はじめまして。岡崎藝術座という、妙にかたい名前の演劇団体の主宰(演出)をしている神里雄大といいます。
いま、『古いクーラー』という新作公演のリハーサルをすすめているところです。
11月のフェスティバル・トーキョーというイベントに参加するための作品です。
ぼくの団体は、演出家のぼくと制作者しかいないので、俳優さんはいつもフリーの人やほかの団体から来てもらっています。
それぞれの俳優さんが、違う演技への考え方やアプローチの方法を持っていますので、それが時には演出家としてたいへんですけれど、刺激的なアイデアを生み出すきっかけになって、とても活気のある現場になっています。
ぼくもぼくで、けっこう無遠慮なところがありますから、ほかから来てもらっている俳優さんに向かって時にはゲキを飛ばし、時にはアイデアを出せと迫ったりしています。
だから俳優さんはたいへんです。さん付けするのをやめます。
そんな無遠慮な人間が主宰する団体の新作上演までの道のりを、ほんの少しばかりではありますが、こちらで紹介していきたいと思っています。
今後は俳優にも書いてもらいます。みなさん、よろしくお願いします。