『モーツァルト!』製作発表レポート

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この冬、4年ぶりに帰ってくるミュージカル『モーツァルト!』
『エリザベート』『レベッカ』『レディ・ベス』などを生み出しているウィーン・ミュージカル界のクリエイター、ミヒャエル・クンツェ(脚本・作詞)&シルヴェスター・リーヴァイ(音楽)によるヒットミュージカル。
クンツェ&リーヴァイ作品のファンは多いですが、「音楽は特に『モーツァルト!』が好き」という声もよく聞きます。そんな、極上の美メロに彩られた作品です。

モーツァルトの生涯を描く内容ですが、斬新なのは、生身の人間"ヴォルフガング"と、才能の化身である"アマデ"を同時に舞台に登場させて、天才音楽家の葛藤や苦悩を2面から紡ぎだす手法。
さらに、穴あきジーンズなど現代的な服と、18世紀ヨーロッパらしいデコラティブな服が共存する衣裳なども印象的です。

日本では2002年に初演、その後も上演を重ね、今回で5回目の公演。
今回の公演期間中に、上演回数500回を数えるそうです。
そして今回のトピックスは、初演から主演している井上芳雄ヴォルフガングのファイナル・ステージだということ!
井上ヴォルフガングの姿を、目に焼きつけましょう......!!

8月7日、このミュージカル『モーツァルト!』の製作発表が行われました。
ひとあし先に出したニュースサイトの記事はコチラ
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日本初演から演出を手掛けているのは、鬼才・小池修一郎さん。
「2002年に始まって、今回で5回目の上演です。2002年の初演を懐かしく思い出しますが、ここにいるメンバーでは井上君と山口さんを除くと、どんどん引き継がれてきた方たちです。そうやって受け継いでやってきた作品ですが、今回は新しい女性たちがたくさんいるので、作品的にももういっぺんリフレッシュさせてできればなと思います」
とご挨拶。
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そしてキャストについての期待を
「特に今回、新しい場面があるというようなことはありませんが、井上君は12年間、5回やってきた。ことに前回から今回に至る間はとくに俳優さんとしてのものすごく成長を遂げたというのは皆さんもよくご存知だと思いますし、数々の賞を受賞していることでも証明されていると思います。そんな、30代の大人の俳優になった井上芳雄君がもう一度、モーツァルトの若い時から、ほぼ同じ年齢だという死ぬまでを演じる。以前は想像してやっていただろう晩年を、今回は実感しながら自分の生きていた意味と重ねてやるところもあるだろうから、そこを私は非常に楽しみにしています。

山崎君は前回は体当たりで無我夢中でやっていたと思いますが、今回は落ち着いてもう一度、このヴォルフガングの生き方に向き合って、そして彼は今も青春の真っ只中にいると思いますので...井上君が終わったわけではないと思いますが(笑)...、山崎君はいま真っ只中にいる人なので、この物語のビビッドな感性を、実際の感受性で生きてくれるかなと期待しています。

そしてコンスタンツェ。平野さんはいま『レディ・ベス』でご一緒していますが、たいへん優れた歌唱力と、テレビなどで拝見すると、レディ・ベスのすっきりとした感じとはまた違う、なんともいえないおとぼけキャラで、大変幅の広い芸を持っている。コンスタンツェはエゴの強い、でも愛情の深い女性なので、そこを彼女がどういうふうに見せてくれるか楽しみ。
ソニンさんはすでに実績を積まれて、さらに文化庁の正式な留学でNYに行き、戻られて初のミュージカル。本格的なミュージカルの味わいを加えていただきたいなと楽しみにしています。

ナンネール役は花總まりさんですが、ナンネールはすごいことに、ヴォルフガングの子ども時代は子役がやるんですが、ナンネールは本人がやる(笑)。推定年齢10歳くらいから、最後は40歳前後まで、非常に長い年齢の、サイドストーリーとしての姉の一生を見せてくれるだろうと楽しみにしています。
そして今回男爵夫人に春野寿美礼さんが加わりました。彼女はノーブルな雰囲気がひとつの魅力だと思うので、男爵夫人に要求される知性と品格をうまく表現してくれるのでは。さらに歌も楽しみにしています。
香寿さんはこれで4回目ですね。ずっとやってくださってありがとうございます。今井上君と稽古中の『シェルブールの雨傘』の初演を拝見したときに香寿さんのお母さんがすごく魅力的で、私はこのお母さんが娘の再婚相手と結婚したほうがいいんじゃないかと思ったくらい(笑)。今回も艶っぽい香寿さんの男爵夫人をとても楽しみにしております。

そして本当にこのウィーン・ミュージカルというのは、この方がいたから、日本に定着したかなと思う、ミュージカルの守護神です。山口祐一郎さんです。山口さんの"音楽の魔術"がまた聴けるかと思うと...それはミュージカルというものに携わる仕事をしていてよかったなと思える瞬間です。これをまた聞かせていただけることを本当に楽しみにしています」
と述べていました。


また小池さん、レオポルド役の市村正親さんについては
「手術が終わってすぐにメールをいただきました。「無事に手術は成功したし転移もないのでばっちり『モーツァルト!』で元気で会いましょう」というメッセージをすぐにいただきまして、たいへん安心しました。さすがだなと思っています」と話していました。


さて、キャストのご挨拶はもちろんWヴォルフガングから。
井上芳雄さんは
「今回で僕はヴォルフガングを卒業、最後にさせていただきます。僕はもう青春も終わったことですし(笑)、そろそろいいかなと...。それにこのヴォルフガングという役は、僕が今までやった役のなかでも一番といっていいくらいたくさん歌ってたくさん動いて、本当にハードな役。年齢的にも体力的にもそろそろキツイかな、若者に譲っていこうか...というのは冗談なんですが。本当のところは、自分の中で区切りとして、モーツァルトは35歳で亡くなっているのですが、自分が35歳になるまではやれたら幸せだなと言っておりましたので、今回それが実現して幸せだと思っています。もともといつまで自分がこの役をできるかというのは毎回わからない。再演があるかもわかららないままやるので、また今回できるというだけでとても嬉しいです。
先日、テレビ番組の収録でウィーンに行って、モーツァルトの足跡を辿り直してきました。また新しい素晴らしいキャストの皆さまも加わってくださいますし、市村さんも前回以上の元気さで、帰ってきてくださると信じておりますので、気持ちも新たに、最後ではありますが軽やかにみんなで今回の『モーツァルト!』を作っていければいいなと思っていますので、よろしくお願いいたします」
とファイナル・ステージへの意気込みを語りました。
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同じくヴォルフガング役、山崎育三郎さん。
山崎さんは前回・2010年公演が初参加で、今回が2回目です。
「えーファイナルまであと7年ある山崎育三郎です...」
と口火を切ったところから井上さんが絡んできました(笑)

井上「別に35歳でやめなきゃいけないというキマリはないですからね?」
山崎「大丈夫ですか? 逆に35歳までできるかな?」
井上「もっともっと大丈夫!」
小池「市村さんが初演のときに「あと10歳若ければこの役やったのに!」ってすごく仰ってました」
山崎「そのとき35歳は...」
小池「50歳過ぎていらっしゃいました(笑)。だから...出来ると思うよ!はい」

と小池先生まで乱入し、「あのー。僕の時間なので静かにして...」と言う山崎さん。
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気を取り直し、
「前回は初めての主演で、帝国劇場でセンターに立つということだけで、本当に不安と緊張の毎日。その時の記憶がないくらいがむしゃらでした。あれから4年がたって、その間に色々な経験をさせていただいて、今の28歳の自分ができるヴォルフガング像というのが、すでに色々と頭に浮かんでいます。今の自分のすべてを出し切りたいと思います。今年は4年前とは違う自分がお見せできると思いますので、劇場でみなさんにお会いできるのを楽しみにしています」と挨拶をしました。
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ヴォルフガングの姉、ナンネール役の花總まりさんも初参加。
「本当に素晴らしい作品なので、今回こうやってナンネール役で参加できることを嬉しく思っています。ナンネールはとても難しい役だと思っております。一生懸命頑張りたいと思います」
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ヴォルフガングの妻・コンスタンツェもダブルキャスト。こちらもともに初挑戦です。
平野綾さんは「今上演中の『レディ・ベス』に続いてクンツェ&リーヴァイさんの作品に出演させていただけるのが本当に嬉しい。ちょうど去年の今頃に『レディ・ベス』のオーディションがあったのですが、その時の課題曲がコンスタンツェの「ダンスはやめられない」でした。実は私はベスよりこっちの役が先に決まっていたので、1年越しにやっとこの役をやらせていただけるのを楽しみにしています。わたしなりの役作りが出来たら」
とエピソードを交えてご挨拶。
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ソニンさんも
「モーツァルトが書いた曲が本当に大好きでよく聴いているのですが、その彼の人生の一部である妻という役を担うことになって、本当に嬉しく思っています。初参加ですのでとても緊張していますし、恐縮な気持ちですが、新しい風をビュッと吹かせられるように頑張っていきたい」と意気込みを話しました。
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ヴァルトシュテッテン男爵夫人もWキャスト。
4回目の参加となる香寿たつきさんは
「今回で4回目になります。初参加から9年、歳を重ねた分、またさらに重みのある男爵夫人を演じられたらなと思っています。これほど歌う前に緊張する作品はありませんし、私の中でひとつの役をこんなに長いあいだ演じさせていただけるのもこの役が初めて。一回一回の公演を大事に演じたいと思います」と話します。
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一方で初参加の春野寿美礼さんは
「(男爵夫人のナンバー)『星から降る金』という曲はいままでに幾度と耳にしてまいりましたが、そのたびに心地よさを覚えていました。でも自分が歌うとなると、とてもエネルギーのいる歌だなということを実感しています。今回もいろんなことが勉強できそうです。そしてミュージカルの出演が久しぶりですのでキャストの皆さま、スタッフのみなさま、先生方の力をお借りして一生懸命務めてまいりたいと思います」と話していました。
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最後に、こちらも初演から変わらずご出演のコロレド大司教役、山口祐一郎さん。
「新しい風が、お稽古場と舞台上で吹いているときに、その風でちょっとでも自分が新しくなれればとこっそり思っています。香寿さんから、何年も演じて役に重みが増していくというお話がありましたが、それが一番私には難しいんじゃないかと思っています...。それから青春...。(山崎さんのように)真っ只中の方、きっと劇場にもそういう方がいらっしゃるでしょうし、青春が終わりかけているという方も劇場に足をお運びくださるでしょう。そして「とうの昔にそういうものは終わってしまったと」いう方も、劇場で『モーツァルト!』の夢のようなひとときを過ごしていただければと願っております」
...と、相変わらず山口さんらしい、ゆったりとしたユーモアあるご挨拶で締めていました!
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そして小池さんのご挨拶にもありましたが、先日胃がん療養を発表された市村正親さんが、モーツァルトの父・レオポルド役で、この作品から舞台復帰する予定です。

市村さんからは
「『モーツァルト!』は初めて父親役を演じた、とても思い入れのある作品です。
井上さん、山崎さん演じるふたりの息子たちへ。
平野さん、ソニンさんが演じるふたりの娘たちへ。
パパの帰りを待っていてください」
とのメッセージが届けられました。


キャストには、そんな市村さんについての思いも質問されていました。

「僕もご病気のことを聞いたときはすごくびっくりしました。その日たまたまザルツブルクで、本物のレオポルドの肖像画をみて「これ市村さんに似ているね」とか話していたところでした。ほかの作品でもいろんな役の市村さんと共演させていただいていますが、やっぱり『モーツァルト!』での親子という関係はとても強い。特にこの作品の中では父と息子の関係がテーマといってもいいくらいです。僕もどこかで市村さんのことをお父さんだと思っているフシがあります。演劇界の父でもありますし、市村さんもそういう目で僕らのことを見てくださってるでしょうし、今日、そのお父さんがいないというのは不安ではありますが、自分たちでしっかりこの制作発表をやり終えなければいけない。でもきっと本番や稽古場で、まだまだ吸収できる、勉強させていただけることは山のようにあると思うので、再会のときを楽しみにしています」(井上)

「初めて共演させていただいた時の市村さんは『ラ・カージュ・オ・フォール』のお母さん役でした。『モーツァルト!』ではお父さん。僕の両親をやっていただいて、ふだんも食事に連れていってくださったり本当の息子のように可愛がってくださっています。前回も舞台袖で励ましてくれたり、ダメ出しをいただいたりしました。普段から親子のようだと僕は思っているので、お父さんの帰りを待って、今回の公演でさらに本当の親子のように見えるようになりたい。舞台上で市村さんのお芝居を受けて、たくさん勉強させていただいて、また一緒のステージに立てるのを今からすごく楽しみにしています」(山崎)

「市村さんとの共演が3・4年ぶりになり、楽しみにしていました。いちど留学中のNYからいったん帰国した時に、市村さんの舞台を拝見してお会いしましたが、すごく元気だった半面、ちょっとお疲れかなという気持ちもあって...。(病気の)お話をきいた時にすごく心配になったのですが、市村さんなら帰ってきたときに、何倍も元気になって帰ってくるんじゃないかな。早いご回復を願いつつすごく楽しみにして待っています」(ソニン)

等々、口々に"市村さん愛"を語るキャストの皆さん。
そして皆さんの話を受け、山口さんが
「いま皆さんがお話したことを聞いて、市村さんに、こんなに皆さん市村さんのことを待ってます、それから尊敬しています、それにこの仕事をやっている仲間や先輩に対する敬意を感じる記者発表でしたと伝えたい。きっとこれが市村さんの回復へのとても大きなエネルギーになると思っています。きっと素敵な再会ができると信じています」としみじみと話していたのでした。




会見では3曲の歌唱披露も。

♪『ダンスはやめられない』平野綾
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♪『星から降る金』春野寿美礼
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♪『僕こそ音楽』井上芳雄&山崎育三郎
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会見の最後は井上さんのご挨拶。
「平野さんと春野さんはここで初めて歌われましたが、素晴らしかったです! こういう場で歌うって一番イヤなんですよね(笑)。僕たちなんてねえ...歌ったことあるものを"ちょちょい"と歌っただけなんですが(※注:そんなことはないと思います)...そうだ、育三郎、最後の一緒に歌うところ忘れてたでしょ!」
と、笑いをとりながら...(山崎さんからは「忘れてないっ!」との反論です)
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「今回また久しぶりに、5回目の『モーツァルト!』をやらせていただきます。もちろん天才作曲家・モーツァルトの一生ではありますが、同時にひとりの人間が自分の運命に対してどうやって生きていくか、どこまで運命にはむかうことができるのかというとても大きなテーマを扱った作品だと思っています。そこが実は日本でも愛されている理由じゃないかとも思っています。いまの僕たちが作る、いまの皆さんが観てくださる『モーツァルト!』を命をかけて稽古して、皆さんにお見せしたいと思っています」
と、やっぱり最後はきちんと締めてくれる井上さんなのでした!




こちらは囲み取材の模様です。
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作品の魅力を問われ、
井上さんは「モーツァルトの人生を描きながらも、彼がどういう人生を、運命を背負って、それにどう対峙してきたのかというとても大きなテーマの話だというところ。それに、モーツァルトというひとりの人物を〈ウォルフガング〉と〈アマデ〉というふたりの人間で描いているところが大きな特徴かなと思っています」

続けて山崎さんが「あとはやはり音楽ですね。リーヴァイさんの作る『モーツァルト!』の音楽は一度劇場で耳にしたら帰る時には頭の中でメロディが流れて歌いながら帰れるくらい、とても印象的な音楽が多いので、そこは最大の魅力だと思います」と話します。
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またモーツァルトに共感する部分は?という質問では
「ミュージカル俳優という職業ですので、自分に不安があったりと、舞台に立つことが怖くなる時もあるんです。...前回の『モーツァルト!』もそうだったのですが、モーツァルトのセリフの中にもある"僕は僕なんだ。ありのままの自分を見てほしいんだ。自分は自分でしかないんだ"という生き方にすごく共感できました。彼のセリフや彼の心に助けられる部分が沢山ありました。自分と重なる部分もかなりあります」と山崎さん。
 
井上さんは「モーツァルトのイメージというと、映画の『アマデウス』の、奇声を発しながら走り回っているイメージを抱いている方が多いかもしれません。もちろんそういう面もあったと思いますが、それだけではなく彼は苦しみながら音楽家として新しい境地を切り開いていて、フリーの音楽家として活躍したのは彼が初めてではないかと言われているくらい、今に繋がる新しい音楽の提案の仕方をしている。偉い人だけではく、普通の人たちにも聞いてほしいんだとか、今に繋がる部分がたくさんある。それに彼はいろんな経験、思いもしたんだけど音楽はその思いをそのまま出すんじゃなく、あくまでも軽やか。その表現の仕方は共感しますし、そうありたいと思います。どんな人生を送っていたとしても、それを提示するときはそのままではなく、自分の表現を通して表現するというのは、自分もそうありたいです」

また"悪妻"と呼ばれるコンスタンツェに挑むおふたりは
「世界三大悪妻とは言われているんですが、でも実はとても愛情深い人で、一途にウォルフガングを想っていたというところも作品できちんと描かれているので、そういうところを出せたらと思います」と平野さん。
 
ソニンさんも「愛しているがゆえに、悪妻と言われるような行動、そちらの方向にいっちゃったのかなというその葛藤も、うまく出せたら」と話していました。


この製作発表の段階で、キャストの皆さんから作品や役についての鋭い洞察・コメントが飛び出ていた、そんな会見でした。
2014年版『モーツァルト!』も、お楽しみに!
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【公演情報】
11月8日(土)~12月24日(水) 帝国劇場(東京)
一般発売:(11月分)9/6(土)、(12月分)9/13(土)
2015年1月3日(土)~15(木) 梅田芸術劇場 メインホール(大阪)
一般発売:9/27(土)


●おまけ●


●もうひとつおまけ●
小池さんに「ミュージカルの守護神」と言われた瞬間の山口さん...。
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