【佃典彦】
1964年、名古屋生まれ、在住。名城大学演劇部を中心に劇団B級遊撃隊を結成。
観念的な構造を具体的なシチュエーションで包み込むシニカルでナンセンスな不条理劇を展開し続けている。劇団B級遊撃隊の1986年の最初の公演以来、毎年コンスタントに公演を行ない、50回以上の公演を行なってきた。佃典彦は、その一部を除いて作、演出、出演の3役をこなしてきた。さらには外部への作品提供や外部出演と精力的に活躍している。1996年『KAN-KAN』にて第2回劇作家協会優秀新人戯曲賞、第4回読売演劇大賞優秀作品賞、2000年『精肉工場のミスターケチャップ』にて第6回劇作家協会優秀新人戯曲、
2001年『満ち足りた散歩者』にて第5回松原英治・若尾正也記念演劇賞、2006年『ぬけがら』にて第50回岸田國士戯曲賞を受賞。
【松本祐子】
大阪府生まれ。明治大学文学部演劇学専攻卒業後、文学座付属演劇研究所を経て、1997年に座員となる。99年から文化庁在外研修員として1年間ロンドンにて研修。帰国後、アトリエの会において、『ペンテコスト』『ホームバディ/カブール』など異文化間の対立を描いた問題作を発表。『ペンテコスト』はその上演に対し湯浅芳子賞受賞。2006年、『ぬけがら』(文学座アトリエの会)『ピーターパン』(ホリプロ)の演出に対して第47回毎日芸術賞―千田是也賞受賞。おもな演出作品に『冬のひまわり』『犀』『トロイアの女たち』(以上文学座アトリエの会)『てのひらのこびと』『鳥瞰図』(以上、新国立劇場)『サムワン』『ウーマン・イン・ホワイト』(以上、ホリプロ)『ミザリー』(コマプロダクション)など多数。
【公演情報】
『タネも仕掛けも』
作:佃典彦 演出:松本祐子
出演:金内喜久夫/坂部文昭/粟野史浩/木津誠之/玉井碧/吉野由志子/神保共子/藤堂陽子/奥山美代子
日時・会場:
【東京公演】11/2(金)~11(金) 紀伊国屋サザンシアター
【三重公演】11/15(木) アドバンスコープADSホール
【兵庫公演】11/17(土)・18(日) ピッコロシアター(大ホール)
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