ここにも注目!これぞホンモノ
■鍛えられた身体を強調するタイツ!
白馬の王子様のマストアイテム、白タイツ。男性バレエダンサーも着用しているのをよく見ますが、なぜタイツなんだろう・・・って思ったこと、ありませんか?
その疑問の答えは、"タイツになることでおしりのラインがはっきりとわかり、動きが良く見える"と守山さん。
できるだけ足が長く見えるように、股関節から足を切り離す様なイメージで動かし、ももの内側からつま先までのラインを見せるそう。
そのラインを隠すズボンはやはり邪魔になってしまいます。
どうしたら美しく見えるか、を徹底的に追求した衣装なんですね。
ニューヨーク・シティ・バレエでは、シンプルなレオタードで上演される演目も多くあります。
フォー・テンパラメンツより
鍛えあげられた身体の美を堪能できます。
■さすがNY発!美しくおしゃれな衣装、美術
衣装はレオタードやタイツだけではありません。
美しさを求めるのは身体や動きだけではなく、衣装や美術も。
(公式facebookからの情報ですが、今年の秋シーズンは3作品において今流行のファッションデザイナーとコラボレーションするそうです。最先端のアートとしても注目ですね。)
見てください、この衣装。とっても美しくため息が出ます・・・。
ダンサーはまさに妖精のよう。
セレナーデより
セレナーデより
ロゴのグラデーションにもこだわるオシャレなNY発のバレエ団ですから。その洗練された美に刺激を受けることは間違いないでしょう。
最後に、オーチャードホール芸術監督 熊川哲也さんのコメントをご紹介。
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バランシン作品は、世界各国に散りばめられているレパートリーのようでいて、実はその真髄を表現できるカンパニーは稀である。NYCBを観る最大の意義がそこにある。何せ彼らはこの偉大な振付家の名作を脈々と継承し、その表現を身体に染み込ませるべく日夜鍛錬を重ねている無二の集団なのだから。バランシン の天才を象徴する作品を一つ挙げるとすれば、まず「セレナーデ」が思い浮かぶ。すべての動きは音符そのもの、チャイコフスキーと全く対等に彼の振付は存在 する。嫉妬すら覚えるほどの天才だ。一度見たら忘れられない、まさに金字塔と言うべき名品である。
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【プログラムA】 「セレナーデ」、「シンフォニー・イン・スリー・ムーヴメンツ」、「タランテラ」、「ウエスト・サイド・ストーリー組曲」
【プログラムB】 「白鳥の湖~バランシン版<1幕バージョン>」※日本初演、「フォー・テンパラメンツ」 「シンフォニー・イン・C」