チャールズ・M・シュルツ原作のコミック『ピーナッツ』の世界観がそのままミュージカルになった『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』。
誰もが知るあのスヌーピーやチャーリー・ブラウンたちが、歌い、踊り、身近にある"ハピネス"の花束を届けてくれる、可愛くて心あたたまるミュージカルです。
3月末のある日、早くもアタマから最後まで止めずに通してやる「通し稽古」が行われました。
『ピーナッツ』のキャラクターたちが、生き生きと動きまわっていました!
この日はオスマー先生の声として劇中に登場する、大和悠河さんも通し稽古をご見学。
コミックの様々な名シーンが、オムニバス的に綴られていくこのミュージカル。
これまでも稽古場の様子をお伝えしていますが、今回は、今までとは少し違う6人の表情をご紹介しましょう。
チャーリー・ブラウン(村井良大さん)は、やっぱり「かわいい赤毛の女の子」を気にしてドキドキしながらも、「僕なんか...」と諦めモードだし。
スヌーピー(中川晃教さん)は、赤い屋根の犬小屋の上でのびのびと過ごしているし。
フライングエースにもなってるし!
(フライングエースは、変装の得意なスヌーピーの"職業"のひとつ。第一次世界大戦のパイロットで、空の上でレッド・バロンと闘いを繰り広げます)
ルーシー(高垣彩陽さん)は今日もキュートで元気でおしゃま!
コミックでもおなじみ「ルーシーの精神分析スタンド」も開設!
サリー(田野優花さん)は、教師につけられた評価に納得がいっていないようで...。
この日はオスマー先生が稽古場にいましたので、オスマー先生に直接話しかけていました(笑)。
そんなオスマー先生(大和さん)越しの、サリー。
こちらはオスマー先生!(舞台に大和さんは登場しません、声の出演のみです。あしからず...)
ライナス(古田一紀さん)は、いつも持っている毛布を、姉のルーシーに「最悪な習慣!」と取り上げられかけて...
取り返そうと必死です!
このフォルム、コミックでよく見るやつだ!
音楽大好きなシュローダー(東山光明さん)は、グリークラブで指揮をしています。
「練習しないと明日の全校集会で、歌えないよ!」
凧揚げが苦手なチャーリー・ブラウン。今日はちゃんと上がるか!?
お皿をじっと、哲学的な表情で見つめる、スヌーピー...。
ウッドストックも出てきました!
スヌーピー、キレた!?
もちろん今日も変わらず、ルーシーはシュローダーに首ったけ。
(いつも変わらない、というのも、ほっと和むポイントだと思うのです)
スヌーピー&サリーという組み合わせもありますよー。
サリーはチャーリー・ブラウンの妹ですから、同じ家族の一員ですものね。
しかし兄に比べて妹は少々乱暴なようで...。
古田さん、何をしているところでしょう?
答えは劇場で!
チャーリー・ブラウンといえば、野球チームの監督。
彼がピッチャーをやった試合は一度も勝ったことがないけれど...。
今日は勝てるかな!?
定位置・犬小屋の上で歌い上げる、中川スヌーピーの美声にも聞き惚れること請け合い。
『ピーナッツ』の登場人物の日常の断片を見て。
日々、喜びも、そして悩みも、色々あるけれど、
振り返ってみれば、そんなに悪い日じゃなかった...、そう思える一日を過ごせることができたら幸せだなあ、なんて思いました。
きっと、ピーナッツの登場人物の彼らは、そんな風に一日を過ごしているんじゃないでしょうか。
最後には、穏やかで温かい気持ちで劇場をあとに出来そうです。
大和オスマー先生の笑顔も頂きました!