公演に先駆け、10/4(金)に様々な公開講座を企画・運営しているシブヤ大学さんにて、「ニューヨーク・シティ・バレエがやってくる!」と題した授業が行われました。
講師はバレエ評論家の守山実花さんと同公演の招聘をされているキョードー東京のご担当者・川池聡子さん。
バレエ超初心者のぴあ担当がおふたりから学んだ「ニューヨーク・シティ・バレエ」を楽しむポイントをレポートします!

「ニューヨーク・シティ・バレエ団」って?
■世界中からラブコールがかかるバレエ団!
二十世紀最大の振付家ジョージ・バランシンが創り育て上げたバレエ団。
ニューヨーカーからの絶大な人気があるため、海外公演は年に1~2回程のみだそう。川池さんは前回の来日公演終了後、すぐに次の公演のアプローチを始めたそうです。
世界中から「私の国へ来て!」と熱望されている超人気バレエ団なんですね!
■アメリカの自由なバレエを!
もともとフランスの宮廷文化から生まれたバレエは、気品やエレガンスさが重要。一方、バランシンはスピードやバランス感覚などを取込み、もっともっと自由で新しい振付を生み出したそう。
"感情を生でぶつける動きがたくさん出てくる"(守山さん)ということもNYCBの魅力のひとつ。
そのバレエの常識を破った作品のひとつをこちらの動画で。
プログラムAで上演される「ウエスト・サイド・ストーリー組曲」の一部です。
ジーンズとスニーカーは確かに優雅ではないけれど、かっこいい!そして女性ダンサーがハイヒールで踊ります!バレエダンサーがハイヒールなんて、めったに見られないので注目です。
ちなみにこの「ウエスト・サイド・ストーリー」はミュージカル作品なので歌もあります。
歌手もドラマーもパーカッショニストもNYから来日するそうですよ。さすがの徹底ぷり。
■音楽へのこだわり!
バランシンは、楽譜の構造を分析し、音符の一音一音を大事に振付。そのためニューヨーク・シティ・バレエは「見る音楽」とも称されます。ソリストが主旋律を踊り、バックダンサーたちが断層的に表現するものもあるそうです。
もっと複雑に表現されていたとしても、音楽と密接に結びついている踊りは"見ていて心地良い"もの(守山さん)。
バランシンは、"バラはバラで美しい。それと同じでダンサーはただダンサーのままで美しい。ダンスと音楽と舞台の上で会ったらそれはもうバレエではないか"という考えを持ち、物語ではなく、動きそして音楽にフォーカスした作品を作っていったそうです。
床に寝そべるという動きなど、19世紀のバレエの常識では考えられないようなものですが、音楽の中で行われば美しいものになると。
その例のひとつ「セレナーデ」。はっきりとしたストーリーはありませんが、この美しさは(ため息)。
※守山さんは演目の最初のシーンをぜひお楽しみに、と。
・・・続きはレポート2で!
<公演概要>
【プログラムA】 「セレナーデ」、「シンフォニー・イン・スリー・ムーヴメンツ」、「タランテラ」、「ウエスト・サイド・ストーリー組曲」
【プログラムB】 「白鳥の湖~バランシン版<1幕バージョン>」※日本初演、「フォー・テンパラメンツ」 「シンフォニー・イン・C」
■東京公演
【公演日時】
2013年10月21日(月) 19:00開演 プログラムA
2013年10月22日(火) 19:00開演 プログラムB
2013年10月23日(水) 14:00開演 プログラムA
2013年10月23日(水) 19:00開演 プログラムB
【会場】 Bunkamura オーチャードホール
■大阪公演
【公演日時】
2013年10月26日(土) 18:00開演 プログラムA
2013年10月27日(日) 18:00開演 プログラムB
【会場】 フェスティバルホール