『ボンベイドリームス』稽古場レポート Part1

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日本初演!の開幕が近づいてきましたミュージカル『ボンベイドリームス』
『ムトゥ・踊るマハラジャ』『スラムドッグ$ミリオネア』などの音楽を手掛けた"インドのモーツァルト"、A.R.ラフマーンが作曲を手掛ける、インド風味満載の"マサラミュージカル"です。

物語はボンベイが舞台。
映画スターになることを夢見ているスラム街の青年・アカーシュが、ひょんなことから映画スターへの道を駆け上がっていくものの...というストーリー。
出演には浦井健治すみれ加藤和樹朝海ひかるといった華やかな顔ぶれが揃いました。

1月下旬某日、この注目作の稽古場を取材してきました。
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この日のお稽古はカーテンコールの練習からスタート。
本編をすっとばし、いきなりのカーテンコール取材!(笑)...と思ったのですが、この作品のノリの良さ音楽の中毒性がダイレクトに伝わり、一気にテンションが上がりました!
インドに詳しくない担当ですが、それでも「うん、インドだ、マサラだ!」と思う、インド感満載の音楽!!
すごく耳に残ります。
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ちなみにその中毒性のある楽曲の数々ですが、この作品のために書き下ろされたものに加え、すでにヒットしていたラフマーンさんの楽曲も盛り込まれているとのこと。
ラフマーン・ファンにとっては「あの曲、キター!」となるのでしょうし、
知らない方にとっても、すでに名曲のお墨付きがついている楽曲が次々と登場するのでお楽しみに...ということですね。
この作品のテーマ曲のようになっている(宣伝映像にも使用されていますし、制作発表でも披露されました!)『Shakalaka Baby』も、もとは映画用に作られた音楽です。


浦井さんもカメラ目線でダンス。ありがとうございまーす。
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さてさて、本編のお稽古はこの日は2幕の冒頭から。
2幕のオープニングもダンスナンバー。
こちらもぐるぐるアタマの中で回ってしまいそうな、インドらしい独特な旋律『Chaiyya Chaiyya』

皆さん踊ってます!
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大女優・ラニ役の朝海ひかるさんのインド風ダンスも楽しめますし...。
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"踊る加藤和樹さん"(めずらしい!?)も堪能できる!
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ただこのミュージカルのしっかりしているところは、ダンスシーンにちゃんと合理性があるところ。
この大ダンスナンバーは、とあるパーティで、話題映画のナンバーをパフォーマンスしている、というシーンです。

浦井健治さん扮するアカーシュはスラム出身の青年。
しかし2幕の時点ではすでに映画スターになっています。
"THE・スター!"な浦井さんというのもちょっとめずらしいかも?
(いや、StarSメンバーでいらっしゃいますが...)
投げキッスしとかしちゃう感じの大物スターっぷり。
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こちらはこのパーティの主催者・JK、阿部裕さん
映画担当の報道記者かな?高谷あゆみさんにぐいぐいインタビューされているところです。
JKは...黒幕的存在です。
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そして、パワー全開、歌って踊って楽しい『ボンベイドリームス』ではありますが、2幕では少しずつ心のすれ違いや、ままならない思い、なども繊細なテイストで描かれていきます。

すみれさん扮するプリヤは、大プロデューサーを父に持つ、映画監督志望の女性。
「ようやく自分の映画を撮るの」とプリヤ。
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そんなアカーシュとプリヤのふたりのシーンはとてもロマンチックで、稽古場の背景にも星が煌く夜空が見えてしまいそうな素敵な雰囲気だったのですが...。
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アカーシュの表情が切なそうなのは、プリヤには婚約者がいるから。
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プリヤの婚約者は、加藤さん扮する弁護士・ヴィクラム
ただ、ふたりの間にも少しずつすれ違いが。
そんな三角関係も気になる感じ!
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ヴィクラムを見るアカーシュの表情も、切ないなあ...。
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一方、こちらはアカーシュが育ったスラム街。
ここでは開発による立ち退き問題が起こっています。
弁護士・ヴィクラムは、スラムの人々と、開発会社との間に立っているようですが...。
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このシーンでは、演出の荻田浩一さんは前のシーンとの繋がりを入念に演出されていました。
ちょっとした変更でテンポ感がガラリと変わります。

久野綾希子さんは、スラムに住むみんなの母といった存在、シャンティ役
この日の稽古場ではその歌声は聴けませんでしたが、久野さんの美声も楽しみです!
同じくスラムの住人・物乞いのクリケター=ひのあらたさんと。
「立ち退かなくてはいけなくなるという追い詰められ感、その不安からくる心の隙、というところを気にかけて」と荻田さん。
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そして、そんなヴィクラムを冷ややかな目で見ているスウィーティ=川久保拓司さん
スウィーティはヒジュラ(wikiによると「南アジアにおける、男性でも女性でもない第三の性」)です。
チラシビジュアルでも麗しい扮装でしたが、稽古着でも川久保さん、なんだかキレイなんです!
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こちらは別のダンスナンバー!
やっぱりボリウッド風味、ダンスシーンが次々と登場します!!
梅棒さんたちも大活躍。
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こんなシーンも!
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振付も担当している梅棒のみなさんは、他のシーンをやっている間も、隅の方で振りを固めているような様子でした。
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最後にイケメン3人衆のお写真です!
稽古場、けん玉ブームとのことで、けん玉が4つもありました...。
4つ全部、加藤さんが家から持って来たものだとのこと。
加藤さん、なんでそんなにけん玉を持ってるんでしょう...。

楽しげな写真をヒトツお願いします、と無茶振りしたところけん玉を手に、せーの!で...。
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見事成功でバンザイな浦井さんは、けん玉2段!
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浦井さんに少しお話も伺ってきましたので、稽古場レポートPart2に続きます!!


【公演情報】
1月31日(土)~2月8日(日) 東京国際フォーラム ホールC(東京)
2月14日(土)・15日(日) 梅田芸術劇場 メインホール(大阪)

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