図書館と劇場
たとえば、知り合いと、それぞれが暮らしている地域の話をしていて、
知り合いの住む地域には図書館がないと聞いたらどう感じるか。
えっ、ないの? 一つも?
ブックオフもない?
小さな本屋さんしかないんだ...。
テレビやラジオはある。インターネットもある。
それから情報を手にすることはできる。
新聞や週刊誌だってある。
けれども学校にも、コミュニティにも図書館がなかったら、
そりゃ、私だってめったに図書館なぞ行きゃしませんが、
何か、そこに暮らす人々が、
知的に少しいびつになってしまうんではないかと心配する。
考えすぎか。
子供のころから図書館は身近にあった。
小学校にも中学校にもクラスに図書委員なんていうのがいた。
夏休みにともだちと図書館で涼んだこともあった。
大学にも学部図書館、大学図書館、博物館の図書といろいろあった。
利用するときは、大抵面倒に感じながらではあったけれども。