2017年11月アーカイブ

11月28日(火)に東京・グローブ座で上演される、ものがたり朗読『いまさらふたりで』

渡辺徹さんと榊原郁恵さん夫妻の久しぶりの共演となる公演。渡辺さんが所属する「文学座」の鵜山仁さんが演出を手掛け、志賀昭裕さんがゲスト演奏者として参加する、アットホームでプレミアムな"てづくりライブ"です。

そんな本作について、渡辺さんにお話をうかがいました!

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――どんな公演になりそうですか?

私と榊原郁恵で「ものがたり朗読」と言ってるんですけど、"絵本の読み聞かせ"なんです。それを素晴らしい音楽と映像とでお届けしようという企画で。基本的には自分たちの子供に読み聞かせてきた絵本や、仕事で読んで心に残った絵本を選んでいます。面白い作品からじーんとくる作品までいろいろですね。

――久しぶりのご夫婦の共演ですが。

そうなんです。今年、結婚30周年ということもあって、女房の願いを叶えようという(笑)。ずっと「絵本の読み聞かせをやりたいな」と言ってたんです。最初はちっちゃなサロンを想定していたのですが、グローブ座にご縁があって、11月28日の一日だけ2回公演でやることになりました。それでタイトルが『いまさらふたりで』(笑)。

――素敵です!どうして今まで共演されなかったのでしょうか?

 結婚直後は共演してたんですけど、それで懲りました(笑)。仕事場で共演して、ひとつ屋根の下に帰って、並んで同じ台本を読んでたりすると、やっぱり口を出したくなるし。けじめがつかないんですよね。それで「オンオフはっきりしなくなるからやめよう」となって、ずっとお断りさせていただいていて。でも結婚30周年だから、これを機にやるかってなったら......

――どうですか?

 大失敗ですね(笑)。食事中も「あれはさ...」、寝室でも「ところであれなんだけどさ...」って全然けじめつかなくなって大変ですよ。

――新婚時代と変わらないってことですね。

 そんな甘いものじゃない(笑)。でもそのくらい入れ込んで準備してやらせていただいています。

――子供向けなのでしょうか?

 子供向けというわけではないです。大人も楽しめるつくりにしようと思っていますので、大人だけでもお越しください。演出も鵜山さんにお願いして。鵜山さん忙しいんですけどね、こういう(文学座の)縁を利用して。だから嬉しいです。ぜひ皆さんに来ていただきたいですね。

公演は、11月28日(火)に東京・グローブ座で15時と19時からの2回公演。

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shakko_top.jpg 舞台「斜交」インタビュー 中島歩・高橋正徳・近藤芳正・筑波竜一

水戸芸術館主催公演「斜交」が11月23日から水戸芸術館で上演される。本作の出演者・近藤芳正、筑波竜一、中島歩と、演出の高橋正徳にインタビュー取材した。

本作は昭和38年に実際に起こった誘拐事件「吉展ちゃん事件」をモチーフに、劇団チョコレートケーキの古川健が書き下ろした新作舞台。

捜査一課の生え抜き刑事・「落としの八兵衛」の異名を持つ平塚八兵衛をモデルにした刑事と、誘拐犯人との取調室での攻防を描いた作品だ。

ベテラン刑事・三塚九兵衛を演じるのは近藤芳正。誘拐犯は筑波竜一、若手刑事を中島歩が演じるほか、福士惠二 五味多恵子 渋谷はるかが出演する。演出は文学座の高橋正徳が手掛ける。

STORY
昭和の名刑事・三塚九兵衛とある誘拐事件の容疑者との息詰まるような攻防。
そして、そのすべてを見届けようとする若い刑事。

昭和40年、取調室、最後の10日間。

東京オリンピックの輝かしい波に乗れなかった男の心の闇を見つめる刑事は、時代の光と影のクロスロードに立ち尽くす・・・。

 
果たしてどんなお芝居になるのか?
聞きなれない「斜交(しゃっこう)」という言葉は何を表すのか?

本作の稽古場で、近藤芳正、筑波竜一、中島歩と演出の高橋正徳にインタビュー取材し、本作の魅力について聞いた。動画は鬼気迫る取調室でのお芝居と、インタビュー部分をまとめたもの。【動画3分】

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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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こんにちは、寒くなってきましたね。
ゴジゲンの松居です。
夏から稽古していたのに、気づいたら冬の入り口に差し掛かっています。

ゴジゲン第14回公演
「くれなずめ」
無事終幕しました!!

関係者の皆さま、お世話になった皆さま、ご来場いただいた皆さま、
そしてげきぴあ関係者の皆さまも
本当にありがとうございました!

見にこなかったけどブログは読んでた方もまぁ、ありがとうございました!!

総動員も三都市合わせて2012人で、
2000人を越えることができました!

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これはツアー最後の地、北九州芸術劇場小劇場の
最後のアップ中です。
こういう舞台美術でやってました。

今回は初の劇団員のみの公演・初の三都市ツアー・6年ぶりの物語、
などなど、かなりの節目となりそうな公演でした。
が、自分は全く気負わず、全く焦らず、
初めてじゃないかってぐらい、
テーマに向かって、シンプルに作れた、純粋な公演でした。
気を抜けば感傷的になるから、そこだけは気をつけた。

今回は「死生観」をテーマにしたというか、
大事な仲間のことを思って作りました。
でもそんなのは見る人には関係ないから、
みんなにとっての自分事になれ、という願いも込めていたので、
言葉にする必要はないんだけど、
いろんな感想が聞けて幸せでした。

来てよかった、って言葉が響きました。
またやりたいなって思えました。
ツアーもやりたいのは、今回京都と北九州でいろんな人に出会えたから。

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ツアーの写真あるかなと思ったらそんなに撮ってなくて唯一。逆光みたい。
北九州の劇場近くがイルミネーションになっていて、照明オペの田中さんとメンバー。

ゴジゲン本公演は
来年10月にやる予定です。ツアーもできるように頑張ります。
ゴジゲンは来年10周年なので、それまでも色々仕掛けます。
寂しくなったらブログ書きますので、
また会いましょう。

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くれなずめ、
本当にありがとうございました!!

松居

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 9月末に実施された『黒蜥蜴』ワークショップの模様が10月27日(金)発売の小説幻冬「文はやりたし」(文:中谷美紀)にて掲載されました。

演出家と俳優が作品を創り上げていく過程を中谷さんご本人大変興味深い切り口で、その様子を語っておられます。

以下全文になります。

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2018年1月に上演される、ハダカ座公演 vol.1『ストリップ学園』。

全貌があまり明かされていないこの作品、ハダカ座??ストリップ???と、気になっている方も多いのでは!?

本作は、9月に上演された10周年記念公演『豪雪』も好評だったgood morning N゜5の澤田育子さんが脚本・演出を手掛ける、前代未聞のドラマチック&乙女チック&エキセントリックなストリップステージ。ストリップといえば女性のイメージがありますが、出演者はほとんど男性で、「常識禁!?常識なんか捨てて丸裸になれ!」をコンセプトに、"非常識人の非常識人による非常識人のための非常識なステージ"になるそうで...まったく想像がつきません。

というわけで、ビジュアル第一弾で清楚な女装姿を披露した、藤原祐規さん古谷大和さん芹沢尚哉さんにお話をうかがいました。

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イタリアの最高峰発泡性ワイン「フランチャコルタ」。
その「フランチャコルタ協会」が、DOC認定50周年を記念して
【フランチャコルタ イタリア アワード】を制定。

その、記念すべき【第1回 フランチャコルタ イタリア アワード】を、ミュージカル界のスター、中川晃教さんが受賞しました!171115_01_9823.JPG


本日11月15日にイタリア大使館公邸で行われたその授賞式の模様をレポートいたします。


【フランチャコルタ イタリア アワード】は、
「フランチャコルタが成熟していくように、 よいものを見極める目を培いつつ、価値を表現でき、若い時から地位を確立、その後の積み重ねが現在の人生を豊かにしている」女性と、
「フランチャコルタの元となるぶどうのようにフレッシュで、これから世界へ羽ばたいていくであろう」男性へ贈るアワードとのこと。


受賞者は、こちらの方々。171115_05_9802.JPG

●ワインのように「味わい深い大人の女性」
女優:鈴木保奈美さん

●ぶどうのように「フレッシュな男性」
シンガーソングライター/俳優:中川晃教さん

●特別賞
京都吉兆 徳岡邦夫さん


▽ 駐日イタリア大使 ジョルジョ・スタラーチェ閣下よりトロフィーを授与される中川さん171115_11_9770.JPG

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舞台「24番地の桜の園」高橋克典、風間杜夫、小林聡美

串田和美が演出・脚色・美術を務める舞台「24番地の桜の園」が11月9日からシアターコクーンで開幕した。出演は高橋克典、風間杜夫、八嶋智人、松井玲奈、美波、小林聡美など。

アントン・チェーホフ最期の戯曲『桜の園』は、社会の転換期に生きる人々の哀しさや苦しみを繊細な視線で描き、現在も世界中で上演され続けている作品。 
本作は、この「桜の園」をベースに串田和美が演出・脚色し、「24番地の桜の園」として上演する。

出演は高橋克典、風間杜夫、八嶋智人、松井玲奈、美波、小林聡美に加え、大堀こういち、池谷のぶえ、尾上寛之、北浦愛、大森博史、久世星佳など。串田自身も出演する。

以下の動画は本作のフォトコールを収録し、冒頭部分を抜粋したもの。【動画1分】

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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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2014年に上演し、主演の霧矢大夢が読売演劇大賞優秀女優賞を受賞するなど高い評価を得たミュージカル『I DO!I DO!』が、バージョンアップして2018年5月、博品館劇場で再演される。

出演は前回に続き霧矢大夢と、『I DO!I DO!』初出演となる鈴木壮麻。

kiriyahiromu350.jpg霧矢大夢

suzukisouma350.jpg鈴木壮麻

『I DO!I DO!』は1966年、米ニューヨークで初演。

オフ・ブロードウェイで42年間17162回と超ロングラン記録を持つ『ファンタスティックス』の、トム・ジョーンズ(脚本・作詞)と、ハーヴィー・シュミット(作曲)コンビが手がけた人気作。

登場人物は男女2人だけ。50年間の夫婦の人生を、出演者2人が多彩なミュージカルナンバーで歌い、綴る。

2014年版では、蜷川幸雄氏のもとで長年、演出助手をつとめてきた大河内直子を演出に迎えて、翻訳、演出を一新。

翻訳は小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞した広田敦郎、音楽監修は島健が務める。

前回公演から3年、バージョンアップした『I DO!I DO!』に乞うご期待!!

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笑いと涙、大阪のぬくもりを大切にした人情喜劇を贈る松竹新喜劇11月17日(金)~24日(金)大阪松竹座で行う「松竹新喜劇 錦秋公演」では、昭和の喜劇王・藤山寛美の当たり役『親バカ子バカ』を現代に置き換えた『新・親バカ子バカ』を上演する。開幕を前に、座長の渋谷天外、藤山寛美の孫で劇団員の藤山扇治郎、ゲスト出演の梅垣義明が見どころや意気込みを語った。

地方巡業、東京公演を経ての大阪公演。『新・親バカ子バカ』は、天外演じる大阪で薬品会社を運営するワンマン社長と、扇治郎演じるちょっとオタクな一人息子を中心に、親子関係の修復を描いた物語。「苦労しているところは、相手役が天然の扇治郎君やということ。でもたまに(藤山)直美さんに似ててドキッとするときがある(笑)。つまり、藤山(寛美)先生に似てるってことですよね。真似してるの?」と天外が扇治郎に尋ねると、扇治郎は「真似はしてないですけど、普段喋ってたら似てくるんですかね?(笑)。おじいさんのビデオも観ますし、自然と影響されているのかもしれませんね」と語る。

そんな扇治郎が演じるのは、戦隊オタクの一人息子。「見た目はおじいさんのときと同じ格好ですけど、設定がちょっと変わっていて、純粋に戦隊ヒーローが好きな息子の役。分別くさくならないように演じたいと思っています」。

天外いわく評判は「ありがたいほどに上々」で、東京公演の千秋楽ではスタンディングオベーションもあったとか。「想像していた以上に反応がよくて、びっくりしました。東京の劇評で、これからの私と扇治郎との親子関係、お芝居での成長が楽しみだと書いてくださっていましたね」(天外)。

また、梅垣はオカマのホームレス役で出演。小さい頃から松竹新喜劇を観ていたという梅垣は「特別な思い入れがある」と感慨深げに話し、「小学生の頃にテレビで観ていた人が、今も現役で舞台に立たれていますからね。小島慶四郎さんなんて、出て行ったら絶対笑いとって、タダじゃ帰らないですから(笑)。カッコいいなと思いますよね。泣いて笑える人情喜劇。話の筋が分かっていても笑っちゃうし、拍手しちゃう。それは、本の素晴らしさもありますけど、役者の力量でもある。こういう脈々と続くものを、若い人にも観てほしいなと思いますね」と、松竹新喜劇の魅力を語る。その言葉を受けて天外も「うちの涙は悲しい涙じゃないんです。共感の涙。一度涙腺がゆるんだら泣いても笑ってもずっと出続けるんですよ。ハンカチはぜひ持参して観ていただきたいですね」。

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撮影:桜井隆幸

11月10日(金)下北沢 本多劇場にて、来年25周年を迎える劇団ナイロン100℃の第44回公演『ちょっと、まってください』が開幕した。三宅弘城大倉孝二みのすけ犬山イヌコ峯村リエ村岡希美...といった劇団の主力俳優が集結し、水野美紀遠藤雄弥マギーという実力派客演陣が加わった劇団公演としては3年ぶりの新作。『グッドバイ』『8月の家族たち August:Osage County』『キネマと恋人』『陥没』など、近年話題作を次々と発表している作・演出のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が、自身のホームである劇団で、いま自分が一番やりたい事を、KERA作品の神髄を表現出来る鉄人メンバー で上演するとあって注目が集まる。

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物語は、どこの国かははっきりしないが、クラシカルな洋装に身を包んだ、裕福な家庭の居間から始まる。金持ちの父親(三宅弘城)、母親(犬山イヌコ)、息子(遠藤雄弥)、娘(峯村リエ)、使用人(マギー)などが四方山話に花を咲かせる。一方の屋外には宿無しの乞食の家族。その息子(大倉孝二)と娘(水野美紀)が、何やら込み入った話をしている。全く環境の違う2つの家族の日常の中に、少しずつ入り込んで来る異物感。この二つの家族にどんな接点が生まれ交差してゆくのか...。

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物語が進んでゆくに従い、登場人物達を隔てている区別の不安定さ、定義付けしようとすれば煙に撒かれるような感覚、傍観する観客の観点も足下が揺らぐような、不思議な感覚にとらわれる。

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KERAは、今公演の発表時には、別役実的な不条理喜劇を創りたいとコメントしていたが、別役作品へのパスティーシュもありながら、カフカ的なところもあり、だが、やはり唯一無二のケラリーノ・サンドロヴィッチの世界観が、そこにある。不条理な会話一つ一つに目を離せない密度があり、キャスト陣の技術の豊かさが堪能出来る作品に仕上がった。時に笑い、時に困惑しながら行き先不明の航海を楽しんでほしい。

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公演初日を迎え、劇団員・三宅弘城は「(初日を迎えるまでは)結構、切羽詰まっておりましたが、力を合わせて一つの作品を作り上げていくのは劇団ならではだなと思いました。今は無事に初日を迎えることができてホッとしています。(お客様が入り)どんな風にご覧になり、どんな風に笑いがくるのか、楽しみだったのですが、喜んで頂けた感じだったので良かったです。爆笑するタイプのものとまた違う面白さがある作品だと思いますので、是非、劇場に来て頂けたらと思います。来年劇団は25周年、自分が出る作品は『睾丸』(仮題)という作品なので、タイトルに負けないように頑張りたいと思います」と、初日の感想を安堵した様子で語り、来年25周年を迎える劇団への所感を述べた。

公演は、12/3まで下北沢 本多劇場で公演。その後、各地を巡演する。チケットは発売中。

<公演概要>
ナイロン100℃ 44th SESSION『ちょっと、まってください』
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:
三宅弘城 大倉孝二 みのすけ 犬山イヌコ 峯村リエ
村岡希美 藤田秀世 廣川三憲 木乃江祐希 小園茉奈/
水野美紀 遠藤雄弥 マギー
2017年11月10日(金)~12月3日(日)下北沢 本多劇場 他各地

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