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げきぴあをご覧の皆さん、こんにちは!劇団プレステージです!
9月25日よりCBGKシブゲキ!!にて上演の、劇団プレステージ第6回公演「アウタースペース109」稽古場より、劇団員の高橋秀行と平埜生成が、レポートをお届けします!
アミューズに所属する男20人の俳優で形成される劇団プレステージ。これまで8年間公演をしていた千本桜ホールを抜け出し、前回公演「ゴーストレイト」に引き続き、CBGKシブゲキ!!にて第6回本公演を上演いたします。毎度のことながら我が劇団は赤字を出せば即解散。背水の陣で挑みます!
劇団員は20名いますが、公演にメインキャストとして出られるのは5~8名のみ。というわけで公演毎、必ずオーディションをしてキャストを決めるんです!普段仲の良いメンバーですが、この日ばかりは空気が張りつめています。しかしこのオーディションがあるからこそ、舞台上で爆発するのかもしれません!
そんなオーディションを乗り越え、いよいよ稽古始動!
レポーターの高橋秀行(左)と平埜生成(右)
*この写真は稽古風景とは一切関係ありません。
ファン待望の女体シェイクスピア第4弾!
『失禁リア王』まもなく開幕!!
劇団「柿喰う客」代表の中屋敷法仁さんが、女優のみによるシェイクスピア上演企画「女体シェイクスピア」シリーズを始めたのが2011年。
男優のみで演じる"オールメール"は珍しくなくなった昨今ですが、女優のみで演じるシェイクスピアの舞台は、本場イギリスでも珍しいといわれています。
「女優」という表現者のからだを通すことで、シェイクスピア作品の新たな魅力を感じられるこのシリーズ。
今回は第4弾として、シェイクスピアの最高傑作との呼び声も高い「リア王」を上演します。
リア王に愛された3人の娘たちの心理を中心に、家族の愛のすれ違い、そして破滅までを描きます。
また、リア王に寄り添う道化を「娼婦」と位置付け、死期の迫った権力者の愛を巡る4人の女たちの物語に仕立て上げました。
タイトルの「失禁」は劇中における最大の罪である肉親を裏切るという「禁」を失うというところから取り、リア王が病に伏せている(=sick in)との言葉遊びにもなっています。
いったいどんな中屋敷ワールドが展開するのか気になるところ。
そんな中、8月31日に行われた稽古場での最終通し稽古の様子が現場から到着しました。
貴重な稽古場写真とともにご紹介いたします。
★制作だより~『失禁リア王』稽古場より~
柿喰う客 女体シェイクスピアも今作で4作品目となりました。
2011年9月より「悩殺ハムレット」「絶頂マクベス」「発情ジュリアス・シーザー」と上演を重ね、今回は「失禁リア王」です。<親も兄弟も関係ない血で血を争う大抗争!まさにシェイクスピア悲劇の最高峰!あらゆる"禁"を失いし壮大な愛憎劇、ここに開幕!!>と銘打ち、今回は「リア王」を音楽劇として表現します!
舞台冒頭のリアとコーディリアのシーン。写真でわかるか微妙ですが、リア役の深谷さんは口髭を生やしております。イメージは「ゴッドファーザー」。舞台美術もいつもとは異なり、かなりの物量となっております。またこの舞台美術、劇場では全ての面が微妙に傾いており、「リア王」の歪な世界観を表現するために重要な枠割を担っております。