30-DELUX 劇団朱雀 MIX『オレノカタワレ~早天の章~』顔合わせレポート

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片や、芝居とアクションを融合した"アクションプレイ"を掲げ、笑って泣けてカッコイイ芝居を創り、近年めきめきと観客動員数を増している30-DELUX(サーティーデラックス)

片や、大衆演劇界を代表する劇団であり、華やかで独創性あふれる舞踊ショーに人気の高い劇団朱雀

この2劇団が初タッグを組み、新感覚エンターテインメントを生み出す注目の舞台『オレノカタワレ~早天の章~が、12月から2月にかけ、東名阪で上演されます。
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作品は、大衆演劇の一座「劇団時座」を舞台に、座長の息子として将来を期待された青年・時枝三四郎と、時座に入り役者としての才能を開花させた青年・風祭ジョー、ふたりの才能ある若者の運命の邂逅を描いた物語。
2006年に30-DELUXが上演し評判となった舞台をベースにリメイク、新たな『オレノカタワレ』が生まれます。

注目は、W主人公・三四郎&ジョーを演じるふたり!
30-DELUXからは天野博一
劇団朱雀からは早乙女友貴
それぞれの劇団のこれからを担うであろう若手注目株が、三四郎とジョーを各回ごとに交互上演。
若き才能の爆発にも期待したいところ!

げきぴあではこの作品の顔合わせ、稽古場を取材、そしてキャストインタビューを行ってきましたので、その魅力をたっぷりお届けします。

まずは第一弾、「顔合わせ」レポートです。

『オレノカタワレ』顔合わせレポート


稽古初期の段階でキャスト・スタッフが顔を揃える「顔合わせ」イベント。
現場はこんな雰囲気です。
良く笑い、時に挨拶をしている人にツッコミも入る、そんな賑やかな顔合わせとなりました。
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まずは30-DELUXの主宰であり、この公演のプロデューサーでもある清水順二
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「この公演の意義は、"運命の挑戦"だと感じています。2005年に劇団朱雀さんの公演を観て、そのエンターテインメント性に衝撃を受けました。さらに公演後も深夜までかかってお客さまのお見送りをする様子に、ここまで"演劇"がお客さまにサービスをするのか、と本当に感銘を受け、こういうお客さまに徹底的にサービスをする集団に僕もなりたいと思いました。そういう運命的な出会いがあって今回の公演があります。

座長の葵さんとは、同じ年にそれぞれ団体を立ち上げたということもあって、今後のためにも新しい世代のスターを育てたいというお互いの気持ちもあり、ぜひ一緒にやりましょうとこの公演があるわけなのですが、ほかにも今回初めて演出についてくださる伊勢さん、10年ぶりとなる脚本の米山君もそうだし、音楽の和田さん、いつもの30-DELUXのスタッフの愉快な仲間たち、今ここにいる一緒に関わってくださっている人すべてに、すごく運命を感じています。今回僕は初心を思い出して、丁寧にコミュニケーションをとってお互い意見交換をし、この作品に携わりたいなと改めて強く思っています。

そして"挑戦"という言葉。僕よりひと回り上の大先輩たちに僕は「清水、舞台を死ぬほどやれ。舞台を死ぬほど何十年もやったら何かが見えてくる」と言われてきて、それを僕も若い人たちに伝えなきゃという思いがあります。舞台というのはひとつの舞台でたくさんのことを学べると思わない、でもひとつの舞台でひとつだけこれは身についたなと思うものがある。その積み重ねがキャリアになる。それを信じて僕は20年頑張ってきました。自分が挑戦していく姿を若い人に見てもらって、少しでも刺激になればと思っています。

今回の主演のふたりは特に、本当にたくさんのことを勉強できるチャンス。たくさんの人と関わり、ふたつの主役の役をシャッフルして、いろんなことを身につけられるチャンスなんです。そのふたりだけでなく、それを見て支えている我々も、色々な新しい発見ができる舞台になる気がしています。期間も長いですし、2月1日の名鉄ホールの千秋楽では、こんなことまで出来るようになったんだという若い人たちがたくさん見られるんじゃないかなと僕はすごく楽しみにしています。
僕も初心に戻って楽しんで、自分の大好きな舞台をやりたい。その気持ちを今日伝えたくて、"運命の挑戦"という話をしました」

アツい、アツいご挨拶!
でもその座長の熱量がカンパニーに伝わったのか、その後ひとりひとりご紹介されていく中で、皆さんがそれぞれに意気込みを語っていくのです。
顔寄せ・顔合わせの取材も色々行っているげきぴあですが、今までの中でピカイチの情報量の多さです、『オレノカタワレ』!!
(「顔合わせ」というもの、だいたいのカンパニーはお名前の紹介で終わるものなのです)


続いてもうひとりの座長、劇団朱雀の葵陽之介
「今回は戦いの場というんでしょうか、30-DELUXと一緒にひとつの作品ができればと、臨んできました。私も初心に戻ってやるつもりですのでどうぞよろしくお願いいたします!」とよく通る声でご挨拶。
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両座長がどっしりと構えていて、なんだか安心感。


さて、役替わりで三四郎とジョーを演じる主演のふたり。
まずは劇団朱雀より、早乙女友貴
「今回初主演をやらせていただきます。僕だけじゃやっぱり何も出来ないことなので、まわりのスタッフ、キャストに支えてもらって、演出の皆さんに助けてもらって、頑張ってみんなを引張っていければ。いろんなことを自分も見つけて、一歩成長できればいいなと思っています。皆さんよろしくお願いいたします」
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近年ではGACKT主演の『MOON SAGA-義経秘伝-』、劇団☆新感線『蒼の乱』など、大舞台も着実に経験している友貴さん。
その初主演、期待しましょう!


そして30-DELUXの天野博一
アクションを得意とし、劇団公演以外でも活躍の場を広げている若手実力派。
今年9月には自身が主宰を務める若手ユニット「轟DASHERS(トドロキダッシャーズ)」を立ち上げ、旗揚げ公演を東名阪で開催しています。
友貴さんとは『THE SHINSENGUMI』で共演経験有り。
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「富山の森の中で育ちまして、ある日役者を目指したいなと思い、上京し、そして30-DELUXに入り、7年間頑張ってきた成果が今ここにあるんだなと思っています。役者をやりたいと思って上京したての頃、専門学校に行っていた時に初めて観た30-DELUXの舞台が『オレノカタワレ』だったんです。今回再演ということで、自分もこの舞台でいい役をやりたいなと願っていたら、本当にそれが実現してしまいました。胸の高鳴りが止まらず、早く稽古したいなという気持ちです。プレ稽古のときから劇団朱雀の皆さんといろいお話ができて、ぶつかっていったらすごくわかってくれる人がたくさんいるなと思ったし、それに対して返してもくれる。友貴くんとも一緒にごはんに行ったりしていますが、色々話したり意見交換して、そこで本当に最終的に僕の中で、早乙女友貴くんがプライベートの"オレノカタワレ"になるんじゃないかというくらいの勢いで...」

ここで友貴さん「それはないな...」
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「...あ、それはないですか...。僕としてはそうなりたいのですが...そのくらい今回の作品に命を賭けて頑張っていきたいと思っています。本当に精一杯務めたいと思っています!」

若者たちが張り切っている姿は気持ちいいですね!
そしてすでにW主演のふたりが仲良さそうで微笑ましいです。


30-DELUXのメンバーで、本作のアクション監督でもある森大
「今回はアクションも担当します。初演の『オレノカタワレ』では吉岡という劇団員の役でした。今回の役は劇団の中でも古巣のメンバーで殺陣師。役の上でも座組の上でも中核を担う存在として、友貴くんと天野くんを盛りたて、この公演が大成功に終えるよう精一杯頑張りたいとおもいます」とのご挨拶でした。
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そして劇団朱雀より、鈴花奈々
「稽古に参加してまだ日が浅いのですが、本当に毎日楽しく過ごしています。どんな芝居になるのかワクワクしています。よろしくお願いします」とにこやかに。
太一さん&友貴さんのお母様でもある鈴花さん、舞台上では着物が似合うしっとりとした和風美女なのですが、ラフな格好でも美女でした...。
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こちらは30-DELUX公演『リプレイス』(2009年)でもヒロインを演じた佐藤美貴
『ROCK MUSICAL BLEACH』の朽木ルキア役で有名!
「今回30-DELUXさんと劇団朱雀さんのコラボレーションということで、この公演を観に来られる方々はとても幸運だなと思っています。ふたつのものがひとつになるということは膨大なエネルギーが生まれます。そのエネルギーに一緒に乗っかってお芝居ができるということをとても嬉しく思っています」と話します。
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最後に、スペシャルゲストの早乙女太一
「みなさんお世話になります、よろしくお願いいたします!」と簡潔に意気込みを伝えていました。
太一さんは今回の舞台では複数役をこなすらしいですよ!
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その後、演出の伊勢直弘さんから「チームワークで元気よく、前向きにいこうと思っています。経験値のある大人の方は経験値を、体力のある若い人たちのフットワークの良さを、それぞれの良さを存分借りて、最後まで元気に駆け抜けていきたい」
脚本の米山和仁さんから「再演ですがほぼ新しい作品に生まれ変わりました。これがさらにどんな新しい舞台になっていくのかを楽しみにしています」等々期待が語られました。

他のキャストの皆さんはもちろん、スタッフさんに至るまで、アツくしゃべる!
皆さんがそれぞれに公演に対する意気込みを語っていくのでした...。
この「顔合わせ」でそんな"思い"を共有し、一体感がさらに生まれるんだろうなあ、と思った取材担当でした。

次回は本読み稽古の模様をお届けします!
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【公演情報】
12月10日(水)~14日(日) シアターサンモール(東京)
1月22日(木)~25日(日) ABCホール(大阪)
1月31日(土)~2月1日(日) 名鉄ホール(愛知)

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