2015年12月アーカイブ

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■ミュージカル『グランドホテル』vol.4■


1920年代のベルリンにある、華やかなグランドホテル。
様々な事情を抱く人々の人生が、一夜、わずかに交錯する――。
名作ミュージカル『グランドホテル』が、イギリスの若き鬼才トム・サザーランドの手によって蘇ります。

キャストのビジュアル撮影レポ&インタビューを連載でお届けしているげきぴあですが、本日は〈RED〉チームのフレムシェン役、真野恵里菜さんをご紹介。
GH_mano01_0177.JPG堤幸彦監督の演劇ユニット「キバコの会」の常連だったりと、舞台活動も活発にしている真野さんですが、今回がミュージカル初挑戦です


◆ ビジュアル撮影レポート ◆


日本トップクラスのキラキラのアイドルは、さすがに立ち方も可愛いですね。
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古き良き時代のアメリカを舞台にしたハッピーエンドのラブコメディ、 『クレイ ジー・フォー・ユー』。踊りに夢中な銀行の跡取り息子と、差し押さえ先である劇場のひとり娘という、ふたりの恋模様がコミカルかつドラマティックに描かれている人気作だ。

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"アメリカ 音楽の魂"と呼ばれるガーシュウィンの名曲の数々、タップダンスを中心とした斬新なダンスナンバー 、そして"ボーイ・ミーツ・ガール"のストーリーと、ミュージカルのあらゆる醍醐味と魅力が存分に詰まっており、今や四季の代表的なレパートリー作品のひとつに成長している。1993年の四季での初演以来、全国各地で上演が行われ、総公演回数1,900回以上、累計観客動員数は175万人を記録と、不動の人気を誇っている。今回の公演は、2015年8月の京都公演を皮切りに全国52都市を巡演してきた全国ツアーの千秋楽で、同劇場にて2016年1月3日(日)まで上演される。

チケットは発売中。

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岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット・地球ゴージャス

そのVol.14『The Love Bugs』の公開稽古が行われました。

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『The Love Bugs』は昆虫(=Bugs)たちの物語。

タイトルは「胸キュンする」や「愛らしい」を指すスラングでもあり、小さな世界の住人たちによる「命」と「愛」のファンタジックなストーリーです。


まずは、地球ゴージャスの主宰であるおふたりより挨拶。

「今日は関係者以外に見ていただく、いいチャンスをいただきました。みなさんもお仕事でしょうが、楽しんで帰っていただければと思います」(寺脇)

「地球ゴージャスは21目になりました。今回の作品が14作目になります。今回ももちろん新作で再演はありません。2016年にあるべき作品としてきちんと世の中の皆さんに送り出せるように、今、スタッフキャスト一同、厳しいけいこを積んでおります。この『The Love Bugs』が幸せな作品になれるよう、よろしくお願いします」(岸谷)


その後さっそく、4曲分の稽古と、寺脇さんのアクションシーンの稽古が行われました。

まず最初は、今回が舞台初挑戦という大原櫻子さんがメインのナンバー「THE TOP OF THE BEST!」

幕開けの曲です。


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大原さんのかわいらしいイメージからポップな曲を予想しましたが、実際は激しいナンバー! 
大原さんの伸びやかでツヤツヤした歌声が稽古場に響きます。
そしてダンスもキレッキレ! 
30名近いアンサンブルの方々の間をスルスルと踊り抜ける姿は、うごめく昆虫の中でもスポットが当たったように輝いていました。

次に披露されたのは、謎の昆虫を演じるマルシアさんがメインのナンバー「Birthplace The Earth」


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貫禄たっぷりの歌声と、舞台を端から端まで使った妖艶なダンスはさすが。
あっという間に取材陣を魅了します。
歌い終わった後は、城田優さん「おれが教えた通りよく歌えたね!」と声をかけ、キャストのみなさんも大笑いしていました。

次は、オーディション荒らしという役柄の蘭寿とむさんがメインのシーン。
「其々のオーディション」一部~「ENJOY MY LIFE」


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宝塚歌劇団では花組トップスターとして活躍していた蘭寿さん。

手先から足先まで隙のない身のこなし、ダンスの美しさにうっとりしてしまいます。

「ENJOY MY LIFE」に関しては「この曲の前に3~4曲あるのでゼェゼェの蘭寿とむが見られる曲です(笑)」と岸谷さんからの説明が加えられました。

ゼェゼェの蘭寿さん......ぜひ見たいですね。

次は、城田優さんがメインのナンバー「伝説の雄」




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■ミュージカル『グランドホテル』vol.3■


1920年代のベルリンにある、華やかなグランドホテル。
様々な事情を抱く人々の人生が、一夜、わずかに交錯する――。
名作ミュージカル『グランドホテル』が、イギリスの若き鬼才トム・サザーランドの手によって蘇ります!

キャストのビジュアル撮影レポ&インタビューを連載でお届けしているげきぴあですが、本日は〈GREEN〉チームのフレムシェン役、昆夏美さんにご登場いただきましょう。
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◆ ビジュアル撮影レポート ◆


物語のヒロイン的立ち位置であるフレムシェン。
役どころの説明には「自信と野心に溢れた、若くて可愛いタイピスト。ハリウッドスターになることを夢見ている」とあります。
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12月20日、劇団四季が上演しているミュージカル『ライオンキング』東京公演が17周年を迎えました。
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1998年の四季劇場[春]での開幕以来、同じ劇場で17年ものロングランを続けているというのは、驚異的な記録!
当日時点での東京公演総公演回数は5859回、観客動員数は約634万人。
『ライオンキング』は東京に並行して大阪・福岡・名古屋・札幌でも上演されていますが、国内通算公演数は10301回、観客動員数は1050万人とのこと。

今年7月には国内上演回数1万回の大台に!→

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1999年にイギリスで幕を開けて以来、ブロードウェイやウエストエンドなど、世界中を熱狂の渦に巻き込んできたダンスカンパニー「バーン・ザ・フロア」。まさに燃えるように熱いステージで日本でも多くの観客を虜にしてきた彼らが、2016年4月に9度目の来日公演を開催。今回の公演に向けて3組のダンサーとシンガーが来日し、スペシャルサポーターの武井壮と共にパフォーマンスを行い、見どころをアピールした。
 
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一足早く上海公演を観た武井は「2時間ほど続くステージで、その間、メンバーたちは指の先から表情まで緩んでる時間がまったくないんです。セリフはないんですが、舞台上が燃え上がるような情熱で、喜びや悲しみ、恋や愛や裏切り、戦い...いろんなストーリーを僕らに次々と見せてくれるので、何度観ても飽きないステージになっています」と、熱くコメント。

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最新作『バーン・ザ・フロア NEW HORIZON』では、舞台、楽曲、衣装を刷新したうえに「日本公演に向けて最高のステージを届けたい」と、新たなステージを構成中。「セットはもちろん、キャスト、音楽、ダンススタイル、コスチュームすべて新しくなっています。初めて来日するキャストもいますし、シンガー、ギタリスト、ドラムとダンサーとの掛け合いも注目してほしいところです。また、ダンサーそれぞれの個性も楽しんでいただけると思います」と、男性ダンサーのひとりパスクアレが見どころを語る。さらにシンガーとして参加するマイキーは「いろんなスタイルの曲を歌います。アレンジしたカバー曲を歌ったり、僕もいろんなキャラクターを演じているので、ぜひ劇場で楽しんでいただきたいです」とコメントした。
 
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また、制作発表でダンサーたちと一緒にダンスパフォーマンスを披露した武井は「彼らと踊ってみて、ダンスで表現することって、地球上のすべての人類、生き物に対してすごく有効な力だと感じました。言葉が通じなくても、違う生き物だったとしても何か感じるものが必ずありますし、その動きを見ただけで感情がストレートに伝わりますよね。彼らの動きは、動いたり止まったりする中でも、細部まですべて表情があるし、自分の身体をコントロールしている領域が広い。その能力の高さにすごく衝撃を受けたし、彼らが積み重ねてきたものの分厚さは、世界のトップアスリートに通じるものがあると思います」と、絶賛のコメント。さらに「バーン・ザ・フロア」の倒し方を問われると、「彼らが晴れやかな笑顔を見せて踊ったり、時には物悲しく切ない表情で踊り続けている限りは、私、武井壮でも倒せません!そんな最強の舞台になっておりますので、ぜひ皆さん観に来てください。引っ込み思案で一歩前に出られないとか、先のことが怖くて前に出られない、そんなお気持ちの方がいらっしゃいましたら、彼らの姿を見て"新たな地平線"に足を一歩踏み出すきっかけにしていただければ嬉しいと思います」と、力を込めた。

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取材・文:黒石悦子

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■ミュージカル『グランドホテル』vol.2■


今春の『タイタニック』も大好評を博したロンドンの若き鬼才、トム・サザーランドが贈るミュージカル『グランドホテル』
1920年代の大都市ベルリン、華やかなグランドホテルを舞台に、そこに集う人々の人間模様を描いていく作品で、ブロードウェイでは1989年に初演、日本では1993年に宝塚歌劇団月組が上演した名作中の名作です。

今回は、〈GREEN〉〈RED〉の2チームでの上演なのですが、こちら、単なるWキャストではなく、トムさんがそれぞれのチームとじっくり向き合い、そのチームの個性から生まれるドラマを大切にしていくそうで、なんと結末も2パターン用意される予定、とか!

げきぴあではこの注目のミュージカルのビジュアル撮影現場を取材、同時にキャストインタビューも行ってきました。

今回はREDチームで主人公・オットーを演じる成河さんに迫ります。
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成河さんといえば、軽やかにどんな役も演じてしまう、その演技力の高さが観る者を惹きつけ、国内外の演出家たちに引っ張りだこですが、この手のミュージカルへの出演は非常に珍しい。
演劇ファンもミュージカルファンも、成河さんが演じるオットー、気になるのではないでしょうか!?


◆ ビジュアル撮影レポート ◆


成河さんが演じるオットー・クリンゲラインは、重い病を患う元会計士。
貯めたお金を全て使い、人生最期の日々を豪華なグランドホテルで過ごそうと、ここにやってきました。
ミュージカルと言って抱く華やかなイメージとは一線を画した、重いものを背負っているような主人公です。
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デザイナーさんと、全体のコンセプトなどを確認中。
「笑顔は基本、なくていいですから」とデザイナーさん。
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お正月の浅草を彩る新春浅草歌舞伎が華やかに開幕。若手の登竜門としても、すっかりおなじみとなっている。尾上松也を筆頭に、若手が大役に挑む。

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――2015年に続いて、出演者ががらりと変わって二度目の公演ですね。まずは意気込みを聞かせてください。

尾上松也(以下:松也):前回と変わらず、みんなと一致団結して、チームとして、全員で乗り越えたいという思いでおります。昨年、みんなで一生懸命やったからこその、2年目ですから、初心を忘れず、臨みたいと思っています。2年目ができたから、それでいいということではなくて、2年目を3年目につなげる、3年目を4年目につなげるということで、毎年を大事にしていくことを、常に心掛けたいと思っています。

――前回の手応えはいかがでしたか?

松也:お役のことで葛藤するのは当然ですし、それぞれが真剣にお役と向き合って成長していかなくてはいけません。浅草歌舞伎では初役が多いですから、やってみて初めて分かったことも、たくさんありましたし、みんなもそうだったと思います。心配だったのは、お客様がどれだけいらしていらしてくださるか、でしたが、初日には大入りで、みんなで手を取り合って喜びました。1か月間、僕らの最悪の予想は外れたので(笑)、ほっとしました。それくらいの危機感を持って臨んでいるので自分たちのできるだけのことをしてよかったなと思いましたし、それがあってこその2回目であると、その認識は昨年出演をしたメンバーの共通した想いですね。

――顔ぶれは前回とほぼ同じですか?

松也:新悟君と国生君以外は、去年のメンバーと同じですが、歌昇君と種之助君、児太郎君は出演いたしません。今回、心強いのは、錦之助のお兄さんにご出演いただけることです。作品に厚みが増して、前回のメンバーとは違う作品が出来ると期待しています。

――チラシの宣伝写真が斬新ですね。白を基調にした衣装で飛び跳ねていますが、どんなリクエストがあったんですか?

松也:とにかく飛べ!と言われました。アクティブな動きがほしいということで。その要求に応えて、私も動いたんですけどね、結果的にチラシでは私だけ歩いてます(笑)。トランポリンを使って飛んでましたけどね。浅草歌舞伎は、近年は斬新なチラシが売りのひとつでもあるので。毎年、「なんだこれ?」と思ってもらうことは、チラシとしては大事なことですから、その辺は意識してやっていきたいところです。

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――演目ですが、『与話情浮名横櫛』はご自身の歌舞伎自主公演で取り上げていらして、与三郎を演じていらっしゃいますが、『義経千本桜』の「四の切」で狐忠信役は初役ですね?

松也:はい、そうです。狐忠信は松緑のお兄さんに教えていただきます。

――狐忠信はどういうところが難しいと思いますか?

松也:演じてみないと、わからないというのが正直なところですが。2役の違いと言いましょうか、本物の忠信と、狐の忠信、なり(衣裳)が違いますから、分かるんですけど、本物のほうは、武将としての格が必要でしょうし、後半の狐忠信になってからは、親を慕う子狐の情感にあふれた表現が必要になってくると思いますので、そのへんはきっちりと気持ちを作って。また、通し狂言ではないので、「四の切」までの、背景も自分の中でしっかりととらえておきたいです

――狐忠信は、意外なところから登場したり、一瞬でいなくなったり、けれん味もたっぷりです。

松也:非常にエンターテイメント性が高いというか、けれん味があふれていて面白いですし、お客様に楽しんでいただけると思います。第2部は、「毛抜」「四の切」で、両方ともザ・歌舞伎ですからね。「毛抜」も荒唐無稽で、大仰な仕掛けと、ありえないことばかり起こる芝居です。歌舞伎でないと成立させられないようなお芝居で僕は大好きです。「四の切」も、狐を人間がやっているわけですからね。その時点で本来はあり得ない表現ではありますが、いろいろな仕掛けを非常に古典的な手法でやるのも面白く、目でも楽しんでいただけるお芝居です。アクロバティックな動きもたくさんあるので、しっかり勤めたいと思っています。

――与三郎は本公演では初めてですが、自主公演で経験してみていかがでした?

松也:実は、名セリフ以外は特に仕どころがなく、本当にいいところだけもっていくお役だなという印象ですね。蝙蝠安(こうもりやす)のお膳立てがあってこその与三郎だということが、演じてみると、よくわかりますね。蝙蝠安がよくなっていないと、与三郎が生きてこない。そのギャップがあるからこそ面白いので。蝙蝠安はアンパンマンで言うところのバイキンマン的な感じ(笑)ですよ。特に世話物は、チームワークで作っていくものですだから、息が合わないとよくならないんです。自分たちの芝居心だけで空気とかを作っていくので、時代物とは、また違った難しさがありますね。


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浅草・浅草寺で開催される年中行事《羽子板市》に、『新春浅草歌舞伎』の出演者が登場しました!

《羽子板市》について・・・
江戸時代、毎年12月17日、18日にお正月用品や縁起物を売る店が境内に集まり、「歳の市」と呼ばれ、江戸随一の《市》としてその名が知れ渡っていたそうです。
現代では、「歳の市」が《羽子板市》としてその形をとどめ、浅草で毎年この時期に開催されています。


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浅草公会堂前での記念写真
左から、中村隼人、坂東新悟、坂東巳之助、中村米吉、中村錦之助


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俳優の足元には、浅草ゆかりの俳優、落語家、歌手、芸能人の方々の原寸手型とサインがあります。


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浅草寺に移動後、各俳優が自分を模した羽子板を持っての決めカット。

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2016年2月、世田谷パブリックシアターで、日本・韓国を牽引する2人のダンサー、白井剛キム・ソンヨンがコラボレートし、荒木経惟の写真集『往生写集―東ノ空・PARADAISE』の世界観を舞台化したダンス作品、『原色衝動』を上演します。

げきぴあでは、今年9月、京都・春秋座公演を前に白井さん、キムさんにインタビューしています
記事はこちら

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撮影:荒木経惟


まったく違ったダンスのバックボーンを持ちながらも、見え隠れする存在の共通性を見いだし、遠ざけ、重なり、暴露しあい、関係を壊し、作り出すことを、この3年間、白井剛とキム・ソンヨンは日本と韓国を往復しながら繰り返してきました。それは、ダンスのコラボレーションというよりは、人と人がどう出会っていけるかを探る時間でもあったと言えます。その過程で、ある日見いだされたものが「衝動」という言葉でした。

踊ることから、より見えてくる「衝動」の形、勢い、熱。それはひとつではなく、無数の方向を持っています。その中に、互いへのそして自分達を浸食し、傷つけもする世界への本質的な愛の態度を見いだすことができるのでしょうか。荒木経惟(アラーキー)の原色の世界は、痛みの果てに優しさの沈黙と饒舌が満ち満ちています。


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荒木経惟 

「新種の爬虫類が組んず解れつ、別世界のラブシーンが見たいね。どっちが武蔵で小次郎か、これは新しい決闘だよ。」(撮影時コメントより)


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