方、舞台に立ったときの基本的なことからすべてが課題です。でも、一番最初に、蜷川さんが何をやってもいい自由な空気を作ってくださったので、とにかく感じたまま演じています」。
小説をもとに、脚本家・倉持裕が舞台を日本に変えて描いた本作。多部は、原作を読み、映画も観たうえで舞台に挑んでいるという。「舞台では、物語の流れや感情の揺れ動く様子などの、原作の持つ良い部分を大事にしていると思います。舞台美術や空間作りは蜷川さんならではの雰囲気で、良い意味で原作のイメージを覆しているのではないかな。ビジュアル面でも面白いなと思っていただけたら嬉しいです」。
また、演じる八尋については「感情を抑制している女の子」と捉える。「喜怒哀楽があまりなくて、感情に波がないんです。それを舞台で観ると、すごく単調になってしまうのではないかなと思うので、心の中にある苛立ちや悲しみをどう表現していくか、稽古で探っていきたいと思います。蜷川さんからは、何かを背負っている雰囲気を出しながら、青春時代の若者らしく、ハツラツと演じてほしいと言われているので、その空気感を大事にして演じていきたいですね」。過酷な運命に翻弄されながらも、しっかりと舞台で生きる彼らの姿に、生きることについて考えずにはいられないだろう。
取材・文:黒石悦子
楽曲リストにメモリーズコーナーの曲目が追加発表されました。
楽曲リスト(予定)
《 ACT 1 》
オープニングメドレーより
♪ ハロー・タカラヅカ蒼乃夕妃
♪ ハロー・タカラジェンヌ彩乃かなみ
♪ 花にふれた私 「ザ・フラワー」より大鳥れい
♪ ファニー・フィーリング 「ファニー・フィーリング」より星奈優里
♪ エスカイヤ・ガールズ風花舞
♪ I Love Chopin 「ザ・クラシック」 ―I LOVE CHOPIN―より貴城けい
♪ 世界に求む-王家に捧ぐ歌- 「王家に捧ぐ歌」 ―オペラ「アイーダ」―より湖月わたる
♪ 未来へ 「エクスカリバー」 ~ 美しき騎士たち~より姿月あさと
♪ 忍ぶの乱れ 「花の業平」―忍ぶの乱れ―より 稔幸
♪ あなたがいるから 「仮面のロマネスク」より高嶺ふぶき
♪ 風になりたい 「国境のない地図」より麻路さき
♪ 朝日の昇る前に 「華麗なるギャツビー」より杜けあき
《 ACT 2 》
オープニング
レジェンド~すみれ幻想
<A日程>
ベルサイユのばらコーナーより
♪ 青きドナウの岸辺
♪ 我が名はオスカル
♪ 愛の巡礼
♪ 白ばらのひと
♪ 心のひとオスカル ほか
メモリーズコーナー<A日程キャストの名曲集>NEW
♪ 初めての口づけ 「ラブ・ラバー」より眞帆志ぶき
♪ 白い花がほほえむ 「ラムール・ア・パリ」より初風諄
♪ 瞳の中の宝石 「バレンシアの熱い花」より 榛名由梨
<B日程>
エリザベートコーナーより
♪ 愛と死の輪舞
♪ 最後のダンス
♪ キッチュ
♪ 闇が広がる
♪ 夜のボート ほか
メモリーズコーナー<B日程キャストの名曲集>NEW
♪ オルフェウスの窓 「オルフェウスの窓」より瀬戸内美八
♪ 花風吹 「紫子」より峰さを理
♪ ひまわりの花 「哀しみのコルドバ」より南風舞
♪ 花夢幻 「花夢幻」より一路真輝
<C日程>
風と共に去りぬコーナーより
♪ 君はマグノリアの花如く
♪ 明日になれば
♪ 愛のフェニックス
♪ さよならは夕映えの中で
♪ ナイト&デイ ほか
メモリーズコーナー<C日程キャストの名曲集>NEW
♪ あの日薔薇一輪 「あの日薔薇一輪」より髙汐巴
♪ 愛遙かに 「ザ・ドリーマー」よりこだま愛
♪ そして今 「アンド・ナウ」より平みち
※A~C日程別の名作コーナーでは、全日程出演者・期間別ゲストが出演いたします。
共演者では、渡辺とは以前、ドラマで親子の役を経験した。
2012年夏の『すうねるところ』から2年...脚本・木皿泉、演出・内藤裕敬による舞台『ハルナガニ』が間もなく大阪に登場!
木皿作品2作目、舞台は3作目となる俳優 細田善彦に本作についてインタビュー!
東京・シアタートラムで上演中の新作『ハルナガニ』が、間もなく大阪・梅田芸術劇場 シアタードラマシティに登場する。本作は、藤野千夜の小説『君のいた日々』を脚本・木皿泉、演出・内藤裕敬のコンビで舞台化。2012年夏に好評を博した『すうねるところ』に続く、2年ぶりの最強タッグだ。出演は、同じく『すうねるところ』で14年ぶりの舞台復帰を果たした薬師丸ひろ子に、渡辺いっけい。この二人が扮する夫婦の息子役に細田善彦。そして菅原大吉、菊地亜希子が夫の同僚役として登場する。
今回、作品インタビューにご登場いただいた細田は、木皿作品にはドラマ『Q10』で参加以来、2作品目となる。また、『ハルナガニ』では木皿泉からのラブコールを受けての出演と相成った。舞台は蜷川幸雄、河原雅彦演出作品に続いて3作品目だが、今回は初めて「最初から最後まで出ずっぱり」という役どころだ。それだけに自身にとって「初出演作のようなもの」。言葉の妙で遊びながらも、観る者の心に深く訴えかける木皿作品。関西を代表する演出家、内藤裕敬の元で、細田は作品に対してどう向き合っているのか。その目線を追った。
ごく平凡な夫婦、春生(渡辺いっけい)と久里子(薬師丸ひろ子)。そして二人の間に生まれた一人息子の亜土夢。この家族を中心に、菅原、菊池扮する同僚と共に物語は紡がれる。
「家族の存在意義だったり、家族でいる理由だったり、そういうことを木皿さん風にといいますか、面白おかしく書いていらして。内藤さんが歴史の授業のように、キャストやスタッフにいろんな話をしてくださって。こういう家族の在り方、古典の演劇に出てくるような家族とか、今現在の家族の形はこうなんじゃないかなど、話し合いながら取り組みました」
舞台『ハルナガニ』は木皿の筆が加わり、そして内藤の演出も入ることで、原作小説『君のいた日々』とは異なる印象を残す作品に仕上がっているのではと語る。また、最初に台本を読んだ際はコメディとしての面白さを感じたそうだが、読み進めるうちに、そして稽古を重ねるうち、その捉え方は日に日に変わっていったという。
「稽古が始まって3、4日は、内藤さんを中心にディスカッションをしていました。なんだろう...、ストーリーに対する解釈がみんな同じ方に向くよう、すり合わせる作業から始まりましたね。その分、本に対する読解力が深まったような...。それこそ最初に読んだ時は明るい話かなって思っていたものが、観てくださるお客様の心に突き刺さる方向に変わったような...」
内藤は演出で、即興芝居のようなテイストを目指したという。ポイントは押さえつつも、板の上での動きは俳優たちにほぼ、ゆだねられているという。稽古中は細田も個性派たちを相手に試行錯誤を繰り返した。
「内藤さんは動きを決めたくないみたいで。動きを決めちゃうと進化を遂げなくなるというか、成長が止まっちゃうというか。作品に対する共通の解釈はみんな分かっているので、その中で思いっきり楽しんでやろう、即興とかやっていっぱい遊ぼうと。″それで怒られたら俺の責任だから"と常々言ってくださっているので、安心感もありました。内藤さんは恰幅もいいですし、何か包み込まれている感じもあって、ついていきたくなるような感じですね。この作品で内藤さんに演出していただいて、本当に自分は幸せだなって思います。あと、"お客様が観劇後、3時間くらいお茶してくれたらいいよね"って内藤さんが言ってらして(笑)。作品について話したくなるような、そんな舞台が作れたらいいよねという話をされていましたね」
「最初のシーンは渡辺さんと二人なんですけど、面白くて笑っちゃうんですよね(笑)。毎回、渡辺さんが違うものを投げてくれて、こっちの受け取り方も変わって。それはすごくありがたいのですが、笑っちゃうからどうしようかなって(笑)。また父として子として、ご一緒できるので楽しいです。渡辺さんも菅原さんも、楽屋ではリラックスしていて。でも舞台にぱっと出て、ぱっとできるからすごいなぁって思いますね。日常のから非日常に瞬間的に飛ぶというか、それは本当にすごいなと思います。飲みに行ったら舞台の話はされませんしね。全然違う話をしています(笑)。健康法とか、素水だったりとか、ごぼう茶がいいとか(笑)」
舞台『ハルナガニ』は、5月2日(金)から4日(日)まで、大阪・梅田芸術劇場 シアタードラマシティで上演する。
「時期はゴールデンウィークですが、旅行はお金がかかるので(笑)、ぜひ劇場に来てください! お近くの方はぜひ。一期一会じゃないですけど、舞台は逃すともう観られないじゃないですか。たとえば"薬師丸ひろ子さんって舞台でどんなお芝居するの?"とか、ほんのちょっとでも興味があればぜひ、足を運んでいただきたいですし、それだけに後悔させない作品を作っています。4月27日(日)まで東京のシアタートラムでやらせていただいて、その勢いで大阪のシアタードラマシティに行きますので、大阪公演が一番いい形になっているんじゃないかと思います。ぜひ観に来てください!」
舞台「ハルナガニ」の脚本家 木皿泉さんよりコメントを頂きました。
こちらを読んで舞台を観劇していただくと、より楽しめるポイントも伺っております。
脚本を書き上げた今の感想は?
木皿泉(以下、木皿):書いちゃうと、自分たち夫婦のことを書いているような感じがしましたね。
夫婦の話なので、一番良く知ってる夫婦となると、やっぱり自分たちになるんです。だから自分たちの話だなって。あと言い換えると,存在とはなにか、ってことの話かな。
書いているときにおもっていたのも、自分たちのことも考えながら?
木皿:色々考えて試行錯誤したけれど原作があるので、最初は自分たち自身とはかけ離れた話として書き方で始めたと思います。だから密接な気はしなかったんですけど、書いてくうちにだんだんと近づいてきた。自分たちのことだなあ、みたいな。最後はそういう風に落ち着いちゃった感じでしたね。
原作を読むとどんな舞台になるか、まったく想像つかないと思うのですが、どんな構成にしているか 少しだけ教えて下さい。
木皿:前半はお客さんは知っているけれど、舞台の登場人物たちは気づいていない取り違えのギャクとかが色々あって、結構笑って頂けるのではないかと。
本当にパラレルワールドなんですよ。
長い人生の中で、はっと思いだす風景とか、本当に私たちがいるかどうかって、今の時代ね、よくわからないところあるじゃないですか。人に言われて、人が思うように望むままに、生きたりしているので。自分の意見とか出しにくい世の中だし。そんな中で、生きている実感みたいなものとは何だろうなと考えたら、意外とちょっとした事だったりするんです。なんか見た風景だったり、あの時見た、目の端に見えたもの、または本当に鳥が飛んでいく風景だとか。たぶんそういうことなのかなと思ったりするんですね。実は、そういうことを支えに私たちは生きているんじゃないか、というようなことを後半は書きたかった。
抽象的かなあ。あんまり言っちゃうと楽しくないと思うので、あとはお楽しみに。
原作を、選ばれた時点と、書き終えた今の印象の違いは?
木皿:原作を読んだ時に、あー、この夫婦ってお互い配偶者死んでて会えないんだけど、ほんとに一緒にいた時期があったんだなあ。それはとっても幸せな生活だったんだなあって。それがばーっと浮かび上がってくる感じがあったので、それを何とか芝居ふうできないかと思っていた。原作はちゃんとエッチングとか、ちゃんと鉛筆で書いたような緻密な感じがするんですけど、私たちのはクレヨンとか墨でがーっと一筆でやりましたというような感じなので全然違う。素材は同じだけれど、全然違う感じなんです。
でも、おこがましいですが、小説の心はたぶん外してないと思うので、
まだ藤野さんには聞いてませんが、怒られなかったらいいなと。
木皿泉さんより内藤さんへのメッセージ
ご結婚おめでとうございます。
ご結婚されないんだと長い間思っていたので、色んな人が皆ショックを受けてて(笑)
そんな中で今回夫婦の話を演出するのはすごいめぐり合わせというか、どんなふうにやるのかなって。今すごく幸せな段階の人だから 結婚に対して何も絶望的でシビアな意見とか持ってないと思うんだけど、そんな人がこの舞台作るんだって思ったら、どうなるのかすごく興味深いです。どんなふうに反映するのかなあって。
だからね、ニヤニヤしながら皆でみましょう!新婚さんはこんなふうに解釈してるんだ、こんなふうに考えてるんだって。皆さん観て下さい、今明かされる、内藤さんの新婚家庭!
木皿泉さんよりお客様へのメッセージ
今時、決まった時間に、その場所に行くってことがどれだけエネルギーがいるか、色々調整があったり、大変なことじゃないですか。それをわざわざ観に来て頂けるっていうのは本当にありがたい。この脚本がどうなるか、私たち自身も全然わかってないので、「金返せっ」言われたら困るんですけど、もう逃げてます。皆さんから「面白かったわ」って言って頂ければ、また次も頑張ってできると思うので。それをいうとプロデューサーが喜ぶだけですけど。是非観て頂き、なんかくだらねえなあって、大いに笑って自分のこと言われてるかなって感じで、ぐっと来て頂いて、オレが、私が密かに思っていたことや、妬んでたこと、疎外感があったことなどが、いや、みんな思ってたことなんだなと。
帰ってまた明日も頑張って仕事や学校行こうって思ってもらえたら、これ以上嬉しいことはありません。これだけのことで私たちは、こんな苦しい仕事をしていると思います。そうなって頂けたら嬉しいです。
舞台「ハルナガニ」 出演者の細田善彦さん、菊池亜希子さん、渡辺いっけいさんよりコメントが届きました。
さらに脚本の木皿泉さんより、出演者の方々へのコメントを寄せていただきました。
亜土夢役 細田善彦さんコメント
以前、木皿泉さん脚本のドラマ『Q10』に出演させていただいたのですが、どの役にも「名台詞」と呼べるような台詞があり、素敵な贈り物をいただいたようでとても嬉しかったことを覚えています。
今回は原作の小説がありますが、今日、稽古初日にいただいた冒頭のシーンだけでも、僕らには想像もつかないところから木皿さんは切り込んでくる。面白くて不思議で切なくて、まるで普通の読者のように先が気になって仕方がありません。
舞台はいつも死ぬほど緊張しますが、今の自分にしかできないこと、その瞬間瞬間を自分なりに楽しんで創っていけたらと思っています。
☆木皿泉さんから細田さんへのメッセージ
細田さんは「Q10」を書いた時、すごく凝ったことを考えてくれて。自分が書いたものをどんどんどんどん膨らませてくれて、役の方が先行して、それについてあとから書くみたいなことになった役者さんで、それがすごく印象に残ってました。今回も細田さんの力をフルに発揮してくれたらいいなと思ってます。どんどん成長して、どんどん役を膨らませていってください!
三浦役 菊池亜希子さんコメント
『やっぱり猫が好き』や『すいか』など、放映後に後追いで見たドラマに加え、私は木皿泉さんのエッセイが大好きなんです。恥ずかしながら私も少しエッセイを書くのですが、言いたいのに自分では上手く言葉にできなかった気持ちが、木皿さんのエッセイを読むと、シンプルな優しい言葉で書いてある。体温が近い方だと勝手に思い込んでいたので、今回カンパニーに呼んで頂けたのはとても嬉しいです。
そのうえ大好きな木皿作品の中に存在し、木皿さんの言葉を自分が言えるなんて! 実際に演じるときどんな気持ちになるか想像もつきませんが、思い切って飛び込んでいきたいと思います。
☆木皿泉さんから菊池さんへのメッセージ
台詞沢山ですみません。どんどん増えてます。
本当は、三浦さんという役は普通の女性で、そそとした役なんですけど、いざ自分で書いてみると、すごく変な人になっちゃって、ほんと、すみません。なんかすごい長い台詞もあるし、初めてご一緒させていただくのに、ぽんと放り投げたような。相当な負担もあるかもしれませんが、本の至らないところは、菊池さんにかかってる(笑)ので、よろしくお願い致します!
春夫役 渡辺いっけいさんコメント
まだ冒頭の10数ページを読んだだけですが、その中にも「ハッ」とさせられることがいくつもありました。劇中の春生と久里子さんに重ね、ついこのあいだ、カミさんと喧嘩したことを反省してしまったり(苦笑)。
状況によってシニカルになりもすれば、ハートを熱くしたり、涙もろくなったりもする。人間は矛盾を抱えた生き物で、だからこそ愛おしいのだと、木皿泉さんの作品を見たり読んだりしているとつくづく思います。役者として、木皿作品の台詞を喋るのはかねてからの念願でした。それだけでも充分嬉しいのですから、あとは真摯に芝居づくりを楽しめたら良いですね。
☆木皿泉さんから渡辺さんへのメッセージ
舞台で拝見したこと無いのです。でも不思議ですね。テレビでしか拝見したことなくて、一度しか会ったこと無いのに、すごい信頼感があって、それで書いてる。いっけいさんがいるというだけで、無茶なことも平気でかけたりしてるので,作家として気持ち的に楽です。コメディリリーフも何でも出来ますもんね。でも、実際見たら全然違うんだろうなぁっていう感じがすごく楽しみです。
こちらを読んでるだけでも、出演者の方々の雰囲気の良さが伝わってきますよね。
4月7日(月)より開幕する東京公演のチケットは残りわずか!
この機会をお見逃し無く!!
2013年8月―豪華キャストによる圧倒的な歌唱力と息もつかせぬスピーディーなストーリー展開で、
Bunkamuraオーチャードホールに5万人を動員し客席を熱狂の渦に巻き込んだミュージカル『三銃士』。
あれから半年あまり...東京国際フォーラムホールCにて、ついに待望の再演が実現!!
今回は、劇中写真と、開幕に先駆け行われた公開舞台稽古を観覧したぴあスタッフからのコメントを紹介!
写真:宮川舞子
開幕中!ミュージカル「三銃士」の続きを読む
間もなく幕を開ける大阪公演を前に、光岡という看護士を演じる安倍なつみが作品の魅力を語った。
安倍なつみが大ヒット舞台で熱演!の続きを読む
格闘ゲームが初の舞台化!LIVE ACT「BLAZ BLUE」。
流れるような殺陣とプロジェクションマッピングを駆使した驚きの舞台になる予感!
ジン=キサラギ役の荒牧慶彦さんにインタビューしました。
まだ扮装写真が届く前なので、普段の荒牧さんのお写真です。
今後UPしていくのでお楽しみに!
★LIVE ACT「BLAZBLUE」本作の出演が決まったときに感じたことをお聞かせください。
出演が決まったことと同時にどういう舞台になるかも聞いたのですが、プロジェクションマッピングなどを使った今までにない舞台になるということで面白そうだな、やってみたい!と思いました。
★ご自身の役「ジン=キサラギ」についてはどう思われますか?
まずビジュアルを見て、イケメンでクールだな、と思ったのですが、アニメを見て、兄のラグナに会ったときの豹変ぶりにびっくりしました。
★クールなキャラクターのようですが、ご自身との共通点はありますか?
普段、初対面の方などにクールだと思われるのですが、そこくらいでしょうか...僕自身は、実際は違うのですが。
★扮装をしてみて、いかがですか?
違和感(笑)衣装というよりとにかく金髪が初めてなので、違和感がありました。
でも、衣装を着てみたらだんだん似てるのかな?と、思えるようになってきました。
★格闘ゲームを舞台化するという新しい試みですが、アクションに自信はありますか?
「忍たま乱太郎」の舞台でもアクションをやっているのですが、もともと剣舞をやっているので、武器の扱いは得意です!
★メディアミックス展開で人気のある「BLAZBLUE」ですが、原作の感想を聞かせてください。(アニメでも、ゲームでも結構です)
アニメも見ましたが、今、ゲームに取り組み中です!
格闘ゲームが得意ではないので、なかなか勝てずに進めません...トレーニングモードで特訓中です!
★お気に入りのキャラクターはいますか?
やっぱり、ジン!です。
★他出演者の方々に対して一言お願いします。
共演したことがあるのは友常くんのみで、ほかの方々は初めましてです。
友常くんとは、出演が決まってから会ったときに「一緒に盛り上げていこう!」と話をしました。
★最後に、お客様に向けてメッセージをお願いします。
プロジェクションマッピングなどを使って今までにない舞台になると思うので、演じる側としても楽しみですし、お客さんもきっと引き込まれると思います。
出演者と映像がピッタリ合うとかっこよい舞台になると思うので、がんばります!
ぜひ、観に来てください!
そして、なんと!アニメ・ゲームのジン=キサラギ役柿原徹也さんとのアフタートークショーも決定!
3月7日(金)19:00の公演終了後
出演:ジン=キサラギ役
CV:柿原徹也さん&舞台キャスト:荒牧慶彦
演出:松崎史也
LIVE ACT「BLAZ BLUE」お楽しみに!