『ボンベイドリームス』初日前日囲み取材レポート

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昨日公演レポートをUPしたミュージカル『ボンベイドリームス』ですが、本日は初日の前日に行われた「囲み取材」の模様をレポートいたします。
登壇者は、浦井健治すみれ加藤和樹川久保拓司朝海ひかるの5名。
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スラムで育ち、映画スターへとなっていくアカーシュ役の浦井健治さん
「このカンパニーならでは、荻田(浩一)さん演出版『ボンベイドリームス』に仕上がっていると思います。A.R.ラフマーンさんの作曲を含め、ノリノリになって帰っていただけるはず。平井堅さんもミュージックビデオでインド人に扮していますが、それも参考にしました(笑)。みんなで楽しんでいただけたら」
とご挨拶。
浦井さんのヒーローっぷり、大スターっぷり(それでもやっぱりどこか憎めないお茶目さがあるのが浦井さんらしいのですが)にご注目!
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ヒロイン・プリヤ役はすみれさん。 
「今回はインド...マサラミュージカルということで、不思議な感じになるのかなと思ったら、実際に演じてみると意外と共感できるところがいっぱいあったり、ストーリーの中でほっこりできる場面もあったりしました。ダンスや歌もボリウッドの世界に入り込める感じで、すごい楽しいミュージカルになりましたので、皆様にぜひシェアしたいと思います」
すみれさんの自立する女性像、凛々しいです。
それに、どの衣裳で登場してきても美しい...。
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プリヤの婚約者である弁護士・ヴィクラム役は加藤和樹さん
「正月早々稽古を重ねてきていよいよ初日。本当にカンパニーがみんな笑顔で、楽しくて、そのままパワーを本番にぶつけます。寒さを吹き飛ばすような(この日の東京は雪でした)初日を迎えられればいいなと思っています」
加藤さんの歌うナンバーは非常に難しそうなメロディラインが多いのですが、それをきちんと聴かせてくれていました。
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アカーシュの幼なじみのヒジュラ、スウィーティ役は川久保拓司さん
「とにかくきらびやかで、豪華で、派手でウワッと楽しめます。観に来るみなさんもウワッとその世界に入っていただけたらすごく嬉しいなと思います」とご挨拶です。
可愛らしさ、そして純粋な心が伝わってくる、素敵なスウィーティです。
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そして大スターのラニに扮するのは朝海ひかるさん
「本当に、どの音楽を聞いても、みんなノリノリになっちゃうような、そしてバラードはとっても切ない素敵なメロディ。音楽も、そしてお話も素敵ですので、皆さまぜひぜひ楽しみに観にいらしてください!」
朝海さんは大スターらしい鼻持ちならなさをコミカルに演じるとともに、ダンスナンバーではさすがの華で魅せてくれています!
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以下質疑応答です。


――マサラミュージカルというのはあまり聞き慣れないのですが、どのようなものなのでしょうか?

加藤「(演出の)荻田浩一さん曰く「我々はインド人ではなくあくまでも日本人なので、日本風のカレーを召し上がっていただくつもりで」とのことですので、僕らはその意思を汲んで稽古を重ねて来ました。セットや衣裳、ダンス、楽曲を含めて、どこかインドを思わせるようなものが漂っているので、お客さまも帰りに「カレー食べたいな」と思うかもしれません。そんな世界感に浸っていただけるのではないかなと思います」


――女性陣はきらびやかな衣裳ですね

すみれ「衣裳を着るだけで、役づくりしなくていいのではというくらい、インドの女性がわかるといいますか。それに色がすごくキレイなので、舞台上で(共演者を)観るだけでも、気分アップになる。すごい楽しいです」


――踊りも普通のミュージカルとは違うものですか?
 
浦井「首の動きとかね」
すみれ「(普段とは)違うところが筋肉痛になったりするので、不思議なダンスです」
朝海「はい、そうですね...ん?」
すみれ「(朝海さんは)超カッコイイですよ!」
朝海「(笑)。でも原田薫さんと梅棒さんが今回振り付けてくださったのですが、ちょっと今風のニュアンスの振りと、インドの音楽が融合されたような、とても奥深いものになっていると思います」
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――体力づくりはされているのですか?
 
浦井「皆やってる?僕はなるべくお肉を食べようとしている。エネルギー補給!」
加藤「浦井さんは特に踊って、歌いっぱなしですからね」
浦井「いや、みんな今回は踊って、歌っていますよ。加藤和樹くん、めっちゃ踊っていますよ!」
加藤「いや、僕はちょっとだけです(笑)。基本は弁護士なので、そんなに踊らないんです」
すみれ「(加藤さんは)すごいキーの高い歌ばっかり歌ってるよね、大変ですよね」
加藤「僕のナンバーは、インド独特の民謡というか、伝統的なナンバーが2曲あるので、それはぜひ聞きどころかなと思います」
すみれ「自分で言ってる!(笑)」
加藤「そこしか逆に見せ場がないので(笑)」※そんなことないですよー。
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――見どころは?

加藤「本当にたくさんあるのですが、まず幕が開いた瞬間、音楽に引き込まれる。そこから分かりやすいストーリーが展開します。プリヤは僕の婚約者なんですけど、アカーシュとプリヤの届きそうで届かないラブがあったり。とにかく音楽に体が自然に動いてしまうので、1幕も2幕も、最後まで見どころ沢山です」

すみれ「ストーリーがすごく素敵です。本当に(人の心は)思ったとおりにいかないのかなっていうストーリー。たぶん皆様がこうなるんだろうなと思ったら、全然違う方向にいきます。すごくサプライズの多いミュージカルなので、私たちも毎日色々な発見がありつつ楽しくやっているので、皆様にもぜひそういうところもお見せしたいです」


――すみれさんと浦井さんと加藤さん(の役)が三角関係になりますね。

すみれ「(人間関係は)難しいんだなというのはありますし、どっちの方がいいのかなというのもプリヤの中にもあります。お客さまも観ていて思ったり悩んだりするんでしょうね」

浦井「荻田さんの演出で、格差社会、いわゆる差別というものがちょっとだけ強調されています。変わるもの、変わらないものって何かなという問いかけや、最後には希望、一筋の光のようなメッセージがこめられるので、その関係性の中にもそれは見られると思います」


――最後に意気込みを。

浦井「『ボンベイドリームス』、年末年始からずっとこのメンバーでいっぱい稽古をしてきました。とにかく笑いが絶えない現場です。その現場の包み込むような雰囲気というものが、お客さまと一緒になって、皆でノリノリになっていけたらと思っているので、ぜひ劇場に足をお運びください、お待ちしてます!」

全員「ナマステ~!」
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【公演情報】
1月31日(土)~2月8日(日) 東京国際フォーラム ホールC(東京)
2月14日(土)・15日(日) 梅田芸術劇場 メインホール(大阪)

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