演出:河原雅彦×脚本:赤堀雅秋による新作書き下ろしアイロニカルコメディー『阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ』が9月に下北沢本多劇場にて上演される。
脚本は、人間の機微を丁寧に紡ぎ、市井の人々を描くその独特な世界観で、多くの支持を集め、近年は、青年座『蛇』、PARCO『LOVE30』、CX『殺人者』、自転車キンクリートSTORE『富士見町アパートメント』などの外部公演や、TVドラマ『週刊 真木よう子』の脚本も執筆。俳優としても映画『実験四号』(監督・山下敦弘)、『ぐるりのこと』(監督・橋口亮輔)、TVドラマ『鈴木先生』『モテキ』などに出演し、その活動は多岐に渡る赤堀雅秋が担当。
劇団本公演『津田沼』『その夜の侍』『砂町の王』が第51回、第52回、第55回岸田國士戯曲賞最終候補作品としてノミネート。2007年上演の『その夜の侍』が自身の脚本、監督で映画化。2012年秋公開を控える。
演出は、俳優・脚本家としても活躍する河原雅彦が担当。
ときに煽情的とも思える演技体とはイメージを異にし、2006年シス・カンパニー公演『父帰る/屋上の狂人』(菊池寛・作)では、時代を超えた日本人の普遍的な心情を細やかに表現。第14回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。演劇界で実力派の二人の記念すべき初タッグ。