11月28日(火)に東京・グローブ座で上演される、ものがたり朗読『いまさらふたりで』。
渡辺徹さんと榊原郁恵さん夫妻の久しぶりの共演となる公演。渡辺さんが所属する「文学座」の鵜山仁さんが演出を手掛け、志賀昭裕さんがゲスト演奏者として参加する、アットホームでプレミアムな"てづくりライブ"です。
そんな本作について、渡辺さんにお話をうかがいました!
――どんな公演になりそうですか?
私と榊原郁恵で「ものがたり朗読」と言ってるんですけど、"絵本の読み聞かせ"なんです。それを素晴らしい音楽と映像とでお届けしようという企画で。基本的には自分たちの子供に読み聞かせてきた絵本や、仕事で読んで心に残った絵本を選んでいます。面白い作品からじーんとくる作品までいろいろですね。
――久しぶりのご夫婦の共演ですが。
そうなんです。今年、結婚30周年ということもあって、女房の願いを叶えようという(笑)。ずっと「絵本の読み聞かせをやりたいな」と言ってたんです。最初はちっちゃなサロンを想定していたのですが、グローブ座にご縁があって、11月28日の一日だけ2回公演でやることになりました。それでタイトルが『いまさらふたりで』(笑)。
――素敵です!どうして今まで共演されなかったのでしょうか?
結婚直後は共演してたんですけど、それで懲りました(笑)。仕事場で共演して、ひとつ屋根の下に帰って、並んで同じ台本を読んでたりすると、やっぱり口を出したくなるし。けじめがつかないんですよね。それで「オンオフはっきりしなくなるからやめよう」となって、ずっとお断りさせていただいていて。でも結婚30周年だから、これを機にやるかってなったら......
――どうですか?
大失敗ですね(笑)。食事中も「あれはさ...」、寝室でも「ところであれなんだけどさ...」って全然けじめつかなくなって大変ですよ。
――新婚時代と変わらないってことですね。
そんな甘いものじゃない(笑)。でもそのくらい入れ込んで準備してやらせていただいています。
――子供向けなのでしょうか?
子供向けというわけではないです。大人も楽しめるつくりにしようと思っていますので、大人だけでもお越しください。演出も鵜山さんにお願いして。鵜山さん忙しいんですけどね、こういう(文学座の)縁を利用して。だから嬉しいです。ぜひ皆さんに来ていただきたいですね。
公演は、11月28日(火)に東京・グローブ座で15時と19時からの2回公演。