●ヒラノの演劇徒然草 ~イチオシ!編~●
寒かったり暖かかったり暑かったり、なかなか気温が定まらず、着るものも悩んでしまう日々が続きますね。
そんな時には劇場へ行きましょう!
劇場は、ほぼ、温度一定です!
(ちょっと強引でしょうか・笑)
さて、今週の「イチオシ!」では、まだ間に合う、ゴールデンウィークのオススメ舞台をご紹介します。
まずはBLUE MAN GROUP IN TOKYO。
あの青いヤツらが帰ってきます!
2007年12月に日本初上陸、2年間日本を沸かせた無言・無表情の青塗り男3人によるパフォーマンス。
マシュマロを口でキャッチして笑わせたかと思えば、口に含んだカラーインクでアーティスティックな絵を描いてみせ、かと思えば配管を楽器のように使って演奏......。
革新的なライブパフォーマンスは観客を巻き込んで毎回大盛り上がり。
昨年11月をもって惜しまれつつも千秋楽を迎えたこのステージが、4月29日(木・祝)から再び日本の地に帰ってきます。
言葉を使わず展開する体感型パフォーマンスは、国境も世代も超える。
体感型、観客参加型といっても強引なものではありません。スムーズで洗練されてます。さすが世界中で愛されているだけあります。
お祖父さんお祖母さん、お父さんお母さん、お孫さん、と3世代揃って出かけても楽しめるハズ。
GWのイベントにいかがでしょうか。
チケットは現在5月30日(日)公演分まで発売中。
続いては「ローマの休日」。
あの名作映画を、たった3人のキャストで上演しちゃいます。
そのキャストは、吉田栄作、朝海ひかる、小倉久寛という魅力的な面々。
物語は吉田栄作扮する新聞記者のジョー・ブラドリーの視点で描かれるそう。
脚本は"あの映画には実は幻の舞台版があって、その最初の舞台版"が本作、という設定で書かれたそうです。
意欲的な試みで、演劇ならではの面白さがつまった「ローマの休日」になりそうで楽しみ。
そしてそして、アン王女役の朝海ひかる!
絶対似合うに違いない!!
私含め、製作発表に行った弊社スタッフ一同、その可愛らしさにメロメロでした。
GW期間中は、東京・天王洲 銀河劇場にて上演。その後大阪でも上演されます。
最後に、4月17日に幕が開き、公演も中盤に差し掛かっていますが、
「2人の夫とわたしの事情」。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出、松たか子主演。
文豪サマセット・モームが1919年に発表した戯曲なのですが、90年前の作品と思えないほどぶっ飛んでいます。
愛する夫を戦争で失い、夫の親友と再婚した未亡人のもとに、死んだはずの前夫が帰ってくる。
夫ふたりが超美人の未亡人をめぐり奪い合いのケンカになる......かと思えば、なんと彼女を譲り合う。
未亡人は未亡人で、自己チュウっぷりを発揮しまくり。
客席、どっかんどっかん笑いが起こってます。
美人だけど迷惑な女を楽しそうに演じる松たか子はもちろん、ふたりの夫に扮する段田安則、渡辺徹、そのほかのキャストもカチっとはまっています。
本当に面白いですよ!
公演は5月16日までです。
どうぞ素敵なゴールデンウィークを!