2018年2月アーカイブ

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■ミュージカル「メリー・ポピンズ」特集(1)■

イギリス・ウエストエンド、ブロードウェイをはじめとした世界中を魅了してきたミュージカルが、ついに日本最高峰のキャスト陣で初演を迎えます!

げきぴあキャストインタビュー第一弾は、Wキャストでメリー・ポピンズ役を演じる濱田めぐみさん!自身4作目となるディズニーミュージカルへ挑む濱田さんに意気込みをお伺いしました。

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"ミュージカル『メリー・ポピンズ』製作発表 より"

メリー・ポピンズが植えた種が何かひとつでも成長してくれたら

――長期間にわたるオーディションで、特に印象に残っていることは?

「オーディションというよりも、まずはメリー・ポピンズの動きのレクチャーを受けたという感覚です。立ち居振る舞いや手の組み方、振り向く時の角度やあごの高さまで、メリー・ポピンズの動きはすべて厳格に決められているので。特に面白いなと思ったのは、『メリー・ポピンズはのけぞらない』と言われたこと。ちょっとでも姿勢がズレると、『はい真っすぐ、のけぞらない!』って。そんなオーディションの日々は今思い出してもヒーッ!て感じですが(笑)、あの段階からすごく熱心に、メリー・ポピンズとしての資質を伸ばそうとしてくださったことは本当にありがたかったなと思います」

――役に対する取り組み方として、普段と変わってくる部分はありそうですか?

「そうですね。まず私が役づくりですることは、役名を取ってしまうことなんです。例えば"花子"という役を演じる時、『私は花子って役なんだ』ではなく、『花子という女性の人生を私が舞台上で生きるんだ』と思うようにしています。そうでないと役名やイメージにとらわれて、それらしく演じようという意識が働いてしまうので。つまり"それらしく"と考えている時点で、すでにそれは花子の意識ではないわけです。でも今回はまず"メリー・ポピンズ"があって、自分がそこに入っていかないといけない。これまでと真逆の役づくりが必要で......」

――その難題をクリアするための手がかりは掴めていますか?

「距離感ではないかと思っています。特にメリー・ポピンズと大人たちとの距離感。彼女はいつ、何をすべきかすべてわかっている、とても人間離れした存在です。そんな彼女が一番寄り添わなきゃいけないと思っているのが、大人なのかなと。子供はピュアな分、ちょっと示唆するだけであとは真っすぐ突き進んでいってくれます。でも大人はねじれてしまっている分、子供たちを導いているところを見せることで、そこから何かを感じてもらわないといけない。その時の距離感を彼女がどう取ろうとしているのか。演出家に導いてもらいつつ、何とか初日までに結果を出せればいいなと思っています」

メリーポピンズ 新ビジュアル1215 h1_濵田.jpg"ミュージカル『メリー・ポピンズ』 より"

――観客にここは注目して欲しいと思うナンバーやシーンは?

「今自分の中ですごく興味があるのは、バンクス家の子供たちと初めて会うシーン。傘を持って降り立つ自分を見て、バンクス家の人たちがどんな反応をするのか、とてもワクワクしています。それから『お砂糖一さじで』がどんな訳詞になるのかも気になりますし、『チム・チム・チェリー』は大好きな楽曲なので早く歌ってみたいなと。ダンスナンバーに関しては大貫(勇輔)くんとカッキー(=柿澤勇人)にどんどん頑張ってもらって(笑)、一気に盛り上がるといいですね。中でも『スパカリ(=スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス)』! みんなでどれだけ七転八倒しながらやることになるのか(笑)、今からすごく楽しみです」

――改めてこの名作を通して、どんなメッセージを伝えられたらと思いますか?

「実はとても深いメッセージが込められた作品だと思うんです。見た目の派手さとか、音楽のよさとか、すべてにおいて完璧な作品ではありますが、それにプラスして今この日本でやるべきものであり、とても心に響く作品だなと思っていて。そして劇場でメリー・ポピンズが植えた種が、ひとつでも心の中で芽を出して、成長していけるような何かを残せたら......。自分の中でもメリー・ポピンズって役がとても大事な役になるだろうと直感していますし、大事に、大事にお稽古をして、皆さまに最高の舞台をお見せ出来ればと思っています」

取材・文:野上瑠美子

撮影:イシイノブミ

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ひぐちアサによる人気高校野球漫画を原作にした舞台「おおきく振りかぶって」が2月2日(金)に開幕、2月12日(月・祝)まで上演中です!

げきぴあ①.jpgそれに先駆け公開ゲネプロと囲み取材が行われ、囲み取材には主人公・三橋 廉役の西銘 駿さん、阿部隆也役の猪野広樹さん、百枝まりあ役の久住小春さん、花井 梓役の白又 敦さん、田島悠一郎役の納谷 健さん、脚本・演出の成井 豊さん(キャラメルボックス)が登壇しました。

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▲ゲネプロ前に行われた囲み取材は和気あいあいとした雰囲気。

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西銘さんは「舞台2作目で初主演ということで、最初は本当に緊張して。千秋楽までちゃんと主演としてやっていけるのかな、という不安はあったんですけど、稽古を経て、今は不安なく千秋楽まで突っ走っていけると思います」と笑顔。続けて作品の見どころを聞かれた西銘さんが言葉に詰まると、猪野さんがすかさず「大丈夫か!」とフォロー。それに安心した表情で「僕が演じる三橋は内気で弱気でっていうタイプなのですが、それをみんながバックアップしてくれて、(猪野演じる)阿部くんのおかげで人間性もどんどん変わって...というところがすごく好きです」と語りました。

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主人公・三橋とバッテリーを組むキャッチャー阿部役の猪野さんは「いろんなスポーツ漫画がある中で『おおきく振りかぶって』は色が確立している作品。今回それをどう出すかが課題でした」と振り返り「そこに出演者22人の個性をプラスして、舞台だからこそできる『おおきく振りかぶって』をみんなでつくりました」。猪野さん個人としても「(成井が代表を務める)キャラメルボックスさんという、ずっと憧れていたところにこうして立たせていただけて......あざっす!」と笑顔を見せると、白又さんからは「軽いな!」とツッコミも(笑)。「好きだからこそ稽古場で戦って、舞台上で戦って、みんなで走り抜こうと思いました」と話しました。

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"モモカン"こと百枝まりあ監督を演じる久住さんは「男勝りな役を今までやったことがなくて、稽古場でも最初は『男に見えない』と言われて悩みましたが、みんなが助けてくれて支えてくれてなんとか初日を迎えられたと思っています」とニッコリ。

e.jpg役作りで頭を丸めた(!)白又さんは、成井さんにとって初となる漫画原作舞台の演出に触れ「2.5次元の作品がたくさんある中で、成井さんが演出をしてつくったらどうなるのかということは観ていただきたいポイントになると思うので。成井さんと僕らとスタッフの皆さんでつくった『おおきく振りかぶって』をぜひ楽しんでいただければ!」と語りました。

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稽古場のムードメーカーだったという納谷さんは「稽古が終わった後に、稽古場で、みんなで野球をするのが楽しくて。そういう、みんなでひとつになっている瞬間がたくさんありました。そうやって絆がどんどん深まって、本番に向けて熱も高まって、いいものがお届けできると思うので、期待してください!」と笑顔。

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成井さんは今作で苦労した点を聞かれると「野球を舞台でやることですね。塁の位置が舞台サイズだとすごく近いので、アウトになるシーンもセーフになっちゃう。それをいかにアウトにするかということを、みんなに相談して。いろんな工夫をしました。僕だけじゃなく役者みんなにアイデアを出してもらって、その結果、ちゃんと野球の試合に見えるようにできたんじゃないかと思います。お芝居絶対の半分近くが野球の試合ですが、その一つひとつが全部見どころだと思います」。

その後行われた公開ゲネプロ。

h.jpg弱気で卑屈な性格の主人公・三橋廉が、野球を通じて仲間と共に成長する姿を描く本作。細かな心理描写は作品の特徴のひとつで、主人公を軸に、日々の積み重ねで信頼関係が構築されていく様子や、周囲の人間の言葉がもたらす影響、それによるチームの変化と、いわゆるスポ根とは違う面から選手たちの変化が描かれます。

i.jpgj.jpgまず気になるのはやっぱり試合の表現。成井さんも話されたように、当然、野球場とは全く違うサイズ感で、確かに走塁の緊張感を出すには距離が足りなそうな印象。でも実際に観てみると、選手それぞれが全力で投げ、捕り、走り、試合をしていることがちゃんと伝わってくるんです! これぞ演出の妙! その熱と臨場感は、思わず「間に合って!」「捕って!」と祈ってしまうほどでした。

k.jpg八百屋舞台になっていて、選手それぞれの状況が一目で見えるのも面白いところ。試合後半の三橋の疲労を受け止め、気合を入れて塁を守る仲間たちの姿が、三橋のすぐ後ろにある...こんなシーンが目の前に広がったらグッときちゃいます!!

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実力や特徴に差のある選手それぞれのフォームも再現。西銘さんは三橋のフォームについて「すごく緩やかな投球フォームなので、僕はアニメで観ているときに『あんな緩やかなフォームですぐ打たれるんじゃないか』という緊張感があったんです。だから舞台上でもそれが逆に緊張感になるように、遅く緩く投げたくて。そこをうまく再現できたらとやってきました」と語っていました。

n.jpgo.jpgp.jpg原作の特徴と成井演出の魅力がガチッと噛み合った、細やかな心理描写も印象的。「おおきく振りかぶって」は、"人が人を思う気持ち"や"小さな積み重ね"が展開を生む作品ですが、その"思う気持ち"や"小さな積み重ね"を、俳優陣が繊細かつわかりやすく体現しています。観ていて感情の流れが捉えやすいので、仲間がゆっくりと温めて引き出した笑顔を心から嬉しく感じたり、ずっと抱えていたであろう痛みがやっと言葉になったことに安堵したり...その感情表現の持つ意味がちゃんと伝わるんです! 野球の試合を観ているとは思えない感情になることが多々ありました。

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今作で描かれるのは、高校入学から夏の大会1回戦までのストーリー。3つの試合、部活、合宿、放課後など実にさまざまな場面が描かれますが、セット転換もなく、映像も使わず、音、照明、芝居であらゆるシーンを表現。さまざまな瞬間に演劇の楽しさを味わわせてくれます。(個人的には三橋家でのピッチング練習シーンの表現...気持ちよかった!)

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ダンスシーンなども華やかで、素敵な舞台になっています。ぜひ劇場で楽しんでください!
公演は2月12日(月・祝)まで東京・サンシャイン劇場にて上演中!

【フォトギャラリー】

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ミュージカル『三銃士』(2011年)の三銃士役(アトス・アラミス・ポルトス)での共演をきっかけに、橋本さとし、石井一孝、岸祐二の3人が結成したユニット"Mon STARS"

2018年2月20日(火)から22日(木)まで、Bunkamura オーチャードホールで開催されるコンサートを控える彼らに、お話を伺いました!

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(写真左から石井一孝さん、橋本さとしさん、岸祐二さん)

 

  

 

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4月にKAAT神奈川芸術劇場 中スタジオで上演されるロックミュージカル 『5DAYS 辺境のロミオとジュリエット』

【脚本・作詞・演出・石丸さち子】×【音楽・和田俊輔】という初タッグで描く、 「ロミオとジュリエット」 を下敷きにしたオリジナルミュージカル作品である本作。血縁、国境、性別、人種、宗教、経済など、見えない"ライン"に隔てられた若者が、その"ライン"をも飛び越え命を燃やした、たった5日間の恋を描きます。

詳しい作品概要・あらすじは コチラ

げきぴあではそのビジュアル撮影に潜入!
東啓介さん・豊原江理佳さん・柳下大さんの撮影レポート 前編 に続き、今回の後編で、中山義紘さん・大山真志さん・マルシアさんのレポートをお届けします!!


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まずはこの方......中山義紘さん!

中山①【使用希望】IMG_7877.jpg

△中山さんが演じるのは、主人公ハワルの友人・ナウチ。

中山②【使用希望】IMG_7809.jpg

△Tシャツにジャージにスニーカーというラフなコーディネートですが、中山さんの力強い表情と立ち姿が、この作品の空気感を伝えます。

中山③IMG_7819.jpg

△顔の位置や体のひねり具合など、カメラマンの指示に一つひとつ的確に応えていく器用さ、そして全力投球で挑む姿が印象的な中山さん。「いい男だねえ!」と言われたときは、思わず笑顔に!

中山④IMG_7861.jpg

△躍動感を求められ、芝居をしているかのようにどんどん動いていきます。なめらかに飛んだり跳ねたりする姿は、ちょっと忍者のよう!?

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△中山さんは関西発の俳優集団「劇団Patch」の一員。Patchでの活動は関西が中心ですが、NHK連続テレビ小説 『ごちそうさん』 『あさが来た』 『べっぴんさん』 に出演していたり、関西の朝の番組 『おはよう朝日土曜日です』 でも長く活躍されているので、テレビで観たことがある方も多いのでは? ナウチがどう物語に絡むのかはまだ謎に包まれていますが、中山さんの好演にぜひ注目したいところです!


そしてお次はこの方......大山真志さん!

大山①DSC07706.jpg△大山さんが演じるのは、ヒロイン・リェータ(豊原江理佳)の兄シーラ。ゼムリャという街の血と種を守る民族運動の若きリーダーです。

大山②DSC07687.jpg

△だだもれる大人の男の色気!! 1カット1カットでパキパキとポーズを取っていく大山さんに、カメラマンも「完璧!」と声をかけながらどんどん撮影していきます。

大山③DSC07698.jpg△服装もカジュアルではありますが、東さんたち若手メンバーとはちょっと違う雰囲気。こういったところからもシーラのポジションが見えてきそうです。

大山④DSC07714.jpg△「かっこいい」「素晴らしい」とカメラマンに絶賛され、すぐに撮り終わってしまった大山さん。「最後、素敵な笑顔で!」と言われてニッコリ!

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△NHK大河ドラマ『真田丸』 の真田信政役も務めた大山さん。舞台では、 『英雄のうた』 『トワイスアップ』 などの主演作品から、ミュージカル 『グランドホテル』 や 『ALTER BOYZ』 、『CLUB SEVEN 10th stage!』 、 『Club SLAZY』 、舞台 『弱虫ペダル』 などなど...作品名を並べただけでもあらゆるジャンルで活躍されていることがわかりますね! そんな大山さんが妹の恋をどう受け止めるのか、そして歌声も、楽しみです!!

ラストはこの方......マルシアさんです!

マルシア①IMG_7941.jpg△マルシアさんが演じるのは、経済復興特別区【グラント】に引かれた"ライン"上に暮らす女・ドゥーシャ。レースとニットのワンピース&ヒールでドレッシーなコーディネートは、20代キャストと一戦を画します。その姿も、ただ大人の女性というだけではなく、そこに強い意志があることを一目で感じさせてくれるのが、マルシアさんのすごいところ!

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△撮影中に美しいスタイルの秘訣を問われ、「役によって筋肉のつけ方が変わる」と女優魂を感じる答え。写真はキリッとした表情ですが、カメラマンに褒められて「なにおっしゃる!」と思わず笑ってしまっていたフレンドリーさも素敵でした。

デビュー30周年という節目のマルシアさん。ここ最近でも、シアタークリエ10周年記念公演 『TENTH』 、舞台 『ペール・ギュント』 、2月の 「『リトル・マーメイド』イン・コンサート」 と、芝居そして歌で魅了する作品に次々と出演されています。今回も"ライン"上に暮らす女という重要な役どころをどう演じるのか、20代のキャスト達の中でどんな存在感を放つのか、すごく楽しみですよね。

..........というわけで、ビジュアル撮影レポートはここまで。作品の雰囲気、伝わったでしょうか。開幕まであと約2か月、これからどうつくられていくのか楽しみにお待ちください!

公演は 4月3日(火)から23日(月)まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ にて。

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ライター:中川實穂
撮影:源賀津己

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uchoten_05.jpg 喜劇「有頂天一座」渡辺えり、キムラ緑子

渡辺えり、キムラ緑子らが出演する喜劇「有頂天一座」が2月1日から新橋演舞場で開幕する。

本作は2015年に上演に東京・京都で上演し、好評を博した喜劇「有頂天旅館」に続く有頂天シリーズの第2弾。女剣劇一座の中で巻き起こる座長の座を巡っての「女いくさ」をコメディータッチに描いた喜劇作品だ。

出演は渡辺えり、キムラ緑子、林翔太(宇宙Six/ジャニーズJr.)、広岡由里子、村田雄浩、段田安則など。

 
本作の囲み取材と公開舞台稽古が行われた。動画はこれをダイジェストにまとめたもの。【動画3分】

記事全文をエントレで観る


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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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4月にKAAT神奈川芸術劇場 中スタジオで上演されるロックミュージカル 『5DAYS 辺境のロミオとジュリエット』

本作は、脚本・作詞・演出をミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』 『マタ・ハリ』 『Color of Life』の石丸さち子氏、音楽をナイロン100℃「社長吸血記」 ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」シリーズの和田俊輔氏が手がける、オリジナルミュージカル作品。

シェイクスピアの恋愛悲劇 「ロミオとジュリエット」 を下敷きに、血縁、国境、性別、人種、宗教、経済など、見えない"ライン"に隔てられた若者が、その"ライン"をも飛び越え命を燃やした、たった5日間の恋を描きます。

主演の東 啓介さんや、ヒロインの豊原江理佳さんをはじめとする今注目の若手俳優陣に、石丸さんと和田さんという今引っ張りだこなふたりの初タッグと、ここでしか生まれない化学反応に期待大の本作。その第一歩とも言えるビジュアル撮影に潜入してきました!

●前編● 東 啓介さん・豊原江理佳さん・柳下 大さん
●後編● 中山義紘さん・大山真志さん・マルシアさん

の前後編でお届けします!!

STORYはこちら▶▶▶
2018年、辺境のための経済復興特別区【グラント】に"ライン"が引かれた。
【デルヒ】と【ゼムリャ】に分かれた二つの街の対立は、驚くべき速さで激化していく。
【デルヒ】のハワル(東啓介)はある日、友人のポドフ(柳下大)、ナウチ(中山義紘)らと、ゼムリャの祭りにもぐり込めることになった。"ライン"上に暮らす女・ドゥーシャ(マルシア)の導きで。
そこで、リェータ(豊原江理佳)とハワルは瞬く間に恋に落ちる。しかし、リェータの兄シーラ(大山真志)は、ゼムリャの血と種を守る民族運動の若きリーダーだった。
転がるように恋しあうハワルとリェータであったが、血気にはやるシーラとポドフが衝突し、二人は引き裂かれていく。街の争い、人々の争いの中、愛を知った二つの命が選ぶ道は......。

公式HPより>

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まずはこの方......主演の東啓介さん!

東①DSC07594.jpg

△東さんの役は主人公・ハワル。「ロミオとジュリエット」 のロミオをイメージした役柄で、豊原さん演じるリェータとの恋に身を焦がします。

東②DSC07591.jpg

△Tシャツにジャージ、スニーカーという若者らしいコーディネート。これは、2018年を舞台にしていることや、ロックミュージカルであることも関係がありそう!

東③DSC07593.jpg△シンプルなファッションがこんなにもサマになってしまう、187cmの身長とこのルックス! 躍動感を出すためにジャンプするも、身長がありすぎてフレームからはみ出してしまうというまさかの展開も!(笑)

東④DSC07654.jpg△若者たちの世の中に対する怒り、今を自由に生きたいという心の叫びをイメージし「険しい表情を意識しました」と東さん。常に子犬的癒しオーラを放っている方ですが、撮影中は微塵も感じさせません!

東⑤DSC07651.jpg

△大人っぽく見えますが22歳。舞台 『弱虫ペダル』 やミュージカル 『薄桜鬼』 など2.5次元作品にも数多く出演してきましたが、最近では 『スカーレット・ピンパーネル』 『マタ・ハリ』 とミュージカル作品で新たな扉を開いている注目の若手です。今回、座長としてどんな姿を見せてくれるのか、期待&注目ですよ!


そしてお次はこの方......豊原江理佳さん!

豊原①DSC07788.jpg△豊原さんの役は、ヒロインのリェータ。「ロミオとジュリエット」 のジュリエットをイメージした役です。民族運動の若きリーダーである兄を持ち、対立する街で暮らすハワルとは引き裂かれてしまう役柄です。

豊原②DSC07732.jpg△タンクトップにデニム、スニーカーというカジュアルなコーディネート。健康的なセクシーさが際立って、「そりゃハワルも一目で恋に落ちますよ!」と納得!

豊原③DSC07744.jpg△「乙女チックに」という要望にこのポーズ! カメラをジッと見つめる姿に可憐さが漂います。

豊原④DSC07792.jpg△ダンスをするようにポーズを取っていた豊原さん。カメラマンからも「キレキレでいいね!」と声がかかっていました。現代版のジュリエット...果たしてどんなヒロインを演じるのか、期待が高まります。

豊原⑤DSC07723.jpg△豊原さんは、2008年のミュージカル「アニー」 アニー役、2016年の城田優さん演出のミュージカル 「アップル・ツリー」、昨年は音楽劇 『マリウス』 など、ミュージカルを中心に活躍する方。2015年にはニューヨークに留学して歌や演技の勉強もされていて、今回どんな姿&歌声を披露してくれるのか楽しみですね!

前編のラストを飾るのは......柳下大さん!

柳下①DSC07609.jpg△柳下さんが演じるのは、ハワルの友人・ポドフ。リェータの兄・シーラ(大山真志)と衝突する、血気盛んな役どころです。

柳下②DSC07610.jpg△直前まで東さんと仲良く会話していた柳下さんですが、撮影が始まると、スッと役に入り、強い目線でこぶしを握ると、グワッと何かが滲み出てきました。カメラマンから「キレイ!」という声がかかります。

柳下③DSC07619.jpg△「若い躍動感」というリクエストを受け、ポケットに手を入れたまま走る感じをつくる柳下さん。その発想力!さすが!

柳下⑤DSC07641.jpg△次々とポーズをきめていき、あっという間に撮影完了。余談ですが、柳下さんはこの作品の前も「ロミオとジュリエット」をベースにした作品(舞台 『Shakespeare's R&J シェイクスピアのロミオとジュリエット』 )に出演して、"ジュリエットを演じる学生"を演じるんですよ~。

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△ミュージカル 「手紙」や舞台 「オーファンズ」、葛河思潮社第5回公演 『浮標』 など、舞台上でいつも挑戦し続けている印象のある柳下さん。今作はオリジナルミュージカル作品ということで、自由な姿も見られるのではないかと期待しています!

後編 に続きます。

公演は 4月3日(火)から23日(月)まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオにて。

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ライター:中川實穂
撮影:源賀津己

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劇団四季が新作ストレートプレイとして上演する『恋におちたシェイクスピア』の出演候補者が一部発表になった。

『恋におちたシェイクスピア』は、アカデミー賞7部門を受賞したマーク・ノーマンとトム・ストッパード脚本による同名映画(1998年米国/1999年日本公開)をベースに、リー・ホールが舞台脚本を手掛け、2014年7月より翌15年4月まで、英国ウェストエンドにて上演された作品。劇団四季はこの英国版の舞台脚本を用いて、新たな演出で"ノンレプリカ公演"として上演する。四季でのストレートプレイ新作上演は、2006年初演「鹿鳴館」以来12年ぶり。また演出は青木豪を起用。外部の演出家を招いて上演することも、劇団四季では非常に珍しい。

オーディションでは、その青木豪らが審査に参加。劇団内からのべ200名の俳優が挑戦し、10役以上あるメインの役柄の内、主要4役の出演候補者が決定した。主人公のウィリアム・シェイクスピアにはこれまでに『リトルマーメイド』エリックや『人間になりたがった猫』ライオネルなどを演じている上川一哉。ほか田邊真也山本紗衣阿久津陽一郎ら、劇団を代表する俳優陣が名を連ねている。創立65周年を迎える劇団四季が、12年ぶりに贈る新作ストレートプレイに注目だ。


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