
■『ロンドン版 ショーシャンクの空に』vol.3■
『ロンドン版 ショーシャンクの空に』の開幕も近づいてきました!
本日は演出を担当する白井晃さんのインタビューをお届けします。
●演出家・白井晃 INTERVIEW●
――最初に、この作品について。『ショーシャンクの空に』というのは映画が非常に有名ですが、この舞台は映画の舞台化ではなく、原作『刑務所のリタ・ヘイワース』の舞台化なのですね?
「私のニュアンスだと、タイトルが『ショーシャンクの空に』となっているように、映画から触発された部分もすごく大きいと思います。スティーヴン・キングの原作をもとに映画『ショーシャンクの空に』が作られて、その映画からインスパイアされた部分も大きいのではないかなと、そんな感じがしています」
――なるほど、ではまず映画についてお伺いします。ファンも多くいる映画です。白井さんご自身はこの作品について何か思い出はありますか?
「歴代の映画の人気投票でもたびたび上位に入る作品ですよね。ものすごく率直に言っちゃうと...「え、そこまで!?」と思ったりはするんですが(笑)。ただ、僕も20代か、30代の前半の頃に観たんですが、確かに印象には残っている映画でした。モーガン・フリーマンとティム・ロビンスという役者さんが非常に魅力的だったなと。それからあの映画音楽を作曲しているトーマス・ニューマンはとても好きな作曲家だったので、そういったイメージも残っていました」
――ストーリーの表面を単純化すると刑務所からの脱出なのですが、いわゆるスリリングな脱出劇、というわけではない物語です。
「そうですね、例えば『パピヨン』のような、脱出することが爽快さに繋がる作品とはまた違って、刑務所内に押し込められた、非常に不条理な状況下での人間を描いている映画です」