●ヒラノの演劇徒然草●
4月25日、第36回菊田一夫演劇賞の授賞式が行われました。
菊田一夫演劇賞とは、菊田一夫の業績を伝えるとともに、演劇の発展のために大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した人々を表するもの。
菊田一夫とは数々の舞台の原作・脚本・演出を手がけた、昭和を代表する演劇人です。
森光子の『放浪記』の脚本・演出や、『風と共に去りぬ』の脚色、宝塚歌劇団で今も再演を繰り返す名作の数々など、彼が手がけた作品は枚挙にいとまがありません。
今回、第36回の受賞者は下記の方々。
【演劇大賞】
平幹二朗(ミシマダブル「サド侯爵夫人」のモントルイユ夫人、「イリアス」のプリアモス王の役の演技に 対して)
【演劇賞】
山崎育三郎(「モーツァルト!」のヴォルフガング・モーツァルトの役の演技に対して)
大塚千弘(「レベッカ」の『わたし』、「ゾロ ザ・ミュージカル」のルイサの役の演技に対して)
山路和弘(「宝塚BOYS」の池田和也、「アンナ・カレーニナ」のニコライ・カレーニンの役の演技に対して)
マキノノゾミ(「ローマの休日」の演出・脚本の成果に対して)
【特別賞】
大地真央(600回を超える「マイ・フェア・レディ」のイライザ役での輝かしい舞台の成果に対して)