猫のホテルの最近のブログ記事

チケット情報はこちら



千葉雅子、中村まこと、森田ガンツ、市川しんぺーらが所属する劇団・猫のホテル。

演劇の世界にとどまらず、俳優としてもテレビや映画など、ここ数年で活躍の場を大きく広げてきた。

そんな彼らが劇団結成から四半世紀を超え、今年は9年ぶりに「苦労人」を再演するという。

作・演出の千葉が、本作への思いを次のように綴った。

kuronin0425omote_web_350.jpg


★・★・★・★・★・★・★・★・★・★・★・★・★・★

旗揚げ以来、役者どうしの切磋琢磨が劇団の原動力となって数々の新作を生みだし、今年で26年目をむかえることができました。
近年は全員参加にこだわらず、時に外部の演出家に委ね、二人芝居や三人芝居、または実際の事件を題材にした実験作など変則的な公演を重ね、劇団として成長をすることを目指しました。
それもひと区切りがつき、今回は外部公演への客演や映画ドラマ出演などで活動の幅を広げる役者たちがほぼそろうこともあり、劇団の自信作である「苦労人」を装いもあらたに再演することに決定しました。
1997年初演はアゴラ

2000年再演はザ・スズナリ

2007年再々演はシアタートラム
大きな力とささやかに闘争する父や息子の悲哀を描いた「苦労人」を、これまで何度も上演してきました。
骨太な役者たちとやりきった感があったし、町には仲の良い父と息子があふれていたし、
もう「苦労人」は再演しないなあと思っていた。
けれども、即興稽古でしのぎを削る日々が恋しい昨今。

町では若者と中高年がシュプレヒコールをあげる昨今。

潮目が変わったように思う。

うらぶれる宿命に抗う父と息子、その一族の500年の物語をまたやることに決めた。

大きな力への怒りが物語の原動力となった「苦労人」を円熟した骨太な役者たちとともに新たな演出で。

東京の東も東、錦糸町はすみだパークスタジオで。
26年目の猫ホテは、
バカ哀しいをおもいっきり、なのだ。

千葉雅子


★・★・★・★・★・★・★・★・★・★・★・★・★・★


【あらすじ】
室町時代の山城の国では、いまにも民衆が一揆をおこすような不穏な空気。今日も土嚢を積んで、争いにそなえる民衆のなかに、ひとり野心的なごんという名の男がいた。室町時代を皮切りに、安土桃山、江戸、明治、大正、昭和、平成と、ごんとその子孫たちが駆け抜ける大河物語。苦労の遺伝子は次々に受け継がれ、何時の世でももがき苦しむ男達の姿を笑いとばしながら骨太に描く。

DSC7030_350.jpg

DSC7856_350.jpg
舞台写真 2007公演「苦労人」@シアタートラム(撮影:引地 信彦)


猫のホテル 本公演『苦労人』(改訂2016年版)
2016年7月6日(水)〜7月11日(月)すみだパークスタジオ倉
全自由席(整理番号付き):前売4300円/当日4500円

作・演出:千葉雅子
出演:千葉雅子 中村まこと 森田ガンツ 市川しんぺー 佐藤真弓 村上航 
小林健一(動物電気)
久ヶ沢徹



チケット情報はこちら

チケット情報はこちら


アゴラ劇場に久々に立ちます!

実に15年ぶり。楽屋入りしたアゴラは使い込まれているうえに進化していました。
さまざまな集団が、さまざまな作品でお客様を集めてきた劇場として円熟味も増して。
スイッチや家電には、様々な言語の説明書きも。
海外のアーティストも進出している。
自分たちの15年を思い返します。

初めてアゴラ劇場で公演をしたときは、まだまだ駆け出しで。
スタッフさんも頼めないまま、自分たちで手探り状態のまま創って上演していました。
世の中も今ほど便利ではなくて、でもどこかのんびりとして。
会場時間になっても、舞台作りが終わらないなんてことも。
会場を待つお客様がずらりと階段に待っていました。
あふれる熱意と愚直さで突っ走っていましたね。
あれから15年。

それぞれ、いい歳の中高年となりました。
稽古場に台本を持ってくるのを忘れてごまかしたり、
手作り弁当の味見をし合ったり、
見あたらない自転車の鍵を全員で必死に探したり、
穏やかな稽古場風景です。

今回は、1997年の渋谷のアパートで、命を絶たれた娼婦の事件を題材に、
昼はエリート会社員、夜は娼婦として町に立っていたおんなの見ていた世界を描きます。

日替わりゲストとして、小川菜摘さんと平田敦子さんをお招きし、さらに同じ役を中村まことが一日だけ出演。
キーになる役をトリプルキャストでおおくりします。

稽古も三倍の量。
結果、三つの作品ができたようです。

劇団の歳月はゆるゆると流れていきますが、
この作品も、時間をかけて磨いていこうと思っています。
実際、3年前からリーディングの会で断片を描いて発表してきたものを、
あらたにまとめあげたのが今回。

新作がたちあがる瞬間にお立ち会いいただけたら、とっても嬉しいです。

育児や家業のための帰郷で欠場しているメンバーのぶんも奮闘中です。
どうぞよろしくお願いいたします。

千葉雅子

unnamed350.jpg

《公演情報》
猫のホテル
「高学歴娼婦と一行のボードレール」
☆今週木曜まで絶賛上演中!
12/14(月)19:00 開演
12/15(火)19:00 開演
12/16(水)19:00 開演
12/17(木)18:00 開演
会場:こまばアゴラ劇場 (東京都)

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら


2013年、小竹向原にて産声をあげた「姐さん女房の裏切り」
息の長い活動そして作品をと、土田英生さんと始めた演劇製作事業は2014年に入って五大都市ツアーに進むことができました。
ひとえに土田さん、MONOさんのお力のたまものと、ありがたい気持ちでいっぱいなのです。
で、まずは夏の名残の風が吹く金沢での公演。
緑の芝生が広がる美しい広場を前にした、レンガ作りの建物。
小川のせせらぎもあり、まああ美しい。
市民のための芸術村。
金沢って美しい。
夜は、お酒。おいしい魚。昭和っぽい繁華街がありますよ〜の声に、みんなでスナックに。
二人芝居なので、土田さんと少人数精鋭スタッフのみなさんと夜をすごして、金沢のみなさんのサポートもあって、無事に楽しく金沢閉幕となったのでした。

gekipia_anesan_1.jpg

チケット情報はこちら


憎み合った としつきが になる

猫のホテルの新作「アバエスク」が12月25日(水)、下北沢ザ・スズナリで開幕する。

近年は女性のふたり芝居や男性だけの3人芝居、外部から演出家を招いての上演など、従来の劇団公演にとらわれず様々なスタイルに挑戦している猫のホテル。
主宰の千葉雅子が以前から"やりたい"と思ってきたことを実現してきた。

さて、今回は千葉の作・演出による4人芝居だ。
昭和時代を舞台に、洗濯屋を営む夫婦と流しの歌手夫婦が互いの存在を見つめ直す一日を描くという。

4人が醸し出す濃密な空気からどんな世界が立ち上がるのか気になるところ。
現在都内で稽古の真っ最中だが、稽古場の千葉からげきぴあ宛にコメントが寄せられた。

abaesuku_chiba.jpg稽古場にて 千葉雅子

チケット情報はこちら


千葉雅子さんと土田英生さん。
すでに現代演劇の分野ではキャリアのあるふたりがタッグを組み、ふたり芝居を創作する"二人芝居事業"が始まります。

その記念すべき第一回目の公演が『姐さん女房の裏切り』。
原案を千葉さん、作・演出を土田さんが手がけます。
出演も、もちろんおふたりのみ。


長く上演されるレパートリーを創作する試みとして始まったこの企画。本年度は創作地である東京で上演を行い、今後はリ・クリエイションを行いながら各地方での上演も視野に入れているとのこと。

現在、6月5日(水)の初日に向けて、日々熱い稽古が行われています。
そんな中、千葉さんと土田さんからげきぴあ宛に写真とメッセージが届きました!

gekipia_anesan1.jpg

チケット情報はこちら

1990年に森田ガンツ、中村まこと、市川しんぺー、千葉雅子らで旗揚げしてから今年で結成23年を迎える「猫のホテル」。
劇団活動はコンスタントに行いながらも、近年ではメンバーが外部のプロデュース公演や映像作品への出演など、その活動は多様化してきた。
そんな中、主宰の千葉雅子は劇団の新たな可能性を模索すべく、以前からやりたいと思っていた企画を実現してきた。
2011年に劇団の女優・佐藤真弓と千葉による女性ふたり芝居『わたしのアイドル』を上演。2012年に"木枯らし門次郎"をモチーフにした時代劇『峠越えのチャンピオン』を発表。
そして今年、「猫のホテル」旗揚げメンバーの男性陣、中村、森田、市川による男だけの3人芝居の夢がついに叶う。
23年間に渡る劇団の歩みを全て知り尽くした3人が初めて挑む男3人芝居。
千葉と彼ら3人は、出会いから数えると30年来の付き合いになる。
今回、さぞやがっぷり取り組むのかと思いきや、千葉は執筆に専念するのだという。
演出家として招かれたのは、近年目覚しい活躍をみせる「はえぎわ」のノゾエ征爾だ。
2月某日、その稽古場を訪ね千葉とノゾエに話を訊いた。


[左:千葉雅子、右:ノゾエ征爾]
chiba_nozoe.jpg

――最新作『あの女』は千葉さんがやりたかったことのひとつですね。演出をノゾエさんに託されることになったのはどんないきさつから?

千葉
「市川君、ガンツ君、まこと君の彼ら3人の人生を反映するような男3人芝居がやりたいと思っていました。ただ、自分が演出するのはどうかなという迷いがあったんですね。自分が演出しながら書くとなるとどうしても演出しやすく書いてしまうし、前回の劇団公演ではこうだったから今回はこうしようとか、いつものアテ書きになってしまうんじゃないかと。もうひとつ、企画を考えていた当時、私が演出家として3人と向き合うために必要な、確固とした戦略や自信がまだ持てなかったんですね。長い関係性の中で仲がよかったり悪かったり、感情的にいろんなものがグルグル回っていたこともありましたし。それで、自分は書くことに専念して外部から演出家さんを迎えて、新たな刺激をもって稽古を進めていただくのも自分にとって必要なんじゃないかと。じゃあ誰をお呼びするんだろうとなった時、ノゾエさんしかいないと」

ノゾエ
「最初に聞いたときは勿論驚きましたけど、すぐにゾクゾク、ワクワクって。初期衝動は、うれしくてイイ感覚がありましたね。そういう最初の直感ってすごく大事かなっていつも思っています。光栄な気持ちで引き受けさせていただきました。少し時間が経ってから、ふと恐怖心も出てきたりしましたが」

無事昨夜!

「峠越えのチャンピオン」』
無事、昨夜閉幕しました。
ご来場いただいたお客様、ほんとうにありがとうございます!!
チラシの撮影が8月15日の酷暑の日。
思い起こせばなつかしい。
汗びっしょりで、飛行機待ちしましたっけ。
撮影後のビールに喉を鳴らした日でした。
そして稽古を開始したのが10月のあたま
まだまだ暑かった。
よくみんなでゲームをしました。
新鮮だったなあ。

チケット情報はこちら

連日の峠越え

「峠越えのチャンピオン」』の幕が開いて早くも9日が過ぎた。
残すところ5ステージのみ
演劇というもの、お客様に気付かされ事も多く、日々、
一回一回が同じようでいて、違う作品となっている。
それが演劇というものなのだ。
お客様とともに過ごす1時間37分
幕が開けばノンストップで1時間37分
今回は客演陣の政岡泰志さん前田悟さんのお力もあって、
芝居の世界がぐんと引き締まっております。
無法地帯で悪人どもががつがつ暮らすさまを描きますが、
あっと言う間の1時間37分です。
なんと、本日16日は神主さんの仕事も持つ岩本靖輝が、舞台に参戦。
神聖な空気を運んでくれことでしょう。
今週いっぱいで閉幕し、あとはすっかりと消えてしまうのが演劇。
どうか、みなさんに猫のホテルをご体験いただきたいと心から願います。
すでにご観劇いただいたお客様には心より御礼を!!
「峠越えのチャンピオン」
18日日曜日までなのです!!

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

佐藤です!

「峠越えのチャンピオン」』いよいよ劇場入りいたしました!

まずは搬入。
運びます。
舞台のセットを作るパネルやらなにやら色々重たいものがありますわけで、「力持ちの男子~!」と呼びかけたところ、かろうじてこの呼びかけに応えられる劇団員はいけしんのみ。
nekohote21.jpg
寝起きでぼんやり。

チケット情報はこちら

この秋も全部平仮名で、いけだしんです。

エチュードのように進行していきます!「エチュード」ご存知でしょうか?

はい、割愛します。どんどん行きます!

いつぞやの「~千葉雅子図鑑」ご本人から苦情が無かったので、それをいい事に勝手に出版。

カテゴリー

ジャンル

カレンダー

アーカイブ

劇団別ブログ記事

猫のホテル

文学座

モナカ興業

谷賢一(DULL-COLORED POP)

劇団青年座

劇団鹿殺し

 はえぎわ

柿喰う客

ONEOR8

M&Oplaysプロデュース

クロムモリブデン

演劇集団 円

劇団チャリT企画

 表現・さわやか

MONO

パラドックス定数

石原正一ショー

モダンスイマーズ

ベッド&メイキングス

ペンギンプルペイルパイルズ

動物電気

藤田記子(カムカムミニキーナ)

FUKAIPRODUCE羽衣

松居大悟

ろりえ

ハイバイ

ブルドッキングヘッドロック

山の手事情社

江本純子

庭劇団ペニノ