2016年7月アーカイブ

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現在、Zeppブルーシアター六本木にて斬劇「戦国BASARA4 皇」本能寺の変が上演中だ。


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「戦国BASARA」シリーズ舞台化13作目となる今作。タイトルを"舞台"ではなく"斬劇"という表記へ変更し、より本格的な「斬」をひたすら追求し続けている。、

ファン待望の新キャラクター後藤又兵衛役(演:汐崎アイル)や、シリーズ初出演となる唐橋充演ずる織田信長にも注目が集まる。

今回は初日直前会見の様子と共に舞台写真も公開!


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この夏、8月11日(木・祝)から、明治座にて舞台『TARO URASHIMA』が上演されます。その名のとおり、おとぎ話の「浦島太郎」をもとに、大人だけでなく子どもも楽しめるミュージカルになるそうです。脚本は自身も俳優であり、また脚本や演出でも活躍中の池田鉄洋さん。いったいどんな話になるのでしょうか?お話を伺ってきました。


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――今回の舞台の話はどのように始まったんですか? 

「明治座で、ミュージカルで、浦島太郎を」から始まったんです。でも、最初は、なぜ私に話がくるんだろう? 声をかけてくれた理由はなんだろうと思いました。でも、スタッフたちと話していると、僕がおもしろい、と思うポイントが彼らのそれと近いなと感じたんです。それでお受けしました。

――今回は出演ではなく脚本で参加とのことでしたが、執筆でいちばん苦労されたのはどの場面ですか?

玉手箱の場面ですね。元の話がよければそれをベースにすればいいけど、割と残念な話なので、本当に悩みました。浦島太郎がその箱を開けざるを得ないようにするにはどうしよう、と本当に悩みました。結局、何かの理由で乙姫を守るために開けるという展開がいいということになり、それならば、玉手箱をあげるときは、乙姫が浦島太郎を守りたいからという理由で玉手箱が存在するようにしました。いうなれば、二人の愛の結晶ですね。

――浦島太郎が「とことんツイてない人」という設定はどこから出てきたんですか?

あの浦島太郎は、演出の板垣恭一さんと、千葉プロデューサーと、何度も話をしながら作り上げたキャラクターなんです。

もともと浦島太郎って不思議な話で、最初に亀を助け、そのあと竜宮城でいい思いをして、最後は玉手箱でひどい目に遭う。冷静に考えるとここまでの話は、ツイてない男の「プロローグ」。すべてがツイてないことに結びついていく話なんじゃないかなと思ったんです。そこから「とことんツイてない、だけどメゲない男っておもしろいよね?」って展開になって。そして乙姫についても「どっちもツイてないキャラクターだったらどうでしょう?」ということになり。どうしても中身がスカスカな浦島太郎の話に向き合ったときに、とんでもなく個性的な感じにしてやろうかなと思ったんです。

――脚本に描かれている海の世界と陸、人間の世界。その設定がおもしろいですね。

海の生物ってそんなに陸の生物を食べたりしない。だから、その背景を考えてみた結果、こうなりました。以前、魚の干物を食べていたときに、「この様子を元の魚が見たらショックだろうな...解剖されて開かれて干されている訳だし。元の形がわからないくらい加工されているならともかく、干物ってまるわかりだし!」...っていろいろ考えていて(笑)

今春、「海の風景」という舞台(草笛光子、串田和美、小島聖、池田鉄洋の4人芝居)をやっていたのですが、全然話は違うのですが、海について考える時間がたっぷりあったんです(笑)。そこから考えて、おもしろいと思うものを全て脚本に入れました。

浦島太郎の話って基本的にハッピーエンドじゃないですよね。鶴になって飛んで行ったという結末もあるようですが、それで果たして幸せか? とも思いますし。この舞台では、大人にも子どもにもわかりやすい「ハッピーエンド」な終わり方にしたいです。でも、もともとの浦島太郎の話を子どもたちの知己とは大きく変えたくはなかったです。「全然ちがう!」って言われたくないですし。

――今回、登場人物が相当多いですよね。

私が手掛けた作品では過去最多です。一人ずつの物語を書いていくと2,3時間で終わらない舞台になるので、最後に話がうまくまとまったときには「よくやった、自分!」と思いました(笑)

キャスティングはプロデューサーに一任しました。僕より千葉さんの方がよく知っているし。今回アテ書きはしてないんですよ。木村了くんの出演が決まったときに、もっといろいろやれるだろうと加筆をしたくらい。その後、次々に素晴らしい人たちが参加してくださることになり、それならば...と、他の役にも嬉しい書き直しをしましたね。

――浦島太郎役の木村了さん、そのほか気になるキャストの話も聞かせてください。

まず、「了くんが浦島太郎をやるなら間違いはない」と思いました。木村さんのすごさは知っているから。彼の舞台は「帝一の國」シリーズの2と3、「ライチ★光クラブ」を拝見しています。

浦島太郎は、結構難しい役だと思うんです。ツイてない役だから華は出ないでしょうが、木村さんならそんな設定でも華に変えられる力を持っているから。また、「どんな球でも受けるよ!」という度胸もある。

あと、亀役が斉藤暁んで嬉しかった。...かわいいし。帝役を和泉元彌さんがやってくださることも嬉しかったです。帝ってかなりハードルが高い役ですが、和泉さんなら完璧。浮世離れ感もピッタリです。タカアシガニ将軍役の舘形(比呂一)さんには筋肉を見せつけて踊ってほしいですね。本当に贅沢極まりないです。

プロデューサー的には「ディズニーに負けない作品」「宮崎アニメに負けない作品」とおっしゃっていたんです。そこで(脚本が)俺でいいの?とは思ったんですが(笑)

演出の板垣さんはエンターテイメントを突き詰めている人であり、役者さんの持てる華は全部見せたいという欲張りな人。俺も頑張って書いてますが、板垣さんはさらに欲張りに仕上げてくると思います。


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――「TARO URASHIMA」の登場人物の中で、池田さん自身に一番近いキャラクターは?

浦島太郎ですね。というのも、僕はとことんツイてなかったんです。厄年くらいからずーっと。何をやっても裏目に出て、結婚したときに「もう、どうでもいいや!家族が大事!」と思うようになってからはすごく楽になりました。でも、バリに行けば台風に遭い、ハワイに行けば年に一度の大嵐に遭う。「はい、本番!」って声がかかった直後にヘリコプターがバラバラ飛んできたこともある。撮影でも必ず雨になるので「池田のせいじゃないか?」と言われるたびに猛烈に否定していたんですが、心の中では「すみません、私のせいです」って思っていました。だからツイてない、でもメゲないキャラクターということで、浦島太郎の中に僕が入っていますね。でも、ハワイで嵐に遭っても、僕は当然雨が降ると思っているのでイライラしない。その姿を当時の彼女、つまり今の奥さんに「素敵」と言われましたが!内心、この雨は俺のせいなんだけど...と思っていたけど(笑)

――池田さんから観て、この作品の見どころは? 

「大祓」(おおはらえ)で検非違使たちが歌い踊るところは、かなりショーアップしてほしいと思ってます。タイやヒラメの舞い踊りも、「る・ひまわり」といえば板垣さんですし、思いっきりやってくださると思います。かわいい子たちがダンスして歌うというのも「る・ひまわり」ならではですしね。

僕が初めて明治座で観たのは風間杜夫さんの「居残り佐平次」でした。明治座って割と声を出しながら観ても許される「王道の演劇」を上演してきた場所なので、「今回もそういう場にしなさいよ」って言われているような気がします。

あと、今回は「お客さん」として自分の作品を観ることができるので楽しみです。これまでに大きな舞台の演出などをやらせていただいたときは、出演もしていたので直接観ることができなかったし。自分が演出して出演する舞台の場合、舞台を録画したものを見ながらダメ出ししてましたから(笑)


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歴史朗読劇『僕とあいつの関ヶ原』『俺とおまえの夏の陣』が、7月7日(木)に開幕します!

本作は、2014年に初演、今年が3回目となる銀河劇場ニュージェネレーションシリーズ朗読劇。人気俳優が揃ったキャスト陣はもちろん、映画『ヒロイン失格』脚本などを手掛けた吉田恵里香さんの作品を、劇団「柿喰う客」の中屋敷法仁さんが演出するという、新世代のコラボレーションとしても注目の作品です。

今回、そんな中屋敷さんと吉田さんの初対談が実現! 熱い稽古の合間に、作品について語っていただきました。

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2007年に映画化もされた作家・伊坂幸太郎の人気作『アヒルと鴨のコインロッカー』が新進気鋭の演出家・ほさかようの手により舞台化されることがわかった。
出演は、キャラメルボックスの看板俳優・多田直人、現在上演中の『新・幕末純情伝』で土方歳三を演じる細貝圭、OOPARTSの好演が光った清水由紀、舞台『黒子のバスケ』の高尾和成役で注目を集めた山田ジェームス武など多彩な顔ぶれが揃う。


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舞台化にあたり、脚本と演出を担うほさかようは次のようにコメントした。

「十年前に初めてこの本を読み終えた時、目の前の世界が歪むほどの切なさと感動を覚えました。あの時感じた心の動きを、舞台ならではのやり方で伝えたいと思います。ご期待ください。応えますので。」


《ストーリー》
「ずっと誰かが来るのを待ってたんだ」
引っ越してきたばかりの大学生・椎名は隣人の河崎と名乗る男にいきなり本屋強盗に誘われる。ひきこもりがちな外国人のドルジ、ペットショップを経営する麗子、そして二年前に同じアパートに住んでいたという琴美......彼等の奇妙な関係と隠された謎が明らかになる時、過去からつながる物語は終幕へと向かう――伊坂幸太郎原作による傑作青春ミステリー堂々の舞台化!

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■公演概要
公演タイトル:舞台『アヒルと鴨のコインロッカー』
原作:伊坂幸太郎(創元推理文庫刊) 
脚本・演出:ほさかよう
出演者:多田直人、清水由紀、細貝圭、山田ジェームス武、実川貴美子、馬渕史香、渡邊りょう、免出知之、土井玲奈、首藤健祐
 
公演期間:2016年9月14日(水)~19日(祝)
会場:ポケットスクエア ザ・ポケット 
料金:4,000円(全席指定・税込)

一般発売:7月23日(土)10:00より発売        
チケット:チケットぴあ 
公演専用アドレス→ http://w.pia.jp/t/ahiru/ ※7/7アップ予定  
0570-02-9999(Pコード452-560)  


公式サイト:ahirutokamo.com

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市川猿之助、市川海老蔵が顔をそろえる歌舞伎座「七月大歌舞伎」夜の部を観てきた。


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幕開きは『荒川の佐吉』。
ヤクザの世界に身を投じた男・佐吉の生き様を人情味豊かに描く本作。
主人公の佐吉は二代目市川猿翁の当たり役のひとつだ。
その佐吉を伯父から受け継ぎ、猿之助が初役で演じる。
元は腕の立つ大工だったが、思うところがありヤクザの子分となった佐吉。
序幕では、威勢はいいがどこか頼りない佐吉を猿之助が軽妙にみせる。
坂東巳之助の大工仲間・辰五郎が、また大工に戻らないかと誘うものの、「強いから勝つのではなく、勝つ者が強い」という理屈で生きられるヤクザの世界が好きなのだと語る佐吉。
この場面は後の重要な展開につながるだけに、猿之助が説得力のある語り口で観客を惹きつける。
そんな佐吉の敵となる成川郷右衛門を市川海老蔵がこちらも初役で勤める。
海老蔵の成川は人を斬った後の一連の動作が美しく、凄みを感じさせる。
本作の見どころとして、佐吉が男手一つで育てる子ども・卯之吉への愛情も重要な要素だ。
佐吉が子どもに添える手の動きひとつとっても、かけがえのない存在であることが伝わり、猿之助が細部にまで心を配って演じているのがわかる。
後半、佐吉が身を切られるような思いで下す決断、そして桜の花が舞い散る中での情景と、悲しさの中にも爽やかな印象を残していた。


続いては、歌舞伎十八番の『鎌髭』と『景清』。
二作とも悪七兵衛景清を海老蔵が演じる。
『鎌髭』は、海老蔵が初演時の資料をもとに作った新たな上演台本で2013年に復活、翌年には『壽三升景清(ことほいでみますかげきよ)』として再演し、今回はさらに練り上げたものを上演する。
平家の残党景清は、源頼朝を倒し平家再興の大望を抱いている。
そんな景清を捕らえようと、源氏の武将三保谷四郎らが罠を仕掛けて景清をおびき寄せる。
ところが景清はわざと罠にかかったふりをし、源氏の面々を挑発する。
市川右近の猪熊と酒合戦をする件は様式美の中にも可笑しみがあり、肩の力を抜いて楽しめる。
海老蔵は超人的な力を持つ景清に相応しい大仰な衣裳と鬘がよく似合い、まさにはまり役。

『景清』は『壽三升景清』の牢破りの場面を再構成して上演。
自ら縄にかかり牢に繋がれている景清を詮議するため、源氏の武将が連れてきたのは景清の妻・阿古屋とその子ども・人丸。
沈黙を貫く景清に対し、阿古屋を拷問にかけようとする詮議役の岩永を、もう一人の詮議役・秩父庄司重忠が止める。
人払いをしたのち、重忠の言葉に説き伏せられ、ようやく口を開く景清。
海老蔵の景清はその存在感の大きさで荒事の芸を体現。
対峙する猿之助の重忠も知将に相応しい颯爽とした佇まいが印象的だ。
重忠の言葉に恭順した景清が牢を破った後、舞台上に出現する巨大海老の宝船は圧巻のひとこと。

世話物の人気狂言と歌舞伎十八番を一度に堪能できる贅沢な公演だった。


公演は7月26日(火)東京・歌舞伎座にて。
チケットは一部を除き発売中。


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■『マイ・フェア・レディ』2016 #6■


"リボーン版"『マイ・フェア・レディ』が待望の再登場!

霧矢大夢真飛聖を新ヒロインに据え、2013年に日本語訳・演出等が一新されフレッシュに生まれ変わったた名作が、ヒギンズ教授の寺脇康文、ピッカリング大佐の田山涼成らおなじみメンバー、そしてヒギンズ教授の母親役に高橋惠子、イライザに恋をするフレディに水田航生が新たに加わり、待望の再登場を果たします。

<稽古場レポーター>として任命された新フレディ・水田さんのレポートも3回目
今回はいよいよヒロイン・イライザの登場です。

前回、寺脇康文さんの鶴の一声(?)で、コーナータイトルが決まったこの〈水田航生トライアル!〉。
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さっそく水田さんの突撃取材を受け、「水田航生トライアル!」と、決まったばかりのタイトルをキャッキャしながらコールする、霧矢大夢さん、真飛聖さん。
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美女と野獣?
はたまた『エリザベート』が繋いだ縁!?

宝塚歌劇団宙組の初代トップ、退団後もその力強い歌声でファンを魅了し続ける姿月あさと
『エリザベート』のトートをウィーン、ハンガリー、日本と3ヵ国語で演じ、日本でも2007年の初来日以来、根強い人気を誇るマテ・カマラス
ミュージカルからストレートプレイまで、挑戦的な作品に出演し続ける個性派俳優・伊礼彼方

この3人によるスペシャル・ライブ「姿月あさと×マテ・カマラス×伊礼彼方 -Musical Songs and Pop Galore!-」がこの秋、開催されます。

3人だけのコラボレーションは初ながら、これまでも共演を重ね、特に、今回のコンサートの前身と言うべき2009年の『Super Live Vol.2「LOVE LEGEND」』では、歌声のみならず、息のあった爆笑トークでも、客席を沸かせました。
(この時の出演は、この3名に加え、湖月わたる、ルカス・ぺルマン、マジャーン・シャキ)


それから7年。
彼ら自身もこの共演を心待ちにしていたそうで...。


姿月あさとさん、伊礼彼方さんのおふたりに、このコンサートにかける意気込みを伺ってきました。


★ 姿月あさと & 伊礼彼方 INTERVIEW ★

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●『LOVE LEGEND』を経て、今回の『Special Live』へ!

――姿月さんと伊礼さんは、『Super Live Vol.2「LOVE LEGEND」』(2009年)、『Golden Songs』(2015年)と、コンサートでの共演が続きますね。お互いの印象は?

姿月「『LOVE LEGEND』の時が初共演だったんだよね」

伊礼「7年前です、2009年。俺、27歳でした」

姿月「7年前!? 伊礼くんは舞台でたて、デビューしたてって感じで、とても初々しかったのを昨日のように思い出します」

伊礼「(笑)」

姿月「あれから7年。どんどん大人になられて、立派な青年になって...。いい歳の重ね方をしてらっしゃる」

伊礼「(笑)。ありがとうございます」

姿月「いや本当にあの時は「僕、これやったことないんです!」「これも初めてなんです!」って、一生懸命だったし、可愛かった」

伊礼「はい、可愛かったですねぇ、あの頃は...(笑)」

姿月「踊りの練習とか、爆笑だった~。一生懸命で」

伊礼「爆笑とか言わないでくださいよ...! 今でも忘れられないのが、姐さん(姿月)と、(湖月)わたるさんのおふたりをエスコートしなきゃいけないシーンがあって...」

姿月「そうそう、クルクルと私たちを回してもらうんだけど、回せないの(笑)! 絶対忘れないよ、あの時の彼方くんは。でもそのあと、謝珠栄先生の舞台(TSミュージカル)とかで踊っていたじゃない。「踊ってるよ、彼方くんが...(涙)」って思って観てました」

伊礼「もう、いろいろと教わりました...。僕はこの時の姿月さんのことで、一番印象に残っているのは、現場での指揮官としての存在感ですね。姉さんからは"プロデューサー力"を学びました! もう、すごいんです。統率力というか。なかなかまとまらない現場だったから(笑)」


――確かに、なかなかフリーダムな雰囲気の方々が集まっている印象でした(笑)。

伊礼「そう、動物園みたいな感じだったので(笑)。姐さんの「よいしょー!」っていう感じの統率力がすごかったです」

姿月「そうねぇ」

伊礼「でもそこがやっぱり、面白かったですよね。皆さんの個性の強烈さが」

姿月「うん。でもまさか、またこうやって共演できるとは思っていなかった。ご縁がある人って、やっぱりご縁があるんですよね」

伊礼「そうですね」
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千葉雅子、中村まこと、森田ガンツ、市川しんぺーらが所属する劇団・猫のホテル。

演劇の世界にとどまらず、俳優としてもテレビや映画など、ここ数年で活躍の場を大きく広げてきた。

そんな彼らが劇団結成から四半世紀を超え、今年は9年ぶりに「苦労人」を再演するという。

作・演出の千葉が、本作への思いを次のように綴った。

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★・★・★・★・★・★・★・★・★・★・★・★・★・★

旗揚げ以来、役者どうしの切磋琢磨が劇団の原動力となって数々の新作を生みだし、今年で26年目をむかえることができました。
近年は全員参加にこだわらず、時に外部の演出家に委ね、二人芝居や三人芝居、または実際の事件を題材にした実験作など変則的な公演を重ね、劇団として成長をすることを目指しました。
それもひと区切りがつき、今回は外部公演への客演や映画ドラマ出演などで活動の幅を広げる役者たちがほぼそろうこともあり、劇団の自信作である「苦労人」を装いもあらたに再演することに決定しました。
1997年初演はアゴラ

2000年再演はザ・スズナリ

2007年再々演はシアタートラム
大きな力とささやかに闘争する父や息子の悲哀を描いた「苦労人」を、これまで何度も上演してきました。
骨太な役者たちとやりきった感があったし、町には仲の良い父と息子があふれていたし、
もう「苦労人」は再演しないなあと思っていた。
けれども、即興稽古でしのぎを削る日々が恋しい昨今。

町では若者と中高年がシュプレヒコールをあげる昨今。

潮目が変わったように思う。

うらぶれる宿命に抗う父と息子、その一族の500年の物語をまたやることに決めた。

大きな力への怒りが物語の原動力となった「苦労人」を円熟した骨太な役者たちとともに新たな演出で。

東京の東も東、錦糸町はすみだパークスタジオで。
26年目の猫ホテは、
バカ哀しいをおもいっきり、なのだ。

千葉雅子


★・★・★・★・★・★・★・★・★・★・★・★・★・★


【あらすじ】
室町時代の山城の国では、いまにも民衆が一揆をおこすような不穏な空気。今日も土嚢を積んで、争いにそなえる民衆のなかに、ひとり野心的なごんという名の男がいた。室町時代を皮切りに、安土桃山、江戸、明治、大正、昭和、平成と、ごんとその子孫たちが駆け抜ける大河物語。苦労の遺伝子は次々に受け継がれ、何時の世でももがき苦しむ男達の姿を笑いとばしながら骨太に描く。

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舞台写真 2007公演「苦労人」@シアタートラム(撮影:引地 信彦)


猫のホテル 本公演『苦労人』(改訂2016年版)
2016年7月6日(水)〜7月11日(月)すみだパークスタジオ倉
全自由席(整理番号付き):前売4300円/当日4500円

作・演出:千葉雅子
出演:千葉雅子 中村まこと 森田ガンツ 市川しんぺー 佐藤真弓 村上航 
小林健一(動物電気)
久ヶ沢徹



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6月27日、劇団四季ミュージカル『キャッツ』大阪公演開幕に先駆けて、大阪四季劇場にて舞台仕込み取材会が行われた。

『キャッツ』の舞台は都会のゴミ捨て場。舞台はもちろん客席に至るまで、猫の目線に合わせて3~5倍の大きさで作られた巨大なゴミのオブジェが2000~2500個設置され、客席に一歩足を踏み入れた途端、"猫の世界"へといざなわれる。

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取材会では、舞台監督の福永泰晴と舞台美術家の土屋茂昭が装置や作業内容、『キャッツ』の世界観やデザインについて解説。「猫になったような錯覚を覚える舞台装置は『キャッツ』の大事な演出の一つ。劇場内では、ゴミ捨て場にいる猫の目線を味わってほしい」と福永。また、「東日本大震災の被災地を『ユタと不思議な仲間たち』公演で回って以降、ゴミのオブジェをめぐる意識が変わり、単に空間を埋める物ではなく"思い出の塊"だと意識するようになりました。『キャッツ』は、何度観ても新しい発見があり、空間全体が秘めた力を持っていると感じます」と話す土屋。上演される土地ゆかりの"ご当地ゴミ"と呼ばれるオブジェも公開。このたびの大阪公演では、たこ焼き器や阪神タイガースの応援バットなど約15個のご当地ゴミが飾られるとのこと。ぜひ会場で見つけてみよう。

13年ぶり4度目となる『キャッツ』大阪公演は、7月16日(土)に開幕。11月末までのチケットはほぼ完売。12月~2017年3月末公演分のチケットは7月3日(日)一般発売開始。

チケットぴあでは、一般発売前最後のWEB先行先着[プリセール]を7月1日(金)昼12:00から7月2日(土)23:59まで受付。

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