2018年1月アーカイブ

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■ミュージカル『マタ・ハリ』特別連載(9)■


稽古場レポートやキャストインタビューから作品の魅力に迫るミュージカル『マタ・ハリ』連載。
今回は、ヴォン・ビッシング役、福井晶一さんのインタビューをお届けします!

劇団四季で正統派二枚目俳優として数々の大作に出演、退団後もミュージカルを中心に活躍を続ける福井さん。
なんといっても『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャンとジャベールの2役を演じたことが印象深い俳優さんです。
2018年もすでに本作のほか、ミュージカル『Romale』、『ジャージー・ボーイズ』と注目作への出演が発表になっています。

福井さんが『マタ・ハリ』で演じるのは、ドイツ軍のヴォン・ビッシング大佐。
パリで踊り子として名を馳せたマタ・ハリは、フランス軍からスパイとなることを強いられるのですが、彼女は実はフランス軍のみならずドイツ軍のスパイでもあった(二重スパイ)という疑惑もあります。
その、ドイツ側からマタ・ハリにアプローチをかける人物がビッシング

そして第一次世界大戦という時代のパリが舞台ゆえ、フランス対ドイツの戦争が物語の根底に流れているのですが、なにせメインの場所はパリ。兵士も民衆もフランス側から描かれる場面が多い中、ドイツという国を背負い、緊迫する情勢を描き出さねばならない福井さん、これはかなり大変な役だと思うのですが......。

福井さんに、役柄について、作品について、お話を伺ってきました。


● 福井晶一 INTERVIEW ●

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―― 日本ミュージカル界で欠かせない存在である福井さんですが、意外にもフランク・ワイルドホーン作品は初出演でしょうか。

「はい、今回、初ですね。ワイルドホーン作品は、先日『スカーレット ピンパーネル』を観に行きましたが、情熱的で魅力的な曲がたくさんあり、『マタ・ハリ』もとても楽しみにしていました。僕が歌う曲も、自分が今まで歌ったことがないような曲なんです」


―― 耳馴染みがいいけれど、歌ってみると大変......というようなお話をよく聞きますが。

「うーん、難しいというより......、今回の自分のナンバーは、ストレートに感情をバン!と出すタイプのものではないので、歌声に心情を重ねるのが、ちょっと難しいと言えば難しいかな。いや、でもそこが今は楽しくもあります(笑)」

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東京・日比谷の劇場、シアタークリエの開場10周年を祝う記念公演『TENTH』が現在、好評上演中だ。2部構成で、第1部はこの劇場で上演された名作ミュージカル3作のダイジェスト公演を週替わりで、第2部は日替わりの内容でガラコンサートを上演する。

▽ 第1部『next to normal』より1TA_0213.JPG

2007年11月に演劇の街・日比谷に開場したシアタークリエ。10年のあいだに上演された作品は、150本超。その内容も、ミュージカルからストレートプレイ、翻訳劇に気鋭の作家による新作など、バラエティに富んでいる。特に海外ミュージカルの翻訳上演では、客席609という劇場サイズを活かし、オフ・ブロードウェイの良作や、小規模のチャレンジングな作品も積極的に上演。海外ミュージカルといえばどうしても大劇場で大がかりな上演になりがちだった日本演劇界で、それだけではない良作を打つ機会を増やし、日本演劇界を豊かにする一役を買ってくれている。

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■ミュージカル『マタ・ハリ』特別連載(8)■


日本初演のミュージカル『マタ・ハリ』 が作られていく過程を追っている当連載ですが、本日は冒頭のシーンの稽古の様子をお届けします。

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作品の舞台は1917年、パリ。
第一次世界大戦が終わりが見えないまま3年目に突入し、パリ市民はドイツ軍の襲撃に怯えている...といった時代の物語です。

冒頭は、そんな時代感を観客に伝えるかのように、混乱する市民たちの様子が描き出されます。

演出の石丸さち子さんは、「幕開きのこの曲は、"リアルなこと" と、"リアルじゃないこと" を共存させて表現したい」と話し、
まずは、男性陣と女性陣に分けて動きがつけられていました。

mata07_04_DSC2542.JPG舞台手前にいる男性陣は、まさに前線で戦っている兵士たち。
舞台奥にいる女性陣は、パリの街を逃げ惑う市民たちのようです。

ここに登場する男性陣=兵士たちは10人に満たないメンバーですが、「100人が駆けてきて、塹壕に飛び込む!」「爆風に煽られて!」といった石丸さんの説明と、振付の加賀谷香さんがつける動きが、この世界を創りだしていきます。mata07_05_4734.JPG

石丸さんの目には、リアルな戦場が映っているようで、俳優たちに伝えていく言葉ひとつひとつが、明確。
それは "イメージとしての戦場" "戦争のアイコンとしての銃を持った兵士" ではありません。
「塹壕は(実物としては登場しないが)このくらいの深さで、(その中にいる兵士たちにとっては)地面はこのくらいの高さにあって...」と、そこに登場する兵士たち全員に、この世界の共通認識を伝えていきます。

一方で、その兵士だった彼らが一瞬で街の人々になっていくような "リアルじゃないこと" もあり、そういったところからは、無常感溢れるこの時代の "空気" 全体を作り出しているようでもあります。

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中村勘九郎、中村七之助を中心に、中村屋一門が毎年行う全国巡業公演「春暁特別公演」が2018年春、全国12ヵ所で上演される。

きっかけは一通のファンレターから。「地方にいると交通費、宿泊費もかかりなかなか歌舞伎を見に行くことが出来ない」という声に、「ならば自分たちが出向くことで、多くの方に歌舞伎を楽しんでもらおう!」と始まったもの。中村屋の心意気が詰まった取り組みも14年目に突入し、人気企画に成長している。

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毎年「初心者でも楽しめる内容を吟味する」と語る、勘九郎と七之助。トークコーナー「芸談」では勘九郎らが近況報告、演目解説、質疑応答まで行う。「昨年はボーイズラブが好きというお客様から、お二人はどうですか? と聞かれ、『ないです』と(笑)。驚きましたが、そういう何気ない対話から客席との敷居を無くしていきたい」と勘九郎。観客の心を和ませる、ざっくばらんな話ぶりも好評だ。

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今年は3演目を用意し、初めは一門の弟子らによるご祝儀の舞「鶴亀」から。結婚式や襲名などで披露される新年度に相応しいハレの舞だ。続く「浦島」は勘九郎が昔話の主人公に扮して舞踊る。「兄が踊る『浦島』は玉手箱を開けてお爺さんに早替えしてからが面白い。中村屋独特の可笑しみがあり、父(十八世勘三郎)も喜んでいました」と笑顔で太鼓判を押す七之助。客席から自然と笑いが漏れる、勘九郎の愉快な"なりきり芸"は必見だ。他方、七之助は城を傾けるほどの色香で君主を惑わせる絶世の美女、傾城の気品と、女性らしい毛振りもある女形の「枕獅子」を初披露する。七之助は「唄の歌詞を知っていれば、いま恋い焦がれているんだなとか、振りの意味が分かってより楽しめますが、それがなくても、何だか素敵だなと思う気持ちも大切。衣装、頭の形、踊りなど、好きに見て楽しんで頂ければ」。

歌舞伎以外の舞台にも挑戦する七之助や2019年の大河ドラマの主演が控える勘九郎。幅広い活躍を見せる兄弟が顔を揃える、本領発揮の舞台は見逃せない。

<公演情報>
中村勘九郎 中村七之助 春暁特別公演 2018
3/17(土) さいたま市文化センター 大ホール
3/18(日) なかのZERO 大ホール
3/20(火) わくわくホリデーホール
3/22(木) リンクステーションホール青森
3/28(水) とりぎん文化会館 梨花ホール
3/30(金) 島根県民会館 大ホール
3/31(土) 岡山市民会館
4/1(日) 広島JMSアステールプラザ 大ホール
4/3(火) J:COM ホルトホール大分 大ホール
4/5(木) 鎌倉芸術館 大ホール

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■ミュージカル『マタ・ハリ』特別連載(7)■


稽古場レポートやキャストインタビューから作品の魅力に迫るミュージカル『マタ・ハリ』連載。
今回は、ピエール役(Wキャスト)の百名ヒロキさんのインタビューをお届けします!

今回の日本版『マタ・ハリ』を演出する石丸さち子さんが2017年2月に上演したミュージカル『ボクが死んだ日はハレ』で本格的にミュージカル界へ進出した百名さん。

風のウワサできくところによると、その時に「ピエールにぴったりの子がいる」と、今回の抜擢に繋がったとか......。

『マタ・ハリ』がグランドミュージカル・デビューとなる百名さんに、意気込みや見どころを伺いました。

● 百名ヒロキ INTERVIEW ●

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―― こういう大型作品、いわゆる"グランド・ミュージカル"と呼ばれるものは初挑戦とか。

「そうです! 僕にとっては大型ミュージカルのデビュー作になりますので、かなり意気込みもあります。稽古も、毎日毎日、勉強です。こうやって進んでいくんだ...とか、学ぶことばかりで、楽しいです。最初は「自分、大丈夫かな...」と思っていたのですが、徐々に、ちょっとずつ、よくなっていってる...気がします(笑)」



―― 音楽は日本でも人気の、フランク・ワイルドホーン。彼の楽曲を実際に歌ってみて、いかがですか?

「......すごく大変です(笑)。今回僕はピエールとしてだけでなく、アンサンブルとしての曲もありますので、みんなで作り上げていく感じなのですが、僕、ハモることもあまり馴れていなくて。三重唱とか四重唱とか、パートごとの練習もしなくてはいけないし、僕にとってはそこから、とても大変でした。でも、稽古場で毎回テンションが上がります! どの曲も、歌っていて気持ちがいい。......ただ今はまだ、歌うより、聴いている方が気持ちがいいかな(苦笑)。まだ稽古序盤ですし、「ここはこうしなきゃ」というようなことに、どうしても追われてしまって。早く、気持ちよくなりながら歌いたいです」

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『劇団☆新感線』の座付き作家である中島かずきさんによって書かれた傑作ミュージカルが、河原雅彦さんの演出にて装い新たにJapanese Musical「戯伝写楽 2018」として復活!

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稀代の浮世絵師として歴史に名を残すものの、いまだにその正体は謎に包まれている東洲斎写楽ですが、「東洲斎写楽は女だった?」という驚きの発想から生まれたのが本作。写楽のみならず、同じ江戸・寛政の時代に活躍した喜多川歌麿葛飾北斎十返舎一九大田南畝など多彩な芸術家も登場し、創作にかける熱い思いやその姿を生き生きと描き出します。

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「写楽は女だった?」という着想ですが、主演はこの方、橋本さとしさん。初演につづいて8年ぶりに斎藤十郎兵衛役を演じます。

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そして、十郎兵衛とタッグを組み、猛烈に絵を描くおせい役を演じるのが中川翔子さん。このふたりの出会いによって「戯伝写楽」の"東洲斎写楽"が誕生します。

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この日の稽古は、おせいの仕事場でのひと幕。十郎兵衛は自らが"東洲斎写楽"を名乗りますが、実は、そこには大きな秘密が...。おせいを演じる中川さんの表情からは、単に「絵が好き」という次元を超えた、執念のようなものさえ感じられます。十郎兵衛とおせい、ふたりの関係性には目がはなせません。

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壮一帆さんが演じるのは花魁の浮雲。浮世絵を出版する版元の蔦谷重三郎役は村井國夫さん。お二人とも登場するだけで場がバシっとしまります!

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喜多川歌麿を演じるのは初演につづいて小西遼生さん。与七は東山義久さんと栗山航さんのWキャスト。この日は栗山さんでの稽古でした。この与七という人物も、十郎兵衛にいいように使われているようで、くせ者なんです。

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稽古場ではシーンを通した後、演出の河原さんが段取りや動きを細やかに修正していきます。以前の取材で橋本さんが「(河原さんは)すごく人間描写が細かいし、掘り下げが深い」とお話されていたように、演出を加えることで、一人ひとりの役柄がより明確になっていきます。たとえば、栗山さんには「(与七の)食えないヤツというキャラクターをどう作るか。それが役作りのおもしろさ」と声をかけ、相手のセリフへの反応のしかたといった演技の端々から、与七という役が栗山さんの中にイメージされていくようにアドバイス。それによって人物だけでなくシーン全体にさらなる奥行きが生まれていきます。

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中川さんがソロで歌うシーンでは、ミュージカルでありつつも、歌っていることを全面にアピールするのではなく「芝居の延長で歌っているように」と微調整。中川さんも即座に対応していきます。その間、舞台上にいあわせる橋本さんには、つなぎの演技として「何かおもしろいことを(笑)」と雑な指示。そんな無茶振りにも関わらず、そこは橋本さん。その場にあった小道具ですぐに笑いを作ってしまうからさすがです。

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活劇とはまたちがった江戸時代のくせ者揃いによる熱い創作の物語。初演のファンも多い本作ですが、河原さんの新演出によって、どんなジャパニーズミュージカルに生まれ変わるのかますます楽しみになりました。開幕はまもなくです!

<公演情報>
cube 20th presents Japanese Musical「戯伝写楽 2018」
1/12(金)~28(日) 東京芸術劇場 プレイハウス
2/3(土)~2/4(日) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
2/7(水) 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
2/10(土)~12(月・休)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

[作]中島かずき
[作詞]森雪之丞
[音楽]立川智也
[演出]河原雅彦
[出演]橋本さとし / 中川翔子 / 小西遼生 / 壮一帆 / 東山義久(Wキャスト) / 栗山航(Wキャスト) / 池下重大 / 中村美貴 / 華耀きらり / 大月さゆ / 染谷洸太 / 馬場亮生 / 岩橋大 / 山崎樹範 / 吉野圭吾 / 村井國夫

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2018年1月6日(土)に、少年社中×東映 舞台プロジェクト『ピカレスク◆セブン』が開幕します!

◎「少年社中×東映 舞台プロジェクト」とは?
→『宇宙戦隊キュウレンジャー』や『仮面ライダーゴースト』など数々の東映作品の脚本を手掛ける毛利亘宏が主宰する劇団「少年社中」の舞台を「東映」が共同プロデュースし、新たなコラボレーション作品を生み出すプロジェクト。今作は、2016年に上演された『パラノイア★サーカス』に続く第二弾企画で、少年社中の20周年記念・第一弾公演でもあります!

"登場人物、全員、悪者"という本作(ちなみに「ピカレスク」とは「悪党」という意味を持つスペイン語「ピカロ(picaro)」からきたものだそうです)。
それぞれが背負う"悪"と掲げる"正義"が交錯・対立し、重厚な物語を描くダークファンタジーで、劇中には、主人公のマクベス(鈴木勝吾)とトクガワイエミツ(宮崎秋人)をはじめ、織田ノブナガ(細貝圭)や豊臣ヒデヨシ(松本寛也)、トクガワイエヤス(大高洋夫)など歴史上の人物をモチーフにしたキャラクターから、切り裂きジャック事件のジャック・ザ・リッパ―(佃井皆美)や、「オペラ座の怪人」のファントム(堀池直毅)までさまざまな悪役がズラリ。さらに、ピーターパン(椎名鯛造)、フック船長(唐橋充)、リチャードⅢ世(山川ありそ)など、少年社中の過去作品に登場したキャラクターは、その役に縁のあるキャストが演じています!

果たしてどんな作品になるのか...!?というわけで、稽古場に潜入して殺陣稽古&シーンの一部を覗き見してきました。

0105ピカレスク1.jpgまず始まったのは殺陣稽古。登場人物たちはそれぞれの背景に合わせた武器を持っているので、日本刀から西洋のソード、短剣などバラバラ! 長さも流儀も違うのできっとやりにくい部分もあると思いますが...そこはさすがの腕前のキャスト揃い。アイデアを出し合いながら迫力溢れるシーンをつくっていきます。

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そんな中で、誰よりも多く戦っていたのが主人公の一人・マクベス! 鈴木さんの持つ圧倒的な存在感でさまざまな相手を剣一本、余裕しゃくしゃくで弾いていく姿はめちゃめちゃかっこいいです。また、ジャック・ザ・リッパ―との剣を交えた(!?)恋模様もぜひ注目してもらいたい部分。痺れる台詞がどんどん飛び出すのでときめきますよ~。ちなみに...マクベスはシェイクスピアの戯曲『マクベス』の主人公。主君を暗殺し王位に就くも重圧に負けて暴政を行ってしまったという人物です。

もう一人の主人公・トクガワイエミツは、マクベスとはまた違う動きで殺陣に絡みます。というのも、歴史上の"徳川家光"は家康の孫であり、平和な世の中をつくるのに貢献した人物(本作の登場人物・春日局は家光の乳母です)。そういうベースの部分が殺陣にも出てくるので、宮崎さんはそこをしっかり表現していました。一体どんな戦い方をするのか...ぜひ劇場で確認してださい!

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そのほかにも、さまざまな悪党たちによる戦いがもりだくさんでした。ノブナガの重く恐ろしい一振りから、ピーターパン&フック船長の軽やかなアクションまで、一つひとつの動きにキャラクターが反映されているので、殺陣を見ているだけでも役柄の抱えるドラマを感じてしまいます。

かなりたっぷりの殺陣稽古の後は...シーンごとの稽古に。

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まず、野心の炎を心に持つマクベスと、純粋に民を想うイエミツという、真逆のキャラクターでありながらもどこか「真逆ではないのではないか」と思わせる...主人公のふたりの間に漂う不思議な空気に心掴まれます。

さらに登場する悪役の皆さんは一人ひとりが個性的。それぞれが悪へと足を踏み入れたストーリーを背負っているので、彼らの姿を見ていると、そもそも悪とは何なのか...と、いろんな角度からものを考えさせられるんですよ。

それに加え、少年社中の作品『ネバーランド』や『リチャード三世』などの登場人物だからこそという芝居や、東映とのコラボだからこその台詞など、ファンなら「お!」という部分も! その辺りはぜひ楽しみにしていてほしいです。

演出の毛利さんは、いい芝居は「すごく好き!」と褒めたり、笑える芝居には声を出して笑ったりされるので、ピリッとした集中する空気と和やかさがいいバランスで漂って、自由な雰囲気。素敵な稽古場でした!

公演は2018年1月6日(土)から1月15日(月)まで東京・サンシャイン劇場、1月20日(土)・21日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼ、1月27日(土)に愛知・岡崎市民会館 あおいホールにて。

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■ミュージカル『マタ・ハリ』特別連載(6)■


創作の過程をお伝えしている日本初演のミュージカル『マタ・ハリ』

今回は、ピエール役(Wキャスト)の西川大貴さんのインタビューをお届けします。

西川さんは『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』といった大作ミュージカルでもお馴染みですが、脚本・演出を手がけたり、音楽ユニット「かららん」のフロントマンを務めたりと多才の人。
昨年は水谷豊監督映画『TAP - THE LAST SHOW』にメインキャストとして出演、得意のタップダンスを存分に活かし映画デビューも果たしました!

その西川さんに、現在の稽古場の様子について、そして演じるピエールという役柄について、お話を訊いてきました。



● 西川大貴 INTERVIEW ●

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―― お稽古の真っ最中ですが、このミュージカル『マタ・ハリ』という作品にはどんな印象を抱いていますか。

「まず、音楽ですね。音楽が好きです。僕は以前『GOLD』(2011年)という作品に出させて頂いて、フランク・ワイルドホーン作品は2作目なのですが、パッと聴いた印象だと「いかにもミュージカル!」という感じなんですが、曲の中の感情の動かし方が、ポップス的要素も含んだドラマチックさがあるんです。ワイルドホーンさんて、ポップスも書かれる方なので、この方ならではですよね」


―― おススメのナンバーは?

「いま、一番気に入っているのがM14『さよなら』。マタ・ハリとアルマンが手紙を介して歌う曲です。先ほど言ったようなことが盛り込まれています。僕、出ていないシーンですが(笑)。自分はその次の曲を歌うんですが、思わず聴き入ってしまいます(笑)。切ないし、すごくいい曲なんです」

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