2015年2月13日アーカイブ

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ミュージカル「ウィズ」の稽古場会見が行われ、主演のドロシー役の梅田彩佳・田野優花(Wキャスト)らが劇中曲を披露した。

「ウィズ」は有名な児童文学「オズの魔法使い」を原作とするミュージカル。
1974年にオールアフリカ系アメリカ人キャストによりブロードウェイで初演され、トニー賞7部門に輝いた歴史的傑作だ。

普遍的なテーマを力強く歌う本作を、震災後の日本で是非上演したいという演出の宮本亜門の願いから2012年に日本版の「ウィズ」が上演された。

初演版のドロシーは当時AKB48に所属していた増田有華を起用。今回の再演版ではオーディションの結果、NMB48から梅田彩佳、AKB48から田野優花の2人が選ばれダブルキャストで公演される。

宮本亜門が熱弁 2人のドロシーの意味

 
動画は本日行われた稽古場会見の様子。
宮本亜門がいかに2人に惚れこんでキャスティングしたかを語っているのでお聞きいただきたい。

また、動画の冒頭には劇中歌「帰るの!家に」を、動画の最後には「ブランニュー・デイ」を収録した。

特に「ブランニュー・デイ」は2人のドロシーが同時に歌う本番では見ることのできないスペシャルバージョンだ。

本作は3月7日(土)から東京国際フォーラム ホールCで上演。その後、大阪、名古屋、福岡でも公演される。

(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ



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2012年に上演されたNODA・MAPの「エッグ」。
妻夫木聡、深津絵里、仲村トオルなどはもちろんのこと、初演と全く同じキャストが集結し、本日より再び上演される。作・演出はもちろん野田秀樹。劇中の全楽曲は椎名林檎の書き下ろしだ。

 
また、本作は東京、大阪、北九州で上演されるが、3月にはパリで上演されることが決まっている。

事の経緯は2012年の「エッグ」初演時、パリの国立シャイヨー劇場の芸術監督ディディエ・デシャン氏が同作を観劇して衝撃を受け、正式に「エッグ」を招聘したとのだそうだ。

 
我々が知っている/知らない/知りたい/知った気になっていた日本

架空のスポーツ種目"エッグ"に情熱を注ぎ、オリンピック出場を目指す二人のアスリート(妻夫木聡、仲村トオル)。
そして、彼らの間で歌い、踊り、心揺れ動くシンガーソングライター・苺イチエ(深津絵里)。
スポーツと音楽への大衆の熱狂の光と影をモチーフとした、この物語は次第に時空と場所を飛び越え、悲しく鮮烈な、かの時代へのレクイエムを描き出す・・・。

 
私は初演も観劇していたが、今回の方がストーリーがわかりやすくなっている気がした。おそらくは、オリジナルメンバーでの再演ということで、俳優もスタッフも作品を深く掘り下げ、熟練したからではないだろうか。

以下の動画はゲネプロの様子を収録したもの。深津絵里の演じる苺イチエは初演時にも増して魅力的だった。

前売は完売しているが、当日券は毎回販売するとのことなので、「エッグ」、観劇してみてはいかがだろうか。

(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ


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佐々木蔵之介が出演する舞台「MACBETH」が7月から上演される。
マクベス、マクベス夫人、バンクォー、マクダフ、魔女3人、ダンカン王・・・20人にも及ぶ登場人物を一人で演じ分けるという。 
 本作はスコットランドの実力派俳優アラン・カミング主演で2012年6月に初演、その後、数々の演劇賞を受賞した話題作だ。
 舞台は精神病院、登場人物は病室に隔離された患者。病室の監視カメラが患者の動きをすべて捕らえ、病棟のモニターにすべて映し出される。患者の中に内在した「マクベス」の登場人物が「マクベス」の忌まわしいドラマを再現していく。 
つまり、観客は患者を通して「マクベス」を追体験していくという仕掛けだ。 今回の日本公演では、オリジナルの演出家であるアンドリュー・ゴールドバーグを演出に迎え、日本語で上演される。 
 初心者でも楽しめる「革新的なマクベス」に 製作発表でのアンドリュー・ゴールドバーグによると、 「初めてマクベスを見る人も、マクベスを見るのは50回目という人も、  新しく楽しめるような内容にしたい。」と語っていた。 
スコットランドでの公演の際も、若い観客が多く見に来て、好評だったとのことなので、難解なイメージが付きまとうシェイクスピア作品だが、初心者でも味わいやすい舞台にしてくれそうだ。 
以下の動画は制作発表を収録したもの。
主演の佐々木蔵之介氏がいかに演劇好きで、いかにこの大変な仕事のことを楽しみにしているのかを感じて頂けるのではないだろうか。 
 本作は7月12日(日)から東京・パルコ劇場で上演。
その後、豊橋、大阪、横浜、北九州でも公演される。


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2015年5月20日(水)~24日(日)、東京文化会館 大ホールに『国立モスクワ音楽劇場バレエ』が来日!
演目はブルメイステル版「白鳥の湖」ブルメイステル版「エスメラルダ」

バレエ大国ロシアで、国立モスクワ音楽劇場バレエ団が他と違うのは、
マーロン・ブロンドやアル・パチーノも習得した演技理論 "スタニスラフスキー・システム"に基づき、
「ダンサー=俳優」の理念を掲げ、踊りだけでなく、登場人物になりきった俳優としての表現力をダンサーに求めていること。
原作やバレエを知らない人でも内容がわかるようにストーリーを重視していので、初心者でも楽しめます!

プロモーション動画はコチラ

ブルメイステルの名作、愛がテーマの「白鳥の湖」とサスペンスあふれる愛憎劇「エスメラルダ」は同劇場の特徴を最も表す代表作。
ダンサーと共に来日する専属オーケストラが奏でる音楽、緻密で洗練された衣装と舞台美術とともに、「ダンサー=俳優」が織りなす濃厚なドラマをぜひご堪能ください!

<演目紹介>
ブルメイステル版「白鳥の湖」(全4幕)

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音楽:ピョートル・チャイコフスキー
台本:ウラジーミル・ベギチェフ/ワシリー・ゲリツァー
振付・演出:ウラジーミル・ブルメイステル [1953年] 
第2幕振付:レフ・イワーノフ 第2幕復元:ピョートル・グーセフ
美術:ウラジーミル・アレフィエフ

いくつもの版がある「白鳥の湖」ですが、ブルメイステルはオデットが白鳥に姿を 変えられる序章場面と、愛の力で人間に戻るという終結場面を導入。
また、物語色が濃いチャイコフスキーの書いた曲の構成を復活させ、曲の順番を出来る限りオリジナルに戻し、物語をわかりやすくしています。特に黒鳥が王子をだます第3幕は注目だ。衣装、照明、舞台全体を計算し尽くした構成で、たたみかけるように物語が展開する。パリ・オペラ座でも採用された「白鳥の湖」の傑作だ。

ブルメイステル版「エスメラルダ」(全3幕)

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音楽:チェーザレ・プーニ/レインゴリト・グリエール/セルゲイ・ワシレンコ
台本:ワシリー・チホミーロフ/ウラジーミル・ブルメイステル
原作:ビクトル・ユゴー「ノートルダム・ド・パリ」
振付・演出:ウラジーミル・ブルメイステル [1950年]セルゲイ・フィーリン[2009年] 
美術:アレクサンダー・ルーシン[1950年] ワレリー・レヴェンターリ[2009年] 

ヴィクトル・ユゴーの小説「ノートルダム・ド・パリ」が原作の、麗しきジプシーの踊り子エスメラルダと彼女をめぐる男たちの物語。
ブルメイステルはこれにエスメラルダの出生の秘密にまつわるエピソードを加え、愛、嫉妬、欲望、裏切り、心の叫びを描き出します。世界でも全幕は滅多にお目にかかれない名作!

来週からは、国立モスクワ音楽劇場バレエを招聘する主催者であるキョードー東京のバレエ担当1年目特派員レポート①をお送りします!
現地視察として単身でモスクワに渡った特派員のリアルレポートは、連載予定ですので、今後も是非チェックしてください!


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『十二夜』を彩る衣裳の世界

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ジョン・ケアード演出、音月桂主演の『十二夜』
シェイクスピアが描いた、幻想的なロマンティック・コメディです。

今回のプロダクションの美術・衣裳を担当したのは南アフリカ出身で、オペラやクラシック作品なども手がける、世界的に著名なアーティスト、ヨハン・エンゲルス
残念ながら昨年11月、この作品のデザインを仕上げた直後に亡くなられました。
『十二夜』は彼の遺作となります。

会見で、ジョン・ケアードは次のように語っていました。

「コスチュームとセットは本当に美しいものになっています。私の親しい友人だったヨハン・エンゲルスさんが手掛けたものです。11月に、この作品のデザインをし終えたその直後に亡くなりました。僕はこのデザインを見るたびにほろ苦さと甘さをもって思い出します。芝居自体が死や喪失、時間経過を表しているだけに、特にそう思います。この作品を心の中でヨハンに捧げようと思います」


そのヨハンさんと20年ともに仕事をし、今回はコスチューム・スーパーバイザーとして本作に参加しているビニー・ボワーマンさんに、お話を伺ってきました。

◆ ビニー・ボワーマン氏 INTERVIEW


TwelfthNight02_01_2748.JPG

――ビニーさんから見て、ヨハンさんの手掛ける衣裳というのは、どういった特徴がありますか?

「彼はたくさんのことを話していましたので、説明するのは難しいのですが、よく「セクシーであるべきだ」と言っていました。そして、リッチで、最上級よりさらに上(over the top)。ヨハンさん本人のように「オーバー・ザ・トップ」なものを作っていました。
また彼は特徴的であったり、スペシャリティがあるようなタイプではない...というのが特徴でもあります。ほかのデザイナーはもっとモダンなことをしようとしますが、彼はもっとオーセンティック。すごくゴージャスではありますが、時代に即したものを作ります。(演出の)ジョンも、そのことを知っているから、彼に今回の仕事をオファーしたのだと思います」

『Golden Songs』稽古場レポート Part3

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開幕直前!
梅田芸術劇場10周年を記念するミュージカルコンサート『Golden Songs』、稽古場レポートの第3弾です。

今回は『蜘蛛女のキス』『ファントム』『モーツァルト!』、そしてオープニングのジャズメドレーのシーンをご紹介します。
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石井一孝さん『蜘蛛女のキス』『CHESS in Concert』等のコーナーに登場。
こちらは『蜘蛛女のキス』より『She's a Woman』、切ない石井モリーナです...。
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