舞台「モノクローム」 原田薫インタビューを前回の舞台写真と共にいち早くお届けします!

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ジャズダンス界の先駆者・原田薫のソロ公演が再び!

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(写真:Mariko Matsubayashi)


『国民の映画』『おのれナポレオン』などの三谷幸喜演出作品をはじめ、数々の舞台作品で振付を担当。また、役者・ダンサーとしてもミュージカル『CHICAGO』、地球ゴージャス『星の大地に降る涙』などに出演と、幅広い活躍を見せる原田薫。日本のジャズダンスシーンを牽引してきた彼女のソロ公演『モノクローム』が、東京、大阪、広島で上演される。


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(写真:Mariko Matsubayashi)


本作は、昨年12月に東京・シアターブラッツで上演された作品。ダンス生活40年にして"初"のソロステージに挑んだ。「ずっと何かやりたいと思っていたんですが、実はゼロから物を生み出すことが苦手で。演出をどうするか悩んで、踏み出せずにいたんです。そんな中、昨年は振付の仕事ばかりになってしまっていたので、"自分でステージに立てる場を作ろう!"と、ソロ公演をすることにしました」。


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(写真:Mariko Matsubayashi)


一番の悩みだった演出は、「センスが合うと感じた」という演出家・小林香に依頼。ある仕立屋の女性を主人公にした作品で、ダンスだけでなく、芝居や歌も取り入れたステージに仕上げた。「今まで、お芝居や歌もやらせていただいてきたので、すべてを含めて、今の自分にしか出せないものをしたいと思ったんです。コンセプトやテーマは、"チャップリン""モノクロ"というような、自分が気になるワードや私のイメージに合うワードを出し合いながら、広げていきました。ステージを終えるまでは不安しかなく、公演当日まで"まだ何か生まれるんじゃないか?"ってずっと考えていましたね。東京公演を観てくださった方からは"映画を観ているようだった"という感想をいただくことが多くて、すごく嬉しかったです。ダンスを観に来るというよりは、ひとりの女性の物語を観に来る感覚で楽しんでいただきたいですね」。


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(写真:Mariko Matsubayashi)


今回、大阪公演では800席以上あるシアター・ドラマシティでの上演。東京の劇場と比べると10倍ほども違いがあり、不安も少し感じているようだが...。「ちょっと大きくなるどころじゃないですからね(笑)。私ひとりしかいませんし、かなりのエネルギーでお客様を引きつけないといけないので、初演以上の覚悟が必要ですよね。正直怖さもありますが、こんな機会はないと思いますので、楽しんでやっていきたい。劇場が変わっても、『モノクローム』の世界観を伝えられるように頑張りたいと思います」。

公演は6月17日(火)から22日(日)まで東京・シアターブラッツ、7月4日(木)広島・アステールプラザ 中ホール、7月6日(日)大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。チケットぴあでは大阪公演のプリセールを実施中、4月26日(土)9:30まで受付。

取材・文:黒石悦子


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