2014年に上演し、主演の霧矢大夢が読売演劇大賞優秀女優賞を受賞するなど高い評価を得たミュージカル『I DO!I DO!』が、バージョンアップして2018年5月、博品館劇場で再演される。
出演は前回に続き霧矢大夢と、『I DO!I DO!』初出演となる鈴木壮麻。
霧矢大夢
鈴木壮麻
『I DO!I DO!』は1966年、米ニューヨークで初演。
オフ・ブロードウェイで42年間17162回と超ロングラン記録を持つ『ファンタスティックス』の、トム・ジョーンズ(脚本・作詞)と、ハーヴィー・シュミット(作曲)コンビが手がけた人気作。
登場人物は男女2人だけ。50年間の夫婦の人生を、出演者2人が多彩なミュージカルナンバーで歌い、綴る。
2014年版では、蜷川幸雄氏のもとで長年、演出助手をつとめてきた大河内直子を演出に迎えて、翻訳、演出を一新。
翻訳は小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞した広田敦郎、音楽監修は島健が務める。
前回公演から3年、バージョンアップした『I DO!I DO!』に乞うご期待!!
【あらすじ】
きょうは、アグネスとマイケルの結婚式。「I DO!」と永遠の愛を誓った二人の、新しい生活がスタートする。
物語の舞台は、どこにでもいそうな中流階級の夫婦の寝室。
新婚初夜、未来へのちょっとした不安を隠しつつ、甘い生活がスタートする。でも、楽しい新婚生活はあっという間。長男が生まれた感動と喜び。そして数年、長女が誕生し、子供中心の生活へと変わっていくにつれ、少しずつすれ違っていく夫婦の思い。子供の成長、夫の浮気騒動? さまざまな出来事が起こる中で、アグネスは自分自身を見つめなおしていく。
私って何者? 2人でいる必要ってあるの? 本当の私って? アグネスは、子供の自立と結婚を機に家を出ようと決意する。その言葉を聞いて、アグネスに向き合うマイケル。子供が巣立ち二人のきりの生活が始まったとき、二人が見つけたものは・・。
誰かと一緒に生きるとは? いつの時代も変わらぬ愛と夫婦の物語。
アグネス役 霧矢大夢(きりや・ひろむ)
大阪府出身。1994年、宝塚歌劇団入団。入団当初から注目され多くの舞台に出演。
2009年、文化庁芸術祭演劇部門新人賞を受賞。10年、月組トップスターに就任。 12年4月、宝塚歌劇団を退団。 同年、1stコンサート「Amore e Musica 〜夢は果てしなく・・・」を開催する。13年、舞台「マイ・フェア・レディ」に主演。11月、1stアルバム「The Gentlewoman」を発売した。そのほか、ミュージカル『オーシャンズ11』『ヴェローナの二紳士』『ビッグ・フィッシュ』、音楽劇『レミング』、ひとり芝居『THE LAST FLAPPER』など幅広く活躍。本作『I DO!I DO!』で第22回読売演劇大賞優秀女優賞受賞。
マイケル役 鈴木壮麻(すずき・そうま)
東京都出身。劇団四季の30周年記念オーディションに合格し、翌年の『ジーザス・クライスト・スーパースター』にて初舞台。『ウエスト・サイド物語』『オペラ座の怪人』『美女と野獣』など数々の作品に主演。1998年、劇団四季退団。その後も『エリザベート』のフランツ・ヨーゼフ、『レ・ミゼラブル』のジャベールなどミュージカルを中心に活躍。2010年、劇団四季『サウンド・オブ・ミュージック』ではトラップ大佐を演じた。2015年の『サンセット大通り』『End of the RAINBOW』で第23回読売演劇大賞 優秀男優賞受賞。