2011年4月アーカイブ

第36回菊田一夫演劇賞

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●ヒラノの演劇徒然草●

4月25日、第36回菊田一夫演劇賞の授賞式が行われました。

菊田一夫演劇賞とは、菊田一夫の業績を伝えるとともに、演劇の発展のために大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した人々を表するもの。

菊田一夫とは数々の舞台の原作・脚本・演出を手がけた、昭和を代表する演劇人です。
森光子の『放浪記』の脚本・演出や、『風と共に去りぬ』の脚色、宝塚歌劇団で今も再演を繰り返す名作の数々など、彼が手がけた作品は枚挙にいとまがありません。

今回、第36回の受賞者は下記の方々。

【演劇大賞】
平幹二朗
(ミシマダブル「サド侯爵夫人」のモントルイユ夫人、「イリアス」のプリアモス王の役の演技に 対して)


【演劇賞】
山崎育三郎
(「モーツァルト!」のヴォルフガング・モーツァルトの役の演技に対して)
大塚千弘(「レベッカ」の『わたし』、「ゾロ ザ・ミュージカル」のルイサの役の演技に対して)
山路和弘(「宝塚BOYS」の池田和也、「アンナ・カレーニナ」のニコライ・カレーニンの役の演技に対して)
マキノノゾミ(「ローマの休日」の演出・脚本の成果に対して)

【特別賞】
大地真央
(600回を超える「マイ・フェア・レディ」のイライザ役での輝かしい舞台の成果に対して)
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●ヒラノの演劇徒然草●

昨日4月27日に、宝塚歌劇花組『ファントム』の制作発表が行われました。
げきぴあでは、ニュースではお伝えできなかった話題をお伝えいたします。

1104272shot.JPGコピット&イェストン版『ファントム』は、怪人=エリックの幼少時代や心の葛藤などを掘り下げ、人間・ファントムを描いているのが特徴的。
日本での初演は2004年の宝塚宙組での上演でしたが、その後2006年に花組で再演、また大沢たかお主演でも上演され好評を博しています。

■『レ・ミゼラブル』の魅力(2)■

4月22日に行われた、『レ・ミゼラブル』上演回数2500回達成の特別カーテンコールの後には、《バリケード解説講座》という特別企画が開催されました。
客席から舞台を観ているだけではわからない、舞台機構の解説や、俳優さんたちの苦労など、作品の裏側が垣間見れたこの講座。ほとんどのお客様も帰らず興味深げに見入っていました。

解説はジャベール役・岡幸二郎。この日は出演していなかった岡さん、わざわざのご登場です。
「この、ロンドンオリジナルバージョンでの演出は今回で最後となってしまいます。舞台上に出ている私たちが、こういうセット、こういう照明で演じているという誇りをみなさんにみていただきたいと思って、今回の企画となりました」とご挨拶。
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アシスタントで学生たち、マリウス役の原田優一、ジョリ役の土倉有貴、フイイ役の鎌田誠樹、レーグル役の武井基治、この日の出演ではなかったアンジョルラス役上原理央の5人も登場です。

第14回:「裸の女を持つ男」ギャラリー


さてさて今日は「裸の女を持つ男」にまつわる写真たちをお届けします。

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まずは今回最も胡散臭かった久保貫太郎。
キャラは胡散臭かったですが、帽子はかわいかったですね。

何人だかわからないキャラでしたが、
毎日「今日は台湾寄り」「今日はイランを入れる」と、
微妙なマイナーチェンジがあったみたいです。

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こちらは2年振りに帰って来た板倉チヒロ。
この頭が地毛だというのだから驚きです。
雨の日はゴワつきが半端なかったです。

【演劇ニュース】

人気のコント3人組、東京03が5月から単独ライブの全国ツアーをスタートする。東京03は、豊本明長、飯塚悟志、角田晃広のお笑いトリオで、2009年にはキングオブコントで優勝も果たしている実力派。テレビのみならず、舞台でも精力的に活動しており、単独ライブも今回が12回目。『燥ぐ、驕る、暴く (はしゃぐ、おごる、あばく)。 』と題して、5月18日(水)の東京公演を皮切りに全国17か所で公演を行う。

また、ツアー初日同日、5月18日(水)には新作DVD『正論、異論、口論。』もリリース。2010年の単独ライブツアーをDVD化したもので、音声特典として、3人によるコメンタリーも全編収録。前回ライブを観てない人も、これで復習はバッチリだ。

6月11日(土)からは全国各地を巡演。秋田、青森、石川、新潟、愛知、京都、大阪、福岡、長崎、熊本、広島、岡山、鳥取、北海道、大阪、宮城で公演を行う。全国公演のチケットは4月29日(金・祝)より一般発売開始。

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東京03のチケット情報はコチラから

【演劇ニュース】

2008年の『幸せ最高ありがとうマジで!』でパルコ劇場初登場を飾った本谷有希子が、3年ぶりに同劇場へと帰ってくる。ヒロインを演じるのは、これが初舞台の長澤まさみ。本谷はこれまで永作博美や小池栄子、りょうなど名立たる女優陣と共に舞台を作り上げてきた。しかも彼女が描くのは、同じ女性から見ても非常に面倒くさい――男性にとっては時に非常に愛おしくもある――女の姿。そんな女を演じた時、すべての女優はこれまでとはまた違う一面を見せる。それだけに長澤まさみという女優にいかなる化学変化が起こるのか。リリー・フランキーに成河(チョウソンハ改めソンハ)、安藤玉恵、吉本菜穂子ら共演者の顔ぶれと共に、非常に期待は高まる。

そんな本谷待望の新作舞台『クレイジーハニー(仮題)』だが、実は出演者はこれだけではない。大規模なオーディションを実施し、その応募総数は約1000 名。1次審査で200名に、2次審査で24名にまで絞られ、ワークショップオーディションという形でここから約10名が選出されることになったのだ。


     本谷有希子の新作舞台で共演。長澤まさみ、リリー・フランキー((C)Hiroshi Nomura)
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第13回:千秋楽のお楽しみ

よく千秋楽のステージでは、
アドリブシーンが増えたり、
スペシャルカーテンコールがあったりなどの
「楽日スペシャル」みたなことがあったりしますが、
クロムの千秋楽では他ではあまり観ないものが観れます。

と言っても作品の中身は変わりません。
演出の青木さんからは
「初日は楽日のように。楽日は初日のように。」
という言葉ももらってますし。
カーテンコールも特に別に特別なことはありません。
ではどこに特別なことがあるかと言うと...

クロムは再演なしでやってる故に、
公演が終わると公演に関するものはほとんど処分してしまいます。

そこで。
千秋楽のステージ終了後、
舞台で使っていた小道具を販売するのです。
ついさっきまで使っていた小道具たちを惜しげもなくお持ち帰り頂きます。
これなかなかどこもやってないと思います。
今回はカーテンコール中にバラシが始まってしまいましたしね(笑)。

しかし。

よくよく考えたら、
クロムの小道具はかさばるものがほとんど。

今回で言うと
メイン小道具のハンドル

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これです。
これを持って帰ってどうするんだという話ですよね(笑)。
帰りの電車でこれ持ってたら不審過ぎますよね。


■『レ・ミゼラブル』の魅力(1)■

現在、帝国劇場で上演中の『レ・ミゼラブル』
これまでも会見のこぼれ話など、ここ「げきぴあ」でもレポートしてきましたが、このたび連載という形で掲載することに決定しました!
題して〈『レ・ミゼラブル』の魅力〉
日本初演から24年、愛され続ける本作の魅力にさまざまな形で迫っていこうと思います。

まずは、日本初演から24年、上演回数2500回に達した4月22日に行われた特別カーテンコールのレポートをお届けします。
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「朗読劇 私の頭の中の消しゴム 3rd letter」、絶賛稽古中です!
昨年の初演、再演に続き、今回が3回目の公演。
脚本・演出の岡本貴也さんから、稽古の合間に見所を伺いました。

「今回、『手紙』を書きなおし、台本も1ページ直したところがあります。そこ、めちゃくちゃ面白いです。
再々演ということで、演出もシャープになっています。
出演二回目のキャストはより深くなっているし、初めてのキャストはベテランさんばかりでとても良いです。
これまでになく、切ない2人をお見せできると思います。」

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写真は稽古終わりで撮影した、桐山漣さんと黒川智花さんのツーショット!
「消しゴム」のトップバッターを務めるお二人、とても熱い稽古でした!


◆戯曲本発売記念! 出演者自筆サイン本プレゼント!&オリジナルポストカード プレゼントなどキャンペーン実施中!
別所哲也×坂本真綾インタビューや、出演者の動画コメントなどコンテンツもいっぱい!◆
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【演劇ニュース】

東京・帝国劇場で上演中のミュージカル『レ・ミゼラブル』が、4月22日の昼の部で通算上演回数2500回に到達し、この日特別カーテンコールを行った。本作は同じ役を数人の役替わりで上演しているが、この日の出演者は別所哲也、石川禅ら。

1987年6月11日の日本初演から24年、長く愛され続けているミュージカルの金字塔。カーテンコールで「Les Miserables 本日2500回達成しました」という大きな看板が登場すると、いつも以上に大きな拍手が客席から沸き起こった。この回で主人公のジャン・バルジャンを演じた別所哲也は「俳優を志した20代の頃に日本初演を、ここ帝国劇場で観たことを鮮明に覚えています。俳優になるんだったらあの舞台に関わってみたいと思ってここまでやってきた。2500回という大きな節目をお客様と分かち合うことができて本当に光栄です」と涙ぐみながら挨拶。また人間が生きることの尊厳を描く内容が、現在の日本が置かれている状況と重なることもあり「色々なことが世の中で起きているが、生きていることの素晴らしさをこの舞台で僕は感じています」と噛みしめるように話してもいた。

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