げきぴあをご覧のみなさん、はじめまして。東京芸術劇場の制作担当です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、東京芸術劇場は今年4月より改修のため休館中、まさに「芸劇、変身中。」です!しかし!休館中だから、のんびりまったりしてるのかなぁ、なんて思ったら大間違い。主催公演も行いますし、2012年9月のリニューアルオープンに向けて着々と準備をしています。
さて、休館中の主催公演【第一弾】は、2009年より始まった、芸劇が注目する才能たち、「芸劇eyes」シリーズの番外編として、20代の若手5劇団がショーケース形式で競演する『20年安泰。』です。なぜこのタイトルなのか?この先20年、日本の演劇の未来が楽しみになる才能たちが集結し、そんな彼らと彼らを見届ける私たちが未来の演劇界を作っていく、とってもポジティブな意味が込められているのです。
そして、この企画のコーディネーターであり、演劇ジャーナリストの徳永京子さんお墨付きの5劇団が、ジエン社、バナナ学園純情乙女組、範宙遊泳、マームとジプシー、ロロ。劇団名を聞いただけで、ワクワクしませんか?何だか分からなくても楽しそうでしょう?「ポップで、切なくて、知的で、頑固で、開かれたヤツら」なんです。個性的で、グローバルな視点を持ったヤツらが、それぞれ25分間でどんな作品を見せてくれるのか楽しみで仕方ありません。
先月、会場となる水天宮ピットで、5劇団主宰者の写真&動画撮影や取材を行いました。盛りだくさんの要求や質問に、どぎまぎしちゃったりするかなぁ・・・なんてちょっぴり余計な心配をしていたのですが、とんでもない!!ちゃ~んとそれぞれ個性を発揮してくれて、さすが表現者!若いからなんて見くびってごめんなさい、と反省。そして改めて、この5劇団が一度に楽しめちゃうなんて!と、ほくそ笑んだのでした。
左から、藤田貴大(マームとジプシー)、山本卓卓(範宙遊泳)、
二階堂瞳子(バナナ学園純情乙女組)、三浦直之(ロロ)、
作者本介(ジエン社)
さて、私の拙い文章を最後まで読んでくださりありがとうございました。
次回からは、いよいよ5劇団の主宰者がリレー形式で登場します。文才溢れる若き表現者たちの連載をお見逃しなきよう、引き続き「げきぴあ」チェックお願いします!