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これまで67か国以上で上演され、日本では1967年、東宝創立35周年記念東宝ミュージカル特別公演として菊田一夫が製作を手掛けた歴史ある公演「ミュージカル『The Fantasticks』」。

55年の時を経て、新演出により新たに上演が決定いたしました。『シラノ・ド・ベルジュラック』などで知られる仏劇作家エドモン・ロスタンの韻文劇『レ・ロマネスク』をもとに、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』『真夏の夜の夢』のエッセンスを織り交ぜたストーリーはロマンティックかつ普遍的で、誰もが経験する恋と人生の物語

演出を手がけるのは、東宝ミュージカルの次世代を担う実力派演出家 上田一豪

米ミュージカル市場最長連続上演を記録し、いまもなお世界中で愛されつ続ける名作が装いを新たに上演となります。

そんな新しい「ミュージカル『The Fantasticks』」世界を作り出すキャストの皆さんよりメッセージが届きました!

早速ですが、第1回目にメッセージを寄せていただいたのは、、、

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岡宮来夢さん! 主演のマット役を演じます。

――Q1.今回の公演、ミュージカル「The Fantasticks」の魅力・見どころを教えてください。

何もかもが可愛い!可愛いらしいキャラクター可愛らしい曲に、可愛らしい舞台セット、観ているだけでニコニコしてしまうこと間違いなしです!それから、愛や友情と言った人間の普遍的なテーマが描かれていて共感できる部分がたくさんあるので、そこも魅力の一つかなと思います!

――Q2. ご自身の役どころ・キャラクターを一言で表すと!

大人になったと勘違いをしている子供。(笑)
ちょっとオタク気質で不器用で何も上手くできない、、でもそんなところがとっても愛くるしいです。誰もが「大人になりたい」と思ったことがあるはず。マットにもたくさん共感してもらえるのではないかと思っています

――Q3. 稽古をしてみて感じること、稽古中のエピソード等を具体的に教えてください。

僕とマットは共通点があまりなくて少し役作りに苦戦しています。稽古場は平和で温厚で暖かい雰囲気に包まれていて、すごく居心地がいいです!斎藤さん、山根さんがたくさん笑いを作ってくれます!この暖かい雰囲気がそのまま皆さんにお届けできればいいなと思います!

読者の方へメッセージをお願いいたします。

トニー賞やブロードウェイ最長連続上演記録など、華々しい記録を持つ世界中で愛されているこの作品に携われること、すごく光栄であると同時に物凄いプレッシャーを感じています。新たな挑戦の数々。カンパニーの皆さんと協力して僕らならではのファンタスティックスになるよう頑張ります!是非観に来てください!

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<公演情報>
10/23(日)~11/14(月) シアタークリエ (東京都)

https://www.tohostage.com/fantasticks/index.html

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"花緑ごのみ"というシリーズとして独演会を開催してからいよいよ第40回。

柳家花緑師匠本公演に際して貴重なコメントをいただきました🎙

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Q1.花緑師匠にとって「花緑ごのみ」はどのような会ですか?

この会は、チャレンジの会です。自分1人でやるのがこの会の特徴で、豪華ゲストや前座さんが出ることがありません。

過去には色物さんのポジションも自分でやりましたね。ピアノを弾いたり、ダンスを踊ったりして来ました。落語は根多下ろし(初演)を中心にやって参りました。ですが、ここ最近は、色物さん的な高座はやらず、演目も根多下ろしばかりでは無く、"練り直し"と題して久し振りの演目を良くやらせてもらっておりました。

11公演で2日間。多い時で4日間ということもございましたが、今回は、1日で2公演というチャレンジです。そして、根多下ろしはせず、昼夜で演目を変えよう!という企画です。

Q2.今回で40回目となる「花緑ごのみ」ですが、これまでで印象に残っている回(内容)はありますか?

SWAのメンバー(春風亭昇太師匠、三遊亭白鳥師匠、柳家喬太郎師匠、林家彦いち師匠)の作る新作落語をやった会が印象に残ってますね。「SWAをカバーします!」というタイトルで行ったこの会が今までで一番お客様にお越し頂いた会でした。ブレンドストーリーというSWAの企画で4人のメンバーがみんなで繋げて一つの噺を作り上げるという物で、タケシ君の半生を描いた作品。タイトルを上げてみましょう。

 

1,三遊亭白鳥作「恋するヘビ女」

2,春風亭昇太作「夫婦に乾杯」

3,林家彦いち作「臼親父」

4,柳家喬太郎作「明日に架ける橋」

 

それぞれの師匠方が創作した噺が、タケシ君が小学生から大人になって新婚から倦怠期、還暦をむかえるまでを描いています。その4席を私が1人で語りました。全編2時間以上の作品。覚えるのも語るのも大変だったのを思い出しましたが楽しかったですね。

 

Q3.当日に向けての意気込みや、お客様へのメッセージをお願いします。

今回は、「花緑ごのみ」が40回という記念の会になります。私が20代より始めたこの独演会は、私のライフワークです。チャレンジすることが日常で有りたいと考える私の大事な勉強会です。ですから完成を目指さず、船出をご覧いただく会と位置付けて勉強して参りましたが、今回は、今までお付き合い下さいましたお客様への感謝の思いもあって、新しい落語のチャレンジでは無くて、今まで勉強して参りました噺をドドンとお時間の許す限り語って行こうという独演会になっております。

演目は当日その時に決めさせて頂き、昼夜で何席語るのかもその時に決めさせて頂きます。短い噺から長い噺を織り交ぜてお聞きいただくことになるでしょう。花緑の今一番語りたい落語ばかりをお届け出来ればと思っております。

当日イイノホールでお会いしましょう!

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<公演情報>
2022/10/15(土) イイノホール(東京都)

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2009年アカデミー賞8部門を受賞した映画『スラムドッグ$ミリオネア』(監督:ダニー・ボイル)が原作にした小説「Q&A」(ヴィカス・スワラップ著)が、世界初の舞台化

貧困、格差、虐待、搾取といったインド社会が抱える問題に鋭く切り込みつつ、「スラム街の孤児《スラムドッグ》が、なぜクイズ番組で《ミリオネア》になりえたのか?」の謎解きを、群舞やパルクールを取り入れた疾走感のある音楽劇に仕上げた新たな社会派エンターテインメント作品となります。

上演台本と演出は、今、演劇界で最も熱い注目を集める演出家の一人・瀬戸山美咲さん

本公演の開幕間近に貴重なコメントをいただきました🎙

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撮影:服部たかやす

――Q1.今回の公演、音楽劇「スラムドッグ$ミリオネア」の魅力・見どころを教えてください。

現実の社会を反映した人間ドラマと、歌・ダンス・パルクール・バンド演奏など「楽しい!」と思える要素のバランスが魅力の作品になっています。俳優のみなさんがエネルギッシュで素晴らしいです。

――Q2. ご自身の演出の中でお客様に注目いただきたい具体的なシーンなどがあれば教えてください。

舞台では珍しいパルクールを駆使したシーン、音楽、歌、ダンスなど見どころはたくさんありますが、屋良さん演じるラム・ムハンマド・トーマスと川平さん演じるプレム・クマールの対決シーンには是非ご注目いただきたいです。

――Q3. 稽古をしてみて感じること、稽古中のエピソード等を具体的に教えてください。

屋良朝幸さんとご一緒するのは初めてですが、表現者として自分の核をしっかり持っていて、とても信頼しています。そして、とんでもなく努力家だと思います。ど真ん中で作品をしっかり引っ張ってくれる存在です。                                     

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

世界で初めての舞台化です。小説が原作なので、映画をご覧になった方も新鮮に楽しんでいただけると思います。このご時世だからこそ、足を運んでくださったお客様が思いっきり楽しめる作品にしたいと思っています。

東宝「スラムドッグ$ミリオネア」SDM_main_0516+.jpg

<公演情報>
8/1(月)~21(日) シアタークリエ (東京都)

<稽古場・パルクール映像はコチラ!>

■稽古場特別映像
■パルクール稽古映像

<各出演者からのコメント映像はコチラ!!>

【屋良朝幸】
https://youtu.be/aGPvAidpXvE
【村井良大】
https://youtu.be/ZbAhfQs0P5g
【唯月ふうか】
https://youtu.be/T1BKaaDDyN4
【大塚千弘】
https://youtu.be/qUkkSZsopdI
【川平慈英】
https://youtu.be/_YcKKLNUlCg

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大人気コミックを原作にブロードウェイの巨匠と日本の若き才能がタッグを組んで生み出す世界初演ミュージカル、『四月は君の嘘』。コロナ禍で公演中止となってから約2年の時を経て、メインキャストが再集結。この春、上演される。主人公・有馬公生役は木村達成&小関裕太のWキャスト。さらに宮園かをり役を生田絵梨花、澤部椿役を唯月ふうか、渡亮太役を水田航生と寺西拓人が演じる。インタビューでは、主演の有馬を演じ、2022年に役者としてデビュー10年を迎えるミュージカル『四月は君の嘘』稽古中の木村達成を直撃。演劇『ハイキュー!!』以来の須賀健太×木村達成コンビが復活する舞台『血の婚礼』(9月上演)のことから初のソロ・コンサートまで、ざっくばらんに語ってもらった。

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―ミュージカル『四月は君の嘘』の開幕が目前です。今どんな気持ち?

木村達成(以下、木村):連載漫画の初のミュージカル化をどう完成形に近づけるかということばかり考えてます。改めて、ミュージカルの難しさを思い知らされました。アニメ作品って突拍子もない展開があって、それを舞台で表現するとなると、シーンにバラつきが出てくるんです。ワンシーンごとに歌があるんですけど、それを一ページずつめくっている段階というか。次のシーンへのパスやエネルギーが見えていないので、その作業がこれから重要になってきそうです。

―共演の宮園かをりの印象はいかがですか?

木村:ひとりで苦悩する瞬間もあるんですけど、そんなの"どうだって良いじゃん!"というふうに思わせてくれるのが、いくちゃん(生田絵梨花)演じる宮園かをりですね。悩んでる感情さえも、彼女のパワーを前にするとバカらしくさせてくれる。独りで作っているものじゃないっていうのが、今回は一番強いです。宮園かをりは、死期が迫ってることを自覚しての発言であったり、それだけの苦労をしてるので、凄いことを言ってのける役なんです。実際に自己防衛として落ち込んでいても元気なフリをしている人っているから、見えているものが全てじゃないんだなって感じました。

―今回はどんなところを味方に?

木村:今回は、幼い頃に苦悩していたリトル・公生を切り取れば、僕が演じすぎる必要がなくその苦悩が感じられるのではないかなと思っています。人間のギャップも見せられるし、間違いなくそれが最高の味方になってくれると思います。

―木村達成さんがどう主人公を演じるのか、キャラクターとの印象も違ったので興味がありました。

木村:違いますよね?!(笑)。

―前にグイグイ出て行く印象があったので。自分の中に役の引き出しのようなものはありましたか?

木村:模索中です(笑)。

―共通項は?

木村:まず、人間であること。これは不完全ってところです。完璧な人間なんてこの世にいないから、そこは共通なのかな。

―今作を通して、木村さんが伝えたいことは?

木村:誰かとの出会いで人生が変わるとか、見る世界がカラフルに変わることですね。その人との出会いで、その日一日が元気になれることって、僕も経験あるんですけど...音楽の力って絶大じゃないですか。その力も利用しながら、エンターテインメントとしてお客さんに元気になってもらえるような作品にはしたいです。

―木村さんは役者として今年で10年を迎えますが、役者生活の中で、作品のような人生を変える出会いってありましたか?

木村:唯一、いろんなことを吸収して、死ぬまで成長できる職業が役者なのかなって思うと、出会った作品で考え方が変わったりしていった10年間でした。自分に足りない事を作品が教えてくれるというか・・・

―今作のような挫折はあった?

木村:学生の時から一夜漬けするタイプだったんですけど、それを辞めて努力をすることの大変さを覚えて、毎日のように挫折してますよ(笑)。適当な性格なら良かったんですけど、わりと気にしいだし、それでいて強気な発言もすれば実は嫌われたくなかったり。めちゃくちゃ、メンドクサイ人間なんで。

―そうすると、主人公との共通点も少し見えてきたような?

木村:あっ、確かに!(笑)。

―『銀河鉄道の夜2020』で初主演を経験しましたが、今回も主演を務めますね。

木村:この作品は背中を見せて引っ張ってくというよりは、誰かの力を借りないと成立しない作品。誰かが手を差し伸べたくなるような主演であらなきゃと思うんです。新作ミュージカルということで、立ち上げっていうこともありますけど、みんなで何かを考えること、諦めないことが重要なのかなって主演だからじゃないけど、そういう風に考えることはありますね。ただ、苦悩させられる役をここ23年間、多くやっている気がするので、1回最後にしたいかな(笑)。終わったら滅入る気持ちを立ち上げるんですけど、心の整理をする時間がとても必要なので。

―あはは。9月には舞台『血の婚礼』で望まぬ結婚をし家庭を築き上げ、仕事に精を出しながらも"花嫁"を想い続けているレオナルド役にも挑戦することが発表されました。

木村:これは、サディストじゃないですけど...ヤバいと思いますよ。

―この役で、役者としてはどう成長していきたい?

木村:作品に携わるほど役者って言葉が嫌いになってきて、それを取っ払った状態の木村達成でいたいです。目の前の仕事を全力でやることは10年間変わらない作業だし、これからも血を吐くほど全力でぶち当たりたいです。自分の力量ではできない作品が続いている分、自分の実力以上の作品に向けて絶対に届かないところへ手を伸ばす距離感というか、その関係性を保っていたいですね。

―先ほど『血の婚礼』の話題も少し出ましたが、努力の先に新たな扉がまた開きそうな予感がします。

木村:役の印象は嫌な奴だなって感じました。 "お前は俺しかダメなんだ"という発言に力を感じたので、絶対に個で立っていなければならないと思ったし、今まで培ったものが発揮されると思います。

―演劇『ハイキュー!!』以来の須賀健太×木村達成コンビが見れることも、楽しみのひとつですが。

木村:僕と、健太の共演はめちゃ、めちゃ面白いと思いますよ! 僕自身もまた芝居を作れるのが楽しみであり、『ハイキュー!!』以降で経験してきたことが全て投影されるわけですから、ちょっと怖いっていうか、ドキドキでもあります。インタビューでは勝気なことを言いますけど、小心者なところがあるので。でも、健太はそういう僕の弱い部分も知ってるから、そこは最強の味方ですね。

―さらに12月にはソロコンサートも決定しています。

木村:これ、本当にやるの?!(驚)って、本気で思ってます。

―(笑)。ファンと一緒にデビュー10年を祝う素敵な日になりそうですね。10年後はどんな木村達成でいたいですか?

木村:10年後は結婚して子どもがいて、幸せな家庭を築けていたら良いなくらいしか考えられないんですけど(笑)、目の前のことに精一杯なので作品によって自分が変わって、自分でも嫌な人間になる時もあるけれど、そんな時でも見捨てないでほしいです。全てを愛してほしい。どれをとっても木村達成であることに変わりないので。

取材・文:後藤千尋

<公演情報>
5/7(土)~29(日) 日生劇場(東京都)

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ミュージックホールでたまたま知り合った謎の美女と、どういうわけか一夜をともに過ごすことになった主人公。甘い雰囲気を期待するも、その美女が謎の言葉を残して殺された! わけのわからないまま国家をゆるがす陰謀事件に巻き込まれ、かつ殺人容疑で指名手配されてしまった主人公の命運やいかに......!? ジョン・バカンのスパイ小説「三十九階段」及び、その小説を原作にしたアルフレッド・ヒッチコック監督映画「三十九夜」をもとにしたイギリス発の人気舞台『THE 39 STEPS ザ・サーティーナイン・ステップス』が、51()より東京・シアタークリエで上演される。登場する139役を平方元基、ソニン、あべこうじ、小松利昌のたった4人の俳優で演じる、サスペンスにして極上のコメディ。4月下旬のある日、この稽古場を取材した。

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取材日の稽古は、2幕冒頭のシーンからスタート。場所はのどかな田舎のようだ。マーガレット役のソニンが牧歌的な歌を口ずさむ一方、平方扮する主人公リチャード・ハネイは裁判所で判事(小松)を相手に、重大な事件が起きていることを訴えている。親身になって話を聞く判事。すでに大逃亡劇を繰り広げているハネイ、ここでやっと身の潔白をわかってもらえるか......と思いきや、実は判事は時間稼ぎをしていただけ。こっそり呼んでいた警官(あべ)に手錠をかけられ、ハネイ大ピンチ! 格闘の末、ハネイは窓から逃亡し......。おそらく本番では数分のシーンであろうが、2幕の幕開き早々、ハイスピードかつ、情報量の詰まった展開である。さらに演出のウォーリー木下からは「ソニンさん、出てくる時にその窓枠を持ってこられますか?」など、容赦なく役割が与えられていく。ただでさえ出ずっぱりで大忙しの俳優たちだが、この作品、舞台上のセット転換なども俳優が担う部分が多い。慌ただしいセットチェンジが可視化されることで、物語のスピード感が上がっていく。

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場面も役柄もくるくる替わり、さらに転換も担う俳優たちが肉体を酷使している様はそれだけで楽しくドタバタコメディとして成立しそうだが、この熟練の4人の俳優は、それだけで終わらせない。決め事が多い舞台なだけに動きも細かく指定されている模様だが、ソニンは木下に"その動き"をするためのキャラクターの心情の調整を相談したり、「ここ、ブラシ使っていいですか?」と小道具をリクエストしたりと積極的に役を深めている。あべからは木下に「この警官は電車のシーンに出てきた警官ですか?」という質問が。台本上の指定はないようで、木下が「その方がハネイは反応しやすいからテンポがよくなるよね、ハメられた感が出て」と判断し、同じ人物になった模様。小松は、電話で喋りながら電話の向こうにいる通話相手の声も担当するなどアクロバットでユニークな演技を器用にこなし笑わせる一方で、「この赤い幕はあべさんに運んでもらった方が(効率がいい)」など、俯瞰した視点からの提案もしている。ちなみにふたりで135役を演じていくあべと小松は"クラウン"と呼ばれる役柄。ただし、様々な役を演じるふたりをクラウンと称しているのではなく、ふたりはクラウンを演じ、そのクラウンが様々な役を演じていくという構造のようだ。ある役の衣裳を着てもすぐにその役になるわけではなく、クラウンでいる状態もあり、"スイッチが入る瞬間"が舞台上であるのが面白い。

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そしてハネイを演じる平方が、誰よりもハードに動き回る。思いもよらない事件に巻き込まれ、追い詰められながらも、この危機を救えるのは自分だけだと奮闘する。平方は危機に陥っているのに美女に会って目尻を下げる人間臭さなどが可愛らしい一方で、激しいアクションシーンもカッコ良くバッチリ決める。平方の愛らしい個性は、いわゆる"巻き込まれ型主人公"が非常によく似合うし、ハネイは間違いなくそのタイプではあるのだが、受け身なだけではない力強さが平方の全身から伝わってくるのもいい。ミュージカルデビュー10周年の節目を迎えている平方のこれまでの経験値が確実に自信となり、ハネイに注ぎ込まれている。同時に平方自身がこのハードな役を楽しみながら演じているのもよくわかる。

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手に汗握るサスペンスフルな物語展開に、ドタバタだけではない俳優たちの名演が期待できる『THE 39 STEPS』。とはいえやはり、"物語の外"の見どころもたくさんある作品だ。セットチェンジは「先にスクリーンを出さないと......」など、さながらパズルのように試行錯誤しているし、シーンの稽古の前に「モノの出し入れの練習をさせてくださーい」という時間があったり、クラウンたちは効果音さえも口で言っていたり。さらに音楽を担当するバンド・ザッハトルテもすでに稽古に合流。ストレートプレイではあるが音楽も重要な要素で、ナンバー数も多い。雷やフィルムのまわる効果音などもバンドが出しているのも面白いし、クラウンたちの衣裳チェンジにかかる時間にあわせて音楽の長さを調整もしている。全方位にわたってアナログな手間を随所に仕掛けている作品だ。だが、大変さはビシバシ伝わるものの"ピリっと"感はまったくしない。座長の平方に至っては、ちょくちょく取材カメラに向かってポーズを送ってくれるサービスっぷり。みんなが楽しんでいることが伝わってくる稽古場だった。手作り感満載、愛情いっぱいの"全力演劇"。演劇を愛する人こそ、大好きな一作になりそうだ。

公演は51()から17()まで。チケットは発売中。(取材・文・撮影:平野祥恵)

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イギリス冒険小説家ジョン・バカンの小説「三十九階段」と、この小説を原作に制作された巨匠アルフレッド・ヒッチコックの映画『三十九夜』という2作を元に舞台として制作され、ブロードウェイにも進出した「THE 39 STEPS ザ・サーティーナイン・ステップス」がウォーリー木下の演出により上演される。

ひょんなことからある陰謀に巻き込まれる主人公・ハネイを演じるのは、本作が単独初主演となる平方元基。

ウォーリー木下の上演台本で"ハイパーコメディ"として生まれ変わった本作について木下と平方に話を聞いた。

――先日の下着姿での製作発表会見でみなさん「観たことがないような作品」「ジャンル分けが難しい」とおっしゃっていました。どういう部分が「見たことのない」作品なのか? ヒントをお願いします。

平方:なんとも言えないものが観られるってことじゃないでしょうか? ミュージカルとも、ストレートプレイとも言えない。「そもそも演劇をカテゴライズする必要があるか?」ということですよね。

それ(カテゴライズ)って、ものを棚に整理するために必要な名前みたいなものに過ぎなくて、でもそれは今回必要がなくて、今、目の前で繰り広げられていること全てがお芝居だとしたら、(本作は)そういう体験だと思います。

何なのかわからなくても観ていて面白い。そこが僕たちが今回やる作品の一番の長所だなって。演劇の「はじまり」みたいなことをしている感じがしませんか?げきぴあ①.jpg

木下:"ごっこ遊び"みたいなことをしていますからね。でも見ている人が、何をやっているかわかんないということはないと思うんですよね。

ちゃんと筋はあるし、昔のヒッチコックの映画が好きな人は、そういう視点からの面白さもあるし、原作映画を全く知らなくてもこんな表現があるんだと思う人もいると思います。

1930年代の映画の撮影をしている」という設定なんですけど、その頃のアナログな映画のつくり方と演劇で僕らが"ごっこ遊び"をしているのがリンクしていくような演出になっています。どの世代の人に観てもらっても楽しみ方がいろいろあると思います。

平方:まだお稽古している段階ですが、毎日「生きてるぅ...!」と思うんですよね。その感覚を持ったまま本番でお客様を客席に迎え入れたら、「生きてるぅ...!」の"先"にたどり着くのではないか?と思います()

それが見えそうな手応えもあるし、こんなに役者をやっていて嬉しい気持ちになるような稽古場ってそうそうなくて。こんな気持ちにさせてくれる稽古場でこの後、何が見えるのか・・・?我々がお客様と共鳴した時に、これまで見たこともない景色が見えるんじゃないかと思っています。

お客様が観に来てくださらないと、僕らがどんなに熱を持っていても伝わらないですし、劇場で観てこその作品だと思うので、僕らの熱と喜びを受け取って頂けたら嬉しいです。というか、純粋に楽しめると思います(笑)!

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――稽古を進めていく中での平方さんの印象について教えてください。

木下:稽古場全体に気配りができているし、まさに"座長"ですね。稽古場の空気ってそのまま作品の空気になるものなんですよ。演劇が他の表現と違うのは、1か月ほどの稽古期間で寝食を共にするくらいの濃密な交流を経てできあがるってことで、それこそケンカして絆が生まれたりもします。

そういう本番にむけた真剣な遊びの空間を作ることに、平方さんが誰よりも楽しんでくれていることで、みんなはそれを信じてやっていればうまくいくだろうなという雰囲気になっていますので、本当に助かっていますね。

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"単独初主演"の重圧は「全くない!」

――平方さんにとっては本作が初の単独主演舞台となりますが、"座長"を意識する部分はあるんでしょうか?

平方:本当にないですね。全くない! どこでもこんな感じです(笑)。

街で声を掛けられてもここでしゃべっていても。よそ行きの"仕事モード"の自分とかにすごく憧れていて...()

木下:とても怖い先輩がいる現場とかに行く時どうしているの(笑)? ちょっと私語が出ると「静かにしてくれない?」とか言われることはないの?

平方:「あ、やべっ!」とか言っちゃうかな(笑)。それでも可愛いがられちゃうんですよね。そういうところは意外と策士なのかも...?()

――"単独初主演"ということで背負うものだったり、プレッシャーも...?

平方:それもすごく聞いていただくんですけれど、無さ過ぎて...(苦笑)。これまでコツコツやってきたという自負は多少ありますが、ただ目の前のことを一生懸命やり続けてきたというだけなんですよね。

「主演」とか「単独初主演」というものは、そういう立場を周りや作品が与えて下さるものであり、自分が何かをやったから、そこにたどり着いたという風には思っていないです。

それが素晴らしいものだと周りの方々も教えてくださいますし、もちろん自分でもそう思います。でも、そういう機会にめぐり合えるのも、自分というより、周りの方々がこれまでやってきてくださったことの思いのかたまりであり、"ご褒美"というか、僕が「単独初主演なんですよ」と言うものではないのかな...? と思うんです。

背負うプレッシャーってないならない方が良くないですか? みんな大変だもん()

――製作発表会見で平方さんは「ハネイは変な正義感を持っている」ともおっしゃっていました。女性にもモテるし、どこか放っておけないところもあるのかなと思いますが、ハネイの魅力ってどういう部分にあると思いますか?

木下:もともと僕はヒッチコックの映画が好きで、ああいうタイプの役柄って多いんです。

今回はよりコメディにするために少しオーバーになっているんですが、意外と普通の感覚を持っている人が主役だったりするんですよね。普通の感覚の人が、何かに巻き込まれたり、"受け"の状態で物語が進んでいく中で、自分の中の新しい何かを発見したり、出会いによって変わっていくみたいなのが多いんです。

存在さえしていれば、受けていく中で勝手にハネイというのは作られていくのかもしれないし、稽古の初日から、僕の中では筋は通っていたんですよね。それは(翻訳の)小田島恒志さんも言っていたけど、平方さんは本を読み込んできているから、あとは共演者によって変わっていくので、それを今まさに稽古場でやっていて、そういうところもハネイっぽいなという印象です。

平方:「愛」って言葉を使うんですよ、ハネイは。結局、それは自分が一番弱かったところであり、欲しかったものなんだと思うんです。そういうのが見え隠れする感じが、自分で演じている役柄なんですけど、たまらなく愛おしいというか「わかりますよ!」という瞬間がたくさんあります。

ちょっと間抜けだったり、カッコつけたいのにつけきれなかったり...。相手を好きだと思いつつ、いっぱいいっぱいになると「バカじゃないのか!」と叱責してしまうところもあったり。

何だろうな...? 魅力って(笑)。すごく周りを気にしているのにどこかワガママだったりするんですよね。自分の中で欲望がしっかりとあるのかな(笑)? ハネイ自身、自分の性格をわかっていたら、あんな冒険には出ないと思うんですよね。撃ち殺されそうな状況に自ら入っていくなんてすごいなぁと。僕だったら絶対にやらないです()

木下:やりそうだけど(笑)。

平方:撃ち殺されそうな状況ですよ(笑)?

木下:僕は今回「はじめまして」ですけど、その辺りがちょっとハネイと親和性が高い心を持っているなと感じますね。

平方:自分の知らないことにものすごく興味が湧くので、そこかもしれない! 興味があって、それが自分にとって「面白そう」とか「知りたい」とか思考する前に心が先に動いちゃう! でも結局、問題が後から噴出してきて。それが(本作では)ドラマになっていくけど、普段、生きている僕としては大変ですよ(苦笑)。

取材・文・撮影=黒豆直樹

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<公演情報>
5/1(日)~17(火) シアタークリエ (東京都)

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劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の戯曲の中から選りすぐりの名作を、才気溢れる演出家たちが異なる味わいで新たに創り上げる連続上演シリーズKERA CROSS(ケラクロス)。そのシリーズ第四弾として上演されるのが『SLAPSTICKS』。 サイレント映画からトーキーへ、転換期を迎えるハリウッドにて、激動の時代に映画作りに情熱を注ぐ人々を、映画への愛と希望に溢れる一人の青年を通じて描いた本作。 演出を手がけるのは、幅広い世代から支持を得る最注目の若手クリエイター・三浦直之(ロロ)。 新たに生まれ変わる『SLAPSTICKS』のキャストの皆さんからのメッセージが届きました!

第7回目にメッセージを寄せていただいたのは、、、

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マギーさん! 

"喜劇の神様"マック・セネット役を演じるマギーさんにお聞きしました!

――Q1.映画撮影所が舞台の「SLAPSTICKS」ですが、最近観た映画でおススメは?

娘と観に行った 「嵐 5×20film」

映画館に東京ドーム特有の音像と観客の熱気が完全再現されてた!

――Q2. ご自身の役どころ・キャラクターを一言で表すと?

実在したサイレントコメディの祖。そんな伝説の大物を小物が演じている

――Q3. 自分の役以外でやってみたい役は?

アリス。桜井さんとは違う中年男性の哀愁を漂わせたい。

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

サイレントコメディの時代から今も、そしてこれからも、劇場でみんなと笑うのが一番楽しい、それはきっと変わらない。劇場でお待ちしてます。

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<公演情報>
2/3(木)~17(木) シアタークリエ (東京都)

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劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の戯曲の中から選りすぐりの名作を、才気溢れる演出家たちが異なる味わいで新たに創り上げる連続上演シリーズKERA CROSS(ケラクロス)。そのシリーズ第四弾として上演されるのが『SLAPSTICKS』。 サイレント映画からトーキーへ、転換期を迎えるハリウッドにて、激動の時代に映画作りに情熱を注ぐ人々を、映画への愛と希望に溢れる一人の青年を通じて描いた本作。 演出を手がけるのは、幅広い世代から支持を得る最注目の若手クリエイター・三浦直之(ロロ)。 新たに生まれ変わる『SLAPSTICKS』のキャストの皆さんからのメッセージが届きました!

第6回目にメッセージを寄せていただいたのは、、、

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元木聖也さん! 

物語は、主人公であるビリーが伝説のコメディアンのサイレント映画をリバイバル上映してもらおうと、配給会社に勤めるデニーを説得すべく、熱い眼差しで当時の思い出を語り出す所から始まります。

話を聞くうちにデニーは少しずつビリーの思い出とサイレント映画に興味を抱き始めていきます。

そんな物語が進むうえで大切な役割を務めるデニー役を演じる元木さんにお聞きしました!

――Q1.映画撮影所が舞台の「SLAPSTICKS」ですが、最近観た映画でおススメは?

「ハリーポッター」

また観ちゃってるんです(笑)。何周目かわかんないなー(笑)。

やっぱり名作は何度観ても面白い!最初の作品から最後の作品まで一気見しました!

最初の作品とかは学生時代に観てたんですが、大人になってから観るとまた新しい発見がたくさんありました!大人になってから観てない方は是非観てほしい!

――Q2. ご自身の役どころ・キャラクターを一言で表すと?

「昔の今どき」

新しい事が好きで好奇心がたくさんあって、いろんな事に興味を持つ人だなって思います。

「古い物はあんまり・・・」っていう考えから、古い事や物も魅力的だという事を教えてもらうと、

「それもいい!」ってなるところが今どきだなーと思います。

――Q3. ご自身にとっての今年の漢字は?(※2021年時にご回答頂いております)

「変」

いろんな変化があった年でした!

今まで出来なかった事が出来たり、環境がめちゃくちゃ変わったり、変化がたくさんの年でした!

来年も色んな変化を受け入れて前向きに頑張っていきます!

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

皆さんこんにちは!元木聖也です!

読んでいただきありがとうございます。

SLAPSTICKS絶賛公演中です!

とても歴史のある作品で、熱い人達の人間模様、無声映画はどうやって作っているのかなどなど、見どころたくさんです!お時間ありましたらぜひ観に来てください!

『SLAPSTICKS』メインビジュアル.jpg

『SLAPSTICKS』扮装組写真.jpg

<公演情報>
2/3(木)~17(木) シアタークリエ (東京都)

チケット情報はこちら

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劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の戯曲の中から選りすぐりの名作を、才気溢れる演出家たちが異なる味わいで新たに創り上げる連続上演シリーズKERA CROSS(ケラクロス)。そのシリーズ第四弾として上演されるのが『SLAPSTICKS』。 サイレント映画からトーキーへ、転換期を迎えるハリウッドにて、激動の時代に映画作りに情熱を注ぐ人々を、映画への愛と希望に溢れる一人の青年を通じて描いた本作。 演出を手がけるのは、幅広い世代から支持を得る最注目の若手クリエイター・三浦直之(ロロ)。 新たに生まれ変わる『SLAPSTICKS』のキャストの皆さんからのメッセージが届きました!

第5回目にメッセージを寄せていただいたのは、、、kanada②.jpg

金田哲さん! 伝説のコメディアンであるロスコー・アーバックル役を演じる金田さんにお聞きしました!

――Q1.映画撮影所が舞台の「SLAPSTICKS」ですが、最近観た映画でおススメは?

・映画「燃えよ剣」

子供の頃から歴史が好きで、剣道もやっていたので新選組も大好きでした。この映画に登場する若者の生き様、潔さ、美しさ、映像のスケールのデカさは、いま出来うる時代劇の最高傑作だと思いました。

あ、ちなみに、

僕もマギーさんも出演してます。笑

――Q2. ご自身の役どころ・キャラクターを一言で表すと?

喜劇と悲劇

人は誰しも陰と陽が表裏一体。

モノは見方。

――Q3. 自分の役以外でやってみたい役は?

・食べる女

僕も色々、食べてみたい。

僕が元々、たくさん食べる方ではないので、羨ましい。自分の限界を知りたい。

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

1920年代に実在した伝説のコメディアン、ロスコー・アーバックルに起きた喜劇と悲劇と、あの時代に潔く生きた個性豊かなキャラクター達を是非劇場でお楽しみ下さい。

『SLAPSTICKS』メインビジュアル.jpg

『SLAPSTICKS』扮装組写真.jpg

<公演情報>
2/3(木)~17(木) シアタークリエ (東京都)

チケット情報はこちら

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劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の戯曲の中から選りすぐりの名作を、才気溢れる演出家たちが異なる味わいで新たに創り上げる連続上演シリーズKERA CROSS(ケラクロス)。そのシリーズ第四弾として上演されるのが『SLAPSTICKS』。 サイレント映画からトーキーへ、転換期を迎えるハリウッドにて、激動の時代に映画作りに情熱を注ぐ人々を、映画への愛と希望に溢れる一人の青年を通じて描いた本作。 演出を手がけるのは、幅広い世代から支持を得る最注目の若手クリエイター・三浦直之(ロロ)。 新たに生まれ変わる『SLAPSTICKS』のキャストの皆さんからのメッセージが届きました!

第4回目にメッセージを寄せていただいたのは、、、

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壮一帆さん! サイレントコメディ全盛期を代表する女優メーベル・ノーマンド役を演じる壮さんにお聞きしました!

――Q1.映画撮影所が舞台の「SLAPSTICKS」ですが、最近観た映画でおススメは?

"FATHER"

以前舞台「Le Père 父」に出演した際に同じ作品が映画化されると聞き、楽しみにし過ぎて公開初日に観に行きました。

Mr.アンソニーも橋爪功さんも私の大尊敬する俳優さんです。

――Q2. ご自身の役どころ・キャラクターを一言で表すと?

悲しい人

自分ではそう思わずに演じていましたが、観た方からそう言われて「そう見えたのかぁ...」と逆に気付かされました。あと他にどんな人に見えたのかこれからお客様の感想などを聞くのが楽しみです。

――Q3. ご自身にとっての今年の漢字は?

『昇』

まだまだ、もっともっと、どこまでも

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以上となります!

次回もご期待ください!『SLAPSTICKS』メインビジュアル.jpg

『SLAPSTICKS』扮装組写真.jpg

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2/3(木)~17(木) シアタークリエ (東京都)

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