極上文學『風の又三郎・よだかの星』深澤大河×三浦海里「出演が決まって震えました」

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2018年3月に上演が決定した、本格文學朗読演劇 極上文學シリーズの第12弾『風の又三郎・よだかの星』。

「極上文學シリーズ」とは、日本文學の上質な世界観を立体的に表現し、ワンランク上のこだわり、"読み師"と"具現師"からなる構成でビジュアルと音楽、動いて魅せるスタイルが人気の文學朗読演劇シリーズ。

今回は新たな試みとして、6人の声優陣からなる"語り師"も加わり、さらに期待値がアップ。マルチキャスティング制で、日替わりの組み合わせで上演し、変化のある公演も人気を集めています。

その第12弾で読まれるのが、宮沢賢治の『風の又三郎』と『よだかの星』。名作です!!

演出はキムラ真さん(ナイスコンプレックス)、脚本は神楽澤小虎さん(MAG.net)が手掛ける本作、果たしてどんな作品になるのか...ビジュアル撮影の現場におじゃまして、『風の又三郎』の又三郎役・深澤大河さん『よだかの星』のよだか役・三浦海里さんを直撃。作品のことに加え、かつては同じアイドルグループで活動していたおふたりの舞台作品初共演についてもお聞きしました。

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――おふたりとも極上文學シリーズは初出演ですが、出演が決まっていかがですか?

深澤 以前、この極上文學シリーズを拝見したときに、音、照明、そして芝居が、繊細に美しく組み合わされ、「なんてきれいな作品なんだろう」と感動しました。だから今回、出演が決まったときは、ちょっと震えましたね。あそこに自分が立つんだと思うと震えたし、それからずっと楽しみにしています。

三浦 僕は出演が決まってから極上文學シリーズを知ったので、正直、未知な部分がまだまだ多いです。ただ、「出演します」って発表したときにファンの方々から「すごくいい舞台だからがんばって」ということを言ってもらって。そんなふうに言われる極上文學シリーズだからこそ、今までの作品に負けないものをつくれるように努力したいなと思っています。

――三浦さんも深澤さんも、朗読劇はそれぞれ一度経験がありますね。どんな印象がありますか?

三浦 以前出演したときには、言葉だけで伝える難しさを感じました。役者が動かない分、お客さんの目も耳も言葉に集中していて、客席もすごく近く感じたんですよ。

深澤 僕も前回は椅子に座って読むという舞台だったんですが、この極上文學の場合は動きもありますし、ほとんど"舞台"なんですよね。だけど朗読劇っていう。そこが掛け合わさったような不思議な作品なので、本当に未知で。新しいことに挑戦するという感覚がありますね。

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キレイな世界観だからこそ、見せ方も研究したい

――深澤さんはご自身の出演する『風の又三郎』を読んでいかがでしたか?

深澤 『風の又三郎』って子供の頃に読んだのですが、今読むからわかるところもあるというか。僕は静岡出身で、高校生のときに上京して、周りは知らない人ばかり、という経験をしているので、三郎の心情もより理解できました。でもこんなにもきれいで純粋な"ひとりぼっち"が書かれているのを読むと、すごいなって思いましたね。

――大人になって読むほうが理解できる?

深澤 そうですね。子供たちが未知のもの(又三郎)と出会ったときの扱いだったり、子供だからすぐ仲良くなれる感じとか、でもすぐに心が揺れてしまうところとかが繊細に書かれていて、そういうのは大人になってからのほうが響きました。

――演じるうえではどうでしょうか?

深澤 三郎は、普通の子供である部分と、もしかしたら風の精霊なのかな?という部分があるので、そこがちゃんと出せたらなと思っています。負けず嫌いで友達と喧嘩したときにどんどん攻めていくところとかは面白くできたらいいですね。

――三浦さんは、出演する『よだかの星』を読んでいかがでしたか?

三浦 まだしっかりと読みこめてないんですけど、すごい境遇の鳥なんだなって思って...。だって自分が生きるために虫を食べることに絶望するってさ。

深澤 僕らが豚や牛を食べて「命を食べちゃった...」って絶望するようなことだもんね。

三浦 そうそう。しかも俺、そういうことをもし周りに言われたとしても「知らねえよ!」って食っちゃうタイプの人間なので。よだかとは対照的だと思うんですよ。だからそこにどれだけ近づけるかは今回の課題だと思っています。今までやったことのない役柄なので不安はありますが、皆さんに助けてもらいながら、よだかをつくっていきたいですね。

――今日の役衣装も素敵ですね。

深澤 爪まできれいだからね(三浦さんは爪に羽がついています)。こういう細かいところも見てもらいたいよね。

三浦 トラちゃん(深澤)のセーラー姿もいいよね。

深澤 転校生の役だからね。(※又三郎は、田舎ではまだ着物が主流の時代に、洋服を着て都会から転校して来た赤い髪のちょっと不思議な少年という役どころです)

三浦 衣装にインパクトがある分、そこに負けないように。舞台セットも照明もすごいと思うので、そこにも負けない芝居をしなきゃな、とは思います。

深澤 ほんとそうだね。キレイな世界観だからこそ、見せ方もちゃんと研究したい。

――深澤さんは納谷 健さん、三浦さんは藤原祐規さんと同じ役となりますが、その辺はどうですか?

三浦 意識はします。でも僕がやるよだかと藤原さんのよだかが違うほうが、二人いる意味があるのかなと思うので。刺激をいただきつつも、自分なりのよだかをつくりあげていけたらなと思っています......プレッシャーはありますけど(笑)。

深澤 あるよね!

三浦 どうしても比べられますからね。藤原さんは先輩ですけど、舞台上では引かないようにがんばりたいです。

深澤 僕もまず同じ役を二人でやることが初めてなので、「どうなるのかな」という部分があります。自分の又三郎を演じられたらと。お客さんには両方観て、どちらのよさも味わってほしいです。

――共演するのが楽しみな方はいますか?

三浦 僕は鈴木裕斗さんと白柏寿大くんと松本祐一さんは知り合いです。(6歳上の)松本さんが弟役っていうのは...楽しみですね(笑)。寿大くんと裕斗さんにはいじめられるし。

深澤 役でね!(笑) ※鈴木さんと白柏さんはよだかをいじめる「鷹」役

三浦 ふたりの素を知ってるからこそ、役としてどういじめるのかっていうのは楽しみにしています。

深澤 僕は裕斗さんと松本さんと共演経験があるんですが、確かに裕斗さんは罵声のイメージがない。だから海里がいじめられるところを、稽古場でニコニコしながら見るんだろうな(笑)。

三浦 やめろやめろ(笑)。

深澤 あとはやっぱり稽古場でキムラ真さんがあの世界をつくりあげるまでの過程を見れるのも楽しみです。しかもそこに携われるってなると燃えますよね。

三浦 ね。稽古場も楽しそう。


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俺、涙出てくる

――以前は同じグループ(少年ハリウッドプロジェクト公式アイドル・ZEN THE HOLLYWOOD)で活動していたおふたりですが、舞台での共演は今回が初めてですか?

三浦 初めてです。その頃から舞台で一緒にやりたいねって言っていて。

深澤 そう。だから、キャスト見て「三浦海里いるやん!」ってちょっと笑ったもん。

三浦 ね。俺、涙出てくる。トラちゃんやんって。

深澤 しかもこうやって二人で取材していただいてね。

三浦 ほんと。ありがとうございます!!

――こちらこそありがとうございます! お互いはどんな印象ですか?

三浦 初めて会ったとき、僕は16歳だった。

深澤 じゃあ僕は18歳か。若いな!

三浦 最初はあんまり喋んなかったんだよね。

深澤 だって怖かったもん、でかいしさ。年下なんだ!?って(笑)。

三浦 あの頃の顔さ、クソガキじゃない?(笑)

深澤 あはは! 確かに海里は大人っぽくなったと思う。落ち着いたよね。当時は高校生らしい元気さがあったから。

三浦 まあ、20歳ですからね! でもどうかな。隠してるだけかも(笑)。

深澤 そっか。稽古場で出てくるかな。

三浦 そういう意味ではトラちゃんは変わってない。僕に対しての接し方だったりとか。やっぱりいいお兄ちゃん的存在で、当時もみんなのことを引っ張ってくれていたので。

深澤 そんなことを思っててくれたんだ!

三浦 2年ぶりだけど、そこは変わってないなって思う。久しぶりに一緒にできるのが楽しみ。

深澤 ね。ほんと楽しみ。

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小説は、自分の想像でどうとでもなるところが面白い

――ちなみにおふたりは普段から読書はしますか?

三浦 最近一冊だけ買いました。『君の膵臓をたべたい』(作:住野よる)。映画を観に行って、これはやばいと思って、そのまま本屋に直行しました。小説って自分の想像でどうとでもなるところがあるので、面白いですよね。

深澤 僕はアニメや漫画が好きなので、普段からライトノベルとかも読むんですが、最近読んだのは『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(作:七月隆文)。

三浦 ああ! あれよかった。

深澤 映画化って聞いて先に小説を読んだんですよ。そうなるとやっぱり自分の中の世界ができるので、映像を観たときに「ここをこうやって表現するんだ」っていうのがありますよね。

三浦 原作を知ってるとなおさらね。

深澤 なのでこの『風の又三郎』も、自分だけじゃなくて、ほかの方々にとっての『風の又三郎』がどんな作品なのかなというのを意識したいなと思いました。いろんな人の想いを表現できたらなと思います。

――では最後に読者の皆さんに一言お願いします。

深澤 『極上文學』に携われることが本当に嬉しいです。お客様との空気感、音、衣裳、照明...本当にいろんなものがあって、できあがる作品だと思うので。その美しさをぜひともいろんな方に観ていただきたいと思います。ぜひお越しください!

三浦 俺が締めるよ!

深澤 楽しみだな!

三浦 この歴史ある作品に出演することは、プレッシャーも不安もあるんですけど、それを上回る楽しみがあります。全公演キャストの組み合わせが違う作品なので、一度ならず二度三度、観ていただけたらより楽しめると思います。劇場でお待ちしています!

本格文學朗読演劇極上文學 第12 弾『風の又三郎・よだかの星』は2018年3月8日(木)から13日(火)まで、東京・紀伊國屋ホールにて。チケットぴあでは11月22日(水)11:00 〜 11月26日(日)23:59まで、追加抽選先行を受付中。

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【公演情報】

本格文學朗読演劇 極上文學 第12弾『風の又三郎・よだかの星』

日程:2018年3月8日(木)~3月13日(火)

劇場:紀伊国屋ホール

原作:宮沢賢治

演出:キムラ真(ナイスコンプレックス)

脚本: 神楽澤小虎(MAG.net)

音楽: 橋本啓一

出演:≪読み師≫市瀬秀和、白柏寿大、鈴木裕斗、納谷 健、深澤大河、藤原祐規、松本祐一、三浦海里(五十音順)

≪語り師≫赤羽根健治、折笠富美子、竹内順子、田丸篤志、三浦祥朗、山口智広

≪具現師≫美木マサオ、福島悠介、濱仲太(ナイスコンプレックス)、萩原悠、百瀬友水(ナイスコンプレックス)

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5_DSC6796.jpg極上文學『風の又三郎・よだかの星』_omote.jpg

絵:ますむらひろし (C)ますむらひろし (C)2017 CLIE/MAG.net

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