はじめまして。劇団青年座の黒岩亮(くろいわ・まこと)です。
(写真:黒岩亮)
『夫婦レコード』(2004年)、『あおげばとうとし』(2007年)に続いて、中島淳彦氏とタッグを組んでお届けする第3弾『タカラレ六郎の仇討ち』。
『夫婦レコード』は家庭劇、そして『あおげばとうとし』は学校が舞台の先生たちの話でした。これらはどちらかというと中島氏が青年座に向けて、青年座のテイストを踏まえた所で書いてくれた作品だったような気がします。
今回の『タカラレ六郎の仇討ち』はそれとは違って、作家の持っている喜劇性というものを割と前面に出した作品になるのかなと思っています。
最初の打合せの際も、昔NHKで放送していたアメリカのTV映画『マッコイと野郎ども』というトニー・カーティス主演のピカレスク・ロマンの話から始まり、一つ痛快な娯楽作品というものを書いてみてくれないかという事からスタートしました。
前2作とはまた違ったアプローチでお送りします。
どうぞご期待下さい。