■『マイ・フェア・レディ』2016 #5■
"リボーン版"『マイ・フェア・レディ』が待望の再登場!
霧矢大夢と真飛聖を新ヒロインに据え、2013年に日本語訳・演出等が一新されフレッシュに生まれ変わったた名作が、ヒギンズ教授の寺脇康文、ピッカリング大佐の田山涼成らおなじみメンバー、そしてヒギンズ教授の母親役に高橋惠子、イライザに恋をするフレディに水田航生が新たに加わり、待望の再登場を果たします。
<稽古場レポーター>として任命された新フレディ・水田さんに、前回に引き続き密着しました。
今回は、キャストの皆さんに、水田さんが突撃インタビューをしていきます!
まずはコチラの方!
水田さんが「今日は公開"稽古"ということで...」と、初レポーターにチャレンジしていたところ「あたし、ケイコです!」とカメラに入ってきたのは...。
ヒギンズ夫人役の、高橋惠子さん!
高橋さん、ミュージカルは初挑戦とのこと。
「(普段やっている舞台とは)稽古場の雰囲気が違いますよね。踊っていたり、発声練習してたり。エネルギーが渦巻いている感じで、とても元気をもらいます」と話します。
高橋さんの突然のフレームイン、本当に打ち合わせナシのサプライズ。
いや、しかし、大女優のお茶目な顔を見ることが出来ました。
突然のことに、水田さんも「いやぁ、ビックリした...」と呟きつつ、休憩時間中の稽古場を見渡し...。
舞台上も、そしてこの日行われた囲み取材の素の状態でも、息のあった"男友だち"っぷりを発揮していたこのお二方に突撃!
ヒギンズ教授の寺脇康文さん、ピッカリング大佐の田山涼成さんです。
開口一番、寺脇さん「おっ、来た! 水田航生トライアル!」
...ということで、水田さんのこのコーナー、ここでタイトル決定です。
再演に際しての意気込みを質問する水田さん。
「3年前と同じようにやるということはしないほうがいいし、また、出来ないです。G2さんの演出のもと、もう一度新鮮に、人間関係や、人物の深みを出していけたらと思っています」と寺脇さんが語ります。
さらに「台本の方もブラッシュアップしていると聞きました」と水田さん。
寺脇「変わったところにマルをつけているんですが、100ヵ所くらいある」
水田「そんなにあるんですか!」
寺脇「細かいところでは「立派な建物には」が、「立派な場所には」になっていたり。「会いに行こうとしていました」が「会いに行こうとしていたんです」になったり」
田山「こういうのもあるんですよ。「どうして女は」が「女はどうして」になっている」
水田「テレコになっている!」
▽ 寺脇さん、台本で該当箇所を示し、前回との違いを解説中
そんな細かいところにも、こだわっているんですね!
でもその微妙なニュアンスが、観客に与える印象に最終的に大きく影響してくるのでしょう...。演劇って奥が深い。
ほか、田山さんが癒しキャラだ、という話題などで盛り上がる3人。
さらには、「こういうインタビューが一番緊張する!」という田山さんに、少しはなれたところから真飛さんが「全然してないじゃないですか!」とツッコむなど、会話の端々から、和気藹々とした稽古場であることが伝わってきます。
いいですね、物語同様、ピースフルな稽古場ですね~!
その全貌は完成動画でどうぞ。
完成レポート動画〈水田航生トライアル!〉は、コチラ!
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水田さんのリポート、まだまだ続きます。
取材・文・撮影:平野祥恵(ぴあ)
【『マイ・フェア・レディ』2016 バックナンバー】
#2 公開稽古レポート〈前半〉
#3 公開稽古レポート〈後半〉
【公演情報】
7月10日(日)~8月7日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス
8月13日(土)・14日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール
8月20日(土)~22日(月) 梅田芸術劇場メインホール(大阪)