稽古場に入ると、なんだか可愛い人たちがいました...。
あれ?
みなさん、被っているのはブランケットですね?
毛布といえば...
はい、ライナスですね!
ライナスのナンバー『ボクの毛布とボク』の振りを付けているところのようです。
皆さんご存知かと思いますが、ライナスは常に毛布を持っている子。
毛布を持っていると安心するんです。
姉のルーシーからは「最悪な習慣」と言われてしまうんですが。
そしてナンバーの中ではライナス以外のみんなも登場。
ということでここでは皆さんの振付中。
手にしたカラフルな毛布が可愛い!
「毛布だけが動いている風に見えるように、毛布に身体の線がボコッと出ないようにしてね」と振付の川崎悦子さん。
すかさず中川さんが「一反木綿だね!」
足並みを揃えるために、鏡に向かってあわせてます。
そんな時にも「前に回って撮っていいよ!」と声をかけてくれる、フレンドリーなカンパニーです。
「ちょっと待って、毛布でステップごまかしてるよ!」と川崎さんに毛布を取り上げられてしまった一同...。
チャーリー・ブラウン=村井良大さん
何をやってもちょっと上手くいかない、チャーリー・ブラウン。
このダンスの中でも彼だけワンテンポずれてしまったり、というような振りを盛り込んでみたり、というようなトライアルも。
川崎さんと演出の小林香さんで「それはちょっと、意図がわかりずらいかな」等々のディスカッションがなされ、また変更をし...というようなことの積み重ねで、ダンスシーンが作り上げられていきます。
少しずつ変わっていく振りに都度対応していく俳優さんたちも、スゴイですね。
ちなみに毛布使い、村井さんが上手いと皆さんの評判でした。
こちらは演出の小林香さん。
ルーシー=高垣彩陽さん
いい笑顔!
川崎さん曰く「わたしを見て!」「わたしよ!」という振りの、瞬間です。
サリー=田野優花さん
田野さんのキレのあるダンスにも注目...ですが、それ以上に、キャラクターにぴったりの愛らしさ!
ライナス=古田一紀さん
このナンバーの中心人物です!
毛布なんてなくたって本当は平気なんだ、と言いながら、やっぱり手放せないライナス。かわいい。
シュローダー=東山光明さん
東山さん、ひとりで背が高いので、毛布使いを揃えるのがちょっと大変そう!?
でもがんばって(!?)可愛らしくしていた東山さんです。
スヌーピー=中川晃教さんは、すでにもう...スヌーピーですね!
飼い主であるチャーリー・ブラウンが間違えちゃったりするのを横目に、ダンスも得意げに披露!
そしてカンパニー全体を見渡している中川さん。
「いま最後のところ、音、ズレてたよ」etc、指摘も入れていくリーダーっぷり。
高垣さんも中川さんに振りを確認してました。
さて、改めて正面を向いて。
子どもたち、駆けまわってます!
毛布とタンゴ!?
このシーンの毛布は、「自分にとっての大事なもの、子ども時代にしかもてない、キラキラしたもの」の象徴だそうです。
途中でその説明を聞き、「それ、聞いてやるのとやらないのと全然違うよね! 毛布としか思ってなかったよ~」と中川さん。
そこから、「自分にとっての大事なもの、は、なに?」という話題に。
シュローダーは「音楽」。(当然!?)
ルーシーは「わたし!」。(なるほど!)
サリーは「自転車!」。(そうなんだー)
皆さん、悩みもせず「当然でしょ!?」という風にポンポン答えていくのが、すでにキャラクターになりきっているようで、可愛らしかったです。
最後は毛布をそう思って扱ってください、という川崎さんの言葉で。
そして、ライナスも加わりました。
チャーリー・ブラウンの大切なものは「野球のグローブ」でした。
以上、稽古場レポート~ライナスの毛布編~、いかがでしたでしょうか。
可愛いなあ、可愛いなあと思いながらも、子どもの頃、大事だったものって何だったっけ...とふと考えてしまったりもした、そんな稽古場でした。